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『ゾンビ’99』

2009年01月21日
zonbi99.jpg
「おはよう!」じゃねえよ。


あらすじ・・・
エロ

密談

エロ

エロ

船釣り

エロ

エロ

( 省 略 )
↓ 
島上陸

エロ

( 省 略 )

島をウロウロ

エロ

ウロ

エロ

ウロ

エロ

ゾンビ

エロ

( 省 略 )

おしまい


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とまぁこの様に、8割がエロな訳ですが、どうします?奥さん!
1.早送りする
2・停止ボタンを押す
3.デッキを叩き壊す
4.やり場の無い思いを歌に込めて路上ライヴ☆デビュー


こうして国民的人気デュオ・ゆずは誕生したのです。(「ゆずを作った男たち」幻冬舎刊)

みなさんも是非、お試しアレ!


・・・
・・
試せないじゃない?
そんな事言われても無理じゃない?
まずギターとハーモニカを買って来ないとダメじゃない?
長い長い下り坂をゆっくりゆっくり降らないとダメじゃない?
と言う事で、アガサは迷わず「1」を選びました。
すなわち早送りの刑です。

あたしなんざぁ、まだまだゾンビ道に於いてはひよっこでやんして、それこそ普段お世話になっている盆踊りさんとかしんさんとか、ゾンビの世界を知り尽くした方々には到底及びもしない訳なのですが、それでも今まで観てきた幾許かのゾンビ映画の中で、本作ほどゲンナリした作品はありませんでしたね。
もう全てが最低です。

なにが最低なのかと言うのは、もうこのパッケージとか、やたらと改行の多いあらすじとかを見て頂ければ大体察しがつくかもしれませんが、なんかもう兎に角カスッカスなのです。

本土の人間からは「曰くつきの超コワイ島」と恐れられている無人島を、都会のお金持ちがまんまと騙されて購入。
一大リゾート地にする為の視察用にと、貸しヨットを手配しようとします。
「君は腕のいい船乗りらしいね」
「まあな」
「そこで頼みがある。 キャット島に乗せていってくれないか」
「あそこは不吉だから断る」
「そこをなんとかキャッシュで」
「わかったニャン♪」
吉本新喜劇かよ。(←新喜劇に失礼な発言)

で、この船乗りが何を隠そう本作の主役な訳ですが、どうでもいい事なので省略します。

かくして一行は、小洒落たヨットに乗り込み、キャット島へと向かうのですが、さて、この島はどうしてキャット島と呼ばれているのか?
1.猫が沢山いるから
2.島の形が猫に似ているから
3.猫の額のように狭いから
なんて書いてみましたが、どれも不正解なんですけどね。
どうだい? カチンと来ただろう?゚・。・(ノ∀`)σ・。・゚ ヒャーッヒャッヒャ 
実はそれこそがこの映画の正体なのです。
つまり、デタラメで適当、繋がり無視の悪ふざけ映画。

パッケージの裏に書いてある「エマニュエルVSゾンビ」の文字が表すように、エロとゾンビの華麗な融合を志した(であろう)内容は、志半ばでエロパワーに屈してしまったのか、序盤からひたすらエロ描写一辺倒に。
100%必要性の感じられない脱ぎシーン。
やたらとシャワーシーン。
ムサいオヤジと絡みシーン。
何の脈絡もなくストリップシーン。
とにかくエロシーン。
胸焼けがする程惜しみないサービスシーンの数々は、しまいにゃ画面に映るボカシで開始を察知。
こうなったら負けじとアガサも早送りスタート。
わしゃこう見えても女やっちゅうねん。
乳丸出しにされても、なんも楽しくないっちゅうねん。
と言うかもうさぁ、みんな服着ようよ!後生だから!( ノД`)

あと、お尻のアップもゲップが出る程映し出されるのですが、みんなオデキ出来すぎ。
食生活の改善をお勧めします。

で、なんだかんだで渡ったキャット島でも、またもやあっちでウマウマこっちでウマウマ。
謎のじいさんとその孫娘が一行に、「早く立ち去るのじゃ」と警告を発するものの、その孫娘(実はゾンビ?幽霊?)もまたフェロモン爆発で、船乗り相手にえっさほいさと大運動会。

1時間15分も過ぎたあたりで、やっとこさ本格的に登場するゾンビはというと、頭に手ぬぐいを巻いた農民風情。
例えるなら、悪代官に泣きついて足蹴にされるタイプの農耕民族。
「おねげぇですだ」がマストアイテム。
この春流行間違いなしの「泥を塗りつけただけ」メイクで、ゴージャス+かわいい感を先取り。
ボディに無造作に巻きつけたボロ布は、シンプルながらエレガントさも感じさせる上級コーデ。
もう自分が何を書いているのかわからない。

で、そんな農民イズムのゾンビ集団が、早送りにして丁度いいくらいの超スロースピードで島内を練り歩く。
勿論怖い訳が無い。
ただ、頭数だけは多いので、それなりに不気味で幻想的な雰囲気は醸し出しています。
だからなんだと言われても困るのですが。
ゾロゾロと現れた農民(ゾンビ)は一応人も食べますが、特殊メイクにかけるお金が無かったのか、若干血のついた物体をモソモソと口にするフリだけ。
一応首も飛びますが、自主映画レベルの切株描写にあくびのせいだけではない涙が滲みます。
そして画期的なオチ。
ゾンビの対抗策として、こんな斬新な方法があったでしょうか!
斬新過ぎて逆に新しい?みたいな!
ていうか、逆にふざけんなこんちきしょうみたいな!(逆なのか?)

見所がなんだったのか、見終わって何が残るのか、と問われたら、「何も残らない」としか答えようのない 『ゾンビ’99』 。
掘れども掘れどもアサリはおろかマテガイすらも出てこない、出るのはただアタックバイオジェルの空容器だけだった潮干狩りの様な本作ですので、賢明なみなさまは絶対にご覧になりませんように。
ただし男子のみなさんは除きますので、自己責任に於いてご検討下さい。
まぁ、おっぱいとおしりだけはたらふく出てきますので・・。

それにしても、ゾンビ映画という沼には底が無い。という事実を改めて思い知らされましたねぇ。
奥が深いなぁ! 失敗も多いけどね!!
下には下があるように、きっと更なる高みにも到達出来るはず。
そう信じて、これからもゾンビと名がつく作品に挑み続けて行きたいと思いました。


あと、この 『ゾンビ’99』 に関しては、もう二度と観たくないので、もし欲しい方がいらっしゃいましたら抽選で一名の方に差し上げます。(中古ビデオでよろしければ)
ただし、岡山まで引き取りに来て下さる方限定で。

うそです。

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