ブログパーツ

『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』

2010年08月24日
the-a-team-2010_convert_.jpg



リーアム・ニーソンの葉巻になりたかったです。



※ 追 記

子供の頃、『特攻野郎Aチーム』が大好きでした。
金曜ロードショーがネタに困ったら『刑事コロンボ』をやるように、
月曜ロードショーがネタに困ったら『ロッキー』をやるように、
木曜洋画劇場がネタに困ったら『地獄の女囚コマンド』をやるように、ネタに困った日曜洋画劇場が時々放送していた『Aチーム』は、翌日のクラスの男子のテンションを上げると共に、私の気持ちも高揚させてくれていたものでした。
もちろん、得意なモノマネは「オレは飛行機がキライなんだー!!」というコングの雄叫びです。
コング、かわいいよコング。
まさか日本だけの通り名だったなんて知らなかったよコング。(←予告のテロップでコングと表記されない事に首をかしげていた)(←ちなみにクレイジーモンキーも日本独自の通り名だった)(←なんだよ!もうコングとクレイジーモンキーでいいじゃんか!空気読んでくれよぉハリウッドさんよぉ)(←チャリンチャリン)(←ジャパンマネーをちらつかせる音)(←まさかの小銭)

で、そんな『Aチーム』がリメイクされたと言うので早速劇場へと向かったアガサなのですが、子供の頃に抱いていた、“愉快な仲間たちが悪い人たちと丁々発止の軽妙なやりとりをする”という印象とは随分と違う感触のやりとりが繰り広げられていたのですよお立会い。
なんというか、一瞬「んン・・はぅぅっ・・・え・・・・ぇぇ・?」と恥ずかしい声が漏れてしまうような、自分の目を疑ってしまうような、そんなやりとり。

Aチームの4人は、メキシコで運命の出会いを果たし、世界各地での8年間に亘る特殊部隊生活を経て、無実の罪を被せられるに至るのですが、ハンニバルの機転で脱獄に成功するまでの半年間で、大きくその信念を変えてしまうメンバーが出てきてしまうのですね。
そのメンバーは、なんとあのコング!
誰よりも正義感に溢れ、誰よりもパワフルで、誰よりも熱い男コング。
彼は、獄中生活の中でガンジーの思想に傾倒してしまい、ハンニバルに脱獄の手助けをして貰ってからも、かつての熱き心を頑なに封印してしまいます。

この時のハンニバルとコングのやりとりがすごい。

コング1
コング   「ハンニバルさん・・あの・・オレ・・なんていうか、もう暴力はやめようってムショで心に誓ったんスよ・・」
リーアム1
ハンニバル 「はあ?」
コング1
コング   「だからあの・・ あの・・オレ・・もう人を殺したくないっつうか・・」
リーアム1
ハンニバル 「え、え、なになになに?おまそれマジで言ってんの? 今まで散々人殺ししてきたお前が、それを生業にしてきたお前が“非暴力”って?」
コング1
コング   「いや・・それはその・・まぁそうなんですけど・・」
リーアム1
ハンニバル 「あ、わかった。 じゃあれだ。誰かに攻撃された時だけ殺すんだ? な、そういうことな?」
コング1
コング   「・・いや・・でも・・暴力に暴力で応えても、何も生まれないっていうか・・・まぁとにかく・・作戦に協力はしますけど、暴力と人殺しだけは勘弁させて貰いたいんで・・その方向で・・お願い出来ればと・・」
リーアム2
ハンニバル 「ちょ、マジかよ! て言うか、お前から人殺しとったら何が残る訳?それがおまえのリアルなのかよ。やせ我慢するなよ。もっと人殺して行こうよ。どんどん殺して行こうよ。人殺さずになんのチームだよ!AチームのAは“和気藹々と人殺し”のAじゃないの?あいあい部分のAなんじゃないの?!頼むから人殺しやめるなんて言うなよ! オレせつないよ!」
コング1
コング   「・・・」
リーアム3
ハンニバル 「な!お前なら出来る!もっと本気だせ!お前はトラだ!血に飢えたトラなんだ! ほらほら~人殺しはたのしいぞ~。はい、あなたはだんだん人を殺したくなってきた~!なんだか人を殺したくなってきた~!ウズウズするっしょ!ねえ、ウズウズするっしょ!!」



・ ・ ・

・ ・
 



きちがいだわ2 コピー
(※一部脚色しております)



“たとえ相手が悪人だとされるような人間だとしても、やみくもに人を殺めてはいけない”という、物凄く真人間な発言を、あの手この手で覆そうとするハンニバル大佐。いちおう正義の味方・ハンニバル大佐。 
未だかつて映画史において、このような狂気なシーンがあったでしょうか。
いやぁ、小気味いいなぁ! やっぱりアクション映画は人がゴミのように死なないとですよね!!
という訳で、21世紀にリメイクされて帰って来たAチームは、清く正しい大量殺戮映画だったのでした。


違いますからね。 全然ヤケクソとかじゃないですからね。


・・いやホントに、ヤケクソな訳ではないのですが、がしかし、ガンジーが説いた非暴力の教えに傾倒したコングに「もし心に暴力があるなら、暴力を振るう方が無力を隠すために非暴力の外套をまとうよりもましだ」という同じくガンジー先生による励ましコメントを送り、まんまと魅力溢れる暴力の世界へと呼び戻したハンニバル大佐のマッチョなキレっぷりは感銘の一言でしたね。
ガンジーを以ってガンジーを制す。 みたいなね。
勿論ガンジーがその後言った「いや、非暴力の方が暴力よりいいって事は言うまでもないんだけどね」というコメントは省略の方向で! いやはや、策士よのう!!

で、また、観る方も「ま・・いっか・・いいよね・・うん・・」と思えてしまうんですよね。
リーアムおじさん(ハンニバルの中の人)に、スクリーン越しとは言え差し向かいで睨まれ見つめられたらね。
この一件以外にも、そりゃまぁ色々あるのですよ。
脱走中の身でありながら国家機密をハッキング出来ちゃったり、偽造パスポートも難なく用意出来ちゃったり、おぜぜの心配も全く無さそうだったり、コンテナに隠れてるのはいいんだけどそのコンテナの設置場所の位置関係が全くわからなかったり、
「お前それはちょっとアレなんじゃないの」
と思わなくも無い箇所も多々あるのですが、それもこれも、影でこっそりリーアムおじさんが奔走してたのかなぁ・・と思うとね。 「あんな山ほどの爆竹、リーアムおじさんがカートにこっぷりと積み込んでレジまでゴロゴロ押してたのかなぁ」なんて想像していると、「もういいかな」という気持ちになってしまうのですよね。
これが男の甲斐性というものか・・・ 世の男性陣は草食ってる場合じゃないよ!もっとマッチョになろうぞ!身の心もな!

と言う訳で、アガサはリーアムおじさんのイカス立ち振る舞いに終始しびれっぱなしで、大満足のうちに帰途についたのでした。
勿論他のメンバーもオリジナルのイメージを全く損ねる事無い、素晴らしいキャスティングでしたよ!
残暑厳しい8月に苦しむみなさんは、痛快な勧善懲悪映画である本作を観てスカっと乗り切ろう!


おまけ

・ 女性キャストの切れ味ばつぐんなしりも見所ですよ!

・ 悪いCIA役で、『ウォッチメン』『リトル・チルドレン』『ハード・キャンディ』のパトリック・ウィルソンが出ていたんだけど、今回も最後まで気付かなかった! 作品によって印象がまったく異なるんだもん! 怖い子!

・ アクション部分で、ちょっとカメラの動きが激しすぎて観辛かったトコロがあった。(冒頭のヘリチェイスシーン) がんばれオレの動体視力!

・ やっぱりあのテーマ曲はさいこうですね! 劇場を後にする人たちの何人かが口ずさんでいたのをオレは見逃さなかったっ!

・ 最後に特別出演するオリジナルキャストに涙すべし!

・ リーアム・ニ-ソンの青シャツになりたい。 そしてパンツにインされたい。


・ 追記長すぎ。 正直すまんかった。

     ♪♪どちらのバナーでもどうぞご遠慮なく♪♪ →   にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ

Trackback
『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』観てきました。 上映初日に観るのは、久しぶりかも。 あらすじは 幾多の特殊ミッションを遂行し、輝かしい戦歴を刻んできた〈Aチーム〉――ハンニバルことスミス大佐率いる元特殊部隊員で編成された4人の精鋭たちが、イラクでの米ドル

※当ブログで使用しているイラスト等の著作権は、全てはアガサにありますので、転載、二次加工、再配布の際は一言ご連絡下さいませ。