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『ザ・ホード/死霊の大群』 他1本。

2010年11月19日
■ 週末になるたび、「きょうはどこいくの? ねえ、きょうはどこいくの?」と、つきあってしばらく経って慎ましさが消え始めた頃の彼女みたいな要求をしてくるちびっこたちを連れて、地元の感謝祭に行ってきました。

うしろ

「おかあさーん! アレはいってあそびたーい!」
はいはい、アレね、あの、空気が入っててぽよーんぽよーんってむやみやたらに跳ねまくる子ども騙しのアレね。
しょっちゅう色んなイベントに出張してるけど、今回は有名キャラを使ってるんだね。
黄色い後頭部に赤い上っ張り。 すなわちアレは


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プーさ・・ ウルフだよね。

うん、おかあさんちょっとビックリした。
冷静に考えてみれば、こんな場末のお祭りにディズニーさん関係のアトラクションが来る訳ないんだけどね。
あれだけライセンスに厳しい、ライセンスが絡むと女子ども相手でも全く手を緩めない、いわば殺しのライセンスを持つディズニーさんが出店する訳ないんだけどね。
でも、ちょっとだけおかあさんビックリした。まさかのウルフに「んはぁっ!」って声が漏れた。

キャラクターといえば、こんな人もきていました。


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“ハミユー”ってかいてあるよ。 あなたはだあれ?


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ハミユーじゃないよ。 ハミューだよ。 加工肉だよ。


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見てのとおり、耳がハムだよ。 ファンシーな表情の上に、リアルに再現されたハムが乗せられているよ。 
なまなましいけど、人間という生き物は他の動物を屠り、その肉を喰らって生きているのでしょうがないんだよね。


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ハミューくんには別バージョンもあるよ。 今度はヘアーがアスパラ巻きに大変身。 言ってみれば、レディ・ガガみたいなものだね。
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(だいたい一致)

(※注記・・いちおう帰宅してから調べてみましたら、ハミューとレディガガもどきは別肉だったようです。 他のメンバーもいい感じに狂っていますので要チェックだよ! “ハムリンズ”


それともう一人。岡山のご当地ヒーロー“鬼神戦士 ジャケンジャーX”というおにいさんが来ていました。

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ジャケンジャーの仇敵・フーガワリー。 口癖は「メガせ!」(※岡山弁で壊せという意味です)(※ふぅがわりぃ、は風が悪い、つまりみっともないという意味) そのアイマスク、もしかして百均で買った?ぼくも持ってるよ!そっくりなやつ!


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フーガワリー、まさかの手持ちマイクパフォーマンス。 (※ジャケンジャーはヘッドマイクでした。敵の扱い、雑!)
どうでもいいのですが、ジャケンジャーの必殺技“鬼神刀(きしんとう)”が音響の不具合からか“チ〇コ”にしか聞こえなくて、途中から気が触れるほど笑ってしまいました。 「オレのチ〇コをくらえ!」「くぱあ!!」

そんなこんなで楽しい休日でした。


■ 『ザ・ホード 死霊の大群』を観ました。

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最近、志の高い戦慄映像を送り出さんとばかりに精力的な活動を行っている、スプラッターの活火山ことフランスから届けられた新たな恐怖『ザ・ホード』を観ました。 
仲間をマフィアに殺された刑事たちが、自分達の法で悪党を裁く為、敵の本拠地へと乗り込んでいたのですが、気がついたら世の中はゾンビだらけになっていてどんどこしょ。
というお話です。 

物語はひねらないとつまらない、とばかりに、今回も直球ではなく変化球で攻めてきた“フランス版・生ける屍映画”。
とにかく悪人だらけ。 いい人がひとりも出てこないという、狙うにも程があるおもしろい映画だったのでした。
仲間の弔い合戦とは言え、警察本部に何の連絡もせず、仲良し4人組だけで敵の本拠地へ乗り込む刑事たちはとても野蛮。
マフィアを殺すことになんの躊躇もない。 いやいやいや、きみらは捕まえるのが仕事だかんね!
4人自体の結束はというと、これも非常に怪しいモノで、“お互いが互いを信じていない”感が会話や目線のあちこちに溢れかえって今にも転覆しそうなロンリーハート。
マフィアのメンバーも、人命を全く尊重しない外道揃いで、なんかいうたら「メルド!メルド!」言うてなんやほんまフランスのヤクザはおっかないですわぁ。

と言う事で、正義の仮面を被った悪党と、堂々たる悪党がひっつきもっつきしてる間に、黄泉がえりしてきたゾンビのみなさんが全力疾走で飛びこんできて、もうどちらを向いても人相の悪い人ばかりなトコロに、さらに“ベトナム帰り”のきちがいおやじまで参入してきて、三つ巴というか四つ巴というか、とにかく悪意が交差し生が軽視される地獄絵図の幕がきっておとされる訳ですので、コレおもしろくないハズないよね。うん。

徹底的に悪人だらけなせいで、マフィアのリーダーであるナイジェリア人のお兄ちゃんがとてもいい人に見え始めるトコロなんて、とてもよかったですね。
いや、実際問題、筋道を通すいい人なんだよなぁ。 弟思いだし。 悪人だけど、この中で一番いい人。
逆に、一番性根がひん曲がっていた人は、刑事の中の紅一点オロール。
お腹の中に、亡くなった刑事との忘れ形見を宿しつつ、押し寄せるゾンビに一歩もひかないトコロはえらいのですが、もう死んでいるゾンビを執拗に殴ったり、仲間の刑事を誰一人として信用しなかったり、なんかもう滅法つき合いづらい熟女なのでありました。 
お腹に子どもが・・という設定を一切“危機的要素”として用いなかった点は、ちょっと斬新でしたね。
“タガを外す”鍵となるだけで、ゾンビを激しくフルボッコにしている最中に「うう・・おなかが・・」とか全く無かったですので。 うっかり設定を忘れちゃったんじゃないかと思っちゃったり。いやまさかそんな。アハハ八( ゚∀゚)八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

“大群”と呼ぶには若干物足りなさも感じるものの、きちんとしたメイクと迫力ある唸り声でデコレートされたゾンビのみなさんも、非常にクオリティの高いナイスゾンビでした。
車の上に逃げた生存者の刑事を一斉に取り囲んでわっしょいわっしょいするシーンは、ライブ会場みたいでおもしろかったですよ。
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(おまえとおまえは帰ってよし!)


マフィアの兄弟のすれ違いとその悲劇が、もう少したっぷりと描かれていた方が面白かったような気がするかなぁ。

疑心暗鬼になった人のエゴとエゴがぶつかり合い、暴力的な行為が嬉々として繰り返される恐怖の一夜。
機会がありましたら是非。

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