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『making of LOVE』

2010年08月11日
『making of LOVE』という映画を観ました。

「2010年5月。 
『オトシモノ』『ロスト☆マイウェイ』でなどの作品で知られる映画監督ふるさわたけしの新作がクランクインした。
しかし、主演をつとめた青年の謎めいた失踪によって撮影は中止を余儀なくされた。
これは未完成に終わった一本の映画の記録である。」


という、いきなりオチバレ(?)みたいなテロップから始まるその映画は、そこで説明されている通り、
・ とある(実在する)映画監督が出演して
・ 映画を製作する過程を描いた映画、というモキュメンタリーな作りで
・ 主演の男の子が途中でいなくなって
・ ついぞ映画は完成しない
というおはなしです。 
でも違うんです!
完成しないんですけどそれは映画中の映画の話であって、『making of LOVE』は完成します。映画は完成しないけど、愛は完成するんです!ってわかりにくいか!そっか!よしわかった、じゃあもうみんな観に行こう!そうだそうだそうしよう!!
古澤健監督の最新作『making of LOVE』は、8月29日(日)よりポレポレ東中野で公開予定です。 『THE LAST MESSAGE 海猿』を観に行こうと思ってた関東近辺のみなさんは、そのお金を持ってそのまま東中野へ行きましょう! そうでないみなさんもいいから行こう!! とにかく、面白い映画が観たいと思っているみなさんは迷わず行こう!行けばわかるさ!


・・と、ついフォントを弄ってしまいたくなる程、『making of LOVE』は誰かにおすすめしたくなる作品であり、独り占めするのが勿体無い作品なのでありました。

映画が出来上がるまでの苦難に満ちた道のり、愛を欲するがゆえにおさわり行為(セクハラ)に走るふるさわ監督の姿、現代的なファムファタルの登場、主人公の青年の不思議な過去、ヒロインにまつわる不可思議な現象、ストーキング・・・ストリーキング・・フェアリーテイル・・・スパースバンパイア・・・ん・・? スペースバイパイア・・?・・あぁ・・うん・・スペースバンパイアだよ・・・アハハ・・ウフフ・・。
てな具合に、観続けるごとに恋愛映画になったりSF映画になったりコメディ映画になったりファンタジー映画になったりオカルト映画になったり、くるくると万華鏡の様にその姿を変える、とっても不思議な作品なのですが、それらは決して、とりとめなく繰り広げられているのではなく、ラストに待ち受ける幸せな結末に向かってきちんと収束されて行くのですよね。 にくい。にくいなぁこんちきしょう!

人はみんな孤独だから、他の誰かを愛し、愛されたいと願う。
でも、愛の光が強まれば強まるほど、その裏に追いやられた“寂しさ”の影もまた、色を濃くする。
一緒になったハズなのに、一向に消えないどころかさらに激しさを増す孤独感。
特別ではない、誰の身にも芽生えうる、複雑な感情。
みんな不安で、みんな受け入れられたくて、迷走したり暴走したりしてしまうんですよね。
だって、自分が大切だから。 自分は傷付きたくないから。
でも、その孤独すらも受け入れられるような感情が生まれる瞬間がある。
なんの見返りも求めない、ただ、ひたすらに、変わらぬ想いを注ぎ続けようと決意する瞬間。
それは奇跡の瞬間だと思う。 
何ものにも代えがたい、奇跡の瞬間だと。

その瞬間を、大げさなBGMも大掛かりなセットも壮大な風景も使わず、ごくありふれた狭いベッドの上に映し出した古澤監督は只者ではないのではないでしょうか。 オレ、監督のサイン持ってるんだぜー いいだろー!えっへっへーだ!(思わず自慢)
否応もなく胸が熱くなり、「ああ・・、この映画がだいすきだ!」 と叫びたくなる名シーンだと思いました。

誰もが捜し求めている“運命の人への愛”と、尽きることの無い“映画への愛”が溢れんばかりに詰まった『making of LOVE』。
その「愛」が見事に成就する様を、是非劇場でご確認してみては如何でしょうか。

そうそう、言い忘れてた!
健全な男子のみんな、安心して!おっぱいもいっぱいあるからね!! やったね今夜はホームランだ!



鑑賞の機会を与えて頂けた事に、この場をお借りして心からお礼を申し上げたいと思います。
本当にありがとうございました!
もし岡山でも観れる機会がありましたら、絶対観に行きたいと思います!(もちろんDVDも含め)


おまけ

・ いちおう主人公はヒロインと彼女と運命的な出会いをする男の子、というコトになっているのですが、彼ら以上に存在感を発揮するふるさわ監督の演技力に打ちのめされました。 どうみてもヘンタイのストーカーにしか見えません。 なんという迫真の演技なのでしょうか。 演技なのでしょうね。 演技なのですよね。 後生だから演技だと言ってください。

・ 高橋ヨシキ所長のセリフ後のふるさわ監督のショットが最高でした。 夜中に一人でヒーヒー言いながら転げまわってしまいました。 ここは是非、劇場で大勢で観て、一緒に大爆笑したかったなぁ。

・ ヒロイン役の藤代さやさんが、どのシーンでもむちゃくちゃ可愛らしくて、自然体で、あたし女だけどけっこんしてくれ。 (特に終盤ベッドの上で見せる表情はあまりに神がかり的な美しさで、うっとりと見とれてしまいました)

・ そんな魅力的なヒロインと、壮絶なイチャイチャを繰り広げる主人公の青年。 キス&ハグ。 キス&ディープなハグ。 街中だろうが駅中だろうがキス&ハードなハグ。 ごめん、殴っていいか?

・ エンディングでまさかのボラット。



重ねて言いますが、『making of LOVE』は8月29日よりポレポレ東中野でレイトショー開始。
本当におすすめです。
場所がわからない人は今すぐググろう!
劇場に行く事が出来ない人は、地元の映画館に直訴しよう!
それも無理な人はDVDになるのをひたすら待とう!

必見。

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