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『FRONTIER(S) フロンティア』 

2009年01月26日
フロ
使いも使ったり、その血量400ℓ。

はいどうも、アガサです。

先日ちょこっと皆様にお知恵を拝借していた、当ブログの移転の件ですが、諸事情により全て白紙に戻すことになりました。
その節にコメントを下さったみなさま、本当にありがとうございました。
なんかゴタゴタして申し訳ありませんでした(´・ω・`)

今までどおりFC2にて頑張って参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

という事で、はてなの方で書いていた 『フロンティア』 レビューを出戻り記載の巻。


あらすじ・・・
「よし、オランダに行こう!」と彼は言った。
と言う事で、先立つものが必要なので銀行を襲った。
二手に分かれて逃げる途中で、お兄ちゃんが撃たれた。
仲間を先に国境へ向かわせ、とりあえずお兄ちゃんを病院に運んだ。
お兄ちゃんが死んだ。
超泣けた。

その頃、先行していた仲間が辿り着いた辺境の宿は、にゃんとキチガイの宿だった。
キチガイから逃げ出した仲間たちだったが、崖から転落して巡りに巡って、結局またキチガイの総本山に迷い込んだ。
遅れること数時間、私たちも宿に到着した。
まさか仲間たちが襲撃されていたとは知る由もなかった私たちを、宿の主人が別宅へと招待してくれた。
そしたらどっこい別宅には、さらなるキチガイが待ち受けていた。
キチガイというか、ナチの親衛隊ね。
これはヤバいと逃げ出そうとしたけど、屈強な大男たちに阻まれてサックリ身柄を拘束された。
私たち(私と元カレのアレックス)は、ブタ小屋に鎖で繋がれ、どうにもこうにも殺される雰囲気たっぷりだった。
その時、私の妊娠がきっかけで喧嘩別れしていたアレックスが漢(おとこ)気を魅せた。
火事場のクソ力で私の鎖をザンパノ((エイヤーって引き千切る))して、逃がしてくれたのだ。
ヤダ・・・そんな事されたら・・あたし・・・あたし・・また、好きになっちゃうかも・・・*:.。.:*゜( n´∀`)n゜*:.。.:*
なんて悠長な事も言ってられないので、とりあえず逃げた。
でもすぐキチガイの仲間に捕まった。
腑抜けでどうもすみません。

逃亡を知って怒り心頭のファシストじじいが、アレックスに銃を突きつけた。
アレックスは最後の根性を振り絞って「クソじじい死ね!」と罵ったが、言葉だけでは銃に勝てるはずもなく、あっさり射殺された。
一方、じじいは私の妊娠を知ると態度を一変させた。
どうもこのじじいは、家族を増やす事に重きを置いているらしいのだ。
「純粋な血族こそ国家の宝!」とかなんとか素晴らしくキ印な発言を繰り返しているが、この子移民の子なんだけど。
そんな事見りゃわかんだろ!じじい!ボケてんのかよ!バーカバーカ!

しかしどうやら、じじいにとっては本当の遺伝子など大した問題ではなく、とにかく若い母親が必要だっただけなのだ。 
「ボケてんのか」とか言ってゴメン。 つまり形振り構わずって事だったのね。失敬失敬。
鎖を解かれ、じじいの長男の嫁としてキチガイ家族に迎えられる事となった私は、一時は抵抗する気力も無くし「どうにでもなれ」と思っていたのだが、加齢臭のキツイ長男に唇を奪われた事で怒りに火がついた。
ただキスされただけでもキモいのに、キスしたあと口をベローンとかもう! (`Д´*)ノ゙ エロおやじ!! エロいんだよてめぇ!
そこで、手元に置いてあったナイフを手にじじいを人質にとり、
お前ら! 撃てるもんなら撃ってみろ! じじいの喉元掻っ捌いてブタみたいにギャーギャー叫ばしてやんぜ!
って言ってみたら、ホントに撃ったバカがいた。
じじいポックリ。
こりゃビックリ。

一家の長であり、総統でもあるじじいを失った一家は我を失い私に襲い掛かってきた。
いやいやいや、じじいを撃ったの私じゃないんだけど。(´д`;)
しかし、私も私で相当な怒りを身に纏っていた。
仲間はみんな殺されたし、その一部なんか食卓に出されちゃたし、アレックスもせっかく仲直りしかけたのに死んじゃったし、おなか痛いし、お兄ちゃんも死んだし、もう誰も居ないじゃない! 信じらんないっつーの! 文字通りシングルマザー確定だっつーの!
かくして、キチガイ一家と私の壮絶なサバイバルゲームが幕を切って落とされた。
勝つのは私か、それともキチガイか?
血で血を洗う闘いが、今始まろうとしている・・・。


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今、フランス産ホラーが面白い!
『ハイテンション』のアレクサンドル・アジャ、『屋敷女』ジュリアン・モーリー&アレクサンドル・バスティロに続いて、オサレの都・フランスから送り込まれた第3の刺客、ザヴィエ・ジャンの長編デビュー作『フロンティア』。
去年一部の劇場でひっそりと公開されたものの、当然のように我が岡山には来なかった本作を、ホラー番長ことwataruさんが快く貸して下さったお陰で鑑賞出来ました。
おありがとうございます~゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚

先ほど述べた2作品に比べると、残酷シーンは前半やや大人しめだった本作ですが、後半は足りなかった赤血球を取り戻すかの様に、血しぶきのオンパレード。
食肉解体用テーブルのこぎりで胴体縦まっぷたつ!
ライフルで頭破壊。

・・・
・・
ん?
そんなもんか?
(400ℓはもっぱらのこぎりシーンで使用と思われ。)

しかし、その他にもちょいちょい挟まれる拷問シーンの痛そうな事と言ったら・・・!
アキレス腱をちょっきんとか、喉元噛み千切るとか、フックで足首貫通とか、全く爽快さのない表現はさすがはおフランスざますねぇと言ったトコロでしょうか。

冒頭のフランス移民チームによる暴動シーン(ニュース映像)のお陰で、なんだか社会派っぽい雰囲気を醸し出していましたが、要はバカな若者が田舎の怖い家に迷い込んでどんじゃらホイという単純極まりないサバイバル・ホラーですので、構える事なく気軽にご覧頂ければよろしいかと思われます。
極右政党が政権を奪いそうなフランスから逃げたマイノリティの若者たちは、逃げたつもりがもっと手加減の無いナチの生き残りに捕まってしまう。
何事からも、逃げるんじゃなく、立ち向かわないといけないんだ!というメッセージを感じなくもない事もない。 てことは無いって事か。
暴動騒ぎに乗じて強盗を働いた若者が、撃たれて瀕死の仲間の分け前を巡ってリーダー争いをした構図が、後半のナチの巣窟で再び似たようなリーダー争いとして繰り広げられたり、ホント人間ってヤツはしょうがない生き物ですね。

で、どいつもこいつも無残に殺されて行き、最後に残るのが妊婦2人だけだったと言うラストが実に希望に溢れていて素晴らしい。
結局未来を握っているのは女なんですよね。
そうだよ!そうなんだよ! 男は黙ってついて来りゃあいいんだよ!! 
(何か違う様な気もするが、そういうホラーが一番面白いんですものねぇ。)

しかし、その過激な生き残り戦や、ダークで美しい映像や、陰惨な雰囲気の素晴らしさとは裏腹に、ところどころに物足りなさを感じ無くも無い。
最初に襲われた若者から、意味ありげに回収された携帯電話・・・。 でも特に物語に絡んでこないのはアレか? ザヴィエ忘れちゃったのか?
狭い横穴を這って逃げる若者の後ろから意味ありげに追いすがってくる不気味な人影・・・。 でもその後大して出てこないのはアレか? 『ディセント』がやりたかっただけか?
納屋の入り口に意味ありげに置かれた粉砕用トラック・・・。 これもてっきりラストで大ミンチ大会が開かれる用なんだと思っていたけど、結局出てこなかったのはアレか? ベッソン野郎(※本作プロデュースの元祖・金髪豚野郎)に「ミンチより爆破!」って吹き込まれたか?
黒髪が気に入らないからってヒロインの長い黒髪をバッサリカットさせたナチのじじいだけれど、肝心のその家族の女性はほとんど黒髪なんじゃん、と言うのはアレか? 『ハイテンション』がやりたかっただけか?

伏線のように思えた小道具や設定の数々が、なんとなくお座なりにされていた様な印象が残るのが残念極まりないですね。 それ以外が素晴らしかっただけにね。

さて。 本作でアガサの胸を最も鷲づかみにしたのは、キチガイ一家に子供の頃浚われ、子を産む機械として育てられた少女。
キチガイたちから「オレたちの言うことを黙ってきいてりゃ、そのうち親が迎えに来るだろう」と嘯かれ、しかもその嘘八百を信じるしかなかった少女。
近親相姦の種を植えられたせいで、生まれてくる子供は奇形児ばかり。
同じ妊婦同士ということでヒロインに並々ならぬ感情移入をし、時にはママ友、時には年の離れた姉妹、また時には生き別れた母親に向けるような眼差しでヒロインに接する少女は、そのヒロインの脱出を助けたのち「一緒に逃げよう」と諭されますが、頑としてそれを拒みます。
キチガイの種から生まれたモンスターの様な子供でも、彼女にとっては大事な我が子。
その子供たちを捨てて逃げる事なんて、彼女には出来なかったのです・・・。
唐辛子を飲ませて幼子を殺す様なヤツには、彼女のつめの垢を400ℓくらい飲ませてやりたいものですね。

ヒロインの豹変&頑張りも素晴らしいですが、この少女(今は大人?)のシークエンスがあったからこそ、本作は「一見の価値アリ」と呼ぶに相応しい作品になったのではないでしょうか。
何も判らないままに監禁され、大きく狂わされた人生を全うするしか出来なくなってしまった一人の少女の姿が、憐れで哀しくて胸を締め付けます。


で、ここまで書いておいてなんですが、今回アガサはフランス語版英語字幕つきで鑑賞しましたので、実は内容が上記の通りだったのかどうか正直自信がありません。(えー)
と言う訳で、2月にリリース予定の国内版は、確認の為にも是非再鑑賞してみたいと思います。

そうそう、そんなボンジュールなフランス語ですが、英語で言う「STOP!」という台詞が、そのまんま「ヤメテー!(Arrêtez!)」だったトコロが非常にアンニュイかつシルブプレな感じで勉強になりました。
いつかフランスでキチガイに襲われたら、迷わず「ヤメテー!!」と叫んでおこうと思います。

皆さんも是非お試しあれ!

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