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『ロボゲイシャ』

2010年05月07日
ロボ
ぎりぎりデートで使える映画なんだってさ!


あらすじ・・・
人気芸者の菊奴と、その妹であり、付き人でもあるヨシエ。
姉を慕い、姉に憧れ、姉と同じ世界に立ちたいヨシエと、
妹を憎み、妹に嫉妬し、妹とは別の世界に羽ばたきたい菊奴。

ある日、謎の大富豪の目に留まった事から、2人の運命は複雑に絡み合い、激しく狂い始める。
美しき姉妹が迷い込んだ、愛憎劇の結末とは・・・! 


ま、要するに「スラムドッグ・ミリオネア」みたいなものですよ! にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ  ・・うそですよ!


井口監督と西村喜廣特殊造型監督による傑作バイオレンス映画『片腕マシンガール』以降、残酷描写に力を入れた邦画にコンスタントにお目にかかれるようになったような気がして嬉しい限りなのですが、一方、それを超える逸品に出会えないと言うジレンマもありまして。(※あくまでアガサ基準)
残酷効果、燃えるストーリー、魅力的なヒロイン、そして適度な笑い要素。
これら全てを絶妙なバランスで描ききっていた『片腕~』の前には、しいなえいひたんの凛とした佇まいも、川村ゆきえさんのボリューミィなちちも霞んでしまうのですよね。 ま、ボリューミィの意味はよくわからないんですけどね。

で、未見の『ドグちゃん』はさておき、久しぶりの井口監督作品という事で 『ロボゲイシャ』 をやっとこさ鑑賞した訳なのですが、これがすこぶる居心地のいいバカ映画だったのでした。
やっぱり井口監督の責めテクが一番グっと来ますね! よっ!この床上手!


■ 「おまえは結局何者なんだ!」
本作の冒頭、芸者風ロボに総裁選出馬を控えた大臣が襲われるシーン。
SPも全員倒され、万事休す!というタイミングで颯爽と現われる別口の芸者が一人。 その名はロボゲイシャ!
「どこから?」   「知 ら ん !!」みたいなね。
いやいやいや、て言うかさっき襲ってきた方もロボゲイシャでしたよね、みたいな。
問いかけた松尾スズキ(※大臣役)もびっくりな掴みのシーンが秀逸です。

観客に考える隙も与えず、そのまま目にも留まらぬ刀捌きで暗殺ロボをやっつけてしまう、通りすがりのロボゲイシャ。 何故かミニスカ(※着物風)。
ああ、これなんだよなぁ・・と、慣れ親しんだ故郷に帰ってきたような、そんな安心感に包まれたのでした。

あ、ちなみにこのシークエンス、後半の展開に一切絡んできませんからね!  この世はでっかい宝島!(←特に意味は無い)


■ 『スラムドッグ$ミリオネア』ミーツ『永遠に美しく...』
心の中では大切に想いあっているものの、素直になれない兄弟(姉妹)愛。
一度始めてしまったら、行き着くところまで行かないと止まれない女の闘争本能。
映画史に残る2つの傑作をひとつにしたら、こんなにドすごいB級映画になりました。
「ホルモン」と「焼きうどん」で「津山ホルモンうどん」みたいな。
「目玉焼き」と「焼きそば」で「横手焼きそば」みたいな。
2つの味が一度に楽しめる、的な、そういうアレですよ。アレ。

っていうか、B級グルメって“ソースもの”多すぎじゃね?!  摩訶不思議アドベンチャー!(←深い意味は無い)


■ 恋しさとせつなさと心強さと亜紗美
本作の見所は、ヒロインであるロボゲイシャを、迫力、腕力、美貌、知性(なんと医療行為だってお手の物!)と、あらゆる面で凌駕してしまっている天狗型アサシン・亜紗美であると、そう断言してしまってもいいのではないかと思いますね。
程よいくびれ。 美しい肢体。 キレのある攻撃。 そしてドスの効いたハスキーボイス。
もう、志穂美悦子の後を継げるのは、彼女しかいないのではないでしょうか。
取るものも取り敢えず、亜紗美。
オレが亜紗美で、亜紗美がオレで。
もし世界が、100人の亜紗美だったら。  

・・・亜紗美だったら
・・
・・・なんつうの、どこもかしこもムッチリしてて、会社に行くのが楽しくなりそうだよね。 ってなんだよムッチリって。 謝れ!亜紗美さんに謝れ! Yeah! Break! Care! Break!思い切りー!(←文字通り破れかぶれになってきている)



・・・すみません。
なんか色々すみません。


という事で、他にもヒロインの姉を演じていた長谷部瞳さんが突き抜けていて素晴らしかったり、
状況説明をそのままセリフにしてしまうユルい演出が今回もツボだったり(特に、闘う女性たちが尻刀を向け合って「恥ずかしいわ・・・」「恥ずかしいわね・・」「恥ずかしい・・」とつぶやくシーンは最高!)、
竹中直人が珍しく適量で使われていたり(丹波さんになったり、ショスタコビッチ三郎太になったりするww)、
拉致被害者の会のおばあさん役を草笛光子さんなんだと思っていたら、実は生田悦子さんで軽いショックを受けてしまったり、
志垣太郎が酷かったり(※褒め言葉)、と、とても面白かった本作なのでした。

ちょっと一言物申すなら、イケメソ息子(斎藤工)とhide似の父(志垣太郎)との確執が全く描かれていない(むしろ良好にしか見えない)為、そのイケメソが歪んだ性格になっている点に説得力が感じられないトコロでしょうか。
「オレは父の愛を知らずに育った・・・」とかなんとか言っている割には、お父ちゃんと仲良くヘンタイ談義に花を咲かしてるのですよねぇ。
まぁ、ただの甘ったれの馬鹿ボンという事なのかもしれませんが。

素直になれない姉妹の常軌を逸した意地の張り合いも、若干薄味すぎるかなぁ・・という気もしないでもなかったのですが、終盤からのやりとりがかなりグっと来る内容でしたので、アガサは大満足です。

エグい肉体破壊描写もありませんので、もしかしたらお子様でも安心して観られるかもしれませんね!
あ、もちろんアガサは(その際の)責任は取りませんけどね!
もしくはどんどんデートに使って、どんどんギリギリな関係になればいいと思うよ!
あ、もちろんアガサは(「えーこんな映画好きなのー信じらんなーい」的な意味でギリギリになっても)責任は取りませんけどね! ていうか電信柱の影から見てほくそ笑みます! バカ映画ばんざい!

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