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『映画 フレッシュプリキュア! おもちゃの国は秘密がいっぱい!?』

2009年11月02日
プリキュア
★☆
大量消費社会への痛烈な批判を込めたプロレタリアート芸術の傑作。
(↑「プロレタリアート」って言ってみたかっただけなんです。どうもすみません。)


こんにちは。 アガサです。 
すっかり恒例行事になりつつある劇場版プリキュア大会の季節が、またぞろやって参りました。
最近ポケモンに気持ちが移りつつある我が家のちびっこ諸君なのですが、映画だけは話が別とばかりに「連れてけ」攻撃を仕掛けてきましたので、例のごとくお仲間を引き連れて鑑賞。

で、昨年の劇場版大会の時も書いたのですが、きっと当ブログを覗きにいらしている皆さんは、プリキュアなんてご存知ありませんよね?
まさか、日曜の朝からテレビの前で「せつなたんかわいいよせつなたん」なんて前のめりになっている方なんて、いらっしゃいませんよね。
まさかのまさかですよね。


・・という事で、今回の劇場版感想に入る前に、まずはテレビで絶賛放送中の「フレッシュプリキュア」の基本設定をざっくりご紹介。
なお、テレビ版の敵チームは、劇場版には一切登場しませんでしたので、潔く省略させて頂きます。
いや、めんどくさいからとかじゃないですよ。



「フレッシュプリキュア」 の華麗なる世界!

プリキュア2
キュアパッションさん (本名:東せつな)
元々はプリキュアの敵チームに所属していた紅一点だったのだが、キュアピーチさんの度重なる説得と百合パワーにほだされ転職。
現在はピーチさんと同棲中同居中。
キャッチコピーは「熟れたてフレッシュ!キュアパッション!」
熟れちゃってるのかフレッシュなのか、腐る手前なのか若いのか、一体どっちなのか。 
この際ハッキリして欲しい。


プリキュア3
キュアパインさんとキュアベリーさん (本名省略)
主人公であるキュアピーチさんの幼馴染のお二人さんが、なんやかんやでプリキュア入り。
「モデルになるのが夢」という、上昇志向の高い艶女(アデージョ)のベリーさんと、
「特技は動物とリアルに会話すること」という、ムツゴロウさんが泣いて欲しがるスキルを持つパインさん。 
ともに彼氏は無し。(※公式HPにて発表)
キャッチコピーは「つみたてフレッシュ!キュアベリー!」「とれたてフレッシュ!キュアパイン!」。
ベリーさんのコピーが、若干銀行の貯蓄勧誘コメント臭い点と、パインさんのコピーが普通すぎてつまらない点が、常々論議の的になっている。


プリキュア4
シフォンさんとタルトさん
お待たせしました!今シリーズのUMAはこちら!
ソウルフルな綿菓子ヘアーのシフォンさんは、まだ赤ちゃんレベルのおつむしか持ち合わせていないものの、実は大いなる力を秘めた危険分子。 要監視。
フェレットっぽいタルトさんは、そんなシフォンのお世話係。
シフォンさんがダークサイドに堕ちたら、世界はおちまいなので、とにかくシフォンさんにいい気持ちでいてもらおうと奮闘中。
ちなみに、出身国の名前はスウィーツ王国。

スウィーツ王国。

スウィーツ(笑)王国。

ヌルい。



と言う事で、齢14歳の女子中学生・プリキュアが、スウィーツ(笑)どもの安泰の為に日夜悪いやつらにお仕置きして回ると言うのが、本シリーズの大まかなあらすじになります。

あ、肝心のキュアピーチ描くの忘れてた。
ま、いっか。(←なげやり)(←冒頭に載せているツインテールがピーチさんです)


はい!では上記の基本設定を参考にして頂き、いよいよ劇場版の感想行ってみましょうか!


『映画 フレッシュプリキュア! おもちゃの国は秘密がいっぱい!?』 のここが凄い!

・ 今日はピーチの家で女だらけのパジャマパーティ。
・ 初めての4P(4人でパジャマの略)にドキムネが止まらないパッションさん。
・ 超盛り上がる4Pとは反対に、世間ではおもちゃが消えてしまう事件が勃発。
・ 明るいBGMに乗せて、楽しそうな4Pの様子と泣き叫ぶ子供の顔が交互に映し出されるシュールな演出。
・ 「ところでパッションは今度のバザーに何出すの?」「うーん、占い道具かなぁ」「うらないの?!」「ええ、うらないの」「えっ」「えっ」「なにそれドケチ」「えっ」
・ ニュースでおもちゃ喪失事件を知った4人は、小売店へ直行。
・ 「なんでおもちゃが全然無いんだ!」「どうもすみません・・ただいま確認中ですので・・」「うちの家にあったおもちゃが全部消えちゃったのよ!」「それは警察に言ってください」
・ 小売業者の正しいつっこみ。
・ 頭を悩ませる4人の前に、ピーチさんが昔大事にしてたウサギのぬいぐるみが現れる。
・ その名はウサピョン。
・ まさかのネーミングセンスに絶望。
・ ウサピョンが言う事にゃあ、おもちゃの国にいるトイマジンが世界制服への第一歩としておもちゃを奪っているらしい。
・ 「世界征服」と「おもちゃドロ」がどう頑張っても結びつかない件。
・ とりあえずおもちゃ王国に向かう一向。

・ 国民にトイマジンの事を聞くものの、みな一斉にその場を立ち去ってしまう。
・ トイマジンが仕向けた謎のルーレット男に騙され、危険なゲームに挑む事になる4人。
・ 中二少女たちのスーパーコスプレタイム。
・ コスプレのままでは力が出ないぞい。
・ 中二少女たちのスーパーコスプレタイム、終了。
・ バンダイ提供による、スーパー変身タイム。
・ 手下を倒されたトイマジンが、プリキュアの前にホログラムで登場。
・ 実はこのおもちゃの国は、子供たちに捨てられたおもちゃで出来ていた。
・ 「もったいない精神」全開でキュアピーチさんを叱るトイマジン。
・ 軽くへこむピーチさん。
・ ホログラムのままでは話が進まないので、改めて場所を移し直接姿を現すトイマジン。
・ さっきのホログラム意味ねぇぇぇぇ。

・ トイマジンの体を構成しているのは、我儘勝手に捨てられてきたおもちゃの怒りや孤独や哀しみだった事が判明。 
・ 「おれたちにはもう、子供たちへの憎しみしか残っていない!」
・ どう考えても5歳児にはヘヴィすぎる展開。
・ トイマジンの体にウサピョンが組み込まれていた為、全力で攻め込めないピーチさん。
・ 自身がウサピョンを蔑ろにしてきた事を責め、激しくへこむピーチさん。
・ ベリーさんがピーチさんをビンタ。
・ 「甘えんじゃないわよ!あんたは今、ウサピョンの主である前に、世界中の子供の夢を背負っている一人の戦士でしょ!」
・ どう考えても5歳児にはヘヴィすぎる責任論。
・ 元気を出して、トイマジンにラッキークローバー・グランドフィナーレ(←必殺技)をお見舞いする4人。
・ 必殺技も空しく、トイマジンやその他のおもちゃの怨恨パワーがさらに増加。
・ 「おまえら子供なんて・・・」「憎い・・・」「恨みます・・・」と劇場内にこだまする、型遅れのおもちゃたちによる叫び。
・ だから、ヘヴィすぎるってば。
・ 四面楚歌のプリキュアさんを救う為、ちびっこが予め配られていた謎のライトを点灯。
・ が、キャラによる誘導がわかりづらく、点灯してもいいのか否か悩むちびっこたち。
・ 結局まばらになってしまった点灯イベント。 
・ それでもパワーアップしたピーチさん、第5のパワーを手にいれキュアエンジェルに大変身。
・ 「わぁ・・・キレイ・・・」と、普通に感心するベリーさん、パインさん、パッションさん。
・ いや、感心してる場合じゃないだろ。
・ エンジェルが念仏を唱えておもちゃたちが成仏。
・ 残ったトイマジンも「もういちど、子供たちを信じてみるよ・・」と言い残し、翌日のバザーで無事リユースされる。
・ ウサピョンもピーチさんの勉強机に前線復帰し、大エンディング。
 


つっこみたい点は沢山あるのですが、とりあえずバンダイ(おまえ)が言うな。 と。

変身セットひとつにしても、1シーズンの間に何度もモデルチェンジさせ、放送中に新たな商品の宣伝をばんばん挿み込み、子供を常におねだりモードに落とし込む阿漕な企業・バンダイが、「おもちゃをすぐ飽きてポイしたり雑に扱ったりしちゃダメだよ」とか言うな。
いや、バンダイが直接言ってる訳じゃないですが。
それとも、もしかしたらこれは、東映アニメーションのスポンサーに対する地味な叛乱なのでしょうか。
だとしたら偉いぞ東アニ。

“中二少女のパジャマパーティ”という、どことなく猥褻な香り漂うイベントで大きいお友達の心を押さえ、いつも通りの変身→団結という流れで小さいお友達の心も満足させる、隙の無い作品作りがいつもながらあっぱれですねぇ。
さすがにそれ以外の項に当てはまる「保護者」なアガサは、かったるくて睡魔に襲われたりもしましたが、後半のヘヴィな展開で一気に目が覚めてしまいましたよ。
確かに
「おもちゃ(物)を大切にしよう!」
というメッセージは、去年の
「お菓子をくれないといたずらするぞ!」
に比べると至極真っ当なお説だと思いますけどねぇ・・・。
クライマックスで、世界中のおもちゃの怨念を身に纏い巨大化したトイマジンがものすごくヒグマドンしていて、ちびっこのトラウマにならないかと心配してしまったアガサです。(※案の定寝る頃にちょっと泣いた)

他にも、
後半でかかるサントラが無駄に燃える旋律なあまり、思わずCDを欲してしまったり、
かと思うとキュアエンジェル化したピーチさんのバックに流れるサントラは「ネバーエンディング・ストーリー」の飛行のテーマに酷似していて苦笑いしてみたり、
トイマジンの差し向ける刺客がまんま“死亡遊戯”なのが、大人向けとは言えちょっとあざと過ぎだったり、
ウサピョンの声がもろドキンちゃんだったり、と、色んな意味でサービス旺盛な映画と言える本作。

二次元世界で湧き上がったおもちゃの怒りを、三次元世界でのおもちゃが鎮める、というひねりの効いたオチも、なかなかイカシているのではないでしょうか。

ハートライト
(↑ 三次元世界でちびっこに配布されたおもちゃ。 見ようによっちゃあ大人のおもちゃに見えなくもnゲフンゲフン!(←ああそうさオレは最低さ)


エンディング時ににキャラクターが「プリキュアと一緒に踊りましょう!」と呼びかけた後、一斉に座席の上で踊り始めた劇場内のちびっこたちの姿を見て、とっても心が温かくなったアガサだったのでした。

映画の内容は忘れても、こういう素直な気持ちは忘れずにいて欲しいものですね!


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