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『アイアンマン』

2009年05月11日
Ironman.jpg
★★★★
社長! けっこんしてくれ!

先日の事。
休日の夜のお供を借りに、TSUTAYAに行った世帯主さまから電話があった。

世帯主「鉄男は干渉するの」
アガサ「えっ」
世帯主「だから、鉄男は干渉するつもりなの」
アガサ「干渉するって言うか、干渉される方なんじゃないの」
世帯主「えっ」
アガサ「えっ」
世帯主「準新作のトコにあったけど、一緒に観るか」
アガサ「鉄男は旧作でしょ」
世帯主「えっ」
アガサ「ていうか、アレってグロいけど大丈夫なの」
世帯主「えっ、変身モノなんじゃなかったの」
アガサ「変身っていうか変化」
世帯主「えっ」
アガサ「えっ」
世帯主「おれちょっと憧れてたんだけど、ああいう体」
アガサ「なにそれこわい」
世帯主「えっ」
アガサ「えっ」

という(会話)はウソですが、世帯主さまが「鉄男」と言っていたのは本当です。
グロも不条理も、そもそも映画自体を殆ど観ない世帯主さまの口から「鉄男」の文字が飛び出そうとは予想だにしなかったので、ちょっぴり驚きました。
『アイアンマン』 と 『鉄男』 。
漢字と英語では ショッキングピンク と ショッピングキング くらいの違いがあるんだなぁ・・と、感じたアガサだったのでした。 うん、たとえが判りづらいのは気づいてる。

あらすじ・・・
超あたまがいい社長がいて、超おんなにもモテて、超おかねもちで、ウハウハ。
超とおくの暑そうな国で、超はかいりょくのあるミサイルの実験をしてて、超らんぼうな民族に浚われて、ドキドキ。
超さむい部屋で、超しらないおじさんと二人きりで、超えらそうなテロリストにミサイル作れって命令されて、ムカムカ。
超みじかい納期で、超おいこまれて、超やるきを出してパワードスーツを作ったら、くたくた。
超かばってくれたおじさんのお陰で、超ぎゃくさつしながら空飛んで脱出した社長は、超ラッキーな事にアメリカに帰国出来たけど、ヨロヨロ。
超はんせいした社長は、超いいひとになるべく会社の経営方針を一転させて、超ひとだすけしたくって、ウズウズ。
超おかね好きな副社長は、超とりみだして、超あたまにきて、ムカムカ。
超つよいパワードスーツを改良して、超はやいスピードで他国の密輸兵器をぶっ壊して、超いいひとな気分を味わった社長は、ほくほく。
超ムカついた副社長は、超めざわりな社長からパワードスーツの秘密を横取りして、超でかい「新・パワードスーツ」を作って、オラオラ。
超うらぎられた社長は、超おこって、超がんばって、テクテク。
超ばくはつして、超そら飛んで、超たたかって、ポカポカ。




そして社長は星になった。





<<ご愛読ありがごうとざいました! アガサ先生の次回作にご期待下さい!!>>


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ていうか、やっぱり鑑賞してから時間が経つと、感想書きづらいですよね。
どなたか“夜になっても眠くならない薬”を開発しては下さらぬか。
ノーモア寝おち。 ワンモア20代の体力、そして輝きとハリ。

さて、公開当時は多くの男子の間で大好評だった 『アイアンマン』 。
何を隠そうアメコミファンである世帯主さまが見逃すはずもなく、珍しく一緒に鑑賞する運びとなったのですが、これ男子以外でも絶対好きになりますよね!

アメリカの巨大軍需企業の2代目であり、不世出の天才科学者でもあるトニー・スターク社長が、テロに拘束されて、自らが世に送り出してきた才能の結晶(大量破壊兵器)が歓迎される実態を直視する事で改心し、まずは破壊兵器やそれを使おうとする悪党どもを破壊すべく、パワードスーツに身を包み世界を飛び回る、という物語。

小難しい説明や、陰気臭い心理描写などは軽く放棄して、ひたすらかっこいいメカと粋な社長の生き様に照準を絞った点が、非常に好印象。
「こうもりの社長とかクモの若造とかやだよねぇ。 なんかウジウジしてさぁ。 あとあいつらのコスプレ!アレなんなの? 合皮?ポリエチレン?破れるっつーの!  やっぱ時代は超合金でしょ!鉄!すなわちアイアン!」 
みたいな軽快さで、諸外国の領空を侵し放題、テロリストの潜伏地に武力で介入し放題の社長。
そんなフリーダムな活躍が世界の警察・アメリカ空軍に見つかっても、だいじょうぶ、マイフレンド。
軍の偉いさんにマブダチが居るもんでノープロブレム!
レッツ隠蔽! 困った時の軍事演習!

で、それらをしたり顔で見つめるペッパー・ポッツ(ケロヨン)。
政府幹部との会合から女遊びの後始末まで、オールマイティにこなす有能なカエル顔の秘書。
ヘンな色気を放出させず、でも適度に社長を飼いならしている感じが実に小気味いいです。
いや、ケロヨン(グウィネス・パルトロー)自体はいけ好かないんですけど。

しかしアレですねぇ。  こういう女に捕まると、その掌中からはもう一生抜け出せないんでしょうねぇ。
多分、浮気しようと汚職しようと夜中の公園で裸おどりしようと、「いつかするだろうと思ってたわ」とか言われちゃうんですよ。
死ぬまで上から目線。
ケロヨン、怖いよケロヨン。 クリス逃げてぇぇぇぇ!(※夫はコールド・プレイのクリス・マーティン)

ケロヨンの事はさておき。
主要キャスト4人中、オスカーノミネート者3名に受賞者1名という、無駄に豪華な俳優陣によるユルいアンサンブルは、特殊効果にばかり目が行きそうなこの種の娯楽作に、適度なクオリティをもたらす事に成功していると思われます。
ま、ほとんど無駄なんですけどね。

そして、本作の一番の見所は、なんと言ってもメカ! カモン超合金!
文句なしに心地よいのは、どことなく 『トランスフォーマー』 に似たあの感じ。
あの 「なんか仕組みはよく判らんけど、ウィーンガシャウィーンガシャ!っつってクルクルー!っつってシャキシャキーン!っつって出来上がる最終形態に、有無を言わさずねじ伏せられた」 感じ。
もう、このかっこよさに理屈などいらないでしょう。
まぁ理屈を聞いたところで
「1秒間に3ギガジュールものエネルギーを発生させる熱プラズマ反応炉(アーク・リアクター)を動力源にし、リパルサー光線放出装置や対戦車ミサイルを搭載したチタン合金の装甲スーツ」
みたいな感じですから、もう何がなんだかさっぱりですしね!

ギガジュールってなんやねん!
ボンジュール! ギガジュール!!ってか!
(←団塊の世代的ギャグ)


そんな事より注目すべきは、主役であるアイアンマンの、洗練されて、コンパクトで、ラグジュアリーで、コンテンポラリーな細マッチョ・ボディと、対する副社長製作・アイアンモンガーの、無骨で、やたらとでかくて、燃費が悪そうなゴリマッチョ・ボディ。
この甲乙つけ難い2体による鉄と鉄とのぶつかり合いが、中身のハイテクさとは裏腹にいたってアナログで可愛らしいったらないんですよ。
特にアイアンモンガーのロボット三等兵っぷりったらもう!(*´艸`*)
なんだよ! お前その中の仕組みはどうなってんだよ! みたいな不必要にゴツいデザインがたまりません。
自分、不器用っすから。 みたいな。 あたり一面に漂う、どん臭いオーラ・・・゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚ステキ!

これもまた、 『トランスフォーマー』 の時にも感じた事なのですが、CGの正しい使い方を観たような気がしましたねぇ。
縦横無尽に空を駆け巡るアイアンマンの姿や、市街地を破壊して回るアイアンモンガーの姿・・・。
実際には有り得ない場面が、実際の重量を感じさせるような巧みなCGで違和感なく描かれている。
これを見て滾らない人なんて居るのでしょうか?
アガサは滾りましたよ! 血がティファール並に瞬間沸騰しました!

あと余談ですが、アイアンマンの飛行ポーズが非常にソソります。
気をつけ!の姿勢で手のひらを垂直に立てて、それはまさにアヒルちゃんの如き愛くるしさ。
で、そのポーズで天井を突き破り空に飛び出すのです。
ついでに戦闘機もかわします。
かわええのう! けっこんしてくれ!

けっこんしてくれ と言えば本作のロバート・ダウニー・Jr!

もうここでクドクド書くのも鬱陶しいので省略しますが(2009年オスカー予想記事にちょこっと書いてます)、彼はアレだね!見事に帰って来たね!
公開時に来日した映像を観た段階で、もう充分萌え死にそうになったものですが、なんですかあのヒゲ面野郎は!
適度な胸板に、だらしのないヒゲ。 
そしてやる気が無さそうでありそうな眼差しに、やたらと生い茂る下まつげ。
殺す気ですか!
私を全力で萌え殺す気ですか!


よおし、それならこっちも全力で応えてみせようぞ!
わしの死に様、しかと見届けるがよい!!


ただ、出来る事ならメガネもかけてもらいたい!
それなら思い残す事なく死ぬる・・・と。

もう、自分が何を書いているのかわからない。


とにかくダウニー社長は男前だった、というお話でした。

勿論、アラが無いとは言いませんし、テロリストの描き方やアメリカ万歳な内容など、もう少しやりようがあったのでは・・?と思う点もあるのですが、これはこれでありなんだと思います。
今回の目標は、メカと社長をかっこよく魅せる事。
そしてそのノルマは、実に軽々と達成されていたと言えるでしょう。

あのスーツを、ちょっとでいいから羽織りたい。 手からビームを出してみたい。
そんな純粋な夢とロマンを呼び覚ましてくれる、単純明快、明朗会計な本作。
今日のところは素直に楽しめばいいのではないだしょうか。
で、もし気に入ったら、明日も明後日も楽しめばいいじゃない。
そのうち我慢出来なくなったら、是非あなたもパワードスーツの製作に取り掛かってみて欲しい。
そいで、もし完成したらアガサにも貸して欲しいのだ。そのスーツを。
ちょっとでいいからさぁ。
右手だけでもいいから。
明日には絶対返すから。

正体を明かす事に対しクヨクヨと悩む、他のヒーロー(蝙蝠・蜘蛛・クリプトンの人)を鼻で笑い飛ばすかのように、
「そうです、私がヘンなおじさアイアンマンです」
と自慢げに宣言する、でっかい子供のような社長。
暗いばかりのアメコミ界、延いては現代社会において、マンガちっくな憧れを投影できる稀有な存在としてこれからも活躍して行って頂きたいものです。

続編が出来たら、絶対劇場で観ると心に誓ったアガサだったのでした。

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