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『The 4th Kind フォース・カインド』

2009年12月19日
4th_convert_.jpg
★★★
第2種接近遭遇までは男のロマンだが、それ以上はマジ勘弁。


(※ 今回はネタバレ無しです)

あらすじ・・・
アラスカの小さな町・ノームで何十年にも渡って頻発している、住民たちの不審な死や失踪。そして数え切れない程の不眠症患者。
その裏には一体、どんな秘密が隠されているのか?
ノイローゼ寸前の住民たちが口にする「フクロウ」の正体とは?



年の瀬も押し迫ってきた12月某日。
とある興味深い映画が公開されると聞いたアガサは、劇場に走った。
そのタイトルは 『The 4th Kind フォース・カインド』 。
つまり、「第4種接近遭遇」の事である。

ここで、ご存じない方に説明申し上げると、「第4種接近遭遇」とはUFOやその搭乗者によって誘拐されたり何かを埋め込まれたりする事であり、その恐怖を描いた代表作としては『コミュニオン/遭遇』 などが挙げられる。
ベッドに忍び寄ったちっこい宇宙人たちによって、祭りスタイルでワッショイワッショイと担ぎ出されるクリストファー・ウォーケン様の姿は、未だにアガサの脳裏に深く刻まれており、よって、アガサが持つアブダクション(誘拐)のイメージといえばそれはいつでも、「ワッショイワッショイ」なのである。
snow-white-seven-dwarfs_convert_.jpg (イメージ:ベッド際に忍び寄るちっこい人たち)

閑話休題。


カップルで埋め尽くされた映画館で、間近に迫ったクリスマスに殺気を抱きつつ鑑賞スタート。
冒頭いきなり、女優ミラ・ジョヴォヴィッチとして登場するのはミラ・ジョヴォヴィッチその人。
「みなさんこんにちは、ミラ・ジョヴォヴィッチです。 今日ご紹介するのはとってもリアルでとっても信じられない物語。 でも、なんとコレ全部実話です。 劇中使っているフィルムは半分がた本物です。 マジです。」
と、観客に語り始めるミラ・ジョヴォヴィッチ。
なるほど、最初にもっともらしいお断りを入れて、その後思い切り与太話に舵を切る『バタリアン』方式という事か。

物語は、自室のベッドで一緒に寝ていた夫を何者かによって刺殺されたアビゲイル・タイラー博士が、心の傷を引きずったまま、夫の遺志を継ぐためアラスカのノームに向かうトコロから始まる。
ミラ・ジョヴォヴィッチのお知らせ通り、本物らしき盗撮記録映像をプロの再現フィルムの合間に頻繁に挟み込み、時には画面を2分割して「本物」と「再現」を同時に映し出すと言う、新聞の日曜版に載っている間違い探しのような変則技まで使う事により、得体の知れない緊張感を与えることに成功している。

が、しかしその時アガサは、想像を絶する光景を目の当たりにする事になる。

本物のアビゲイル・タイラー博士が、どうみてもグレイ顔なのである!
180px-GreyAlien_Roswell.jpg (イメージ:ロズウェル博物館に陳列されるグレイ)


ありえない。
これは本当に実際の記録映像なのか。
だとしたらタイラー博士はヤラセなしのグレイ顔という事ではないか。
開け!ビューティーコロシアム!!
(←失礼発言)

グレイというか、一時巷で大評判となっていた「宇宙人解剖フィルム」で大雑把に捌かれていた宇宙人、まさにアレにそっくりな博士。
お陰でアガサは完全に集中力を失ってしまった。
気になって仕方ないのである。
いつモノホンの宇宙人に変身してしまうのか、タイラー博士の実録テープが登場する度に、気になって気になって仕方ないのである。

結局、この「本物」テープの真偽の程は定かではないのだが、人間でありながら限りなくハイパー・グローバブルな面持ちの博士の姿は一見の価値ありだ。
ハイパー・グローバブルの意味はよくわからないが、とにかく「種族を超えたウケ顔」って事でいいじゃない。それでいいじゃない。


さて、物語はその後も、不眠症の患者に催眠治療を施したり、その患者が錯乱して一家心中したり、「いらん事すんなや!」とおまわりさんに怒られたり、懲りずに催眠治療をしてみたり、空中浮遊があったりと、なかなかショキングな展開をみせてくれるのだが、ここでの見せ場はなんといってもミラ・ジョヴォヴィッチ。
常に小鹿のような目で震えるミラ・ジョヴォヴィッチ。
「奇跡の人」クライマックスの奇跡のシーンで、「ウォ・・ウォーワー・・!」と慟哭する北島マヤのようなミラ・ジョヴォヴィッチ。
マヤ (イメージ:まだ白目率が低かった頃のマヤ)

やはりミラジョヴォは怯えてなんぼなのだ。
思い起こせばミラジョヴォは、いつだってスクリーンの中で怯えていた。
神様の看板を背負わされてガクガクしたり、裸同然の格好でハゲたおっさんの前に飛び出してブルブルしたり、記憶がないままゾンビの中に放り込まれてワナワナしたりと、“ミラジョヴォの顔イコール目を剥いてガクブル”と言えなくも無いワンパタ定番の演技。
だが、それがいいのだ。
色素の薄いグリーンの瞳を潤ませ、「なにがどうなってるのやら、わしゃさっぱり!」と薄幸そうな表情を張り付かせるミラジョヴォは、例えようも無く美しく、まさに“映画女優”と呼ぶに相応しい魅力に満ちみちているではなかろうか。
これからも是非、色んな状況に叩き込まれては、半開きの口で怯えまくって貰いたいものである。


閑話休題その2。


タイトルに「第4種」と銘打ってある為、そっち(アブダクション)ばかりに話が割かれるのかと思いきや、UFOネタは勿論、自らも心理学者であるタイラー博士の心の闇だとか、その原因となる夫の殺害事件の真相、謎の古代語までもが飛び出すので、飽きずに観る事が出来ると思う。
おまけに、古代語→シュメール文明の流れで紹介されるのは、紀元前3000年頃に作られた石版に刻まれたロケットらしき物体。

“場違いな工芸品”キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

もうね、UFOネタだけでもかなりウズウズしていたのだけれど、このオーパーツが出た瞬間もらった!と思ったね。
この勝負もらった! と。
例えて言うなら、お見合いパーティの席に「フォースカインド」がきたら即効プロポーズするくらいの、それくらいのモロタイプ。 
オーパーツ最高! このハート泥棒!!(←オーパーツだけで白飯3杯いけるクチ)


・・まぁ、実はそのシーンだけで、その後のストーリーでは全く言及されなかったオーパーツだったので、若干落胆の色が隠せなかったのだが、こういう怪しげなシロモノが好きな方にはたまらない目配せだったし、とにかく全編あの手この手でオカルト(怪奇現象)心をくすぐってくれる本作は、年末の各種イベントを前に、多少ささくれだっっていた気持ちを十二分に癒してくれ、やはり接近遭遇するなら第2種までだな!と気持ちを新たにして劇場を後にしたアガサなのだった。
(※第2種接近遭遇・・・UFOを見たり、その際身の回りのものに影響が現われるのを目の当たりにする事)


未確認飛行物体や不可思議現象に目が無いあなたも、是非劇場でこのビックリ映像を堪能してみては如何だろうか。


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