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『サスペリア・テルザ 最後の魔女』

2009年05月23日
サスペリア
★★★☆
やーい! お前のかあちゃんビッチー!!


「決して、ひとりでは見ないで下さい・・・」

そんな胸躍る脅し文句で一世を風靡したイタリアン・ホラーの傑作 『サスペリア』 から約30年。
魔女3部作という設定のもと作られた、80年製作の 『インフェルノ』 を経て、ついにその最新作にして最終作が日本公開されました。
なので、取るものも取り敢えず劇場へ向かうアガサ。

ちなみに、今回の宣伝文句も 「三度目の約束です。決してひとりでは見ないで下さい」 ですけど、一人で観に行きました。
もしもこれが 「絶対にひとりでは見ないで下さい」 って言われてても、一人で行くでしょう。
万が一 「むしろカップルで見に行くべきです」 って言われてても、一人で行くでしょう。
っていうか、何が何でも一人で行くよね。

リア充もげろ。


あらすじ・・・
・ 田舎で墓地を掘り返していた神父、胡散臭そうな棺を発見。
・ いかにも黒魔術テイストの木箱がくっついていたので、知り合いの美術館館長に送付。
・ 館長不在時に届いた木箱を、学芸員が勝手にオープン。
・ オープンの際、指を怪我した学芸員。
・ 木箱に垂れる赤血球。
・ 箱の中から不細工な像とオサレなTシャツを発見。
・ 像に刻まれた言葉を読み上げる学芸員。
・ 部下に辞書を取りに行かせる学芸員。
・ 部下が居なくなったのを見計らったように、謎のサル登場。
・ 謎のゴブリンも登場。
・ スーパー臓物タイム。
・ 腸で首を絞められる学芸員を、襖の陰から覗き見る部下。
・ サルに気づかれ、追い回される部下。
・ 追い詰められた部下に、どこからか逃亡を手助けする声がする・・・。

・ 奇跡的に逃げおおせる部下。
・ 駆けつけた刑事に疑われる部下。
・ 館長参上。
・ 実はこの部下と館長は恋仲だった。
・ はいはい、コネ入社コネ入社。
・ 部下(サラ)はサルが怖いので、館長の家に自分ちの様に帰宅する。
・ コブつき館長。
・ コブ(子供)が超可愛い件。
・ 他人の家なのに超リラックスモードのサラ。
・ 夜中の間に、最凶の魔女である“涙の母”が復活。
・ 朝起きると、そこは混沌と狂気の街だった。
・ とりあえず、件の木箱を送ってきた神父に会いにいく館長。

・ 時を同じくして、飛行機や列車でローマに集結する世界各地の魔女たち。
・ 全盛期のSHOW-YAっぽい魔女、ご老人の手荷物を転がして高笑い。
・ 全盛期のアン・ルイスっぽい魔女、通行人に怖い顔をしてみせて高笑い。
・ さすが魔女!おれたちにできない事を平然とやってのけるッ! そこにシビれる!憧れるゥ!  

・ 館長の子供が魔女に浚われる。
・ 館長も魔女に浚われる。
・ 駅をフラフラしていて、性根の悪そうな魔女の集団に睨まれるサラ。
・ ジャパニーズ魔女登場。
・ 白石加代子っぽい魔女に追い回されるサラ。
・ 何故か銀歯の白石加代子
・ 見ようによっちゃあ菊地凛子。
・ どっちにしても鬼ババ系。

まじょ
悪いごいねが~

・ サラを尾行していた刑事、鬼ババに絞め殺される。
・ 鬼ババ、サラにドタマをかち割られる。
・ サラ最強説。

・ サラ、悪魔祓いのプロに会いに行く。
・ プロの家にいた謎の熟女が、やたらとサラの実母について詳しい件。
・ 熟女はプロの信頼も厚い件。
・ で、お前は誰やねん。>熟女 
・ プロ曰く、全ての元凶はやはりあの木箱らしい。
・ あと、サラの実母は昔、今回復活した“涙の母”と対決して死んだらしい。
・ そんでどうやら実母は白魔術師だったらしい。
・ だからお前も頑張れよ!的なニュアンス。
・ そんな事言われても。
・ 頼みの綱のプロが、ちょっと油断した隙に、悪魔つきの女にメッタ刺しにされる。
・ その他の悪魔つきに取り囲まれるサラと熟女。
・ サクッと脱出する2人。

・ 一旦家に帰ると、すっかり豹変してしまった館長が居る。
・ オラオラ館長。
・ 躊躇することなく、館長に火を放つサラ。
・ 人間キャンプファイヤー・館長。
・ 実は既にゾンビだったので、倒れずに追いかけてくる館長。
・ 「イヤー! 火はやめてー!」ってサラ。
・ お前がつけたんだろ。
・ 危機一髪のトコロで、実母の守護霊に助けてもらうサラ。
・ その頃熟女は、魔女の手下の襲撃を食らっていた。
・ スーパー串刺しタイム。
・ “涙の母”、やりすぎの手下にお怒りのご様子。

・ 生前の熟女に聞いていた錬金術師の家に向かうサラ。
・ 妙な薬を盛られるサラ。
・ 変顔を施されるサラ。
テルザ
それにしてもこの娘、ノリノリである。

・ 変顔テストの結果サラの身元が保証される。
・ 錬金術師が見せてくれた本には、伝説の3魔女(涙・ため息・暗闇)の小洒落たマンションが紹介されていた。
・ あとはまぁ、がんばって!的なニュアンス。
・ だからそんな事言われても。

・ 何ともなしにウロウロしていて、“涙の母”のマンションを発見するサラ。
・ その後を追う刑事。
・ っていうか、刑事いつの間に。
・ 2人でマンションを散策中、魔女の追っ手に捕まる刑事。
・ 刑事とはぐれてウロウロしていたら、“涙の母”の集会所を発見するサラ。
・ 乱交という名の決起集会。
・ 満を持して“涙の母”登場。
・ 冒頭の木箱に入っていたオサレTシャツを着る“涙の母”。
・ どことなく80年代ロッククイーンな“涙の母”。
テルザ3
こんばんはー! プリンセスプリンセスでーす!

・ 宴もたけなわの会場。
・ いつの間に捕まったのか、切株状態の錬金術師も居るよ!
・ KY感たっぷりに闖入してきたサラに、「自慢の白魔術を見せてみろや!」みたいな空気になる会場。
・ アドリブを振られた時の江頭みたいになるサラ。
・ 仕方ないので、“涙の母”が着ていたTシャツを剥ぎ取って燃やしてみたサラ。
・ 全裸だと本領が発揮できないらしい“涙の母”。
・ まいっちんぐ状態の“涙の母”。
・ 泣きたいのはこっちだ。

・ マンションの倒壊開始。
・ 汚水にまみれて逃げるサラと刑事
・ っていうか刑事生きてたのかよ。
・ 崩れてきたマンションの飾り塔に刺されて“涙の母”絶命。
・ スーパー汚水タイムは、CMの後もまだまだ続くよ!
・ 果たしてサラと刑事のうんめいや如何に! 汚水なだけにウンめい! うまい!
(←うまくない)

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上映が終わって劇場を後にするアガサの顔には、爽やかな笑みが浮かんでいたと言う。
なんたる悪ふざけ!
なんたるやりたい放題!



謎の木箱に入っていた謎の像に書いてある呪文を読むだけで甦る“涙の母”。
どんだけお手軽なシステムやねん。
その呪文に反応していきなり飛び出し、か弱きおばはん女性に襲い掛かるゴブリンたち。
壮絶にえぐられる柔肌。 えいこらせーと引っ張り出される臓物。
でも、その後の物語に全く絡んでこないゴブリンたち。
サラが出会う登場人物たちは皆一様に、単刀直入かつ説明不足気味に、“魔女復活劇”の背景を物語ってくれる。
ま、説明不足だからよくわからないんだけど。
要所要所でサラを助けてくれる白魔女(実母)の守護霊。
「娘であるサラにも、当然その能力が受け継がれている」という前提のもと進められるストーリー。
でも、最後まで白魔術らしいスキルは使用しないサラ。
むしろ拳(こぶし)で勝負。

“涙の母”復活で、世紀末の様相を呈するローマの街。
あちこちで強姦、略奪、暴行が繰り広げられる。
ただし、低予算だから詳しくはセリフで説明な!(「こんなに酷い事になってるらしい・・うんぬんかんぬん」)

「伝説の3魔女中、最も美しく、最も残酷」と名高い“涙の母”のヘタレっぷりも凄まじい。
とにかくおっぱいポロリ。
基本ポロリ。
で、時々Tシャツ。 ちなみにロックテイスト。 なんや、UTか?
最後の魔女集会で、どんな凄い魔力を見せてくれるのかと思いきや、サラにTシャツを剥ぎ取られて泣き濡れる“涙の母”。
ポロリだけじゃないって信じたかった・・・ 
最後の魔女としての誇りを表現したかった・・・
なのに何故?! 何故なのダリオ―――ッ!

ダリオ 「いや・・わし、アーシアにしか興味ないし・・」

で、そんな父のコールに見事にレスポンスする、娘・アーシア。
無駄に脱ぎ、無駄に変顔し、無駄に汚水にまみれながらも、強くたくましく生き抜いてゆく。
ていうか普通に強い。
そりゃ白魔法なんか必要ないよね! だって素手で人の頭叩き潰せるんだもん!

ホラー映画史上類を見ない様なビッチ系ヒロイン。
刑事だろうが魔女だろうが、「やんのかゴルア?!」的態度のヒロイン。
怖いです。 どチンピラです。 正直勝てる気がしません。

魔女っ子物語なのに、たいした魔法も出てこず、ひたすら本能のままにエキサイトなゴア描写とおっぱいポロリを魅せつけてくれたダリオ・アルジェント。
老いてなお壮ん、というか、老いても老いなくてもやるこたぁ同じ、というか、とにかく協力的な娘さんと共に、これからもじゃんじゃん弾けたホラーを撮り続けて頂きたいものですね!

ちなみに、散々ストーリーにいちゃもんをつけてしまいましたが、今回ダリオと一緒に本作の脚本を担当したのは、アダム・ギーラッシュとジェイス・アンダーソン。

そうです!
トビー・フーパーの名に泥を塗りたくった例のクソ駄作、
ゾンビは塩が怖い、でおなじみ 『遺体安置所 -死霊のめざめ-』 と、
殺人鬼はホームセンターがお好き、でおなじみ 『ツールボックス・マーダー』 の脚本を担当した、あの能無しコンビです!

どうりでグダグダの脚本だと思ったよ!
ま、ダリオが一人で書いてたとしても、大して変わらなかったかもしんないけどな!(←失言)

フランスの陰惨なグロや、アメリカの軽快なグロとは一線を画すお下劣なユーロトラッシュとして、非常に楽しめる、とっても愉快な魔女っ子物語でした。
『オーメン』と『エクソシスト』を足して2で割ったようなサントラも、大仰で素晴らしかったです。

そっち系が好きな方は、絶対見逃す事なかれ!


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