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『戦闘少女』

2010年05月25日
戦闘少女
闘わない女は、ただのメスブタだ!

あらすじ・・・
陰湿ないじめに挫けそうになりながらも、両親からの温かい愛情だけを心の支えに、日々を耐え忍んでいた女子高生・凛。
彼女の人生は、16回目の誕生日を境に急転する事となる。
異様に変形する右腕。 異常な身体能力を発揮する溌剌ボディ。 
不安な思いを打ち明けようとする彼女に、両親が告げた衝撃の事実。 
それは、
「彼らは実は、人間ではない」
という事・・・。


女の子には、3という数字がよく似合う。

もちろん男の子業界においても“御三家”と呼ばれる3人組がいない事は無いのだけれど、やはりトリオといえば女子である。
しかも、可愛いだけではない、強さも恋しさもせつなさも心強さも兼ね備えた少女にこそ、3という数字はよく似合うのだ。

と言う事で、古くは「チャーリーズ・エンジェル」(サブリナ、ジル、ケリー)に始まり、
カートゥーン業界からは「パワーパフガ-ルズ」(ブロッサム、バターカップ、バブルス)
戦闘アイドルの先駆けである「スケバン刑事」(サキ、お京、雪乃)
「花のあすか組」(あすか、ミコ、はるみ)
「セーラー服反逆同盟」(ユミ、ルリ、ケイ)(※本当は辻仁成夫人も入れて4人組なんだけど、辻夫人は時々思い出したように出てきてはバラをポイっと投げるだけなので除外)
などなど、古今東西問わず、実にさまざまな3人組が我々の目を楽しませてきたのでした。
そりゃもうね、女3人集まるっつうんだから、かしましいわ、文殊の知恵は出すわ、ヨーヨーは投げるわ、コインは投げるわ、袱紗は飛ばすわ、もうてんやわんやですよね。
ただし、良いてんやわんやっぷりですけどね。

そしてこの度、そんな3人組ジャンルに決定稿を突きつけるかのように公開された 『戦闘少女』は、まさに“3人組”に必要な全ての要素を取り揃えた、てんやわんやな傑作に仕上がっていたのでありました。

ギターの弦を変化させたような異形の右手を振りかざし、狂気に取り憑かれた人間どもを一刀両断に斬り捨てる、哀しきヒロイン役の杉本有美。
天真爛漫な微笑みを浮かべる口元を、深海からの使者の如き禍々しいタコ口に変えて、男どもに引導のくちづけを与える、可憐なミュータント役の森田涼花。
自らの絶望を表した様な堅い殻を身に纏い、敵の攻撃を諸共せずに躊躇無く血肉の山へと変えてみせる、孤高のミュータント役の高山侑子。
3人ともが残酷なまでに美しく、そして残酷なまでに孤独な少女。
ただただ惚けた顔をして見蕩れるしかない、3人の少女の華麗な切株絵巻は、独特のスメルを放つ“アイドル大好き男子”のみなさんから、3度の飯より残酷映画好きな“切株愛好者”のみなさま、果ては強い女性に踏みにじられる事こそ人生の至上の悦びという“ジェームズ・キャメロ・・・ゲフンゲフン、某大物映画監督”さんまできっと満足頂ける事と思います。

ここには、あなたの望む全てがある。
爽快なアクションも、可愛すぎるミュータントも、過剰な特殊効果も、適度な竹中直人も、そして男のファンタジー・パンチラも。
そう。 大事な事なのでもう一度言っておこう。
野郎どもよく聞け! パンチラもあるのだぞ!!

なんだか生活に張りが無い。 人生に潤いが足りない。 無性にむしゃくしゃするんだけど解消方法が見当たらない。 7年間ブログをやっているのだけどなかなかブクマが伸びない。という皆様。
もし機会がありましたら、是非劇場に足をお運び頂き、このひとときのパンチラ天国に身を委ねては如何でしょうか。
ちゃう。 パンチラだけちゃう。(それに多分本人じゃなくてスタントさんのだよ)(ま、オレはそれでも充分満足だけどね)(満足アカン)


・・で、ちょっと自慢みたいな感じになってしまうのですが、アガサが観に行ったのは初日の初回上映でして、幸運なことに井口監督その人による舞台挨拶を拝見できてしまったのですよね。ごめんなさいね、ほんと何か自慢みたいになっちゃって。
その際井口監督が「この作品は過去の東映作品にオマージュを捧げた内容となっていまして・・」と仰っていたのですが、お恥ずかしい事に、アガサはそんなに東映作品の知識が豊富な訳ではないのですよね。
ですので、鑑賞しながら「むむう・・・ もしかしたらココも何かのパロディなのかなぁ・・」と思う箇所もちらほらありまして、でもそれが判らないと言うもどかしさに苛まれたのでした。
いや、ホントもっともっと勉強しないといけませんねぇ。 精進精進!

そんな不勉強なアガサの中の、薄くて狭い引き出しから、無理やりこじつけつつ東映ネタと結びつけるとするならば、第1章でのワンカット15人斬りのシーンは、坂口監督つながりと言う事で 『あずみ』 のクライマックスの200人斬りみたいだなぁ・・と。(通路を過ぎりながら斬り捨ててゆくトコロがね・・)
だとするならば、坂口監督自身が演じられた如月は美女丸ことオダギリジョーではないか?
てことは、本作は「オダギリジョーがパワードスーツ(あれどうみてもパワードスーツですよね。性器型パワードスーツ。)に身を包んで可愛いJKを嬲り抜く」、と言う、ものすごくマニアックなクライマックスを用意していた、という事になりますね!  すてき!! 正直たまらん!!

あと、戦闘少女が鉄仮面を被せられるトコロからして明らかに「スケバン刑事」リスペクトな内容なのですが、その「スケバン刑事」の中でも第2部、つまり南野陽子のシリーズなトコロが素晴らしすぎますね。
斉藤由貴の第1部はもちろん大好きなのですが、「スケバン刑事」を伝説にしたのはやはり第2部、すなわち「少女鉄仮面伝説」なのではないかと!
あてえの・・あてえの頬に・・風が当たっちょる・・・ ですよ!

(こう言っちゃなんですけど、正直「風間三姉妹」のアレは無しの方向で。 麻宮サキがショートカットの山猿て! ないわー!)

3少女のキャラも、きっちり本家に揃えてきてますからねぇ。
孤独を内に秘め、真っ直ぐな心を武器に闘い続けるサキ(凛)と、
あどけない表情と温和そうな性格とは裏腹に、容赦ない攻撃を仕掛ける雪乃(佳恵)、
そして、キツそうなお京(玲)。 
ね! ピッタリ合致ですよ!
いや、全然無理やりじゃないですよ。 完全にシンクロしてますって。
ほんと、井口監督の「スケバン刑事」愛には頭が下がりますなぁ!

あと、凛の手がギターなのは「キカイダー」なのかなぁ・・とか、
首ちょんぱとか誕生日おめでとうとかは「デビルマン」なのかなぁ・・とか、まぁとにかく溢れんばかりの特撮愛に満ちた、とても楽しい作品だったと思います。

幸いな事に岡山でも公開が決まっているそうなので、是非もう一度観ておきたいトコロですね!
いや、なにせ井口監督ご本人に「岡山でも観に行きます!」って言っちゃいましたからね!
ご本人に直接ね!
あ、ごめんなさいね、ほんとまた何か自慢みたいになっちゃって! げへへ!!


(※引き合いに出した東映作品については、完全にアガサの狭い知識内でのこじ付けですので、もし間違っていても「プークスクス 知ったかぶり乙! プークスクス」というのは無しの方向でお願い致します。 自分、結構打たれ弱いです。 でも、元ネタは沢山知りたいので、こっそり教えて頂けると嬉しいです!)



※追記
あと、特筆しておくべきはやっぱり亜紗美さんなのですよね!
登場するだけで映像をピシっと引き締め、一声発するだけで観る者の尻子玉をむき出しにしてしまう亜紗美さんの、本作における壮絶な最期は、それだけでも一見の価値ありだと思います。
アガサはますます亜紗美さんのファンになってしまいました! 一度で言いから踏まれたい!!

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