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『テラー トレイン』

2009年09月29日
テラートレイン
★★
ガイドマップも持たずに東欧行っちゃ、ダメ! 絶対!!

ゾンビが観たくなったのですよ。
『ハゲタカゾンビ』とか『ゾンビホスピタル』とか、最近またはしゃぎ過ぎな傾向にある「勝手にゾンビ邦題」シリーズを、とことん制覇してみたくなったのですよ。
ところが、レンタル店の店先をちょっと覗いてみたら、アガサの目にとんでもないキャッチコピーが飛び込んできたではありませんか。

『テラートレイン』
「トンネルを抜けると、そこは地獄だった」
「地獄の車窓から」


負けたよ・・・
この勝負、お前の勝ちだ・・・!
 (※すぐレジに持って行きました)

あらすじ・・・
『ホステル』 っぽくなって、
『暴走特急』 っぽくなって、
『アナトミー』っぽくなって、
『ブラッド・パラダイス』(原題Turistas) っぽくなって、
『サスペリア・テルザ』 っぽくなって、
「ビックリ人間大集合!」 みたいになって、
最期は 「吉田沙保里、前人未到・7連覇への道!」 になる。 


なんだかよく判らないとは思いますが にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ ま、概ねこんな感じです


と言うわけで、色んなデジャヴに彩られた新感覚ホラー 『テラートレイン』 を鑑賞しました。

結論から言うと、このジャケットのソーラ・バーチの胸はどう考えてもフォトショ修せ・・(ゲフンゲフン) そうじゃなくて、最初は本作に対し、結構な退屈さを感じてしまったのですが、要所要所から溢れ出すソーラ・バーチのローテンションっぷりや、辻褄を合わせる事を放棄しなんつーの?フィーリングっつーの?とでも言いたげな見せ場の数々や、ヘンなタイミングで突如キレ始めるソーラ・バーチのほんのり微笑ましい姿など、捨てるには惜しい要素もあったので結果オーライな様な気がします。


テキサス、スロバキア、ブラジル、オーストラリアに続いて、今回「あったら怖いこんな国」の舞台に選ばれたのはリトアニア。
もう、ここまで来たら「どこでもいいよコンチクショウ」と言う気もしないでも無いのですが、『ホステル』と同じ東欧をチョイスしたトコロに、製作者の微かなこだわりを感じるようなそうでもないようなってそこの奥さん、パクリとか言っちゃダメ。

物語の内容はと言うと、要するに、
見知らぬ東欧を訪れたバカなアメリカ人たちが国家的陰謀に巻き込まれ、○○○をちょんぎられたり、目ん玉をくり貫かれたり、ポカスカ殴られたり、片足切り取られたり、ポカスカ殴られたり、肝臓を抜き取られたり、心臓を抜き取られたり、ポカスカ殴られたりする
と、いうお話なのですが、それを行っているリトアニア人の目的はというと、ズバリ臓器移植なのですよね。
つまり、アメリカ人から取り出した人体パーツを、そのまま列車の中の専用ルームで移植してしまおうという。
じゃあ、「ポカスカ殴る」の部分は何なんだと言うと、それはまぁご愛嬌と言うことで。(もしくはサービスカット)

こういった“見知らぬ土地で臓器売買に巻き込まれた”みたいな都市伝説はよく目にしますし、実際、伝説どころかガッチガチの本気(マジ)商売として行われている国もあるのだろうと思います。
ただ、それらのリアル臓器売人の方がどうなのかは知りませんが、本作における臓器売買はとにかくリアリティのかけらも感じられません。

ズボって抜いた目玉を、たいした検査も無し(多分血液型の適合チェックのみ)で子供に移植。
心臓を取り出す為に電動カッターでズゴズゴと開胸する姿を見て、「まさか素手でって事はないよなぁ・・」と思っていたら本当にノー手袋で心臓ゲット。
で、見るからに錆び臭そうなブリキの缶にむぎゅーってイン。
肝臓移植もガタゴト揺れる列車内で施術。 ちなみにその手術室のドアは手動とな。

よし! 思い切って言うね!  お前らすげえ雑!!!

そもそも、この手の「人さらい系」映画の舞台となる施設なり一軒家は、どの作品でも見事な程に小汚いと、相場が決まっておるものです。
まぁ、その汚さは恐怖を増幅させる為の装置みたいなモノなので、構わないっちゃあ構わないのですが、その目的が医療行為となると話は別です。
いくらなんでも大雑把すぎる。
移植行為の前後と言うものがどれだけ、各種の菌との闘いに費やされるモノか・・・ヾ(*`Д´*)ノ謝れ!全国の移植患者に謝れ!!ヘソ噛んでしね!!

まぁ、臓器移植後の患者さんを、列車からエンヤコラサーと担架で運び出し、山道をテクテク散策した後に、これまた埃満載みたいなお屋敷に運び込む展開があったり、
肝臓移植後らしき患者が 「ねぇ!ちょっと! 拒絶反応かなんだか知らないけど、お腹がシクシクするから痛み止め持ってきてよ!」 とキレるシーンなどもありましたので、製作者(脚本家)はこういう方面に疎い方なんでしょう。きっと。
だが、疎いなら医療スーパーバイザーくらい雇えよコンニャロー! と私は言いたい。
あと、移植後の患者さんを山道移動させるのは危険! みんなも絶対やっちゃダメだよ!!(やりません)

ちょっと移植が絡んだせいでヒートアップしてしまいましたが、細かい設定をとやかく言う映画でも無い事をたった今思い出しましたので、ま、とりあえず「列車内が汚かった」という点だけ覚えて頂いて、他の部分は忘れて下さって結構です。
ていうか、ゴメン。 おとなげなくてゴメン。


さてさて、本作は内容が内容なだけに、グロ描写もそこそこ力が入っておりまして、物語の冒頭はいきなりご挨拶代わりの生皮丸剥ぎシーンで幕開け。
いいですよねぇ、こういう潔い初心表明。
「じぶん、こんな無骨な映画ですけどいいッスか?」
みたいなね。
「いいよいいよ、もうなんでもいいからとりあえずやってみな!」
と声援を送ってあげたくなります。
で、やる気に溢れた製作陣は、その後も出来る限りのグロを投入。
意味なく生きたままの解剖をしたり、意味無く強制去勢をしたり、意味無くピアスを引きちぎってみたりと、利益度外視で残酷描写大放出。
残念ながら、撮り方が近すぎて何をやっているのか判り辛い箇所や、肝心なトコロがカットされている箇所もあるのですが、やりたい事がハッキリと伝わってきますので好感が持てます。
ホンっっっトにストーリーには関係無いですからね! ゴア部分の半分以上が!
バカだよこの人たち・・・(* ´艸`*)ウフフ・・ ほんまもんのバカだ・・・イイワァ・・

実はこの製作陣、せっかく「列車内」という密室を用意しているにも関わらず途中で舞台を車外に移してしまったり、伏線っぽいシーンをその後に全く活かせていなかったり、いかにも思いつきで出したみたいな黒装束の集団を歩かせてみたりと、と、気合が先走ってしまった感じもするのですが、むしろ
「よく頑張ったね!」
と優しく肩をたたいてあげたい気持ちでいっぱいです。
「色々撮ってみたかったのな! わかるわかる! でも次からはもうちょっと考えてから脚本書こうな!」
みたいなね。
何なのでしょうねぇ・・・ もしかして、これが母性ってやつなのかしら・・・(バカな子ほど可愛い、とか
?)
ま、もし次も同じような大雑把な作りをしやがったら、その時は千尋の谷に突き落としてやりますけどね!!(それもまた愛情なんだかんね!)


この系統の作品を観るたびに思うのですが、ホント、初めての国を旅行する時は「地球の歩き方」とか「るるぶ」とか持って行かなきゃダメですよ!
あと、最低限の現地語は覚えるかメモしておく。
それと、知らない人に「ご機嫌なパーティがあるんだぜ~」とか言われても、絶対ついて行っちゃダメ。
その辺の人にパスポートを預けたら、もう後が無いと思え!!(※普通預けません)

で、それでもダメそうな時は、吉田沙保里に助けを求めるとなんとかなるかもしれませんので、是非日ごろから沙保里たんと懇意になっておきましょうね! これ必須!!
あれ・・・? もしかしてそれって、ALSOKしておけってこと・・・?

cap15_7.jpg

「 両 方 大 事 ! 」

みなさんも、海外旅行とホームセキュリティには、くれぐれもお気をつけ下さい。(なんだこのまとめ)


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