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『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』

2009年09月26日
ウルヴァリン
★★★☆
アンタたちがいるってことは、派手なことが起こるってことだろ?

あらすじ・・・
ストライカー 「フロストくん、ウェポン11号の仕上がりはどうだね」
博士 「ミスター・ストライカー、11号は順調ですわ。 ただ、完成までにはあと少し時間が必要かと。それにして、一体何故この様な人間兵器を作ろうと・・?」
ストライカー 「聞きたい?! マジで?!」
博士 「え? ええ・・」
ストライカー 「そっかー、聞きたいかー! フロストくん聞きたいかー! あのな、ぼくめっちゃナイスな計画思いついてんねん!」
博士 「はあ・・」
ストライカー 「あのなぁ、ぼく、息子がミュータントだったばっかりに、奥さんが自殺してしもたやん?」
博士 「その件に関しましては、心からお悔やみ申し上げま・・」
ストライカー 「ええねん! そこスルーでええねん! でな、あんま腹立ったから、なんとかして地球上のミュータント全滅させたろ!って思ってんねんか!  でもミュータント強いやん? めっちゃ超能力者やん? ヘタしたらあいつら空とか飛びよるやん?」
博士 「え、ええ・・」
ストライカー 「せやからな、目には目を、歯には歯を!って思たのよ。 色んなミュータントの能力を一人の体にコピーして、究極のミュータント・キラーを作ろうって! 天才? もしかしてぼく天才?」
博士 「・・・」
ストライカー 「でな、やっぱキモになるのは、肉体再生能力と手から爪がシャキーンって出てくる能力を持つローガンやん? あいつ何とかして手にいれなあかんやん?」
博士 「しかし、その能力ならば、兄のビクターにも備わっておりますので、ローガンを狙う必要は無いかと・・」
ストライカー 「わー! 言う? 言っちゃう? ちゃうねん!全然ちゃうねん! ビクターはな、ほら、爪が伸びるだけやんか。 で、それで引っかくやん? なんか、怒ったおすぎみたいやんか!」
博士 「はあ・・」
ストライカー 「そこは男のロマンとして譲れない(キリッ」
博士 「・・・」
ストライカー 「ということで、手順としてはこうです。 まず、ぼくが編成した特殊部隊から離脱しよったローガンを監視する為、他人の精神を操れるミュータントのケイラをローガンに接近させる。 で、ケイラにローガンを夢中にさせる。 程よく夢中になったトコロで、ビクターがケイラを殺した様に見せかける。 そしたらローガンはどうなりますか?怒りますわな! で、怒ったローガンはビクターを追います。 ビクターはこの研究所に逃げ込みます。 ローガンはここまで追い駆けてきます。 はい、ローガン確保!! おれメシウマwww」
博士 「しかし、それならば何故ローガンにアダマンチウムを移植されたのですか? 単純におびき寄せるだけで良かったのでは?」
ストライカー 「ちゃうねん!ちゃうねん! そこはだから、なんかアレやん? シルバーの爪の方がかっこええやん? 男のロマンここに極まれり!」
博士 「ローガン・・、いえ、ウルヴァリンの体を無敵にしてしまったせいで、派手な逃走劇と無駄な民間人の犠牲を引き起こしてしまったのでは?」
ストライカー 「まぁ、まぁ、まぁ、そう言えなくも無いけど・・・。 あ! ほんまはな、ウルヴァリンの再生能力がアダマンチウムに耐えられるかどうかの実験やってん! そうそう!そうやねん!」
博士 「後付けですよね・・・それ」
ストライカー 「違う違う! 全然違うし! 最初から全部計算ずくやし!」
博士 「あ! って言っちゃったじゃないですか。 明らかに“今思いついた”って顔してたじゃないですか。 それに、その作戦で仮にウルヴァリンをおびき寄せたとして、果たして彼が素直に実験に協力してくれるでしょうか?」
ストライカー 「ん? それはだからほら、ここまで来た時点でケイラに対面させて、実は何もかも計画通りだったんだよ~!ってゲロさせたら、ワチャー!ってならへん? もう煮るなり焼くなり好きにして~!ってなるんちゃうの?」
博士 「むしろ真実を知ったら激昂するのではないですか? 愛する人の裏切りと、その裏に隠されたミスター・ストライカーの陰謀を知ったら・・ 怒るでしょ?普通。  って言ってる傍からホラ。」
ウルバリン 「ストライカー! おんどれ何さらしてくれとんねん(゚Д゚#)ゴルァァァァァァァ!!」
ストライカー 「Σ(´Д`;)」
プロフェッサーX 「X-MENスピンオフ企画・ウルヴァリン物語! もうちょっとだけ続くんじゃ!!」
ストライカー 「 「Σ(´Д`;|||)」


次回作はガンビットが大活躍すんのかなぁ! にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ おら、なんだかワクワクしてきたぞ!


と言う訳で、アメコミ好きな世帯主さまと鑑賞してきました 『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』 。
そこには男の夢やロマンがみっしりと詰め込まれていました。
もちろん、女子だけど女子っぽくないアガサも大満足です。

X-MENシリーズで何が楽しいって、それは超人見本市のような各キャラクターの見せ場だと思うのですよね。
火や氷を操れるのなんてほんの序の口。
瞬間移動や念動力、各種エネルギーも自在に操り、天使の羽がメキメキ生えてくる人まで登場。
「あんなこといいな、できたらいいな」がスーパーパワーとして具現化される様は、観ていてホントに気持ちいいです。
アガサも出来る事なら欲しいです。
どれがいいかと聞かれたら、迷わずケイラの“精神操作能力”ですよね。
あの能力さえあれば、
「お前ってオレの友達の中で一番の親友だよ」
だなどと言う、全く有難くない褒め言葉を贈られた、学生時代のハバネロ風味な思い出を、全部塗り替える事が出来ただろうに・・・。
出会う男子みんなに告白させちゃったりして。
超愛されガールになっちゃったりなんかして。

ていうか男子のみんな! 遠まわしに告白をブロックするのはよそう! 逆に傷つくぞ!!(※しかも1度や2度ではない)

まぁ、アガサの黒歴史はさておき。


『X-MEN』シリーズで思わせぶりに引っ張っていた、ウルヴァリンことローガンの過去を、「この際だから大放出」とばかりに魅せてくれた本作。
その呪われた特異体質(不死身&超つよい)から生家を追われ、19世紀の半ばから、南北戦争、第1次大戦、第2次大戦、ベトナム戦争などなど、名だたる紛争にレギュラー参加してきたビクターとローガン兄弟。
冒頭で、その約150年間の雄姿を描いてくれているのですが、ここの立体感溢れる画作りが非常に素晴らしい。
いちいち静止画になるのですが、そのカットひとつひとつが、兄弟の絆や微妙に生じ始める隔たりなどを的確に表してくれていて、とても秀逸なオープニングだと思います。

そして、物語は、良心を残して育ったローガンと、残忍な心しか残さなかったビクターとの確執になだれ込んで行くのですが、こういう人生の過ごし方をしてきたら、お兄ちゃん(ビクター)が暗黒面に落ちてしまうのも仕方ないのかなぁ・・と思ってしまうのですよね。
人を殺す事でしか、自分の生きる価値を見出せない。
殺し合いの場でしか必要とされない能力を持つ、という悲劇。
ローガンはなんとか踏みとどまり、可愛いチャンネーとラブラブ生活をエンジョイするのですが(まぁそれもストライカーの計画どおりだった訳ですが)、血塗られた己の運命から逃れられず、不毛な非モテの荒野をさ迷うしかなかったお兄ちゃんの姿は、時に無様で時に残酷で時に哀しい。

運命を共にしようと誓ったはずなのに、気がつくと全く違う道を歩んでしまって、また、引き返す事も出来ない不器用な男たちには、どこか 『スラムドッグ・ミリオネア』 の貧乏兄弟に通ずるもどかしさを感じてしまいます。
そして、数々のボタンの掛け違いから生まれた憎しみでしか向き合えない兄弟が、共通の敵を前に一致団結するシーン。
単純ですがこれでいい。 いや、これがいい。
仲悪かった者同士が共闘するシチュエーションで燃えない人なんて居ないはず。
否が応でも盛り上がるクライマックス、是非素直に酔いしれて頂きたい。(←何この上から目線)


悲劇的な最期を迎えるケイラを見てもわかるのですが、結局本作は、男の男による男の為の映画だったのかもしれませんね。
女要素は、まぁ重要っちゃあ重要ですが、そんなことより男。
ビクターとローガンの兄弟愛、ローガンとガンビットの友情、ローガンとストライカーの怨恨劇、サイクロップスとハゲの初めての出逢いなどなど。
いやらしい意味ではなくて、男と男の色んな形の絆や愛情が描かれていて、訳も無くワクワクしてしまいました。
違いますって。
いつの世も、男同士の絆というのは、人の心を鷲掴みにする必須アイテムなんですって。
まぁ、だからこそ、欲を言えばもう少しその辺りの描写を増やして欲しかったのですけどね。
ガンビットとローガンがいつの間にか仲良しになってとか! なにその勿体無い省き方!
そこはもっと掘り下げようよ!! 
じゃなくって! 掘るってそういう意味じゃなくって!  ぁぁ・・・_| ̄|○il||li

なにはともあれ、
わんこみたいにワッホワッホと駆け寄ってくるお兄ちゃんがとても可愛かったり、
華麗なカードテクを駆使しつつ、ローガンとお兄ちゃんの遺恨試合を全力で邪魔しに来るガンビットの空気の読めなさ具合にキュンとしたり、
2本差しの刀をダースモールみたいにくっつけて、クルクル回すデッドプールがかっこよかったり、
ひとりでマトリックスごっこを満喫するエージェント・ゼロの早撃ちっぷりがクールだったり、
ホビット村出身のメリアドク・ブランディバック(ことドミニク・モナハン)の相も変わらぬこじんまりとした佇まいに癒されたり、
要は、サイクロップスが裸眼で走り回れば敵陣壊滅なんじゃね? みたいな突っ込みどころの多さに懐かしさを感じたり、
困ってるミュータントたちには手を貸さず、テレパシーで透視しているだけのクセに、最後だけシレっと登場しておいしいトコ取りするハゲ(チャールズ・エグゼビア)にカチンと来たり、
ていうかやっぱりこのハゲ感じ悪い、と再認識したり、
ハゲのシーンだけCG粗すぎ、と予算の割り振り方に疑問を抱いたり、などなど、
色んな楽しみ方が堪能出来る1時間48分だったのでした。

次は是非、生き残ったであろうお兄ちゃんと、王子様オーラ全開のガンビットをメインにしたスピンオフを作って貰いたいものですね。
もちろん、その際もサイクロップスは参加の方向で。
皆勤賞目指して、がんばれ!ヘタレ王・サイクロップス! 


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おにいちゃんとおとうと。 『ウルヴァリン X-MEN ZERO』を観た! この映画のために これまでのシリーズを観直そうかと思っていましたが...

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