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『容疑者 室井慎次』

2006年07月14日
『踊る』2作は楽しんで観ていました。
TVシリーズはもっと楽しんで観ていました。

その『踊る』のスピン・オフ2作品は、何となく見る機会が無かったのですが、今回何となく借りて来てしまいました。

『交渉人 真下正義』 ではなく 『容疑者 室井慎次』 の方を借りた理由はただ一つ。

我が理想の人、佐野史郎さまが出演されているから。

そんな邪な狙いで鑑賞した本作ですが、

・・うーん・・・。

・・・面白いか? これ。

公開時に、『真下』が動なら『室井』は静だ。 と言っていたように思うのですが、静は静でも緊張感溢れる静もあれば、ひたすら眠たくなるような静もある訳で・・・。

残念ながら、私には今作は後者だったようです。

突然“特別公務員暴行陵虐罪の共謀共同正犯容疑”で逮捕された室井さん。
新人弁護士(田中麗奈)が弁護につくものの、訴えた側の弁護士(八嶋智人)が余りにも有能で、立ち向かう隙すら見出せません。
肝心の室井さんも、自分の容疑の事よりも未解決の殺人事件の方が気になっている様子で、周りの制止に耳を貸さず、現場の刑事達とひたすら事件の真相を探っています。
果たして室井さんは無実を勝ち取る事が出来るのか?
そして事件の真相とは?

まあ、そんな内容がダラダラ抑え気味のテンポで進んで行くのですが、とにかく一番言いたいのは

華が無い
と言う事。

室井さんが悪いんじゃないと思うのですよ。
田中麗奈もそんなに悪いくは無かったし。
ただ、

華が無い
(あくまで私の観点で)

ストーリーの展開が捻ってあり、室井さんの逮捕の理由や、陥れられた理由や、鍵を握る事件などが、小出しにされて行くのですが、これが非常にイラつきます。

隠された真相が明らかになる時、と言うのは一気にカタルシスを感じる所の筈なのですが、なんかモニャモニャしていてスッキリしない。
とことんイヤミな有能弁護士が徹底的に室井さんをイジメたり、警察庁と警視庁が責任のなすり合いだったり、カタルシスを喚起するに充分な装置が張り巡らされているにも関わらず、ラストに向かって一向にテンションがあがらないのは何故でしょう?

哀川翔の滑舌に問題があるのか?
そもそもなんで哀川翔はこんなに棒読みなのか?(『ゼブラーマン』でも限りなく棒読みだった)
哀川翔の人気の秘訣は?


哀川翔の事は置いておいて、彼が扮する刑事のいる新宿北警察署の刑事たちは、どうしていつも団体行動なのか?
製作者の意図が判らない程、ワラワラと湧いて出る刑事軍団。
そして室井さんとの面会シーンで、唐突に現れるスリー・アミーゴス。

・・・笑わせたいの?

・・笑わせたいんだろうなー・・・。


それから、会話の中で一言だけ 「和久さんは元気ですよ」 と “和久さん” に触れるシーンがあるのですが、“長さんはもういない”という現実が余りにも大きすぎて、「元気ですよ」と言われても「そんな訳ないじゃん」としか思えませんでした。
それくらい、“長さん”の存在は大きかったんですね。

“ファンも喜ぶだろう” と思って入れられたシーンだったとしたら、逆効果でしたね。(あくまで私の観点)

室井さんを助けようと陰で暗躍する沖田管理官(真矢みき)や新城補佐官の働き、会話の端々に登場する“青島”“真下”“雪乃さん”などの名前は、『踊る』ファンにはとても楽しめる所でしょう。

逆に言えば、それらがあったから成立した映画のような・・・。



私の目的であった佐野史郎さまの出演シーンですが、予想以上にチョビットで大変残念でした。

室井さんをとっちめる検察官役でお出ましだったのですが、割とマトモな喋り方で、「おっ? 今回はノーマルな役かな?」と思っていましたら、田中麗奈相手に突然ファンタスティックな逆ギレを魅せていました。

どんなチョイ役でも、エキセントリックな味付けをしないと気が済まないんだから・・・。

史郎ったら・・。 

ステキ

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