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『マンディ・レイン 血まみれ金髪女子高生』

2010年05月16日
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オーバー出来ません。

あらすじ・・・
マンディ・レインは学園一の美少女。
廊下を歩けば誰もが振り返り、その唇を味わいたいと願う男は星の数ほどに。


・・はい! と、いう事で、そんなイケイケのパツキンJKマンディ・レインが血まみれになると評判の、『マンディ・レイン 血まみれ金髪女子高生』 を鑑賞してみますよ! ってそのまんま!タイトルそのまんま!

とかなんとか言ってる傍から出てきましたよマンディ・レイン。
すごいパツキンです。
全盛期のダイアン・レインを髣髴とさせる悩ましき豊満バディ。 “レイン”だから“レイン”。安直!
なにしろ学園一の美少女仮面な訳ですので、今日も今日とてスポーツ万能でお金持ちのディランからホームパーティのお誘いを受けるマンディ・レイン。
一度は難色を示すものの、親友のエメットも一緒なら、という条件つきで了承した模様です。
パーティかぁ・・・ クセぇクセぇ!こいつぁ事件の臭いがしやがるぜ!

そして、その予感は見事に的中。
合意の上でパーティに来たのに、あからさまに退屈そうにしているマンディ・レインを遠くに眺め、「彼女の気を惹きたいんなら空飛べよ!」と嘯いたエメットの挑発にまんまと乗ってしまったディランが、お屋敷の屋根から空中ダイブしたのです。
鈍い音を響かせつつ、プールの水面に飲み込まれるディランの体。 見る間に広がってゆく赤い波。
いいですね! この迷いの無い出だし!
もっと行こう!どんどん血飛沫舞わせて行こう!
これはきっと、この事件をベースにした復讐劇とかに雪崩れ込んで行くに違いないですよ。
多少マンディ・レインの顔のアップやらお着替えシーンやらに時間を割きすぎな感はありますが、こっからグイグイ行ってくれる方に期待!

さて9ヵ月後。
相変わらず男子の熱視線でこんがりキツネ色になりそうなマンディ・レインとは裏腹に、完全にハブられているエメット。
親友だった時期もあったものの、すっかりガン無視をきめ込むマンディ・レインに物言いたげな表情のエメット。
校庭を走るマンディ。
追うエメット。
揺れるマンディのちち。
すがるエメット。
ちち、エメット、ちち。(≠ラン・ローラ・ラン)
若干ランニングシーンに時間をこってり使い過ぎな感もありますが、きっとこのシーンはのちのちへの伏線となっているのでしょう。そうに違いない。違ったら泣く。

さて、姉さん、事件です。
なんと、ちょっとしたサービスシーンの後に、ロッカールームに入ったマンディ・レインのお着替えシーンが待っていました。
サービスシーンのちサービスシーン。 まさにサービスシーンのミルフィーユ状態です。
ロッカールームと言えば殺人鬼のアタックシーン、という下世話な推考を嘲笑うかのようなこれらのシーン、無論ポロリ無し。
姉さん、これが生殺しというやつですか。 都会は恐ろしいところですね。
そんな都会っ子のマンディ・レインは、またもやお金持ちの男子学生から別荘でのパーティに誘われました。
今回はエメット無しで快諾した模様です。
パーティかぁ・・・ クセぇクセぇ!今度こそ本格的な事件の臭いがしやがるぜ!

車2台で別荘があるという田舎へ向かうマンディ・レインと無軌道な若者たち。
途中で立ち寄ったガソリンスタンドでは、彼女を除く若者たちがヤクをキメたり万引きしたりする悪い様が、尻を基調にした青春群像劇として描かれています。
“尻を基調”って何だ? と思われるでしょうが、その言葉のままです。 画面いっぱいの尻です。
ガソリンスタンドに付きものの“間違った道を教える怪しい店主”は登場しませんので、心置きなくギャルの尻をご堪能下さい。

その後、もう少しで別荘に着くという細道で、予想外の出来事が起こりました。
なんと、車の持ち主のうちの一人が、高級車であるという事を理由に細道への進入を拒絶し、それを聞いたマンディ・レインが「じゃ、ここから先は降りて歩く」と断言したのです。
当然、急遽降って湧いたパツキンJKとのお散歩タイムにどよめく男子学生たちなのですが、車と徒歩とマンディとを天秤にかけた結果、たった一枠しかない“お散歩相手”に名乗りを上げたのは一人だけだったのでした。
マンディ・レイン神話、ここに崩壊す。

でもね、いよいよ物語が大きく動き出しますよね、これね。
二人っきりになったマンディ・レインと黒人の若者。 はい、わかりますね。ホラー(サスペンス)映画の中の黒人ですね。
そう思いながら、固唾を呑んで見守っていても、生ぬるい擬似恋愛シーンが続くのですが、ここは我慢。我慢なのですよ。
きっとこの後、2人の背後から忍び寄る何かが・・・ ってほらね!やっぱり来ました。世にも怪しいジープですよ!
先ほどの若者たちとは明らかに毛色の違うアラフォー男性に声を掛けられるマンディ・レイン。
その時歴史は動いた・・・!

・・・と思ったのですが、結局アラフォーはただの別荘の管理人だった様です。
ま、人生そういう事もある! 次行ってみよう!

別荘に着くなり、「湖に泳ぎに行こう」と言い始める金持ち男子。
一斉に車に乗り込む学生たちを尻目に、「私は走って行くから」とまたぞろランニングを始めるマンディ・レイン。
走るマンディ。
乗る学生。
走るマンディのちち。
早々と湖にダイブする学生たち。
ちち、マンディ、ちち。  ・・・って、あれ? オレもしかして、借りてくる映画間違えた? これランニングの映画だった?ひょっとしてスポーツもの?
なあんてご心配はご無用!
きっとこの後、身の毛のよだつ襲撃があるに違いありません!
とかなんとか言ってる間に、マンディ・レインが湖に到着。 そうです。 もちろんここでも生着替えです。
何は無くともサービスシーン。 やったね!今夜はホームランだ!(←特に意味は無い)
白い水着があらわになるのを、舐め回すようなカメラワークでとらえるスタッフさん。
演技なのか素なのか、それをうっとりと眺める学生たち。
「ああ! オレもう我慢出来ねえ!」と叫びだす男子。 何を我慢出来ないのかはさておき、それを今ここでカミングアウトして、お前はどうやって湖から上がるつもりなのか。 小一時間問いただしたいオレ。

しかしその時、先ほど恐れていた襲撃が現実のものに!
なんと、湖をスイスイーっと泳ぐマンディ・レインに、一匹のヘビが近寄って行くではありませんか!

満を持してヘビか!
殺人鬼とか、もう諦めよっか!

で、そのヘビはさっきの管理人が(どこからともなく現われて)銃でバンって撃って、みんなで別荘に帰って、酒のんで、ドラッグして、ナニが大きいの小さいのってしょうもない与太話に花を咲かせて、その後やっと、今度は本当に事態が急展開しました。
ナニの大きさを馬鹿にされた男子のひとりが、怒って別荘を飛び出したのです。
慌てて追いかける女子。
そのまま2人で納屋に雪崩れ込み、始まったのはお馴染みのエロティックシーン。
殺戮の予兆はいまだ無し。
機長、こちら管制塔。 ここまでノーポロリ&ノーサスペンスの様ですが、そのまま鑑賞を続けても大丈夫でしょうか?オーバー?
はい、もうここまで来たのでなんとか踏ん張ってみます、オーバー。
了解、オーバー。


オーバーじゃねえよ!!ウラァー!!(ノ゚Д)ノ:・'∵:.┻┻

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と言うわけで、もうこれイメージビデオですよね。
ホラーかな~、サスペンスかな~、なんだかな~(阿藤快)と思っていたら、なんとイメージビデオだったという、ぶらりレンタル途中下車の旅。いかがだったでしょうか。 

“ポロリが無い”と文中で書きましたが、正確に言うと“マンディ・レインのは無い”ですので、他の脱ぎ要員の方が孤軍奮闘して下さっています。
そして、イメージビデオではないかもしれない要素として、後半の血まみれ合戦があるのですが、まぁこれも言ってみればいわゆるひとつのイメージ映像ですよね。
彼女、でらべっぴんだけど、こんな猟奇的な作品でも映えるんですよ。 という、腕利きエージェントが仕込んだ罠。
どうだろう、この際みんなで乗っかってみないか。その罠に。
了解、オーバー。

だからオーバーじゃないんだってば。


ミュージックビデオ出身の監督さんなのか、やたらとスタイリッシュな映像が垣間見えたり、本編に関係ないトリップシーンに妙に気合が入っていたり、伏線がほったらかしになってたり、と、若さゆえの“やったった感”が無くもないのですが、タイトルロールのマンディ・レインは確かに魅力的でした(スカーレット・ヨハンソンと藤原紀香を足して2で割った様)し、理由なき殺害というオチも、通用する場合もあると思うのです。時と場合によったらね。

ただ、中途半端なイメージビデオみたいな主旨不明のフェティッシュ映像に時間を割きすぎて、肝心な“殺人鬼の襲撃シーン”がダラダラ~っとしてしまっているせいで、致命的な程に緊張感が足りていないのですよね。

中盤でさっさと犯人の正体をバラした時点で、その裏で糸を引いているヒトの正体もわかってしまっているようなものじゃないですか。
犯人を知らせた上で緊張感を持たせるのは至難の業。
意表をつくどんでん返しの為に選んだ展開(早々に犯人バレ)のせいで、逆に自らのハードルを上げてしまい、まんまとそれに引っかかってすっ転んでしまったように感じて仕方ありませんでした。
せっかく、“よくあるスラッシャー”に“説明不可能な残酷衝動”と“青春”をミックスした意欲作だったのに・・・ 勿体無いなぁ。

もうさぁ!ソフトレズ描写とかマジいらないから! いや、需要はあるのかもしれないけどさ!(しかも、それもまた結局中途半端だったりする)


で、他の伏線未回収は最悪「しょうがないなぁ・・」で片付けてあげなくもないのですが、冒頭の空中ダイブ事件と後半の事件が全く繋がってこない点だけは、どうにもこうにも見逃す訳には参りませんね。
その一件で彼女が猟奇な趣味に目覚めたとか、何らかの人間関係があったとか、そういうのが皆無だなんて「謎を謎のまま終わらせる」と言うより「投げっぱなし」にしか思えないのですが。
ベタですが、例えばそこを
“空中ダイブの男子とマンディ・レインは付き合ってて、後半の学生たちは実はその事件に関わっていた加害者だった云々”
で繋いで、冷静そうなマンディ・レインの底で燃え上がっていた憎悪の炎を見せてくれていたりしたら、それで一本筋が通ると思うのですが。 ベタすぎですか。 あいすみません。ナマ言ってすみません。

なんでもかんでも説明すればいい、という訳ではないのですが、最低限説明すべき所は曖昧にしてはいけないのではないか、と思いつつ、静かに停止ボタンを押したアガサだったのでした。
あと、タイトルにもでかでかと書いてあった“女子高生”という設定が、一番納得できなかった点も書き添えておきたいと思います。
いやぁ、あちらの女の子は発育がよろしいですなぁ! JK(女子高生)っていうかJD(女子大生)だもんね! ヘタしたらJJ(熟女)?みたいな。 ってそれは言い過ぎですか。 あいすみません。ナマ言ってすみません。



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