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『アバター』

2010年01月04日
アバター
★★★☆
その者、青き衣をまといて金色の野に降りた・・・た な い !


あらすじ・・・
惑星パンドラへようこそ! ツーテイです!
この星の住人・ナヴィの中の、狩猟部族オマティカヤ族で切込み隊長やってます。

最近「地球」って星から来たスカイピープルのやつらが、何かとぼくらの村にちょっかい出してくるのが悩みの種です。
あいつら、初めて顔を出し始めた頃は「異文化コミュニケーションしましょう」とか言って学校作ったりしてたくせに、今では鉄の弾を飛ばすおっかない筒とか向けてきたりして、何を考えてるのかわからないからイヤなんですよね。
それに、空気読んで言わなかったんですけど、あいつらの中の一部の連中って、どう見てもぼく達の偽者だし。
いやね、いかにも“仲間ですよー”みたいなシレっとした顔をして訪ねてくるんですけど、決定的に違う何かがあるんですよ。 生理的に受け付けない、みたいな何かが。
うーん、外見はホントぼくらに似てるんですけど・・・なんかねぇ・・・違うんですよねぇ。
強いて言うなら、ぼくらよりもちょっと都会的な感じ?
あ、自分で言って凄いカチンときた。
何や。 洗練されたラグジュアリーでコンテンポラリーなロハスてか。
どうせわしらは一張羅が布一枚や! かっぺで何が悪い!

実は今日も、ぼくのフィアンセでもある一族の姫・ネイティリが、「マスクを付けないとものの5分で肺が腐ってしまう腐海」・・・じゃなかった「神聖なる森」を散策していると、スカイピープルから送り込まれたらしき新たな偽ナヴィが、訳もわからず集まってきただけのヴァイパーウルフを、例のおっかない筒でバンバン殺しちゃってたそうで。
ネイティリが慌てて制止しようとしたらしいんですけど、時既に遅し。
さすがの彼女も、「あなたは殺しすぎた。もう光弾も蟲笛もきかない」って言いそうになったらしいです。
すみません、蟲笛はウソです。

ところがね、この新参者が嫌味な程に男前だったせいで、助け舟を出すことにまんざらでもなさそうなんですよ、彼女。
「べ、べつに助けようと思ったんじゃないんだからね!怒りに我を忘れてるヴァイパーウルフさんたちを見ていられなかっただけなんだから!」
って、なにそのツンデレ! 上級者テクか!!

とにかく、この騒動とその後起こったちょっとした偶然の出来事のせいで、彼女もうちの一族の偉いさんも、みんなこの新参者に興味津々になってしまって。
最初は軽い文化交流の筈だったのに、アイツがうちのしきたりとか覚えていくうちに、気がついたらすっかり同門気分。
超ウェルカムな感じで。 
ヘタしたら「YO!ブラザー!」とか言っちゃうくらいのノリで。 
ま、実際「ブラザー」って言われちゃいましたしねって、だまれ小僧!

もちろんぼくは、あの偽ナヴィなんて全然信用していませんでしたから、一人でそんな一族のみんなに異議を唱えていたんですけど、ちょっと目を放した隙になんと彼女とアイツが、村のご神木の下で契りを交わちゃいまして。
もうね、寝耳に水とはこの事ですよね。
何の為に今までぼくが、ロストバージンを辛抱してきたのか、と。
かわいい顔して割とやるもんだね、と。
お陰でアイツは完全に彼女の恋人気取りですよ。
そもそも誰も「婚約破棄じゃん」とかつっこまないんでやんの。 “フィアンセ”の意味ねー。


しかし、そうこう言っているうちに、ついにその時はやって来てしまいまったのです。
一応友好的な態度を保っていた偽ナヴィとは別に、荒っぽい事を仕掛け続けていたスカイピープルの連中がついに、本格的にぼくらの住む土地を火の海にするべく攻め込んで来たのです。
慌てふためく一族のみんな。
徹底抗戦しようと声をあげる男たち。
そんなぼくらに、アイツはスカイピープルの本当の目的を打ち明けました。
なんとスカイピープルは、この村の地下に埋まっている鉱物を奪う為、一族をどこか別の場所に移住させようとしているのです。
アイツは最初からそれを知っていた。
この村にやってきたのは、ぼくらをうまい事手懐けようとしていただけなのです。
それなのにアイツは、この期に及んで
「ま、最初は確かに囮捜査的なアレでしたが、今では本気で彼女をアレしちゃったんでアレしたいなぁなんて思ってます」
などと言い出す始末。
ていうかお前、ホントだまれ小僧!!

スカイピープルたちに焼き払われ、無残になぎ倒されたご神木。
住む場所を追われ、聖なる木に最後の望みを託す一族。
恋人の裏切りを知り、悲観に暮れる彼女。

果たしてぼくらを救う救世主は現われるのか?
その救世主は青い衣をまとっているのか?
それとも青いのは顔だけなのか?
あと、シシ神さま・・・じゃなかった、森の守り神たちのヘルプは期待出来るのか?

スカイピープルとナヴィ族による、居住地をかけた死闘の結末はいかに?


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もうねぇ、オマティカヤ族のみんなは、さっさと引っ越しちゃいなよ!

まぁ、それを言っちゃあおしまいなんですけどね。(アクション映画としては)


しかし、よく言えば平和主義、悪く言えば日和見主義なアガサなんざぁ、そう思ってしまった訳なのですよね。
要するに、オマティカヤ族が住んでた巨木の下がキモなんでしょ、と。
あそこの土地さえ引き渡して、地下の鉱物掘り起こさせてやれば、それで問題解決なんじゃないの、と。
もちろん、人間の欲というのは限りが無いもので、その一箇所だけではなく、そのうち他の場所も掘らせろと、モアーモアーと言い始める可能性は大な訳ですが、だったらアバターの皆さんが間に入って仲介してやればいいじゃないですか。

アガサが好きな『贋作・罪と罰』という戯曲に
「血のかわりに金が流れるなら、俺はそれでもいいと思うんだ。」
という一節があるのですが、本作の後半、効果的なスローモーションを用いて描かれる悲惨極まりない戦場の光景を観ていると、まさにこの言葉を思い出さずにはいられませんでした。

「なぜこうなったんだろう」「なぜもっとうまく話し合えなかったんだろう」。
確かに、異なる文化や習性をもつ種族が判り合うのは困難だけど、折角その中間の存在であるアバター(両方の遺伝子を組み込まれた創造物)があるのだから、それを有効に使わない手はなかった筈です。
“鉱物を欲する企業”と“障害物の撤去を依頼された兵士”と“現地を研究している科学者”と“双方を繋ぐ役割になり得る分身”が物凄くちぐはぐに行動し、結局みんなが多大な被害を被ってしまった結末が歯がゆくて歯がゆくて、もうそれだけでアガサはこの作品に対する思いが少し減少してしまいました。
ホント、なんの為の“アバター”なのか、キャメロン率いるおっさん連中で今一度じっくり考えてみるといいよ! 

みんな、もっと歩み寄ろうぜ!ラブアンドピース! どうもこんにちは、内田裕也です!(うそです)


ま、しかし、結局キャメロンさんにとっての“アバター”は、ドラマを彩る魅力的なキャラクターでしかなかったのかもしれませんけどね。
なにせ顔青いし。 すごい青いし。
緑の森と水色の空を背景(バック)にして、翼竜にまたがり縦横無尽に飛び回るアバターは、青さも際立って本当に美しかったです。
これが赤だったら、こうは行きませんよね。 赤ってほら、なんか鬼っぽいし。

ああ負けだよ、キャミー。 この勝負オレの負けだ。(※何の勝負だよ)


で、各方面でも大評判なその映像美なのですが、アガサが拝見していたあるブログでは「ゲームが好きな人にはたまらない」と紹介されていまして。
実際観てみて、その言葉に激しく納得しました。

何を隠そう、アガサはゲームをほとんどやりません。
その理由のひとつが、「フルCGでとことんリアルに描きこまれたファンタジー世界が苦手」という点だったりします。
映画に於いても同じで、要所要所で効果的に使われるCGは素直に感嘆してしまうのですが、ほぼCGとかになってしまうと・・どうも・・ね・・・。 いや、「じゃあ本編中どっからどこまでがCGか、全部言い当てられるのかよ」と言われたらグウの音も出ないのですが。

もうこればっかりは“好み”の問題ですので、好きな方のツボにはとことんはまるでしょうし、そうでない「めし、ふろ、ねる」みたいなアナログ体質のアガサにはそうでもなかった、としか言い様がありません。

いや、勿論、驚異の大迫力映像も、着ぐるみ(特殊メイク)なのではないかと思ってしまうようなリアルなナヴィの造形も素晴らしかったですよ。
素直に「あー、わしもメーヴェで空が飛びたいなぁ」と思ってしまいましたしね! ・・・じゃなかった、「翼竜」ね!
それと、アガサが一番感嘆したのはクラゲのような“聖なる木の精”。
なに、あのふわふわ質感! わしも一個ほしい!!
CGって、ああいう質感まで描けるようになったのですねぇ。 すごいなぁ、最新技術って。

“ゲームみたいな”空中散歩や躍動感は、アガサにとってガンはまりしてしまう程の魔力は持っていませんでしたが、それでも今までに観た事がない程クリアな動植物の美しさや、AMPスーツのゴロリンとしたビジュアルや、圧倒的な迫力の殺戮絵巻は、ボーっと見とれてしまうに充分な魅力に満ちており、なにはともあれ、ほわほわと興奮した足取りで劇場を後にしたアガサなのでした。

欲を言えば、シガニーさんにはわからず屋の兵士連中に平手かグーパンチのひとつもくれて貰いたかったのと、せっかくのジョヴァンニ・リビシが物凄く勿体無い使われ方だったのを何とかして欲しかったですかね。
結局何しに出てきたんだ、ジョヴァンニ・リビシ。
まったくもう! モヤモヤするなぁ!


という事で、なんだか褒めているのか貶しているのかよくわからなくなってしまいましたが、最後にもうひとつだけ。

3Dメガネの件について。


何度も書いているので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、アガサはメガネ女子です。
すみません、自分、ウソ言いました。女子じゃなくてメガネ熟女です。

で、今回もメガネオンメガネで挑んだのですが、前回3D初体験した時と同じく、やはり今回も画像が2重写しのようにブレてしまう箇所があり、とてもまどろっこしい鑑賞となってしまいました。
それは主にアップのシーンで、引きのシーンではとても自然な奥行きを体感する事が出来ましたので、きっとレンズに映り込む具合の問題なのでしょうね。
ポジションを変えてみたり、手で支えてみたりと、色々試してみたのですが結局ダメで、やっと目が2重のレンズ構成に慣れた(らしい)のが本編後半くらいからだったので、中盤に繰り広げられるナヴィとアバターとの異文化交流秘話の最中はあまり集中出来ず、心温まるイチャイチャやりとりが素直に頭に入ってこなかったのでした。

ホントもったいないです。
そして頭にきます。
あんまり頭にきたので、コンタクトを作ってからもう一度観に行くかもしれませんね!
(いや、でもホントに今後も3D作品はどんどん増えるだろうから、作った方がいいのかもですね。マジで)


と言う訳で業務連絡。
○○○○さん。
「おすそ分けしましょうか」と言っていたチケットは、残らなくなるかもしれません。
まうごつすまん!


色々書きましたが、滅多に出来ない画期的な映像体験が出来る本作ですので、未見の方は一度劇場に足を運んでみられてはいかがでしょうか。
そして一緒にさけびましょう! ラブアンドピース!! (←なんだこのオチ)


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