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『メラニーは行く!』

2006年07月13日
メラニーは行く!

いや、 行く!  って言われても!!




オスカーを手に入れて、今やハリウッドの新女王然とした面持ちのリース・ウィザースプーン。
そんな勝ち組リース演じるメラニーが、どっかに行くお話しでしょう。 多分。

それはともかく、今回この作品を観ようと思ったきっかけは、怪奇子役 ダコタ・ファニングが出演していたから。
過去の出演作を観たものの、幸か不幸かおののきっ放しだったダコたん。
すっかり私の中で怪奇色が定着してしまっていた彼女の、普通の役柄も観て見たい。

そんな訳で、“リースがどこに行くのか”と言う本題はひとまず置いておいて、ダコたんがどんな少女役なのかに集中しつつ鑑賞開始です。


本編が始まって画面に現れたのは・・・いきなりダコたん
嵐が近づく海岸で、同世代の男の子といちゃついています。
初恋の甘酸っぱいワンシーンとは裏腹に、ゴロゴロと雷鳴轟く上空。

・・・危険な予感がします。

これは絶対何かある・・・!



そんな不安な気持ちに襲われていたのは、ダコたんがファ-ストキスだというのに、初めてとは思えないような妖艶な眼差しで少年に迫っていたから、というだけでは無かったと思うのですが、ともかく、悪い予感は的中し、唇を合わせていた幼いカップルの上に雷が見事命中。
二人ははじけ飛んでしまいました。

やっぱりダコたんの出演作で、普通の少女役なんてありえなかった・・・。

あんな稲妻が直撃したのですから、悪くて死亡。
良くても何らかの後遺症が残る事は、間違いないでしょう。

ハ・ハーン・・・ なるほど・・。

霊視能力か透視能力か、何かソレ系の特殊能力を身に付けたダコたんが、メラニーをサポートしながら大活躍! って寸法ですね。

あたしゃ全部お見通しですよ。

しかし、画面は変わってメラニー(リース)が居眠りから目覚めるシーンに。
・・・どうやらダコたんは、メラニーの少女時代の役だったようです。
動揺が隠せないものの、天下のダコたんがこれっぱかしの出演な訳ありません。
きっと回想シーンで再登場するはず・・・。
幽霊と遭遇・・とか。
後々に期待しつつ、メラニーの動向を見守ります。
成長したメラニーは、NYで人気急上昇中のデザイナーのようです。

新作発表会を明日に控え、家に戻ったメラニー。
ドアを開けると、部屋に異変が・・・!
幽霊か・・・?
それとも変質者か・・・?


床に散乱した花びら。
部屋中に活けられたバラの花束。
そして、怪しく光る留守番電話のランプ・・。

ストーカーだ。

ストーカーですね。 間違いなく。

「ハーイ、ハニー」なんて甘えた声を出していますが、この手口から言ってまず間違いなくストーカーでしょう。


翌日、ショーの会場で慌しく動きまわっているメラニーの元に、恋人だというこんかぎりニヤけた男がやってきます。

・・ハハーン。
こいつが例のストーカーですね。

恋人が実はストーカー、なんていうのは良くある事です。
メラニー・・・騙されちゃいけない!

政治家一家に生まれ、自身も議員らしい恋人(ストーカー)。
無事ショーを終え、疲れ切ったメラニーを、母親主催のパーティーに誘います。
相手の疲労より自分の都合。
さすがストーカー、自己中さ加減は天下一品です。

迎えに来たハイヤーに一人乗り込むメラニー。
しかし、車は見知らぬ場所で止まります。
「ここはどこ? 彼はどこなの?」
質問を投げかけるメラニーに、意味深な表情のみで答える運転手とドアマン。

・・・危険な予感がします。

これは絶対何かある・・・!



そう思った矢先、メラニーの目の前に現れたのは恋人(ストーカー)。
困惑の表情を浮かべるメラニーの手をとり、真っ暗な部屋に招き入れます。

罠です!
いよいよメラニーが特殊能力を発揮する時が来たのでしょうか!


一斉に明かりが燈った部屋の中にいたのは・・・

・・バイヤー?

部屋中にズラリと並んだ陳列ケース。
その前に無表情で居並ぶ営業マン達。
ケースの中にはありとあらゆるダイヤモンドの数々。

そうです。
恋人は、今夜メラニーにプロポーズを決行するつもりだったのです。

時間外営業で貸切の店内で、メラニーにかしずく恋人。
営業マンたちの無言の圧力と、ダイヤモンドの威力を笠に、一気に「イエス」と言わせる算段ですね。

ストーカーだと思っていたら、ただのチキン野郎でした。
なんだかガッカリです。
しかも「イエス」って言わないメラニー。

このプレッシャーの中で「チョット待て」といえるメラニーは、すでに彼とのパワーゲームで大きく差をつけていると言えるでしょう。

そんなこんなで、ダコたんの怪奇な活躍への期待が、淡くも崩れ去ってしまった 『メラニーは行く!』 。

結局メラニーはプロポーズを受けるのですが、実は故郷(アラバマ)に離婚出来ていない夫がおり、離婚届に判を押させる為、メラニーはアラバマに帰郷する事になります。
7年も会っていなかったのに、離婚を渋る夫。
同じく7年も疎遠にしていた、両親や友人達。
その間も、NYでメラニーとの結婚に難色を示し続ける恋人の母親(NY市長)。

ストーリーは一気にラブ・コメ道を突き進んで行き、メラニーがNY(恋人)を取るかアラバマ(夫)を取るかで、メラニーの周囲の人々はヤキモキさせられる事になるのですが、原題に 『SWEET HOME ALABAMA』 とある以上、観ている方はヤキモキのヤの字も無い訳です。

どっちにせよ、恋人も夫もこんかぎりニヤけ顔で、傍から見たら大差は無い様な気がしてなりません。

ルックスは均衡しているものの、収入と安定力で恋人が一歩リードしていましたが、終盤で夫の意外な才能と将来性の高い職業が判明した結果、軍配は夫に挙がります。

そもそも初恋の人(最初にダコたんとキスしていた少年)だった訳だし、別居の理由も「憎みあって」と言う訳では無かった様だし、戻るべくして戻ったサヤ。
そんなメラニーに振り回されて、復縁のいいダシに使われた恋人が、気の毒でなりません。

迷惑掛けるだけ掛けといて、恋人をサッサとポイ捨てのメラニー。
故郷の気心の知れた仲間と、夫との再結婚式で大ハシャギ。

・・・そんなにアラバマが居心地いいんなら・・・もうNYに帰って来んな

ラブ・コメ=自己中女
と言う法則は、そろそろ止めて頂きたい今日この頃。

それと、いつになったらダコたんの普通の姿が観られるのか、やっぱり馬の映画を観なきゃダメなのか、ソレが気がかりです。
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