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『ドゥームズデイ』

2010年02月16日
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タンクトップの姉ちゃんが出てくる映画に、まず間違いはない。

※ 少し前から、感想の★マークを中止しています。 というか、あまりにも参考になっていないという事実(ゼロ年代ベストも星の数と必ずしも比例していない)に気付きましたので、たぶんもうやめます。 めんごめんご!


あらすじ・・・
父の元を飛び出してから、もう何年経っただろうか。
理想の国作りを目指した父の影を追うように、ぼくもそれなりに頑張ってきたこの数年間。
いつか、その何もかもは崩れ落ちてしまうのだよ、と、あの日飛び出した僕に教えてあげたい。
あの壁と父は、ある意味正しかったんだよ、と。

僕が生まれた時からあったあの壁は、世界の端っこなのだと教えられてきた幼少時代。
最初に疑いを持ったのは15の頃。
僕の問いかけに対して父は頑なに、「壁の向こうには何も無い」と短い嘘を繋げた。
僕はそれを無視した。
忠実な息子の代わりなら捨てるほど居るなんて言ってたくせに、どうして今、父の横に誰一人いないのだろう。

独り善がりな愛情と抑圧された生活に別れを告げた僕もまた、気付くと父と同じ道を歩んでいた。
異議を唱えるものには死を。
愛を与えてくれたものには肉を。
壁の向こうに思いを馳せつつ、日々の衣食住を確保する事にただただ没頭。

何で大それた事が出来ると信じてたのだろう、僕は。
灰色の檻が立ち並ぶこの街には、鼻先をくすぐる牛舎の香りも、父も、クライド川もない。

念願かなって、壁の向こう側の存在が証明出来た今、父の忠告は“愛する人の死”として現実になった。
あこがれ続けた壁の向こう側には、世にも恐ろしい女が居た。ただそれだけだった。


と言う訳でお父さん、今更我が儘など言えた義理ではない事はわかっているけれど、いきり立った髪型を何とかするから、明日のグラスゴー駅に最後でも来て貰えないでしょうか?
妹も一緒に待ってます。

あなたの息子、ソルより。

ドゥーム
(追伸: 友達も一緒ですけど、いいですか?)


ちなみにソルくん、フェイバリットソングは林檎ちゃんの「幸福論(悦楽編)」なんだそうです。  もちろん冗談です。
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一度観たならば好きにならずにはいられない、超世紀末救世主伝説『ドゥームズデイ』。
アガサなんか、観る前から好きでしたもんね!
だって、モヒカンの群れに殴りこむ、タンクトップのチャンネーですよ?
キライになる要素が見当たらないじゃないですか! 
ヒャッハー!ここは通さねハズさねぇぜ!

「映画史を変えた名作」、「興行記録を塗りかえた傑作」(『アバター』とか『タイタニック』みたいな)と呼ばれる事はないでしょうし、「キネマ旬報ベストテン」みたいな格調高いランキングには絶対選ばれないでしょうが、アガサは本来“映画”が持つべき特性を“娯楽”だとするならば、本作ほど“映画”らしい映画はないのではないかと思うわけです。


改めて書くも、本編のストーリーはいたって簡単。
イギリスの北半分・スコットランドはグラスゴーに於いて、凶悪な感染力を持つウィルスが発生。
感染の拡大を恐れたイギリス政府はグラスゴーを隔離すべく、ぐるりととり囲む壁を築き、「あとは野となれ山となれ作戦」を決行。
しかしその十数年後、なんと再びウィルスがロンドンで復活。
時を同じくして、壊滅したと思っていたグラスゴーの人々が生き延びていた事を知った(知ってたけど放っておいた)政府高官が、ウィルスの特効薬を求めて、すご腕の女性特殊工作員をグラスゴーに派遣するのだが、なんとそこはヒャッハーな街と化していたのだ!

というお話。
とりあえず「ヒャッハーな街」で基本設定の9割が伝わってしまうところが素晴らしいですよね!(伝わってますよね?)

でね、先程からヒャッハー、ヒャッハーって何がヒャッハーなのかっつったら、要するに住民ほぼ全てがモヒカンな訳ですよ。
モヒカンて!
頭皮の70パーセントがネイキッドて!
もうねぇ、冬の頭頂部は寒くないのか、と。
何が君たちをそうさせたのか、と。
リーダーであるソル君の嗜好が影響しているのは間違いないと思うのですが、何も全員見習わなくてもいいではないか。
一人くらい、「兄貴ィ、自分モヒカンじゃなくて水嶋ヒロみたいなカーリーヘアの方がいいっス!」と切り出すツワモノが居てもよさそうなものではないもじゃか。
そうすれば、もしかしたらヒャッハーな街はイケメンパラダイスになっていたかもしれないもじゃ。
もじゃメンパラダイスのみんなは、奥さん想いのもじゃもじゃとしたナイスガイ揃いなんじゃもじゃ。


という事で、ここまで読んで頂いて薄々感づかれた方もいらっしゃるかもしれませんが、鑑賞してから1ヶ月近く経ってしまうと、書こうと思っていた事が霧散してしまうので、みんなも気をつけようね!(←霧のように消えてしまったらしい)


いや、違うんですよ。
面白かったんですよ。
ただ、頭に浮かんだ事を書いてたメモがどっか行っちゃった、と。 グッバイマイロンリネス、と。
もうこうなったら手の施しようがねえわな! そりゃ「もじゃメンパラダイス」とか書いてまうわ! まっことスマン!!

と言う訳で、この際メモの事はすっぱり忘れて、いまだ記憶に新しい点をいくつかピックアップしてみます。


・ ミディアムレアなこんがり肉
ヒャッハーな皆さんが日々の食事をどうしているのかというと、どうやら弱くなってきた人間を捕食している模様。
まぁ・・ね、政府からはとうの昔に見放されていますから、自分たちの蛋白源は己で確保するしかないですよね。
で、特命を帯びて潜入した特殊チームのメンバーも、当然おいしく料理される運命にある訳で、運悪く捕まった隊員が名コック・ソルさんの指示のもとミディアムレアに焼き上げられてしまいます。
ミディアムレアに・・・
ミディ・・

・・黒焦げじゃねえかYO!!(ノ`Д)ノ:・'∵:.┻┻


ウェルダン状態を全力で走り抜け、貴重な蛋白源はどう見ても炭。
とーこーろーがー、切り分けてみると、うっすらピンクな層も見えるという絶妙な焼き加減に仕上がっているではありませんか。
この辺が、ソルさんの料理人としての人気の秘訣なのかもしれませんね。
よっ! 美味しん坊主!

・ バランスが大事
そんな火加減の達人・ソルさんは、自分たちのコミュニティをひっちゃかめっちゃかにした女性工作員(ヒロイン)を追いかけて、街中を駆け回る事になるのですが、まぁとにかく持久力が無いのですよね。
乗り物に乗っていれば問題ないものの、全力疾走を強いられるとたちまち息があがるソルさん(と仲間たち)。
まったくもう! おまえら肉ばっか食ってるからそうなるんだよ! 
焼肉屋さんのたまねぎは、焦がす為だけにあるんじゃないんだかんね!
(※ピーマンも同じく)

・ 村長さんに、オレはなる!
地図上から抹殺されたグラスゴーで、以来10数年間、粛々と自分の使命を全うしていたウィルス研究家・ケイン博士。
その使命とは、生き残った人々をまとめあげる事。
とりあえず、荒廃した都心を離れ、みんなで田舎に引き上げて、おあつらえ向きの古城を拠点にした新しい村作りに奔走してきたケイン博士。
形から入るタイプなので、みんなの村民コスチュームも完璧です。
一番こだわったのは、処刑人のコス。 この縫製の立体感は、是非間近でじっくり見てもらいたい。

・・・え? 「信頼してた政府に見捨てられて、ホントは寂しかったんでしょ」?
ないない! んな訳ない! 見捨てられてって言うか、むしろこっちから見捨てたって感じ?
あの壁のお陰で、おれら全員快適夢空間!みたいな?

そんな風に、精一杯ヒロインに嘯くケイン博士の唇を、アガサはそっと塞ぐのであった。(←なんだこれ)

・ 目玉が不衛生
幼い頃の怪我がもとで、今は義眼を使用しているヒロイン。
高性能カメラが仕込んである目玉は、敵陣に転がして様子を探ったり、いざという時の証拠VTRを撮影したりと大活躍。
で、使い終わったら眼窩へGOなのですが、洗わないのですよね、目玉。
お姉さん! それさっき、床ゴロゴロしてたやつ!
洗わな! アイボンでジャバジャバせな!

そうそう、「セカイカメラでエアタグ貼り放題」って ア イ ホ ン !(←投げやりになっている訳ではない)

・ タトゥがかっこいい
タモさんゴメンナサーイ!   

・・じゃなくてこっちの方。
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(※ソルくんの恋人)
顔に彫るの痛かっただろうなぁ! 
どことなくオリエンタルな文様がステキすぎますね。

・ 黒の乗手あらわる
『マッドマックス』から『ロード・オブ・ザ・リング』へ。その振り幅が心地よい。

・ 車が早い
超はやい。

・ タンクトップ
着やせして見えますが、二の腕には細心の注意が必要です。


ちがうちがう。 全然投げやりじゃないから。


とまぁ、ざっと挙げればこんな感じなのですが、とにかく全編通して、シビれるような女体の神秘を堪能する事が出来る傑作アウトロー・ムービーですので、日々のストレスに押し潰されそうな方や、なんとなく気分が晴れない方は、是非一度ご覧頂ければと思います。
ここではほとんど触れていませんが、滅法強いヒロインの活躍もマジ見所?みたいな。
悲劇の生い立ちを抱えたヒロインが新世界の王になる(←オチなので反転)ラストは拍手喝さいモノですよ!

まぁ、多少のグロもなくはないのですが、見終わった頃にはきっとこの破天荒なワンダーランドに魅了されている事間違いなし。
あなたもアガサと一緒に、映画界に誕生していた新たなるヒロインを讃えようではありませんか。 SAY!ヒャッハー!


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