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『ブラッディ・バレンタイン 3D』 

2009年07月28日
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★★★
面白い映画作り」に懸ける製作陣の心意気。 その姿勢こそが、ある意味3Dなのではないかと。 ええこと言うた。 うそ。 そうでもない。


完全オチバレのあらすじ・・・
それはとある、こじんまりとした炭鉱町で起こった出来事だった。
なんとなく仕事に身が入っていなかった、社長の息子によるうっかりミスの為に、炭鉱内で数人の鉱員が生き埋めになるという事故が発生。
しかしその後の調査で、予想外の事実が判明する事になる。
なんと、採掘現場で発見された鉱員たちはすべて何者かによって惨殺されており、その犯人こそは、現場から奇跡的に救助されたただ一人の鉱員、ハリー・ウォーデンだったのだ。
昏睡状態で救助されたウォーデンは、1年後に病院で意識を取り戻すと、事故のトラウマからか、金持ちに対する恨みからか、猛烈な凶暴性を発揮。
どこかで見つけてきたツルハシをふるって、院内に死体の山を築きあげると、そのまま姿を消してしまう。

その頃、炭鉱事故に対する自責の念からすっかり陰気になってしまった社長の息子・トムが、高城剛のレイヴパーティ酒飲んでハイになるパーティに恋人と参加していた。
パーティ会場は他ならぬ炭鉱の採掘現場。
若者たちは、リッツに載せられたクリームチーズとスモークサーモンくらいの「ちょっとつまんどくか」感覚で、肝試し大会を行おうとしていたのだ。
超バチ当たりな大会に、恋人にチキンと罵られたくない一心から参加するトム。
しかし宴もたけなわになったその時、病院から抜け出してきたウォーデンが、ツルハシ片手にログイン。
あっという間に血の海になる採掘現場。
恋人と友人に見捨てられ、一人でウォーデンと対峙する事になったトムだったが、危機一髪のトコロで駆けつけた警官によって助けられ、ウォーデンはというと、蜂の巣にされながらも炭鉱の奥深くへと消えていったのであった。

時は流れて10年後。
ウォーデン事件の際のつり橋効果で、友人だった青年と見事カップル成立となったトムの元恋人・サラは、かわいい息子に恵まれ、仕事運も最高潮。
旦那のちょっとした浮気に悩みつつも、何不自由ない生活を満喫していた。
ところがある日、そこに長年消息不明だったトムがもっこりひょっこり帰ってきてしまう。
10年ぶりの再会に、抑えていた恋心が疼き出すサラ。
そんな中、街では新たなツルハシ殺人事件が起こり始め、保安官であるサラの夫が奔走する中、10年前の事件に関わった人たちが次々と変わり果てた姿で発見される。

トムの帰郷と、ツルハシ殺人事件。
この2つの符号の奇妙な合致には、果たしてどのような意味が隠されているというのだろうか。
勿論、まさかトムが犯人だなんていうそんな安易なオチは・・・  

・・おや、誰か来たようだ。


会話の途中で物音がしても にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ  絶対に出ないのがホラーの常識です。ま、出なくても結局殺されるんですけどね。



本作の冒頭に、特典映像として何本かの予告が入っていたのですが、その中になんと 『呪怨~ザ・グラッジ3』 がありました。

姉さん事件です! 
伽椰子たんがいつの間にかDVDスルー扱いになっていました!!


いやぁ、ハリウッド版が評判悪い事は知っていましたが(特に第2弾)、まさか生まれ故郷の日本でも未公開の憂き目に遭おうとは・・。・゚・(ノД`)

そして、そんな大人の事情を知ってか知らずか、相変わらずニャーとなく俊雄。
グンパンの白さが眩しいよ俊雄。
あれ?髪切った?俊雄。(切ってません)

それはさておき、そんな残念な最新作をちょっと調べてみたら、なんと今回のハリウッド版第3弾には、あのアマンダが出ていると言うではありませんか!
ほら、あのジグソウおじさんの愛弟子こと、アマンダの事ですよ!(演じているのはショウニー・スミスさん)

いやぁ、驚きというか切なさというか、とにかくちょっぴり甘酸っぱい気分になりましたねぇ。
ちなみにそんな淡いトキメキの詰まった 『呪怨~ザ・グラッジ3』 は、9月2日にジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントから絶賛リリース予定。
『SAW』 ファンのあなたも、白塗りカヤたんファンのあなたも、要チェケラ~.。゚+..。゚+.


・ ・ ・

・ ・

何の話でしたっけ。

あぁ、『ブラッディ・バレンタイン』ね。(※むしろそっちが本題)


結論から言うと、面白かったです。

リメイク版『13金』もそうでしたが、本作に於いても観られた、“現代のホラーは息もつかせぬ展開が命!”とばかりの猛烈なスタート・惨殺・ダッシュ。
まだ登場人物の相関図も頭に入らない(というか説明もない)状態で、いきなり繰り出される鶴嘴アタックは、観客の心を鷲掴みにしてくれる事でしょう。

そこは病院なのに。
さっきまで昏睡状態で1年間寝たきりだったのに。
足とか絶対痺れてるハズなのに。
ていうかツルハシはどこから持ってきたんだよ。

そんな野暮な問いかけには、無言で応えるハリー・ウォーデン、推定47歳、独身。
そんな事はいいからとりあえずこの死体の山を見てくれ、とばかりの無言実行タイプ。
キライじゃない。 アガサはキライじゃないですよ、こういうタイプ。( n´∀`)nウフフ

そんな理由なき錯乱殺人鬼・ウォーデンですが、実は開始早々殺りたい放題殺った挙句に警官によって射殺されてしまいます。
関わった警官たちはその事実を伏せ、ウォーデンの死体を秘密裏に埋葬。
だってバレたら懲戒ものだから。 大人って汚いよな!

途中までは伏せられたこの事実ですが、本編の中盤あたりで秘密が発覚してしまいますので、観客の関心は一気に“真犯人探し”へと傾く事になります。
いや、殺人アラカルトも楽しいんですけどね。
如何せんツルハシ一辺倒なものですから・・・ なんつーの・・?ちょっと慣れてくるって言うか・・・まぁほら・・ そういうアレですよ・・。(どういうアレだよ)

いやね、仕方ないんですけどね、意外と3Dなんですよ。
“元・3D”と言った方が正しいでしょうか。
劇場公開時に飛び出す映画として楽しまれた本作は、その表現の随所に
「飛び出してればさぞかし面白かっただろう」
点が見られます。
例えば、やたらと迫り来るツルハシとか、ぴょこんと飛び出す目ん玉とか、異常に枝っぷりのいい老木とか、とりあえず飛びかう小道具とか。
3Dを意識したびっくらかしシーンの数々は、気持ちはわかるけどちょっと引くって言うかぁ~。
うちら今、2Dで観てるんですけどぉ~ みたいなぁ~。

最近3D映画って増えていますけど、DVDでしか観れない人でも違和感なく楽しめる様な画作りになっているのでしょうかねぇ。
まぁ、映画というのはそもそも劇場で観る事を前提として作られていると思うので(そうあるべき、とも)、いちいち「飛び出さないからつまらない!」なんて大人気ない事を言う方がおかしいのかもしれませんが。
ま、オレは、ぶっちゃけ飛び出さないからつまんなかったけどね! (←大人気ない30代)


で、そんな可もなく不可もなくみたいな急襲と同じくらいの比重を割かれているのが、「誰がツルハシを持って暴れているのか」というサスペンス要素。
ウォーデンは間違いなくこの世を去っているので、必然的に真犯人はこの中にいるぅっ!!(どの中だよ)
炭鉱を長年に渡って支え続けてきた老鉱員、申し訳程度に配置された黒人警官、ウォーデンを抹殺した元警官・・・。
ありそうでなさそうな犯人候補が立ち並ぶ中、一番きな臭いのは、10年間行方をくらませていた社長令息と、事件のドタバタで令息の恋人を略奪した保安官なのですが、この2人に関するミスリードの数々(ツルハシ殺人鬼と反転した動きをしたり、懐中電灯を持つ仕草がツルハシのそれと被ったり・・などなど)が、典型的な内容ながら意外とキッチリ挟み込まれていますので、観客は非常に心地いい疑心暗鬼状態に陥る事が出来るのではないでしょうか。
少なくともアガサはワクワクしながら鑑賞出来ました(´ω`)

最近のスラッシャーとしては珍しく、最後の最後まで男子しか活躍しないという、「女が空気」なクライマックスも、男子の活躍に免じて許してあげなくも無い。
いや、ごめん、ちょっとツボだった。
男子同士のまさぐり合いがツボだった。
片方(保安官)のビジュアルもツボだった。
なんかすまん・・・こんな大人ですまん・・・。

と言う訳で、男達(ウォーデンとトム)がツルハシ殺人鬼になった原因が、揃いも揃って説明不足なトコロがなんともユルい本作ではありますが、最近のお気楽ホラーにしては妙に気合の入った死体描写とか、もったいぶらない殺害シーンなど、こっち系好きの心をくすぐる要素も押さえてありますので、意外と楽しめるのではないでしょうか。
とりあえずアガサは、以前某方にお借りしていたままだった 『血のバレンタイン』(※1981年製作のオリジナル版) を鑑賞してみたいと思います!

いやぁ! やっぱり夏のホラー鑑賞はさいこうですね! (夏以外も観てるけどな!)


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