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『レストストップ2 ドント・ルック・バック』

2009年07月07日
レストストップ2
★★☆
「ショック!残酷! ホーリーバイブルの逆襲」 (洋○社MOOK・別冊映○秘宝)

こんにちは、アガサです。
先日のムフフ記事に於きましては、沢山の温かい応援コメントをありがとうございました。
お陰さまで無事、振り上げた拳を下ろす事が出来ましたことをご報告させて頂きます。
皆様には、言葉ではいい表せない程の感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました!
これからも自分なりに頑張ってみますので、どうぞよろしくお願いいたします。+゚(゚´Д`゚)゚+。


と、いう事で、今回は衝撃のラストから2年、全米が待ち焦がれた超話題作の続編 『レストストップ2 ドント・ルック・バック』 の感想行ってみるですよ!

あぁ・・「超」は言い過ぎなのか・・・ そう・・そこそこ話題作・・・でもないってのか・・ くそう・・・ ・・・ならば若干話題作・・? ・・・ ・・もしかしたら話題さk・・・・ 
・・ちくしょうっ! 話題作であってくれっ・・・!(ざわ・・・ざわ・・((`Д´;))・・ざわ・・・)

 
※超話題作『レストストップ デッドアヘッド』(前作)の感想


あらすじ・・・
【彼氏とのつきあい方について悩んでいます】(発言小町)

こんにちは、ちょっとご意見お聞かせ下さい。

実はうちの彼氏なんですが、結構なホラー好きなんです。
昨日も、先週観たばっかりなのにまた 『ホステル』 観ようぜって言われました。
一応、 『セックス・アンド・ザ・シティ』 にしようよ、って言ってみたんですけど、
「“セックス”言うてもうてるし!姦淫キタコレ! おま、ヨハネにフルボッコにされっぞ!知んねぇぞ!」
って店内で騒がれまして。
まぁなんだかんだ言って、ただのゴア好きなんですよね、彼。

そんな彼なので、聖書の中にも残酷描写をさりげなく盛り込んでいたり。
何かにつけては死刑。
気分がのってきたら火あぶり。
メル・ギブソンの 『パッション』 観た時なんか、もう大興奮でした。
「こいつはわかってる! オレの本質をよおくわかってるぜ!」
って。
まぁ、ファンレター書こうとした時は、さすがにヤコブに止められてましたけど。

で、先日なんですが、彼が聖書に隠したメッセージを読み取って暴走してしまった、哀れな子羊たちが現れたようで。
マルコによる福音書の中の「汝の手が罪を犯したなら、その手をカットオフしちゃえ」という一節を、言葉のまんま受け取って、中年のトラック運転手をかどわかした挙句、手首を切り落とし、目玉をえぐり出して埋めちゃったらしいんです。
さすがにこれは・・・ちょっと私も引くっていうか・・・。
おまけに、なんでもその被害者である運転手が、成仏出来なくて悪霊として復活したとかしないとか・・。
彼はそういう事にも無頓着で、
「復活かぁ。 やるジャン、一般ピーポーのクセにぃ!」
って、むしろ面白がってるみたいな節もあるんです。

基本的に彼は、“救世主”とは言われているものの、日常的な人間の生死問題には関わらないという原則があるので、まぁ仕方ないかとも思うのですが、それに付き合っていくのに少し疲れてしまって・・。
勿論彼の事は今でも愛してますし、一生お傍にいると誓ったのですが・・。
私はこの先、彼とどういった付き合い方をすればいいのでしょうか?

(トピ主・マグダラのマリアさん)


ま、本編とはあんまり関係無いんですけどね にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ そういうあらすじがあってもいいかなぁって。


先日発売された 「ショック!残酷!切株映画の逆襲」(洋泉社MOOK・別冊映画秘宝)で内での、高橋ヨシキ師のありがたいテキストにも書かれていますが、聖書って意外と残酷なんですよね。
あいつは死刑、こいつは拷問、とりあえず粛清、もしくは虐殺、時には呪詛、そして繰り返される報復・・。
勿論、本来の意味は違うのでしょうが(反面教師にしろって事ですよね?)、当然の如く、その内容を読み間違える狂信的な人々も続出する訳で。

で、2年前に作られた 『レストストップ デッドアヘッド』にちょろっと登場し、今回の続編では一気にメインキャストに躍り出たキャンピングカー一家は、まさにその典型的なパターンだったりします。

トラックがエンストした為に道端でヒッチハイクしていた運転手を、通り掛ったついでに拾ってあげる一家。
しかし、そのトラックが盗難車だと知った瞬間、狂信パパンのスイッチオン。
「なに? キミ罪人なの? あ、そう」
とばかりに輝くパパンの瞳。
ママンはママンで、久しぶりに目にしたブルーカラーの逞しい肉体に発情。
で、そんなママンの毒牙にかかった運転手には、見事「車泥棒」プラス「人妻泥棒」という罪状までもが加わる事となり、嬉々としたパパンによる浄化儀式がスタート。

罪を犯した手をナタでアレしたり、罪を犯した目もナイフでナニしたりと、やりたい放題の常軌を逸した拷問プレイが行われ、息絶えた運転手は、哀れどこぞの野原の地下深くで、その生涯をヒッソリと終える事となっ・・・

・・てくれないんですよね、しかしなんと。

余りに理不尽な殺害方法のせいなのか、神いわゆるゴッドの粋な計らいなのか、不死身のボディを手に入れて立派に復活した運転手は、のんきにキャンプしていた狂信一家に報復。
で、その報復された一家も、信心深かったのが幸いしたのか、神いわゆるゴッドの粋な( 略 )とにかく不死身になって華麗にカムバック。

かくして、サイコ野郎が住むモーテル、
キチガイが待ち構えるガソリンスタンド、
なんか色々置いてある小汚い納屋という、アメリカホラーに於ける3大スポットに続き、
信仰心を武器に罪人をバッタバッタとやっつける最凶一家(と運転手)をメインに据えた新たな殺人名所が誕生する事と相成ったのでした。
では満を持してご紹介致しましょう!
田舎道のレストストップ(休憩所)、ヒー・ウィー・ゴー!

いや、ゴーしないから。
むしろ「ドント・ルック・バック」でお願いします。(←うまい)(←そうか?)

そもそも、聖書もキリストも、そんな事言ってないから。
「罪人はおまいらが勝手に拷問しる」なんて言ってないから。
多分困惑してると思う。
「おいおいおい~」って。
「“血と肉”ってそっちのリアルな血肉じゃねえよ~(´Д`;) ワインとパンでいいよ~」って。

ホント、狂信的なアレは困りますな!


さて、それはさておき、
前作では、小汚い休憩所(主にトイレ)のみを舞台に使用しつつ、ヒロインを恐怖のずんどこに叩き落としていたのですが、今回は続編のセオリーに忠実に従い、その範囲をスケールアップ。
主人公たちが泊まるモーテル、道を尋ねるガソリンスタンド、凄惨な拷問の場となる納屋など、ホラーではすっかりお馴染みのスポットが総出でお出迎え。
田舎はこわいよ~。
アメリカの田舎は、アレだらけだよ~。
と、あの手この手で、渡米経験の無いアガサに恐怖心を植えつけてくれます。

ていうかさぁ、何故映画業界は、そこまでアメリカを貶めるの?
もうやめて! もっとアメリカを大事にしてあげて!
大体いくら田舎だっつっても、世界警察・アメリカの一地域がそんなデンジャラスゾーンな訳ないじゃない・・・!
そんなデンジャラスな・・・

デンジャラス・・

デン・・・

き・・・、危険なのかなぁ・・?(←ちょっと本気で不安になった) 

ま、それはきっとアガサの杞憂に過ぎないとは思いつつも、とにかくもうクドイようですが
「愉快な南部人物語」
とか
「ハートフルかっぺストーリー」
みたいな映画も作るべきですよね、ハリウッドは。 国の印象をよくする為にもね。

ま、作られても多分観ないけどな!(←まさに外道)

物語の展開はというと、
主人公カップルが地図に載っていない脇道に迷い込んだり、人目も憚らず乳繰り合ったり、悪魔的なトラックに目をつけられたり、彼氏の方が連れて行かれたり、拷問されたり、最凶一家の車に乗せてもらったり、そんなこんなの大騒動の果てに一夜が開け、朝の眩しい光の下でトラック運転手との最終対決が繰り広げられると言う大筋が、ほぼ前作のまま。
結構な既視感の嵐です。
でも大丈夫、前作を観てる人とかそんなに居ないから。(←失言)
合間に続編にありがちな「ビギニング」的要素も一通り挿入。
でも大丈夫、前作を覚えてる人とかもそんなに居ないから。(←暴言)

ちなみに、前作ではひたすら正体不明だったトラック運転手にキャラ設定を与え、あまつさえ撃退(成仏)方法まで提示してしまうというサービス過多っぷりに対しては、「余計な事をしおってからに・・」と毒を吐かざるを得ませんね。
ホントねぇ、余計。
そういうんじゃないんだって! 
「あの運転手は、目玉をくり貫かれたまま埋葬されたせいで、魂が地上を彷徨ってしまっているのじゃ。 だもんで、目玉を燃やせばオールオッケーなのじゃ!」 って、そういう野暮な後付解説はいらないんだって!
しかも結局、その撃退法をやり遂げたにも関わらず、運転手成仏してないし。
はい消えたー!
クライマックスの直接対決と、派手な爆破シーン消えたー!
意味ねぇぇぇぇ! 超うける! ァハハハハハハ( ゚∀゚)八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \


という事で、要するに
理不尽な死を遂げた人々がレストストップ周辺に集まって、新たに訪れた若者をあの世へとご招待
という、「世にも奇妙な物語」ミーツ「ほんとにあった怖い話」のようだった本シリーズ。
もしも次回作が製作される様な事がありましたら、是非タモさんにオープニングトークをお願いしたいものですね。
そんな切なる期待を胸に、DVDを床に叩きつけるアガサだったのでした。

叩きつけるのかよ。(←ダメなんじゃん)



色んな意味で、反面教師にして頂ければ・・・、と思った夏の夕暮れだったのでした。
(※ダメな続編例とか、聖書の読み違え例とか・・ま、そんな感じ)


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