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『タイタンの戦い』

2010年04月24日
タイタンの戦い
ポセイドン編は黄金聖闘士編の後だからまだまだ先ですよ。


あらすじ・・・
ゼウス・・・最近人間超ウザいよね。 全然尊敬とかしてくんないし。 ちょっと締めてやんべ?
ハデス・・・前々から思ってたけど、ゼウスってウザいよね。 兄貴であるオレを騙して冥界に突き落とすしさ。 ちょっと締めてやんべ?
人間・・・いい加減さぁ、神様の自己中にはウンザリだよね。 拝んでも何の恩恵も授かれないし。 ちょっと締めてやんべ?
ペルセウス・・・親父ってちょっとウザいよね。 あと、伯父さんもかなりウザいよね。 神さまだからって、超いい気になってるし。 ちょっと締めてやんべ?
クラーケン・・・フンガーフンガー!(シメルノダイスキー!)


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予告の時点でボンクラ臭がプンプンと漂っていた 『タイタンの戦い』 ですが、実際観てみるとホントまぁ見事なボンクラ映画だったのでした。 もう最高です! お金と時間があったら、もう10回は観たい!!

公開前に聞こえてきていた評判は、「内容がない」「時間の無駄(※観に行く為の)」などと、とにかく燦燦たるモノが多かったので、さぞかし安っぽいCGや薄っぺらい人物描写なんだろうとなぁ、と思っていたのですが、全くその逆で、実際の風景とCGを上手く組み合わせた壮大な映像は『ロード・オブ・ザ・リングス』っぽくて楽しいし、脇を固めるサブキャラもとても個性的で魅力的。
唯一薄っぺらいキャラは主人公くらいですもんね!(それはそれで問題)

小さい頃、プラネタリウムで見たペルセウスの物語は、確か
可愛いチャンネーを助ける為、メドゥーサの首を刈り取って大海原から現われる巨大なモンスターに突きつける
という煩悩だけがオレの原動力! みたいな、え?なに?助けたらヤらせてくれるの? じゃやるやる!今すぐ退治する!!みたいな、中学生スピリット全開なお話だったと記憶しているのですが、今回は大胆なアレンジを加え
育ての親の仇を討つため、宿敵ハデスの愛玩生物・クラーケンをやっつけに行きます! あ、姫も助かるんならそれでいんじゃないッスか!
と、品行方正なお話になっていたのが新鮮でした。

で、変わっていないのが、人間に何かとややこしい注文を押し付ける神様の存在。
困っていても特に助けてくれないクセに、
「もっとわしらをリスペクトしろ」
「誰が創ってやったと思ってんだ」
「あ、うそうそ、今のちょっと言いすぎちゃった。でもね、感謝くらいはして欲しいっていうかさぁ・・」
「ねぇ、もうわしらの事愛してないの?ねぇねぇ」と要求だけは一人前。
神様マジウザい。
で、それでもあんまり崇め奉ってくれない人間へのお仕置きが、王様の奥さんを孕ませる、というまさに人外な所業。

なにその昼メロ的嫌がらせ。

オレはそんな神様リスペクト出来ないね! むしろ全力でdisってやりたいよね!
とばかりに怒った人間は、海辺に設置してあった神様の巨像をえんらこらせーと引き倒す。
もうね、創造主である神様からみたら、蟻んこみたいな人間ですよ。
それが精一杯の仕返しとばかりに像を壊したですよ。
それくらい赦してやれよ、と。
だって神様って言うからにはスーパーパワーを持ってる訳じゃないですか。
普通に斬りかかっても絶対倒せないんですよ。
だからこその地味な仕返しなのに。
なのに、対する神様の報復はハーピーという怪鳥を仕向けて人間を皆殺しにするという鬼攻撃。

なにその “割り箸でペシペシ叩かれたので金属バットで殴り返した”みたいな大人気ない態度!
こええなぁ! 手加減しない神様マジこええ!!

自分(親)が作った存在だから、人間(子)に何やってもいい、ってそんな道理は通りませんからね。
誕生させたのが誰であろうと、この世に生を受けた瞬間から、個々には自由に生きる権利があり、それを一方的な暴力で抑えつける権利など誰にもない。精神的な暴力も含めて、誰にもない。あっていい訳がない。
そして、誕生させた者だからこそ、保護し、知識を与え、導いてやる責任があるんですよ。
本作は、ギリシャ神話の設定を借りながら、現在の深刻な親子関係の崩壊や虐待問題を真摯に描いた問題作なのかもしれないことは無いです。 
ごめんなさい、真摯なボンクラ映画です。 ボンクラばんざい!


海を割って登場するクラーケンの圧倒的なスケールにうっとりとしたり、
漢(おとこ)気溢れる護衛隊のリーダーに心奪われたり、
悲劇的な生い立ちを持ったメドゥーサのヌルヌル感に見とれたり、
ペイルマンみたいな荒野の3魔女が超可愛かったり、
日曜朝7時半の戦隊シリーズに出てくる敵みたいな特殊メイクにロマンティックが止まらなくなったり、
空翔るペガサスに乗ってみたくてワクワクしたり、飼いならされた巨大サソリが崖の上の細道を落っこちないようにテクテク歩く姿にキュン死したり、
人間以上に愛情に飢えていてじたじたする神様が愛しかったり、
法事の席で酔っ払って大暴れする親戚の伯父さんみたいなダメ人間(神様)・ハデスに癒されたり、
とにかく小難しい話を省いて娯楽に徹した本作の姿勢を素直に歓迎し、少年ジャンプ並に熱い冒険奇談を楽しめばいいのではないでしょうか。

ちょっと映画サイトなどを拝見していると、人名や相関図がわかりにくいという感想も目にするのですが、まぁ要は
「反抗期の息子が“一人で出来るもん”って躍起になるんだけど、有力者のお父さんが裏でこっそり手を回してくれていたお陰で無事事なきを得て、ついでに本人は自分の実力だと思って得心する」
というよくあるお話ですからね。
他の事は覚えてなくても、全然問題ないない!

肩の力を抜いて、是非大らかな気持ちでご覧になって下さいませ。
じゃないと、勿体無いですよ。 こんなにサービス精神旺盛な映画。
とにかく、アガサは鑑賞している間中胸を鷲掴まれて掴まれて、もう掴む場所が残ってないよ!というくらいツボにはまりました。

2Dの字幕版を観てきたのですが、あまりに大好物だったので、もう一度今度は3D版を観て来ようと思います。
吹き替えだけどいいもん!
この映像が3Dだとどうなるのか、楽しみで吐きそうです!!


では最後に、アガサの心に残ったセリフをいくつかご紹介して今回の感想はおしまいにしたいと思います。(※意訳です)


「神も羨む程、お前を愛しておるのだよ」(スピロス)
・・・ペルセウスの育ての親にピート・ポスルスウェイト。 浮浪者っぽい枯れたファッションがベストマッチ!

「愛だけが私の生きる糧なのだ」(ゼウス)
・・・かっこいい事言ってるみたいだけど、要はモテカワスリムの愛されゴッドってことでしょ。 ま、髪もモデル風にゆるふわ巻きだしね!

「ゼウスさま!兄上の言う通りです」(ポセイドン)
・・・言ってるお前は空気だけどな!

「後々で役に立つだろう」(ゼウス)
・・・生き別れていた息子に再会し、初めてお小遣いをあげた父の一言。ま、役には立ったけどさぁ・・・。小銭一枚って・・・。

「オレが半神(デミゴッド)だったら・・・」(ドラコ)
・・・なかなか素直に聖剣を受け取らないペルセウスに業を煮やしたドラコの一言。 世間知らずのゆとりにはイライラさせられますよね!ドラコさん!

「神の悪行に立ち向かう者が現われるのを待っていたのだ」(シーク)
・・・魔法は使えるし傷も直せるし、ある意味一番使える男。 顔はヒーロー戦隊の悪い大臣みたいだけどな!

「私が犠牲になればいいのです」(アンドロメダ)
・・・うん、おまえ正解。

「リリース・ザ・クラーケン!」(ゼウス)
・・・予告を観て、怒り心頭に達した一言だと思っていたのですが、本当は苦渋の決断というニュアンスで告げられていたのが印象的でした。 なんだかんだ言って、リーアム・ニーソンはいい人!

少し前に公開になっていた 『パーシー・ジャクソン』 も、DVDが出たら是非観てみたいと思います!




追記
関連記事・・・『タイタンの逆襲』(シリーズ第2作)の感想





※余談

・ 20数年前、中学生だったアガサに人生の喜びを教えてくれたあのマンガのお陰で、本編鑑賞中もそれ関係の妄想が止まりませんでした。

・ という事で、アンロメダ護衛隊の鎧は青銅聖衣、神々の鎧は神聖衣にしか見えません。

・ 吊るされたアンドロメダは当然沙織さんな! 大概面倒かけるんだもんあのアマ人!

・ で、何回も「アンドロメダ」っつってたらもう頭の中はあの人一色ですわな! ネビュラッ・・・チェーン!!

・ 「しゅーん・・・・!!!」「ひょ・・氷河・・やめて!兄さんは悪くな」ごめんなさいもうやめます。


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はい、こんにちは。 またしても映画レビューです。 今回はGWの目玉映画である『タイタンの戦い』を公開早々に観てきたので、折角だしGW前に記...
2010年 アメリカ・イギリス ツイ・レテリエ監督作品 どう考えても、ノー天気活劇娯楽映画だろうからなぁ・・・と対して期待せずに見たのですが、なかなかイケてます。 ストーリーも映像も、「超劇...

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