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『姑獲鳥の夏』

2006年07月03日
にじかんかえせ!! 

にじかんか・え・せ!!!



クソ~・・・。 
一日1本観れるかどうかの貴重な夜の2時間を、よりにもよってこんな映画に費やしてしまった・・・。
何でこれをチョイスしてしまったのだ? 私?

キャスティングが悪いのか?
主人公である京極堂は、知識豊富な本の虫で、尚且つ安部清明の血筋を引く陰陽師でもあると言う。
それを演ずるのが堤真一。
ガタイが良すぎるのか?  
もちっと繊細で神秘的な俳優なら良かったのか?
例えば・・・トヨエツ・・じゃないか・・  ・・渡部篤郎?  ・・いやそれも違うか・・  加瀬亮?  ・・は若すぎるか・・。

例えば・・ 例えば・・・

いや・・!  正直スマン!!
正直例えられん!!!


誰にした所で、面白くなったとは考えにくい。

その昔に呪いを受けた一族の娘が、妊娠20ヶ月を越えてもまだ出産の気配も無い。
その娘の夫は、1年半前に密室から謎の失踪。
難題を持ち込まれた京極堂は、
「この世には・・・不思議な事など何も無いんだよ・・・」

このキャッチコピーを見た公開当時は、てっきり京極堂とやらは大槻教授タイプなのかと思っていましたが、どちらかと言うと韮澤さんの側だったようです。

つまり、怪奇現象は存在しないのではなくて、怪奇現象は怪奇でもなんでもなく当たり前の現象
だから不思議でもなんでもない訳です。

草野仁の例の番組を真っ向から全否定の発言ですが、京極堂の言い分はわかると言えば判ります。

常識でモノを考える。と言うが、その常識は誰が基準なんだ?
とでも言うのでしょうか。
目に見えるものが全てと言うが、その目に入る物も脳を通して信号化されて認識した物でしかない。
つまり、脳がポンコツだったら何ひとつ正確に伝わる事は無い、と言うのです。

そりゃそうだ。

納得納得。

しかし、映画の本編はと言うと、納得からは程遠い仕上がりになってます。
最初にあげた堤真一以外も、
事件の鍵を握る謎の双子美人姉妹に原田知世。
ワトソン役に永瀬正敏。
失踪した夫役にディア・フレンズ。 じゃなかった、恵俊彰。
京極堂の妹で雑誌の編集者役に田中麗奈。

・・・なんなんだ。
なんなんだ、この緊張感を激しく減退させる顔合わせは。

台詞回しが『時をかける少女』から殆ど進化していない原田知世の罪も重いし、大体双子の姉妹である以上に多重人格者でもあるような複雑な役を、彼女に決めたスタッフも理解に苦しみます。
CMで見るくらいには「キレイだなー」で済みますが、こんな重要な役となると、見過ごす訳には行きません。

そして、何故?
なんでホンジャマカ

出番は少ないけど、結構重要な役にホンジャマカ

沢山俳優さんがいる中で、どうしてホンジャマカという選択をしたのか、他に選択肢は無かったのか? 関係者を小一時間詰問したいです。

懲りすぎて、意味が判らなくなったカメラアングル。(眠気を誘う)
映画開始早々、人間の認識能力について饒舌に語り始める京極堂。(かなり眠い)
所々にはいる妖怪・姑獲鳥(子供をさらう女性の妖怪。手の代わりに羽が生えている)のショットも、何か暗黒舞踊みたいで意味不明。(瞼が重くなる)
幻覚ばかり見ては、ウロウロ所在無さ下に徘徊する永瀬正敏。(もはや陥落寸前)
さらわれた赤ちゃんの死体が、どっからみてもみうらじゅんの自画像。
images.jpg←中央




どうせぇっちゅうんじゃい!

この映画、ヒットしたんですかね・・・?

確か公開当時は、シリーズ化をも目論んでいるような発言をしていたと思うのですが・・・。

まさかですよね。

普通原作モノを観ると本の方も読みたくなるのですが、今回ばっかりは・・・  ねぇ・・・。

唯一つ、ミニチュアのお屋敷が派手に炎上するシーンは、とても綺麗でした。

日本の職人さんの底力を感じました。
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 姑獲鳥の夏 プレミアム・エディション「姑獲鳥の夏」  ★★(2005年日本)監督:実相寺昭雄原作:京極夏彦「姑獲鳥の夏」キャスト:堤真一、永瀬正敏、阿部寛、宮迫博之、原田知世、田中麗奈、清水美砂、篠原涼子、す

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