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『パラノーマル・ヴィレッジ』

2011年04月05日
村

あらすじ・・・
コロラドのスキー場でスノーボードを満喫した仲良し三人組が、ペンシルバニアの山奥で人喰いおじさんに出会って大騒ぎの巻。

『パラノーマル・ヴィレッジ』のココがすごい!

・ ヴィレッジ(村)じゃない
・・・どっちかというとコテージ(山小屋)
・ 普通にグロイ・・・肉切り包丁でブチャーン!!ってアレがふんだんに出てきます
・ 前半がエロい・・・この監督さんは相当『ホステル』好きだと思うよ!たぶん、DVD版を持ってるのにブルーレイ版を買いなおしちゃうレベル!
・ スノーボード関係ない・・・車の屋根に載せてたけど、全然関係ない
・ なんかもうすごく寒い・・・リアルな肌寒さを追求した衝撃映像
・ 悪魔が出てこない・・・悪魔的に歯が黄色いおじいちゃんは出てきますけどね
・ 超常現象も出てこない・・・ポルターガイスト?はあ?なにそれおいしいの?
・ 手持ちカメラも出てこない・・・もちろん定点カメラもなし

・・

超常現象もなし・・・

・・定点カメラもなし・・・

・・・

おい!「パラノーマル」部分どこ行った?!



と、言う事で、雨後のパラノーマルシリーズから新たな刺客・『パラノーマル・ヴィレッジ』です。
本当は『パラノーマル・フェノミナン3』が観たかったのですが、アガサがよく行くレンタル屋さんには置いておらず、代わりにホラー棚の片隅から魔性の眼差しを向けていたコチラを、気がついたらレジに持って行っていたという・・ね・・フフフ・・  みんな気をつけろ!レンタル屋さんには魔物が潜んでいるぞ!

でまぁ、「パラノーマル」な「ヴィレッジ」なんつって扇情的なタイトルがつけられているのですが、勿論これは日本の配給会社が適当につけた邦題で、原題は全く「パラノーマル」とは関係なく、ズバリ『scarce』。 
「scarce=不足」という単語が意味する通り、雪に閉ざされたド田舎の山奥で食べ物に困ったおじいちゃんたちが、通り掛かった都会の人たちをおいしく召し上がる、という物語だったのであります。
わかってたけどね! わかってたけど・・もうちょっとほら、なんかこうさぁ・・近い要素が欲しかったよね・・せめて固定カメラ的要素くらいはさぁ・・いやわかってたけどね!
そもそも、本家の「パラノーマル」シリーズ自体の人気がさほど盛り上がっている様にも思えない中、なぜ「パラノーマル」の欠片もない本作にここまで大胆な邦題をつけてしまったのか。
「パラノーマル」の文字だけを見てうっかり借りてしまう人が、それ程居るとは思えないんだけどなあ! ァ '`,、'`,、('∀`) '`,、'`,、

さて、気になる中身はというと、これまた大胆な内容で、本編開始早々繰り広げられる「大麻パーティでハッスルするぼんくら3人組」というくだりはまんま『ホステル』。
その後誤った道を教えられ、怪しげな山小屋に辿り着いてしまうくだりは『クライモリ』。
食肉パーティのくだりは『悪魔のいけにえ』と、一部の人たちがだいすきな要素を臆面もなく大胆にリスペクトし、一部のひとたちがだいすきな映画を一本作ってしまったという意欲作でなのであります。
意欲作なので、人喰いおじいさんはお面着用です。
scarce15.jpg
(※ 人喰いおじいさんの意欲的なお面)

violentshit3-1.jpg  ジャギ様  humungus.jpg
(※ ちなみにこちらが世界3大お面)(※ みなさん超意欲的)

お面のおじいちゃんの頼れるパートナー、アイヴァンじいさんは迷い込んだ都会人の引止め工作役。
コテージの地下にはちょっとした作業場もあって、まんまと捕まえた食用肉(都会人)を寝かせて味わいをよくしたりします。よっ!名コック!
この、「襲い掛かってくるおじいちゃん」という設定が、今まで観た「田舎怖い」系映画の中でもダントツに微笑ましくて、高齢化が進んだ田舎でほそぼそと生計をたてるおじいちゃんコンビの姿が非常に果敢なげで、思わず応援したくなってしまったのでした。 (もちろん人喰いはダメ!ぜったい!)

scarce7.jpg
(※ 悪魔的に歯が黄色いアイヴァンおじいちゃん。)

低予算ながらも、解体シーンでちらりとお目見えする生首のクオリティはかなり高く、ホントに臭そうな地下室や、ホントにマズそうなお食事など、リアリティにとことんこだわった映像も素晴らしかったと思います。
まぁ、話はホントいつもの感じで「逃げたり捕まったり食べたり食べられたり」と、大いなる予定調和の大雪原をのんびり進んでゆく感じですので、新鮮な驚きはありません。 逆に言えば、安心して観ていられますので、一部のひとたちは「今夜はちょっくら田舎にでも行ってみるか」という軽い気持ちでご覧頂ければいいのではないでしょうか。 そうじゃない方は「パラノーマル」だからってだけでうっかり借りちゃダメ!ぜったい!

一部のひとに含まれるアガサはというと、なかなかおもしろかったですよ。 逆さに吊るして捌くシーンとか、なんとも言えない詩的な感じが漂っていたりしてね・・。 ただ、せっかく逆さにしてるんだから、切った瞬間ドブォって臓物が零れ落ちて欲しかった気はしました。チョロっとしか落ちないのは勿体無いよ。ドゥルルンって小腸が垂れ下がってなんぼですよ。ゴアのお作法ですよ。 ね!

とまぁ、一般的な嗜好を持つ方々からはあまり賛同を得られない熱弁を振るいつつ、今夜はさぞかし世帯主さまに怒られるんだろうなー(※大の嫌ホラー家)と若干気が気でない部分もあるのですが、本作で一番衝撃だったのは生首でも黄色い歯でもなく、主人公の男の子たちが本編の半分以上をTシャツとパンツ一丁で過ごしていたというトコロだったと言うコトを最後にお伝えしておこうと思います。
上映時間100分の作品なのですが、なんと45分を経過した辺りからほぼ半裸ですからね!
しかも、その格好のまま、雪山を走り回ります。
正真正銘のガチンコ映像です。(低予算だから)
彼らは、がいきちのおじいちゃんに追われて震えているのではない! 雪が冷たいから震えているのだ!!
雪山
(※ しかも裸足!)

なんかもう、途中からはストーリーに集中するよりも、撮影後肺炎になるんじゃなかろうか・・みたいな心配ばかりが浮かんでは消え浮かんでは消えしてしまいました。
なんにせよ、裸足はダメ!ぜったい!(凍傷になっちゃうよ!)

あと、どこか既視感あふれる映像だなぁ・・と思っていたら、 ロマンポルシェ。さんの「親父のランジェリー」のプロモそっくりだったのでした。 
と言う訳で、一部のひと以外のあなたも、このPVをご覧頂ければ『パラノーマル・ヴィレッジ』に入村出来る!かもよ!!





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