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『ピューと吹く!ジャガー THE MOVIE』

2009年03月20日
ピューとふく
これもまた「別次元」。

只今ひっそりと公開中の 『ドラゴンボール エボリューション』 に合わせて、以前から観たかった同じ少年ジャンプ作品、同じ実写化作品繋がりの 『ピューと吹く!ジャガー』 を鑑賞してみました。
いや、違いますよ?
レンタル旧作100円だったから借りてきたとか、そういうんじゃないですよ?
もうねぇ、そういう夢の無い事を言う人は、なるようになったらいいさ!

あらすじ・・・
弱小芸能事務所・ガリクソンプロダクションの養成所で、細々と活動をしていたふえ科の面々は、ある日社長の三太夫セガールから、赤字を理由に解散を申し付けられる。
ただし、過去数年に渡って未納だった授業料を全額支払えば考え直してくれると言う。
そこで講師のジャガージュン市は、博物館で公開中のお宝を強奪して売りさばく事を提案。
しかし、なんだかんだあってふえ科が手に入れたのは、怪しい資産家・キングダム公平が所有していた、20億の価値があるという珍笛「ルイ14世の長っ鼻」だった。
激怒したキングダム公平は、盗人を捕まえる為に暗殺者を送り込むのだが・・・。


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まず、アガサは原作の漫画が大好きです。
好きで好きでたまりません。
あと、要潤も大好きです。

と、それだけお断りしておいて本題に入りますね。



キャラの外見で何かと物議を醸し出している『ドラエボ』と違い、驚くほどに忠実に再現されたキャラクターの数々。
原作をご存知ない方にも判り易い様、比較してみますと、

まず主役のジャガージュン市
ふえ ジャガー
こんな細かいシーンも見事に実現。


続いてふえ部でありながらヒップホップ命のエンプティ・浜
エンプティ ハマー
はいはい。 クリソツクリソツ。



そして、ふえ部の紅一点白川高菜
チムリー 高菜
あのお面とピラピラドレスがスクリーンに!



他にも、ふえ部の良心・ピヨ彦の父であり、日本屈指の珍笛職人酒留父次郎(ハメ次郎)
ハメ ハメ次郎
タオルで頭は判らないけれど、あの眉毛は健在です!


脇キャラもこの通り。 ビリー
ビリーさん ビリー
もはや2次元なのか3次元なのかすら判らないほどの転写っぷり。


ジャガーを語る上で欠かせないこの人たちも。 ビジュアル系ロックバンド・ジュライ
アニソン ジュライ
スペツナズもさることながら、アニソンの再現具合がただ事ではない。


驚きだったのはこの人。 ハマーの先輩忍者影千代先輩
影千代先輩 影千代
まさか板尾さんが藤子不二雄A顔だったとは・・・!



さらにこんな人まで。 ユニばあさん
ユニ セーソー
ユニバアサんのわんわんスタジオ・ジャパンかよ! 細かすぎるよ!!


小物だってこのとおり。 海のエンペラー・パート2
海のエンペラー エンペラー
ブクブクーってなります。



あと、こんなのも。 三太夫セガール
高幡
手前に座ってるのは、もしや高幡不動くん・・?


ロボ子供ハミデント眠都
ハミイ
そうそう、ハミィが可愛いくってさぁってでか!!Σ(`Д´;)

寸法おかしくね? これ、対ジャガー比率おかしくね?!




・・そして、忘れちゃいけないジャガーの相方酒留清彦(ピヨ彦)
ピヨ
ジャガーさん・・・ピヨ彦が・・ピヨ彦がふえ吹いてるよ・・゚(ノД`゚)゚。

あのさぁ、ピヨ彦ってふえを吹かないトコが面白いんじゃなかったっけ?
ジャガーさんの度重なる巧妙な罠にも負けず、ドタドタするトコが、この漫画の面白さなん・・・ま、いいけどさぁ(´・ω・`)ムウ



で、ハミよりピヨより、一番衝撃だったのは今回のキーパソンであるキングダム公平
キングダム 公平
おのれ・・名を名乗れ!!(※キングダム公平ですってば)

サイボーグ009風のコスに身を包んだ、最強ドラマー・キム公が、何ゆえカルーセル?
やんちゃな振りして実は良心的なキム公が、何ゆえ麻紀?
おしえて!うすた先生!!


とまぁ、この最後の辺のくだりで察しはつくかもしれませんが、ハッキリ言ってこの映画、カスッカスです。
確かに主要キャラや脇キャラまで、原作から抜け出てきたかのような忠実度で再現されていますが、ホントそれだけです。
コスプレだけなら、なにも映画でなくてもよいのです。
観客を惹きつけるような魅力的なストーリーが無いのなら、イメージ写真集でも出しときゃいいじゃない! って話じゃない? そうじゃない?
さぁお出しなさいな! ドザーっとお出しなさいな!!



ジャガーさんやハマー、高菜さんがふえ科に集まるまでが割愛されていたのは仕方ないでしょう。
しかし、その仲間達がキム公の珍笛を奪うまでの流れが全くしっくり来ない。
で、敵役のポジションのキム公なのですが、そもそも正規の手続きを踏んで大金を払って購入した笛を取り戻そうとしているだけなので、冷静に考えたら何も悪い事はしていない。
少々やり方が手荒な点もありますが、盗みを働いたのはジャガーさん達な訳で、どうにも感情移入が(ジャガーさん側に)出来ないのです。

そして、本作の中でキム公を凌ぐ違和感を放っている、暗殺者コンビ・グリとグラ。
毒舌王有吉と、デンジャラスでオバマのものまねをしていない方が演じているこのコンビが、洒落にならないキレっぷりなのです。
初登場シーンからして、手に血糊をべったりつけて、拷問(殺戮)後の一服シーン。
特に、垣原(殺し屋1)風に口を裂いた有吉のキチガイ演技が、「なにコレ? なんてVシネ?」という完成度を誇っていて、“猿岩石”はもはや、遠い昔に風に吹かれて消えていったのだなぁ・・・と感無量に。

ま、感無量はさておき、どう贔屓目に見ても『ピューと吹くジャガー』の世界観じゃないんですけどね!


「ギャグ漫画を実写化する」 という行為は、 「一発ギャグの説明をする」 事に似ている様な気がします。
どうあがいても寒々しくなってしまう点が。

絵で見て、それを各自が好きな配分で租借するからこそ面白いのであって、それを生身の人間が微妙なテンションと中途半端な間で繰り広げても、そこから笑いを生むのは難しい。
見た目はほぼ同じに再現出来ても、コマ割りや背景に書き込まれた壮大な(シュールな)イメージを、映像に再現する事は不可能なのです。
ならば、と、キャラだけを使ってオリジナルな笑いを生もうとしても、ヘタに忠実すぎるキャラの外見が裏目に出て、やればやるほど観ている方はドン冷え状態に。

人を笑わせるというのは、本当に難しいものなのですよ。
笑われる方が簡単とか言いますが、それだって一歩間違えば極寒の地に飛ばされかねない危険性を孕んだ命がけの行為。(←言いすぎ)
だからほら、本作に於いても、ギャクで笑わせられなくても、ビジュアルだけで笑って貰えるようにとの再現率だったんでしょ?
で、盛大にスベったと。
そこはまさにフローズン・ワンダーランド。


一応、脱力コメディという線を狙ったと思われますが、使われているギャグ(笑いのポイント)が原作とズレ過ぎていて乗れない事この上ない。
高菜さん初登場シーンで、「すってん転んだ高菜さんが顔中泥まみれになっちゃう☆テヘ☆」とか、昭和かよ。
なに?かわいらしさをアピールしたいの? ドジっ子なの? バカなの?死ぬの?

ピヨ彦の命名エピソードにしても、清彦が着ていたポロシャツにヒヨコのマークがついていたのをジャガーさんがジッと見て
「清彦・・・きよひこ・・・ ピヨ・・? ・・よし、ピヨ彦ね。」
と、実に直球というかひねりの無い話に。
そういうんじゃないんだよ! 
うすた先生の“笑い”って、そういうコトじゃないんだよぉぉぉ!!∩(`Д´#)


見た目はソックリなものの、妙に生臭い三太夫セガールことなぎら健一に関してもそう。
違うんですよねぇ・・・ うまく説明できないけど、とにかく生臭いんですよ。
いやらしさが半端ないと言うか・・・ んもう!なんでもいいじゃん!違うったら違うの!!(←駄々っ子レベル)


で、肝心要のきゃなめ(要潤)も、根本的な何かが違う。
男前すぎるのか? 顔の具合が広大すぎるのか? 一人だけヤケにデカすぎるのか?
身長
ピヨ彦と並ぶとこの通り。 もはや「タワー」と形容せざるを得ない。


原作通りのセリフを言ってくれたり、すばらしく熱演してくれるのが尚の事悲しい。
きゃなめは悪くないんだからね! 全部製作委員会の連中が悪いんだからね!
あと、ふえ一本で、限界を超えた音の表現を披露してくれるジャガーさんが、ちっともふえを吹かない点もかなり納得いきませんでした。
それなのにピヨ彦は「ピヒョロ~プヒョロ~」とちょいちょい吹きやがる。
製作陣は、本当に原作を熟読しているのでしょうかねぇ?


という事で、ノリきれないテンポの悪さと戦いながら、途中で数え切れない程の寝オチを重ね、足掛け4時間で鑑賞した本作。
しかし、途中は明らかに熟睡してしまっていた(会話の内容があやふや^^;)ので、このレビューを書く前にもう一度寝ていた辺りだけ観直しましたが、その際またもや寝てしまいました。
なんという睡眠導入剤!!((((;゚Д゚))))

お前らはオレに、なんど夢の国を訪問させれば気が済むのかと。
もそっと話のテンポを上げてくれ。と、
採音レベルが低すぎるんじゃねぇの?と、
こたつで寝入るのは危険だからオレとしてもご遠慮願いたいのだけれど。と、
再三の要請にも関わらずこの仕上がり。

まぁ、観ちゃった(寝ちゃった)方が悪いんですけどね!(`Д´*)ヘイヘイ


こうなったら、全国のジャガーファンの皆さんは、コスプレだけでも楽しんで帰って頂ければいいのではないでしょうかねぇ。
それこそが、うすた先生の最期の願いなのではないか・・と。(最期ちがう)


とは言え、もしも落としたい(狙っている)異性がいらっしゃる方などは、この映画を一緒に観る段取りにさえ漕ぎ着ければ、あとは自動的に睡眠スイッチが入りますので、気づいたら朝チュンみたいな事にもなりうるかもしれませんので、そういう使用方法もまぁアリっちゃあアリなのかもYO! (※法に触れる可能性も含めてアリ。)

と、ここまで書いて、久しぶりにコミックを読み直していたら、顔の具合がアレな感じなきゃなめも、意外とジャガーさん似だった事が発覚。 と言うかコレなら似てなくも無い。

ジャガーさん 「アレとか言うな」


はぁ・・・。
「別次元」が続いたので、ちょっと疲れましたね・・・。
そろそろホラー観ようかなぁ。

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