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『SAW6』

2009年11月07日
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ジグソウことジョン・クレイマーは、生粋のクレーマーだった! よりにもよってダジャレ!!(ノД`)


『SAW』シリーズ最新作を観てきましたよ!

同じ日に「はらわたシリーズ」でお馴染みサム・ライミ監督の『スペル』が公開になると言うのに、わざわざ『SAW』を選ぶと言うこの気配り感! どう?! こんな気配りっ子のアガサ、どう?!
だって、どう考えても皆さん『スペル』に流れて行っちゃうじゃないですか。
「『ソウ』? あ~、あの痛そうなやつね~。 興味な~い。だいたい今何作目なのかもわかんないし~」って言われちゃうじゃないですか。
アガサ、博愛主義だから、そういうのほっとけないんだもん!(←キモい)

と言う訳で、律儀に劇場に向かったアガサなのですが、そこのロビーで、平日の朝っぱらだというのにスーツ姿でブラブラしている第一村人中年会社員を発見!
どう見ても『沈まぬ太陽』狙いだなぁ、と思った訳ですよ。
なんだったらもう、「こいつら2人、JALの回しもんなんじゃね?」とまで思いましたよ。
それくらいのスーツ圧を感じさせるおじさま2人。
会社抜け出して、壮年男子2人で映画かよ~!と。 イチャイチャしてんじゃねーぞ!もっとやれ! と。

で、色んな妄想と観る事の無い『沈まぬ太陽』に思いを馳せつつ、『SAW6』を上映する部屋に入ってみたら、さっきの壮年カップルが仲良く入って来たのでありました。

日本もまだまだ、捨てたもんじゃない・・・!(何がだよ)


じゃ、前フリはこれ位にしておき、そろそろ本題へ。


今まで(1~5)のあらすじ
・ 命を大切にしないやつなど大嫌いじゃ!
・ ヤク中から抜け出して真人間になれたのも、ジグソウメソッドを受けたからこそ。と言う訳であたし、ジグソウおじさまの弟子になります!
・ 妹殺しの犯人に、ジグソウの名を騙って復讐した事がジグソウさん本人にバレたので、おれ、今日からジグソウさんの弟子になります!
・ わしに余命を告知した冷たい医者はお仕置きじゃな。
・ 盗撮を生業にしてるようなハイエナ野郎もお仕置きじゃな。
・ その他諸々も月に代わってお仕置きじゃな。
・ 余命が僅かのようじゃから、死後に実行させるゲームの用意を整えておかねばな。
・ わしは死しても、その志はいつまでも引き継がれてゆく事であろう。
・ ジグソウは、永遠に不滅です!



・・・
・・わかります・・・よね・・? 
ま、もっと詳しく過去のストーリーを知りたい方は、ここら辺りを見て頂いたらいんじゃないの!
『SAW』感想
『SAW2』感想
『SAW3』感想
『SAW4』感想
『SAW5』感想


では、今回の最新作のあらすじ・・・(ネタバレはしていません)

お仕置き殺人鬼ジグソウこと、ジョン・クレイマーは死んだ。
その遺志を継ぐ事になった刑事・ホフマンは、自分の正体を知ってしまったFBI捜査官・ストラムを亡き者にし、意気揚々と2代目ジグソウとしとしての人生を歩み始めようとしていた。
しかしその前に、ジョンが遺した最後のゲームをやり遂げなければならない。
ホフマンは全てのお膳立てを整え、最前列で死のゲームを見るべく廃動物園に向かう。

一方その頃、FBI捜査官・エリクソンは、一連のジグソウ殺人で使われたテープや証拠品に、微妙な違いがある事に気づく。
もしや、ジグソウは2人いたのでは・・・?
そんな正しすぎる直感を頼りに、エリクソンは証拠品の洗い直しを始める事に。

ジョンの最愛の妻・ジルは、夫から贈られた遺品の中に重大なメッセージがある事を知る。
それは、ジョンが生前から妻にたびたび言い聞かせていた、彼なりの人生哲学であり、生前は妻が承服できなかった恐ろしいメッセージだった。
しかし、ジョンが壮絶な最期を遂げ、彼が世の中に与えた影響を目の当たりにした今、ジルにはもう、迷う理由など無い。
ジョンが本当に望んでいた「最後のゲーム」を完成させる事が、ジルから夫への愛の証なのだった。


そして、廃動物園に集められた罪深い人間たちに今、命の尊さを見つめなおす究極のゲームが与えられようとしている。
生き残るのは、ホフマンか。
エリクソンか。
それとも・・・・。


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どうしてこうなった!どうしてこうなった!!ヽ( ^ω^ )/

衝撃の第1作から足掛け6年。
6年て!
幼稚園児が小5ですよ!
ヘタしたらもう、おませな女の子なんかは大人の階段登っちゃってますよ!
ホントもうね、なんでこんな事になっちゃったのか?と。
なんで1本で止めておかなかったのか、と。
大目に見たトコロで、3本目くらいが潮時だったんじゃないか、と。
そんなせつなさともどかしさと、失われた1800円に思いを馳せてしまったアガサ。
そりゃもう、先ほどのスーツのおじさまもガックリと肩を落とし、項垂れて劇場を後にしますって!
だから大人しく『沈まぬ太陽』にしとけばよかったのに! このチャレンジャーめ!!

前作の感想でも似たような事を書きましたが、ジョンが死んだ時点でこのシリーズは終わったも同然なのですよ。
あとはもう虫の息。
延々と続くカーテンコール。ただし誰も望んでいない。

4作目で颯爽と襲名披露したホフマンですが、初登場時から無かった華がますます無くなり、というか、堂々と出てき過ぎて、もう画面に映りこんでいるのが当たり前になっちゃってると言うか。
勿論ジョンも、2作目の時点では完全に顔が割れていましたし、何もかも準備済みだったり弟子に任せたりしていたのをいい事に、あっちこっちに出没しまくりだった訳ですが、ジョンには常にどこか「謎」の部分が感じられたのですよね。

もしかして、まだ何か隠しているのではないか。
3重、4重は当たり前、5重6重のトラップを仕掛けているのではないか。
そんな底の見えない奥深さが、ジョンの魅力だったのだとアガサは思います。

ところがこのメタボ野郎(ホフマン)は、何もかも最初から判ってしまっているのですよね。
妹への復讐でジョンの模倣をした事から、なし崩しに弟子入りさせられてしまった。
弟子としての役割はあくまで副業なので、本業の刑事業も手が抜けない。
常にいっぱいいっぱいな存在。 それがホフマン。
もう、謎もへったくれもないですよ。 なりふり構わず証拠隠滅に励まないと、すぐあしが付いちゃいますから。

そんな訳で、ホフマンが画面に移りこんでも、そこにはなんの緊張感も無く、「ま、誰か気付いちゃうんじゃないの!」という他人事めいた気持ちしか抱けない。
ゆえにダラダラとした印象しか残らない。
で、ジョンはジョンで、出てこないと話にならないので相変わらずせっせと登場。
当然のごとくな回想シーンのみならず、今回は幻のような形でまで登場。
お前はあれか。 
『スターウォーズ』シリーズのオビワンか。
森の木陰からこっちを見るか。
フォースか! マズい事はなんでもフォースで解決か!!


続編を作る、柳の下でどじょうを養殖する、という行為の浅はかさや難しさを再認識させてくれた駄目シリーズ。
アガサはもう、来年からは劇場で観ませんからね!(きっぱり)



(※ 以下ネタバレ)



さて、今回の具体的な内容に触れますと、ジョンが「自分の死後行ってくれ」とばかりに遺したゲームのターゲットは、自分の癌が脳に転移したと判った時に、冷徹にも保険を支払ってくれなかった保険会社の面々。
またもや逆恨み。(ま、保険業者の手口も酷いっちゃあ酷いのですが)

3作目では万策尽きて、脳圧を下げるために頭蓋骨を削りとるくらいしか出来なかったジョンですが、実は治療法が無くはなかったらしいのですよね。
ただ、まだ研究段階なので実費負担になる為、出来れば保険で支払いたい。
ところがこの保険屋は、「あー。無理じゃね?そんなんやっても末期なんだから意味無いっしょ」とばかりに支払いを却下。
怒ったジョンは窓口で説教大会。
もう完全にとなりのクレーマー状態です。

そんな訳で、自分に癌を告知した医者だの、嫁を流産させたジャンキーだの、態度の悪かった弁護士だの、関係者に対し軒並み報復攻撃を仕掛けてきたジョンは、最後のとどめとばかりにこの保険会社のチームを皆殺しにする算段を企てるのです。
実に怖いおっさんです。

しかし、相手がそんな面々な為に、今回のゲームは規模が半端なく大きくなってしまう羽目に。
ジグソウのゲームは、そのスリリングさやこじんまりとした感じが魅力だった訳ですよ。
“廃動物園を使って”、という時点で既に
「おまえどんだけ潰れた施設持ってんねん」
とつっこみたくなるのですが、その中で行われるゲームがまた
・ 大きな部屋いっぱいに組み上げられた鉄柵のトンネルを、途中で吹き付ける高熱スチームをかわしつつ潜り抜け、最後は梯子を登ってフィニッシュ
とか
・ 外国の公園にありがちな回転式の椅子付きテーブル(※ポスターに使われているアレです)に縛り付けられた6人の男女のうち、助けたい2人を選べたらフィニッシュ
とか、もうどうやって運び込んだのか理解不可能な仕掛けな事この上なし。
いや、絶対に無理ですよ。
いくらホフマンが力持ちでも、この回転盤は持ち込めない。
トンネルの方もなんなのこれ? 
新手のサスケなの?
緑山スタジオに組むの?
最後のはしごダッシュで吹きましたよ。そりゃ吹くよ。

これらの仕掛けを全て管理し、一つのゲームが終わったら次のゲームが始まるように仕込み、失敗しても大丈夫な様に計算しって、刑事業しながら片手間に出来ることじゃないよ! おまわりさんナメんな!!コンニャロー!

今までも無理は承知のゲーム設定なきらいはありましたが、それはあくまで「実はジョンの単独犯ではなく、アマンダやホフマンが手伝っていたから」というエクスキューズがあったからまかり通った事。
今回のゲームは、そりゃもしかしたら生前にジョンやアマンダも一緒に準備していたのかもしれませんが、被害者をさらって来るのだけでも大事ですよ。なんせ総勢13人ですよ。ちょっとしたマイクロバスが要るっちゅうねん。

それよりなにより、この人数相手に一人づつお仕置きしてゆく為に、映画自体が間延びするのなんのって。
ダラダラと描かれるゲーム進行と、その間ずっと「ワー!ギャー!ワー!ギャー!」と大音量で響き渡る叫び声。
正直、単調すぎて緊張の糸もみじん切り状態です。

観終わったあと、心に残るのは、激しい疲労感と大事なものを失ってしまった喪失感。
あんなに面白かったシリーズが、ついにここまで堕ちてしまったか、という哀しみ。
もうお願いだから、次でおしまいにして欲しい・・・。
今はとにかく、そんな気持ちでいっぱいです。
え? なんで次があるかわかるのか?って?
だって今回また、新たな謎が出てきちゃったんだもん! ウワァァ-----。゚(゚´Д`゚)゚。-----ン!!!!

ちなみに、前作までの大きな謎である
・ アマンダの手紙
・ ジルが開けた遺品ボックス
は、いちおう本作で明かされますが、ハッキリ言わせて頂くと「なんてこたぁない」内容でした。
特に遺品ボックス。
中に入っていたのは、ジョンの最後のゲームの手引書と、鉄製のアゴ破壊マシーン(第1作でアマンダがつけられていたアレ)とビデオテープだったのですが、それって普通にゲームの道具でしかないんですよね。
なんというか、ここまでじらされた割には捻りがない。
アマンダの手紙に関しては、第3作のラストでのアマンダの行動に納得がいく内容ですので、まぁ「ふうん・・・」という感じでしょうか。
どこまで行っても可哀想な女だなぁ。

で、今回生まれた謎というのは、先ほどの遺品ボックス内のビデオテープなのですが、ジルが病院内の何かの部屋に届けるシーンしかなかったのですよね。
この期に及んでまだ謎を仕込む製作陣にもハラが立つのですが、ここはもう、このテープの受取人が1作目で死にそうになりながら脱出したゴードン先生であり、次回はジョンのメッセージテープを見たゴードン先生が3代目を襲名する、というステキ展開になる事を期待してみようと思います。
ていうか、もうそれ(ゴードン先生再登板)くらいしか楽しみがない。

心の行き違いと、ホフマンの姑息な罠のせいで、無念の死を遂げてしまったアマンダとジョン。
この2人のやりとりが大好きだったアガサは、今回の回想シーンで2人が目線をかわしてほくそえんだり、ヒソヒソ密談を楽しんだりしている微笑ましい姿が見れた事が嬉しくてなりませんでした。
なんだか『X-MEN』のマグニートとミスティーク(腹黒い社長と愛人兼秘書)みたいで・・・。
本作で一番満足出来たシーンかもしれませんね。


と言う訳で、長々と書いてしまいましたが、ここまで付き合ったんだから、次も観ますよ。
先ほどは「もう劇場では観ない!」なんて書いてしまいましたが、たぶん懲りずに劇場に行ってしまうのだと思います。
だって、やっぱり好きなんだもの。
ただ、絶対に次でおしまいにして貰いたいですけどね!


では最後に、劇場で買ったパンフがゴージャスだった件をご紹介して、今回の長文感想はおしまいに。

パンフ2
中盤ページに突如現れるアートなコラージュ!
過去5作の想い出が、否が応でもフラッシュバック!


パンフ3
文字のレイアウトだってこの通り!
ページの中で、縦書きやら横書きやら逆さま書きやらが飛び交い、読みにくさを猛烈アピール!
そう、オレはジグソウ・・・ 一筋縄ではいかない男っ!!


パンフ1
表紙はなんとからくり仕様!
6の○(まる)になっている部分が、クルクル回るの回らないのって!
童心に戻って、レッツ!メリーゴーランド!

っているかぁぁぁぁぁぁ!!!!(ノ`Д´)ノ彡┻┻



もうねぇ、そんなんどうでもいいから、作品の中身をもっとゴージャスにしてくれよ・・と。
ま、パンフと本編は関係ないのですが・・・。


まだまだしばらく、『SAW』シリーズとそのパンフからは目が離せソウにないですね!





※追記
足掛け年数に間違いがありましたので訂正しました。
最後に駄目押しのダジャレを付け足しました。 よりにもよってダジャレ!


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