『キャプテン・スーパーマーケット』
2006年06月29日
B級ホラーの金字塔、『死霊のはらわた』3部作もついに最終章、
『キャプテン・スーパーマーケット』の登場です。
←注:こんなにムキムキじゃありません。
それにしても、こんなにツッコミがいのある題名が、他にあったでしょうか?
『死霊の盆踊り』くらいですか? 唯一対抗できるのは。
『死霊』はどこに行ったのよ?ってな話です。
原題で言っても、 『EVIL DEAD』 から 『ARMY OF DARKNESS』ですから、『EVIL』 はどこに行ったのよ?ってな・・ 略
製作会社が変わったとか配給会社が変わったとか、何かそんな理由だったでしょうか?
うろ覚えではっきりは判りませんが、題名を観ただけでは何の映画なのかさっぱり判らない、でもB級だという事だけはイヤというほど伝わって来る、非常にナイスな邦題だと思います。
当時購読していた“ロードショー”の今月公開コーナーで題名を観て、それがまたかの有名な『死霊のはらわた』最終章だと知った時の衝撃と言ったら・・・。
少女心に 「そそられる題名だなぁ」 と思ったものでした。
・・・まぁでも、今まで観てなかった訳ですが。
で、前置きが長くなりましたが、いよいよ鑑賞開始です。
前作 『2』 のラストで、時空の裂け目に吸い込まれ中世で死霊退治のヒーローとなったアッシュ。
映画はいきなり、鎖に繋がれ囚人扱いのアッシュから始まります。
・・・ヒーローになった筈なのに・・・。
勿論、最終章がまんまと前作からの続きな訳がありません。
あくまで前作からのグレードアップ版なのです。
アッシュの回想と言う形で、しがないスーパーの店員アッシュ(だからキャプテン・スーパーマーケット・・・?!)と同僚で恋人のリンダが例の山小屋に不法侵入(ここは変更なし)し、例のテープを再生し、死霊に取り憑かれた片手を切断し、時空の裂け目に吸い込まれるくだりが紹介されます。
と、ここで私の目が釘付けになったのが3代目リンダ。
なんと、今回リンダに扮しているのはブリジット・フォンダじゃありませんか!
『ルームメイト』『アサシン』『シングルス』などで、一番登り調子の頃に、こんな(?!)映画に出ていたなんて・・・。
しかもアッシュの永遠の恋人、リンダだなんて・・・。
てことはアレですか?
死霊に取り憑かれて「キャハハ」と笑ったり、例のミラクルダイビングアタックをかましたり、首を抱えてタリラリラーなんて踊ったりするんですか?!
何て素晴らしい・・!!
もうアッシュの存在はそっちのけで、ワクワクテカテカしていた私だったのですが、残念ながら今回はリンダスペシャルはすべてカットされていました。
怖気づきやがったな・・・ブリジット・・・。
中世にタイムスリップしたアッシュですが、今回はタイミングよく死霊も現れず、敵軍の一味と勘違いされてあえなく捕虜となってしまいました。
まあそうじゃなきゃ、3作目は10分のショートムービーになってしまいますし・・・。
アーサー王の城に連行されたアッシュは、“死霊の巣くう穴に落とされる”という、これ以上ない程都合のいい処刑を言い渡され、穴に突き落とされます。
で、予想通り死霊を殴る蹴る。最後は賢者から放り込まれた愛用のチェーンソーと空中合体して、死霊にアッサリとどめを刺し、カメラに向ってキメのポーズ。
調子こいてます。
完全にコメディアンの顔になっているアッシュ=ブルース・キャンベル。
もはやジム・キャリーと区別がつきません。
それもその筈、今回のタイトルは作中のクレジットによると
『Bruce Campbell VS Army Of Darkness』
つまり
『ブルース・キャンベル VS 暗黒の軍隊』
アッシュじゃないんかい! 爆
もはや役名ですら呼ばれない、堂々たる本名表記のふざけたタイトル。
やりたい放題の真髄を見ました。
よく製作会社からOKが出たものです。
で、本編もどんどんブルース・キャンベル=アッシュの独壇場と化して行きます。
死霊をやっつけたアッシュは、当然のように民衆から一目置かれる存在となり、さっきまで石を投げられていたのにハーレムで寛ぐ有様です。
ホントはヘタレの癖に。
自分を兄の敵と勘違いしていた街の娘・シーラに対しても、謝罪してきてるのに「あっちいけ」と追い払うアッシュ。
でも、余りに失礼な態度をとっていたらシーラにビンタをくらい、
「・・ホレたぜ・・・!」
なんじゃそら。
そんな、大人げない・調子もの・ヘタレと、ヒーローにあるまじき3拍子を揃えてしまったアッシュですが、自分が現代に帰る為には“死者の書”が必要だと賢者に諭され、“死者の書”の置き場である怪しげな墓場に、嫌々足を運ぶ事になります。
要するに自分の為なのですが、民衆には救世主のごとく格好つけて出発する所が、こすっからしっくて素敵です。
・・・ところで賢者は、墓場に置いてある事をどうやって知ったのでしょうか?
そもそも“死者の書”って誰が書いたのでしょうか?
使用言語は中世の共通語なのでしょうか?
思わず理性的なツッコミを入れてしまいそうな都合のいい展開ですが、理性が働くのを遮るかのようにまたまた始まるのが、
アッシュ改めブルース・キャンベル劇場
今度は、墓参りの途中で立ち寄った風車小屋が舞台です。
錯乱状態で小屋の鏡を割ってしまったアッシュ。
すると床に散らばった鏡のかけらの中から、なんとミニ・アッシュが飛び出します。
コロボックル大のアッシュが、総勢7人位は居るでしょうか。
大きいアッシュがちいちゃいアッシュと、“ドリフ大爆笑‘85”並みの小競り合い。
でも、結局ぜーんぶアッシュですから。
自分の分身を殺す事にすら、何の躊躇も感じていないアッシュが 冷静 なのか アレ なのかは一先ず置いておいて、ちいちゃいアッシュを片付けたと思ったら、今度はアッシュの体からもう一人のアッシュが分裂して出て来てしまいます。
つまりダブルアッシュ。
アッシュ対アッシュですか・・・。
何かもう、随分長い間ブルース・キャンベルしか観ていないような気がします。
この分身アッシュが、巡り巡って暗黒の軍隊のリーダーとなるので、タイトルは正確には 『ブルース・キャンベル VS ブルース・キャンベル』 になるんじゃないでしょうか。
それは後の話として、やっとこさ墓場に着いたアッシュ。
何故かフェイントの為に3冊(だから誰が用意したのさ?)置いてあった“死者の書”の中から、若手芸人並みの罰ゲームを味わいながら見事本物を見つけ出したアッシュですが、いざその本物を手に取ろうとした時、嫌な事を思い出します。
・・・そういや賢者が言ってたっけなぁ・・・
・・本を取る時は、必ず呪文を唱えるべし、って・・・。
何だっけなぁ・・・


あれだけ賢者が何度も「絶対に覚えてよ!」と言っていたのにも関わらず、案の定最後の部分を忘れてしまっていたアッシュ。
「クラトゥ・ベラタ・・・・ ネクタイ? いや違う、ニッケル? ネクター?
確かNで始まる言葉だった筈・・・
えーっと・・ えっと・・
ええい! もういいや!
クラトゥ・ベラタ・ニクゴニョゴホッゴホン! さあ言ったぞ!!」
大事な呪文を語尾でごまかすヒーロー。
英検の試験でも通らないような手で、死霊を騙せる訳無いじゃないの・・・。
数ある今作の見所の中でも、1・2を争う名シーンです。
そして、案の定呪文がテキトーだった為に地の底から死者達が蘇ってしまい、“死者の書”を持ち帰った先である、アーサー王の城目掛けて総攻撃を掛けてきます。
一世一代の大勝負に打って出ようとするアーサー王。
彼に詰め寄られたアッシュは、言うに事欠いて
「おれは“死者の書”取るのが仕事だったじゃん・・・。そしてそれはもう取って来たじゃん・・・」。
あぁ・・・この人やっぱりヘタレだったよ・・・。
これ以上ないほどドン引き状態のアーサー王&民衆の皆さん。
辞書の“ドン引き”の欄には、是非このカットをお載せ下さい。
一旦はヘタレで結構!いや、ヘタレ万歳!みたいな状態のアッシュでしたが、恋人のシーラが死霊にさらわれたと知ると、途端にやる気が充ちてきます。
さっきまで「俺知ーらない」と逃げ腰だったくせに、いつの間にか高台から民衆に演説なんかを始めています。
「皆の衆! 俺について来い!!」とか何とか調子のいい事をぬかすと、これまた沸き返る民衆達。
なんだこの盛り上がり。
一方、こちらもいつの間にか死霊軍団の指揮官として、骸骨相手に威張り散らしている分身アッシュ。
傍らには死霊化させたシーラをはべらせて、まさに我が世の春状態です。
どっちが主役なんだか判らなくなってきましたが、所詮どっちもブルース・キャンベルですから、この際細かい事は放っておきましょう。
死霊軍団とは言っても、殆どはお墓から蘇ってきた骸骨。
ストップモーションアニメを使って、いい感じにカクカクと攻めて来ますが、軽く剣で払われるだけでガラガラと崩れる始末です。
そんなこんなであんまり危機感を感じないまま、ほのぼのとした合戦が繰り広げられ、最後はやっぱりアッシュVSアッシュ。
本体と分身の一騎打ちの末、本体が見事勝利を収めます。
真のヒーローへと変貌を遂げたアッシュは、“死者の書”に載っていた《100年眠り薬》を賢者に作ってもらい、4滴飲むことで元の世界に戻る計画を立てます。
・・・いや、ただ寝ているんだったら歳も取るんじゃ・・略
そしてうっかり5滴飲んでしまったアッシュが、眠りの果てに辿り着いたのは大規模な戦争によって滅亡した後の、瓦礫だらけの未来都市だったのでした。
━ 完 ━
え゛ぇーーー?!
ここまでのお気楽さとは打って変わって、なんて果てしなく望みのないラスト・・・!
ブラックなバッドエンディングは嫌いではないのですが、もちっと明るいエンディングは無かったのかい・・サム・ライミさんよ・・・。
そう思っていたら、なんとこれは監督のオリジナル・エンディングで、劇場公開時は全く違ったラストだったそうです。
特典映像で観る事が出来ました。
DVD万歳!!
もう一つのラストで、アッシュは晴れて現代に戻り、送検される事も無く普段どおりにスーパー勤務をしています。
同僚の女性といい雰囲気になったその時、背後からまたもや死霊が襲い掛かります。
「俺のスーパーに手出しはさせねぇ!」
いや、あなたのスーパーでは無いんですが。
死霊をぶちのめしたアッシュは、同僚の女性の腰に手を回しキメポーズ。
・・・うーん。 (汗)
どちらのエンディングが好きかと聞かれたら、やっぱり劇場公開バージョンの方ですかね・・・。
能天気なアッシュが、最後までバカっぽいキメ台詞を見せてくれますし・・・。
何と言っても、そっちのエンディングじゃないと、『キャプテン・スーパーマーケット』の邦題が無意味になってしまいますし。
噂によると、『死霊のはらわた』のリメイクを作るとか続きを作るとか・・・。
どっちでもいいですが、その時はくれぐれもブルース・キャンベル以外をキャスティングしないようにお願いしたいです。
それにしても、素敵な『死霊のはらわた』シリーズを観終わって、もうすっかりお腹いっぱいです。
もちろんブルース・キャンベルで。 ♪♪何でしたらポチっと一押してみませんか♪♪ →→
『キャプテン・スーパーマーケット』の登場です。
←注:こんなにムキムキじゃありません。それにしても、こんなにツッコミがいのある題名が、他にあったでしょうか?
『死霊の盆踊り』くらいですか? 唯一対抗できるのは。
『死霊』はどこに行ったのよ?ってな話です。
原題で言っても、 『EVIL DEAD』 から 『ARMY OF DARKNESS』ですから、『EVIL』 はどこに行ったのよ?ってな・・ 略
製作会社が変わったとか配給会社が変わったとか、何かそんな理由だったでしょうか?
うろ覚えではっきりは判りませんが、題名を観ただけでは何の映画なのかさっぱり判らない、でもB級だという事だけはイヤというほど伝わって来る、非常にナイスな邦題だと思います。
当時購読していた“ロードショー”の今月公開コーナーで題名を観て、それがまたかの有名な『死霊のはらわた』最終章だと知った時の衝撃と言ったら・・・。
少女心に 「そそられる題名だなぁ」 と思ったものでした。
・・・まぁでも、今まで観てなかった訳ですが。
で、前置きが長くなりましたが、いよいよ鑑賞開始です。
前作 『2』 のラストで、時空の裂け目に吸い込まれ中世で死霊退治のヒーローとなったアッシュ。
映画はいきなり、鎖に繋がれ囚人扱いのアッシュから始まります。
・・・ヒーローになった筈なのに・・・。
勿論、最終章がまんまと前作からの続きな訳がありません。
あくまで前作からのグレードアップ版なのです。
アッシュの回想と言う形で、しがないスーパーの店員アッシュ(だからキャプテン・スーパーマーケット・・・?!)と同僚で恋人のリンダが例の山小屋に不法侵入(ここは変更なし)し、例のテープを再生し、死霊に取り憑かれた片手を切断し、時空の裂け目に吸い込まれるくだりが紹介されます。
と、ここで私の目が釘付けになったのが3代目リンダ。
なんと、今回リンダに扮しているのはブリジット・フォンダじゃありませんか!
『ルームメイト』『アサシン』『シングルス』などで、一番登り調子の頃に、こんな(?!)映画に出ていたなんて・・・。
しかもアッシュの永遠の恋人、リンダだなんて・・・。
てことはアレですか?
死霊に取り憑かれて「キャハハ」と笑ったり、例のミラクルダイビングアタックをかましたり、首を抱えてタリラリラーなんて踊ったりするんですか?!
何て素晴らしい・・!!
もうアッシュの存在はそっちのけで、ワクワクテカテカしていた私だったのですが、残念ながら今回はリンダスペシャルはすべてカットされていました。
怖気づきやがったな・・・ブリジット・・・。
中世にタイムスリップしたアッシュですが、今回はタイミングよく死霊も現れず、敵軍の一味と勘違いされてあえなく捕虜となってしまいました。
まあそうじゃなきゃ、3作目は10分のショートムービーになってしまいますし・・・。
アーサー王の城に連行されたアッシュは、“死霊の巣くう穴に落とされる”という、これ以上ない程都合のいい処刑を言い渡され、穴に突き落とされます。
で、予想通り死霊を殴る蹴る。最後は賢者から放り込まれた愛用のチェーンソーと空中合体して、死霊にアッサリとどめを刺し、カメラに向ってキメのポーズ。
調子こいてます。
完全にコメディアンの顔になっているアッシュ=ブルース・キャンベル。
もはやジム・キャリーと区別がつきません。
それもその筈、今回のタイトルは作中のクレジットによると
『Bruce Campbell VS Army Of Darkness』
つまり
『ブルース・キャンベル VS 暗黒の軍隊』
アッシュじゃないんかい! 爆
もはや役名ですら呼ばれない、堂々たる本名表記のふざけたタイトル。
やりたい放題の真髄を見ました。
よく製作会社からOKが出たものです。
で、本編もどんどんブルース・キャンベル=アッシュの独壇場と化して行きます。
死霊をやっつけたアッシュは、当然のように民衆から一目置かれる存在となり、さっきまで石を投げられていたのにハーレムで寛ぐ有様です。
ホントはヘタレの癖に。
自分を兄の敵と勘違いしていた街の娘・シーラに対しても、謝罪してきてるのに「あっちいけ」と追い払うアッシュ。
でも、余りに失礼な態度をとっていたらシーラにビンタをくらい、
「・・ホレたぜ・・・!」
なんじゃそら。
そんな、大人げない・調子もの・ヘタレと、ヒーローにあるまじき3拍子を揃えてしまったアッシュですが、自分が現代に帰る為には“死者の書”が必要だと賢者に諭され、“死者の書”の置き場である怪しげな墓場に、嫌々足を運ぶ事になります。
要するに自分の為なのですが、民衆には救世主のごとく格好つけて出発する所が、こすっからしっくて素敵です。
・・・ところで賢者は、墓場に置いてある事をどうやって知ったのでしょうか?
そもそも“死者の書”って誰が書いたのでしょうか?
使用言語は中世の共通語なのでしょうか?
思わず理性的なツッコミを入れてしまいそうな都合のいい展開ですが、理性が働くのを遮るかのようにまたまた始まるのが、
アッシュ改めブルース・キャンベル劇場
今度は、墓参りの途中で立ち寄った風車小屋が舞台です。
錯乱状態で小屋の鏡を割ってしまったアッシュ。
すると床に散らばった鏡のかけらの中から、なんとミニ・アッシュが飛び出します。
コロボックル大のアッシュが、総勢7人位は居るでしょうか。
大きいアッシュがちいちゃいアッシュと、“ドリフ大爆笑‘85”並みの小競り合い。
でも、結局ぜーんぶアッシュですから。
自分の分身を殺す事にすら、何の躊躇も感じていないアッシュが 冷静 なのか アレ なのかは一先ず置いておいて、ちいちゃいアッシュを片付けたと思ったら、今度はアッシュの体からもう一人のアッシュが分裂して出て来てしまいます。
つまりダブルアッシュ。
アッシュ対アッシュですか・・・。
何かもう、随分長い間ブルース・キャンベルしか観ていないような気がします。
この分身アッシュが、巡り巡って暗黒の軍隊のリーダーとなるので、タイトルは正確には 『ブルース・キャンベル VS ブルース・キャンベル』 になるんじゃないでしょうか。
それは後の話として、やっとこさ墓場に着いたアッシュ。
何故かフェイントの為に3冊(だから誰が用意したのさ?)置いてあった“死者の書”の中から、若手芸人並みの罰ゲームを味わいながら見事本物を見つけ出したアッシュですが、いざその本物を手に取ろうとした時、嫌な事を思い出します。
・・・そういや賢者が言ってたっけなぁ・・・
・・本を取る時は、必ず呪文を唱えるべし、って・・・。
何だっけなぁ・・・



あれだけ賢者が何度も「絶対に覚えてよ!」と言っていたのにも関わらず、案の定最後の部分を忘れてしまっていたアッシュ。
「クラトゥ・ベラタ・・・・ ネクタイ? いや違う、ニッケル? ネクター?
確かNで始まる言葉だった筈・・・
えーっと・・ えっと・・
ええい! もういいや!
クラトゥ・ベラタ・ニクゴニョゴホッゴホン! さあ言ったぞ!!」
大事な呪文を語尾でごまかすヒーロー。
英検の試験でも通らないような手で、死霊を騙せる訳無いじゃないの・・・。
数ある今作の見所の中でも、1・2を争う名シーンです。
そして、案の定呪文がテキトーだった為に地の底から死者達が蘇ってしまい、“死者の書”を持ち帰った先である、アーサー王の城目掛けて総攻撃を掛けてきます。
一世一代の大勝負に打って出ようとするアーサー王。
彼に詰め寄られたアッシュは、言うに事欠いて
「おれは“死者の書”取るのが仕事だったじゃん・・・。そしてそれはもう取って来たじゃん・・・」。
あぁ・・・この人やっぱりヘタレだったよ・・・。
これ以上ないほどドン引き状態のアーサー王&民衆の皆さん。
辞書の“ドン引き”の欄には、是非このカットをお載せ下さい。
一旦はヘタレで結構!いや、ヘタレ万歳!みたいな状態のアッシュでしたが、恋人のシーラが死霊にさらわれたと知ると、途端にやる気が充ちてきます。
さっきまで「俺知ーらない」と逃げ腰だったくせに、いつの間にか高台から民衆に演説なんかを始めています。
「皆の衆! 俺について来い!!」とか何とか調子のいい事をぬかすと、これまた沸き返る民衆達。
なんだこの盛り上がり。
一方、こちらもいつの間にか死霊軍団の指揮官として、骸骨相手に威張り散らしている分身アッシュ。
傍らには死霊化させたシーラをはべらせて、まさに我が世の春状態です。
どっちが主役なんだか判らなくなってきましたが、所詮どっちもブルース・キャンベルですから、この際細かい事は放っておきましょう。
死霊軍団とは言っても、殆どはお墓から蘇ってきた骸骨。
ストップモーションアニメを使って、いい感じにカクカクと攻めて来ますが、軽く剣で払われるだけでガラガラと崩れる始末です。
そんなこんなであんまり危機感を感じないまま、ほのぼのとした合戦が繰り広げられ、最後はやっぱりアッシュVSアッシュ。
本体と分身の一騎打ちの末、本体が見事勝利を収めます。
真のヒーローへと変貌を遂げたアッシュは、“死者の書”に載っていた《100年眠り薬》を賢者に作ってもらい、4滴飲むことで元の世界に戻る計画を立てます。
・・・いや、ただ寝ているんだったら歳も取るんじゃ・・略
そしてうっかり5滴飲んでしまったアッシュが、眠りの果てに辿り着いたのは大規模な戦争によって滅亡した後の、瓦礫だらけの未来都市だったのでした。
━ 完 ━
え゛ぇーーー?!
ここまでのお気楽さとは打って変わって、なんて果てしなく望みのないラスト・・・!
ブラックなバッドエンディングは嫌いではないのですが、もちっと明るいエンディングは無かったのかい・・サム・ライミさんよ・・・。
そう思っていたら、なんとこれは監督のオリジナル・エンディングで、劇場公開時は全く違ったラストだったそうです。
特典映像で観る事が出来ました。
DVD万歳!!
もう一つのラストで、アッシュは晴れて現代に戻り、送検される事も無く普段どおりにスーパー勤務をしています。
同僚の女性といい雰囲気になったその時、背後からまたもや死霊が襲い掛かります。
「俺のスーパーに手出しはさせねぇ!」
いや、あなたのスーパーでは無いんですが。
死霊をぶちのめしたアッシュは、同僚の女性の腰に手を回しキメポーズ。
・・・うーん。 (汗)
どちらのエンディングが好きかと聞かれたら、やっぱり劇場公開バージョンの方ですかね・・・。
能天気なアッシュが、最後までバカっぽいキメ台詞を見せてくれますし・・・。
何と言っても、そっちのエンディングじゃないと、『キャプテン・スーパーマーケット』の邦題が無意味になってしまいますし。
噂によると、『死霊のはらわた』のリメイクを作るとか続きを作るとか・・・。
どっちでもいいですが、その時はくれぐれもブルース・キャンベル以外をキャスティングしないようにお願いしたいです。
それにしても、素敵な『死霊のはらわた』シリーズを観終わって、もうすっかりお腹いっぱいです。
もちろんブルース・キャンベルで。 ♪♪何でしたらポチっと一押してみませんか♪♪ →→
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