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『セックス・アンド・ザ・シティ2』

2010年06月06日
SATC2.jpg
「アイアンマン2」じゃないよ、キャリー・ブラッドショーだよ! 

参考までに・・映画版1作目の感想


あらすじ・・・
キャリー・ブラッドショーさん(44歳・コラムニスト)
「最近夫が、外食や夜遊びよりも家でテレビを見ている方がくつろぐって言い始めたんです。 イラっときたのでアブダビに行くことにしました」
シャーロット・ヨークさん(44歳・専業主婦)
「最近子育てに行き詰っていて、生活の疲れがとれなくなってきたんです。 なのでアブダブに行くことにしました」
ミランダ・ホップスさん(44歳・弁護士)
「最近職場の上司とそりが合わなかったので、思い切って仕事を辞めてしまったんです。 で、ヒマなのでアブダブに行くことにしました」
サマンサ・ジョーンズさん(52歳・会社経営)
「え? アブダビ? うん、行くよ。 理由? ねえよ!理由なんて! 行きてえから行くんだよ!ガハハハ!!」




ということで、アガサも日常の瑣末事にストレスを感じたので、『セックス・アンド・ザ・シティ2』に行って来ました。
つまり、そういう映画なのですよね。
私たちにとってのパソコンであり、買い物であり、小洒落たカフェでのランチであり、お風呂上りのビールであり、アブダビである。 それが『セックス・アンド・ザ・シティ2』なのです。

内容はまぁ確かに、普遍的というか、なんかもうありきたり過ぎて、わざわざ映画館に行かずともそこいらへんのスーパーや幼稚園の正門にでも行けばイヤと言うほど耳に飛び込んでくる“女の与太話”な訳ですが、合間合間に散りばめられたサマンサ姐さんの奇抜なファッソンとか、奔放な性行為とか、奇跡のノーメイクとか、人生哲学には、溜飲が下がる思いがしますし、なにより、一生着る事のないであろうお衣装や、一生行く事のない中東のゴージャスホテルや、一生つける事のない貴金属の数々をも、たったの1200円ポッキリ(※もちろん割引き料金で観ましたよ!)で堪能出来るのですから、こりゃ安い! バカ安だよ奥さん!! こりゃもう観るしかないね!

日本だろうと、外国だろうと、女性が抱えるストレスの根源はみな同じ。
些細な日常のトゲトゲを一瞬だけでも脱ぎ捨て、キラキラとしたラインストーンでデコレートされたステキなドレスに身を包み、世の無常を忘れる旅に連れ出してくれる。
そんな、“イベントムービー”としての役目を立派に果たしてくれていたと思います。
まぁとにかく、重くないのがいいよね! カラッンカランに軽いんだもん!
これといったストーリーも無いですから、砂漠に落とされた水の様に、まあ見事に心のひだに吸い込まれて消えて行って、観終ったあと何も残りませんからね。
みよ!この驚きの吸収力! 多い日もあんし・・(ゲフンゲフン)(←ギリギリ自重)

前作鑑賞時にアガサが仰天した、
「妊娠して不安になっている友達に“あなたらしくないから”という訳のわからない理由でランニングを勧める」
みたいな奇想天外な友情エピソードが出て来ず、かわりに
「子を持つ母同士で酒のんでぶっちゃけトーク」
というとても現実的なくだりがあったのも、ホっとしましたねぇ。
ホント、アレはびっくりしましたもの。 キムタクばりに「ちょ・・まてよ!」って言いそうになりましたもの、テレビの前で。
あと、やたらと「他所の不幸を鏡に、自分の幸せを確認する」みたいなくだりもね。
そりゃ確かに女はそういうトコあるけども。
あれだけ“ソウルメイトと書いて親友”というのを売りにするのだったら、もうちょっと本音でやりとりするんじゃないの? と思いましたので。 少なくとも私はそうですし。(なので圧倒的に少ないですが。マブダチ。)(すみません、自分見栄張りました。ほんとはほとんどいません、マブダチ)(ちょっと泣いて来る)


と、ここまで書いてみたのですが、みなさんの中には「テレビシリーズを観た事ないからキャラクターの事がよくわからない」という方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。
そんなあなたも大丈夫!
実はですね、“名は体を表す”という諺の通り、本シリーズもまた見事に、<セックス><アンド><ザ><シティ>というそのタイトルが、各キャラクターを表してしまっているのですよお立会い。
そこで今回は、アガサがそこんとこをズバリ解説いたします。
これさえ読めば、あなたもセックス通になれる! かもよ!!

ではまず最初は、言わずもがなの<セックス>ですが、これはもう当然、サマンサですよね!

セックスアンド1
(はい、セックスマシーン、どーん!!)

テレビシリーズでは結構奔放にセックスライフを楽しんでいた各キャラの皆さん。
しかし、映画化された途端に、ギャランティの問題なのか格付けの問題なのか、それとも倫理上の問題なのか、どいつもこいつもそろいも揃って出し惜しみし始めたのですよね。 まったく、タイトルがコレなのにその態度は如何なものか!
で、そんな中、一人気を吐いてくれたのがサマンサ姐さん。 御年52歳。 超熟女。
“敏腕プロデューサー”という、判るような判らないようなお仕事を、熟練の枕営業でこなしているサマンサ姐さん。
前回の女体盛りに引き続き、今回も野性味溢れるセクシーショットを見せ付けてくれます。
もはや彼女そのものがセックス。
セックス・イコール・サマンサ。
いわばタイトルロールと言っても過言ではない、八面六臂の活躍っぷり。

何よりすごいのは、姐さんが目をつけたら、百発百中という点。
セックスアンド2
(イイ男を前に、ジュクッとした恍惚の表情を浮かべる姐さん。)
若かろうと中年であろうと、姉さんの女力(めぢから)の前には平伏すしかないのです。 すげえや姐さん!
だってさぁ、コレ着て違和感ないなんて、常人の域を超えてるもんね!
セックスアンド3
(マッドマックス2で誰か着てたような気がします。)

市場で避妊具の名前を連呼するシーンは、映画史に輝く名シーンだと思いました。
ホント、サマンサ姐さんあっての『セックス・アンド・ザ・シティ』だってこと、みんなも肝に銘じた方がいいと思うね!オレはね!


で、続きましては<シティ>の部分ですね。
セックスアンド4
(いかにも出来そう)(色んな意味で)

<シティ>、すなわち都会の女と言えばそう、ミランダさんですよね!
すご腕の弁護士として、男に負けじとバリバリ活躍する一方で、旦那さんの浮気にクシャってなったり、子供の成長に一喜一憂したりと、まさにハイパーマルチクリエイター的な活躍をみせるミランダさん。
他人の意見に惑わされない、一本筋の通った性格が魅力です。
今回はあまり活躍しませんでしたが、まぁしょうがないですよね、ミランダさん家うまくいってるんですもの。 にくい、憎いなぁこの都会っ子!

アガサはミランダさんの歯に衣着せぬ物言いっぷりも大好きですので、出来ればもうちょっと出番が多い方が嬉しかったです。


はい、次は何でしたっけ? えーっと<アンド>ですね。
セックスアンド5
(こんばんは、安藤優子です。)

いや、うそですけどね。
シーズンの最初頃は絵画のブローカーとして、それなりにバリバリお仕事をしていたシャーロット。(最近は専業主婦らしいですね)
でまぁ思うに、シャーロットと言えばアンドじゃないですかね。  何がって・・・だからほら、・・いつも子供の事を想って精一杯・・みたいなね・・ チルドレン・アンド・ザ・シャーロット、みたいな・・ 子供と男と男と壁と子供とヤギとシャーロット、みたいな・・ うそ、ごめん・・壁はうそ・・だからつまり、シャーロットはみんなの接着剤みたいな役割だと思うのですよ。 とっても真っ直ぐで、とっても気配リストで、とっても気立てのよいシャーロット。 友達の輪の中に、一人は必ず居て欲しいシャーロット。 オレにはお前が最初で最後のシャーロット。 次行こう。


で、最後は何でしたっけ? あ、そうそう、<ザ>ですね、<ザ>ね。
セックスアンド6
(友人の結婚式で友人よりも目立とうとする女の光景)

いくら探しても見つからなかったの諦めましたが、このタキシードに加えて黒の冠みたいなのまで着けてましたからね! もうどうしようもない! マジ強敵!
その姿はまるで悪い魔王ですよ。 いばらで編んだみたいな黒の冠と、ヒッヒッヒという高笑い。 お父さん、お父さん!魔王が来るよ!

まぁとにかく、主役という地位を最大限に生かして、どんな場でも一番目立とうと画策するキャリー。
市場に行くのもこのスタイル。
セックスアンド7
(末広がりでございます)

もうねぇ、なんなんだその裾は、と。
市場に行くのにその末広がりっぷりはなんだ、と。 どう考えても正気の沙汰じゃないですよ。
所狭しと商品が並べられたのが市場なんじゃねえの、と。
1メートル進むたびに、山積みになったリンゴやらドリアンやらに裾が当たってゴロゴローって転がっちゃうんじゃねえの、と。
もうお前、そりゃ忍びの者として失格だぞ、と、小一時間問い詰めたい。

主役として、シリーズを背負ってるんだ、という気概は大いに結構なのですが、ちょっと全般的に行き過ぎな所が否めませんよね。
ほんで、行き過ぎた結果選んだ衣装がこちら! はいドーン!
セックスアンド8
(むしろ制止しなかった周りのみんなを責めたいよね!ぼくは!)

昇天ペガサスMIX盛りなどもう古い! 時代はネイチャー!すなわち大自然! と思ったのか否か、頭上に輝くどんぐりっぽいガサガサ帽子。
ていうか盛りすぎ。 どんぐりでもパイナポーでもなんでもいいけど盛りすぎ。 あと、蝶飛ばし過ぎ。
セックスアンド9
(思わず二度見するサマンサさん。)

このように、見た目重視で前に前に攻め込んでくるキャリーですが、本編の中では相変わらずな他力本願というか投げっぱなしな性格を十二分に発揮。
旅行先+仕事でヤな事あった+元彼と再会=逢引。という方程式のもと、超めかし込んでデートに出かけるキャリー。
そこまではいいのですが、雰囲気に呑まれてうっかりキスしてしまった事を、そのまま旦那様(前回結婚したミスター・ビッグ)に電話連絡。
なんだろう。 この“あたし、ウソはつけないの”という正論から漂う違和感。
確かにウソはよくないけれど、言わなくてもいい事は言わないのが大人なんじゃないのか。
自分はゲロした事でスッキリするかもしれないけれど、それを知ってしまった事で苦しんだり哀しんだりするビッグさんの気持ちはどうなるのだ。
いけない事をしたからには、その罪を一生背負って生きていくという枷を自分に課すくらいの気合がないとね!

まぁ、結局「あー、不安にさせちゃってたんだねーごめんごめん」と許してくれて、「これからは浮気しそうになったらコレみて思いとどまるんだよ」なんつって指輪までくれるビッグさんも悪いっちゃあ悪いですけどね。
甘い! 甘いよビッグさん! 糖尿病ちゃうか?!

前作といい今回といい、キャリーだけはまったくもっていけ好かないキャラのままだったのが、なんとも後味悪いというか、SATCらしいというか・・・。

・・え? 「だからなんで<ザ>なの?」って? ・・ええと・・ですからねぇ、なんつうか、“ザ”って感じじゃないですか。定冠詞つけて“ザ・キャリー”みたいな。 なんだったら間に星入れて“ザ☆キャリー”でもいいですよ、ほら、なんとなく“つのだ☆ひろ”みたいで・・ねぇ・・ゴージャス感倍増計画的な・・ すみません正直<シティ>までしか考えてませんでしたホントすみません。

続編の法則にのっとって、豪華さも下品さも前作よりアップしたものの、それに反比例して内容は薄ーくなってきた本作。
次回があるとするならば、もう爆破と切株要素くらいしかプラスするものがないんじゃないかという不安も浮かびますが、こうなったらとことんやりきって欲しいものですね。
熟女同士のキャットファイトも、オレはありだと思うよ!




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