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『1408号室』 

2009年04月12日
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★★★
ノーアウト 1408号室。

おひさしぶりです。 アガサです。

言葉には言い表せない感じの奇病に罹りまして、少しばかりご無沙汰致しております。
徐々に復調できればと思っておりますので、もうしばらくスローペースにお付き合い頂ければ幸いです。

と言う訳で、今回は手短に。

(エキサイト韓国語翻訳サイトにて「アガサ原文→韓国語」「韓国語→日本語」と再翻訳したバージョンの)あらすじ・・・

どんな理由を抱いて今は一人で住んでいるマイクは, 各地の幽霊スポットに泊まって, その模様を本に整理する事で大成功をおさめたベストセラー作家だ

マイクは幽霊を信じない.
信徒信じない.
何故ならばマイクは, それらを無意味な代用品に変えてしまう, 堪えにくい経験をしているから.

ある日そんなマイクのそばで, 一枚のポストカードが到着される.
そこには
「NY義ドルフィンホテルの 1408 号室には絶対ドルオがソンだめだ」
(わ)とだけ記録されていた.
興味をひかれたマイクは, 数年ぶりに NY義地に戻る.
その旅行には, マイクがずっと避けて来た過去と代置すると言う意味もあった.
しかし, ホテルに到着して, 憚るマネージャーから鍵を受けて, 部屋に入ったマイクに, 想像を超越する恐怖が飛びかかったからあった.
果してマイクは, ノーアウト 1408 号室から生還することができるのですか.


果たしてアガサは にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ  応援の一押しとかお願いできるのですか

先日ニコニコ動画で再翻訳字幕ネタを見て、面白そうだったのでやってみました。
ちなみに英語でもやってみたのですが、やはり韓国語がダントツですね!
このキレ具合!
オレは今、韓流の波に乗っているっっ!!(←実は乗り遅れてる)
前半は意外と普通に翻訳されているのですが、後半のカオスっぷりが実にアガサ好みです。
「ドルオがソンだめだ」て! マジうける!!

皆さんも是非一度お試しアレ!


ええと、ここで終わるのも何なので、ちょっぴり内容にも触れましょうかねぇ。

スティーヴン・キングの短編小説を映画化した本作。
原作では
「幽霊も神様も信じていない故に全米の心霊スポットをレポートして荒稼ぎしていた男が、たまたま訪れたホテルでモノホンの悪霊に遭遇して黒コゲの刑」
と言う簡潔な自業自得物語でしたが、映画化にあたってこの主人公の人となりを大きく彩色。
ただの無心論者ではなく、愛する娘を病気で亡くした為霊現象や神を信じられなくなった哀れな男にした事で、この不思議な部屋が持つ攻撃力を更に高めています。

そもそもこのホテルの部屋は何だったのでしょうか?
「オーバールックホテル」の様に、過去の怨念がバウムクーヘン状に折り重なった怨霊ホテルなのか?
それとも、働き者の悪魔が仕込んだお仕置き部屋なのか?
過去に泊まった客が必ず死を遂げる、呪われた部屋。
サミュエル・L・ジャクソン兄貴扮する支配人が仰るには、「1時間もった人はいない」との事。
大きく出ましたねぇ! 兄貴!!

で、娘を亡くし、妻とも埋めがたい溝が出来てしまった主人公・マイクもまた、意気揚々と潜入した室内で、さまざまな粘着攻撃に苦しめられることに。

部屋のエアコンが壊れ、半そでになっても汗まみれなくらい暑くなったり、
かと思えば鼻水も凍る程、氷点を下回ったり、
過去に部屋で自殺した自縛霊っぽいのが、「オレ、どう?」的に自己アピールしてきたり、
コンセントを抜いているはずのラジオから、何回も何回も「We've Only Just Began~」ってカーペンターズの愛のプレリュードが無限のリピートされたり、
不仲だった父親がスーパーイリュージョンしてくれたり、
窓のサッシがバーンって降りてきて、指をベチーンって挟まれたり、
水道の水が、突然アチーってなったり、
壁に掛けられた絵が勝手に動き始めたり、
スーパー浮浪者が刃物を持って追いかけてきたり、
壁の亀裂から水が、ドリフ並みの勢いでドシャーって溢れ込んだり、
夢だけど、夢じゃなかったり
枚挙に暇が無い程浴びせられる、ボディに地味に利いて来る嫌がらせの数々。

これらの攻撃を一身に受けて、苦悶の表情を“やりすぎ境界線”ギリギリに演じるジョン・キューザック(ザっくん)は、ギリギリと言ったけど正直一線を越えた感もある熱演を披露。
その線は越えちゃいけないと、あれほど言ったのに・・・。
その線の先にあるのは、『ウィッカーマン』のニコラス刑事なんだよ、と、あれほど言ったのに・・・。

ていうか、もう肩を並べちゃいましたね。
「慌てれば慌てる程面白い」、ネクスト・ニコラス・レベルに到達してしまいましたね。
ようこそザっくん。 魅惑の摩訶不思議アドベンチャーワールドへ!
熱烈歓迎しつつ、演技派として地道に活動をしてきたザっくんの行く末を案じてみたりする私です。

下手するとコントすれすれの嫌がらせ攻撃に、正気と狂気の狭間を行ったりきたりのザっくんですが、それらの攻撃の中で最も耐えがたく、何とか保っていた自制心を破壊されてしまったのが、愛する娘に関する幻覚攻撃。

小児ガンに侵され亡くなってしまった娘。
親として、あらゆる手を尽くしたつもりだが、心の中は未だに後悔で埋め尽くされているザっくん。
その自責の念から、支えあって生きて行くべき妻から逃げてしまった弱い男。
不思議な悪意に満ちた部屋は、そんなザっくんに執拗に、娘の死を再生して見せるのです。
現実に助けられなかった命。
幻想の中でも助けられない命。
魂の底から搾り出した、救済を願う声をあざ笑うかの様に、目の前で一瞬にして崩れ去る娘の体。
こんな悪夢耐えられません。
この人でなし!
いや、部屋でなし!!


作品としては面白い(ギャグ的な意味で)部類に入ると思うのですが、この娘にまつわる悪夢のシーンのお陰で、心理的にもかなり堪える出来となっているのではないでしょうか。
捨て身の反撃に拠って、奇跡の生還を果たしたザっくんが、原作通りに恐ろしいトラウマを抱えて生きる羽目になっても面白かったのではないかと思いますが、娘の哀しい思い出を夫婦で乗り越えようと歩み寄るラストもそれはそれで希望に溢れてよかったですね。

ちなみにアガサのお気に入りシーンは、サミュエル兄貴が手乗りサイズになるお茶目でファンシーなシーンです。
小さくても兄貴。
ポケットサイズの兄貴。
叩いても増えません。


全国の兄貴ファンは必見のシーンです。 (※くどいようですが増えません)


ていうか、あんまり手短じゃなかった罠。
どうもすみません。
では皆様、ごきげんよう!



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