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『ミラーズ』

2008年12月28日
ミラーズ
やたらとドルビーサラウンド。

憧れの演奏家さまの日記を見ていたら、「もしかして・・これあたいの記事の事?」という記述があって、絶賛ドキムネ中のアガサです。 こんにちは。
でも「これってどうなんすか?げへへ」なんてお尋ね出来る度胸などもなく、何度も日記を読み返して一人ムネムネしています。
まぁ、そんな訳ないんでしょうけどね。 思い上がりも甚だしいってね。 へいへい。

なんて言うか、街灯も星も、同じくらい綺麗ですね。空気が澄んでいる夜はね。(←支離滅裂)

という訳で、愛しのアレクサンドル・アジャの最新作がめでたく全国規模で劇場公開されたので、颯爽と馳せ参じました。

※ 絶賛公開直後ですが、そんな大人の事情にはお構いなくネタバレ全開で行きます。



ネタバレなので改行をたっぷりとってみます。

・ ・ ・

・ ・ こんな感じかしら?


・ ・ もうちょい?


・ ・ ・ ・ここら辺りでいい?



・ ・んもう ・ ・  ・ ・ せっかちなんだから///
 (←何がだよ)

あらすじ・・・
わたしの名前はアンナ・エシィカー。
何歳に見えますか?
・・「そういうのウザい」ですとな。
・・・そうですのう、かれこれ60は過ぎましたかのう。
今では立派な修道女のわたしですが、ちっちゃな頃から手がつけられない程の悪ガキでしてなぁ。
ナイフみたいに尖っては、触るもの皆傷付けておりましたものです。
もしくは、校舎の窓ガラスを割って、盗んだバイクで走り出しておったものです。
・・「平成生まれだからよく判んない」ですとな。
・・・悪そなヤツは大体友達、とでも言っておけばよろしいですかのう。

で、そんなわたしを悪魔憑きだと断定した両親は、神父さまやらお医者さまやら樋屋奇応丸やら色んな方法で、わたしの更生を計っておりました。
しかし、わたしの中に巣食っていたのは、なんと本物の悪霊だったのですじゃ。

悪魔、超KOEEEE!

・・「マジそういうの無理っぽい」ですかな。
現代っ子は手厳しいですのう。

最終的にわたしの治療を任された聖マタイ病院のケーン医師は、“鏡療法”という斬新な治療法を編み出しました。
周りを360度鏡に囲まれた小部屋を作り、その中に私を閉じ込めたら道が開ける。
その道を進めばどうなるものか。 迷わず行けよ!行けばわかるさ! ありがとう!!
・・って、これも通じませんかな。
平成生まれと言えども、猪木さんくらいは知っておいて損はないですぞ。 
なにせタバスコを日本に持ち込んだ偉大なる・・ え?違う? タバスコ云々の件は誤報だという事で確認済みですと?
わたしが知っていた猪木さんは、そんな事で虚勢を張るような人ではありませんでしたがのう。

ごめんなさい、「知っていた」はウソです。

“鏡療法”は、精神治療的にはてんでデタラメな治療法でしたがわたしの霊には効果を発揮しました。
わたしに巣食っていた悪霊どもは、見事鏡の中に閉じ込められましたのじゃ。
いやぁ、スッキリしました。
長年患っていたリュウマチも解消され、いまでは毎日階段の上り下りが楽しくて仕方ありません!
おまけに体脂肪も下がって一石二鳥!
こんなステキな“鏡療法”。 今ならまつげパーマとセットで、スーパーお得価格の2万9800円!

・・・人間生きておれば、投げやりになる瞬間もある筈じゃがのう。
あるとするならば、それが「今なのじゃ」。 とだけ言っておこうかのう。

わたしから鏡に乗り移った悪霊どもは、その後も病院の鏡の中でちょいちょい悪さを働いておったようですじゃ。
病院が不幸な事件から廃院となり、その跡地を利用して大型百貨店がオープンした時は、さすがのわたしも駆けつけそうになりました。
だって先着100名様に福袋とか言うチラシが・・いや、冗談ですじゃぞ。
最近の若いもんは我慢が足りなくていけませんのう。
その百貨店も、つい5年ほど前に火事で焼け落ちたとの事。
何でも放火犯は「鏡が・・」とか「エシィカーが・・」とか言っていたらしいですが、わたしは関知しておりません。
だってほら、わたし今修道院の中じゃん?
精一杯神さまにお祈りはしてるよ?
それが今のマイベスト? みたいな?

・・・なんでそんな可哀想な目でこっちを見るのですかな?
いやわたし全然可哀想じゃないですぞ。

きな臭い話題は流れていていたものの、知らぬ存ぜぬでやり過ごしていたわたしの元に、どこからどう調べてきたのか男が訪ねてきたのは、ある麗らかな小春日和の事でしたのう。
男は焼け落ちた百貨店の現・警備員で、警備につき始めてから身辺に異変が起き始めたとの事。
ついては自分と一緒に、わたしにあの鏡療法の小部屋を再訪しろと、そう言うのですじゃ。

しらねぇぇぇぇぇぇえ! 超しらねぇぇぇぇぇえ!!

だってあの部屋に変えるって事は、折角分離したあの霊たちを、再びわたしの中に取り込むって事ではないのかのう?
それって、「うーん!ゴメン、死んで?」って言ってるのと大して変わりないって事ではないかのう?
いやいやいや、それは無理!

私は一生を神に仕えると決心した身。
何のお役にも立てそうにありませぬが、せめてみなさまのご多幸とご健勝をお祈りして、お別れの挨拶へt

かみさま、銃は卑怯だと思います。

切羽詰った男は、わたしに銃を突きつけましたのじゃ。
すみません、無理とか言ってすみません。 死ぬ気で頑張ります。

という訳で、その男・ベンと共に、私は約50年ぶりに病院へと舞い戻りましたんじゃ。
無残に焼け焦げた百貨店内。
あの当時と全く変わらずそこにあった、治療室。
蘇る忌まわしい記憶。
オレ座ったら怯えるぜ酷く。
でもキミと一緒ならなれるんだ強く。
チェックザミラー☆ワン・ツー・カモン!

だからさっきも申し上げましたがのう。 「今なのじゃ」て。

明らかな死期を目前に控え、少々投げやり気分なわたしですが、この身がせめてあの警備員の家族を救う手助けになれば、今まで生き長らえてきた意味もあるというモノでしょうぞ。
ただし、警備員本人は別ですじゃ。
なんかやたらと 「こんな事に巻き込んでしまって、・・・・・本当にすまないと思っている!」 などと言っている割には、やっている事が強硬過ぎますでのう。
アレは許すまじ。

と言う事で、そろそろ悪霊が身体に漲ってきましたゆえ、わたしはこの辺で・・・。
華麗な変貌を遂げたわたし、ことスーパーヴァーさんと警備員のガチンコバトル、心行くまでご堪能くださいませ。


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うーん・・・ ごめんアジャ、正直コレちょっと微妙かも。

尋常じゃない緊張感のサイコホラー 『ハイテンション』 、尋常じゃない反撃の切株映画 『ヒルズ・ハブ・アイズ』 、そして尋常じゃないガチンコストーカーサスペンス 『P2』 (これは制作のみ)を手がけて、もはやホラー界の若手ナンバー1と言っても過言ではないアレクサンドル・アジャ監督。

“無駄に男前選手権”を開催すれば、間違いなく一位を勝ち取るんじゃないかという抜群のビジュアル。
aja.jpg  (※参考資料・ギザカッコヨス!)
そして、作中で魅せるえげつなさ満点のゴア描写。
舞台の湿度までも感じさせるような映像作りと、緊迫感あふれる空気作りに定評があるとかないとか。
さすがは切株界の貴公子・アジャ! けっこんしてくれ!

で、そんなアジャが韓国の未公開ホラーをリメイクすると言うので、否応無しに高まる期待。
なにせリメイク上手なのは『ヒルハブ』で証明済みですものね。
ハリウッド第2作目では、果たしていかなるえげつない展開を魅せてくれるのか?!


古びた巨大建築物で働く事になったおっさんが、次々起こる怪現象に巻き込まれ、正気と狂気の狭間を揺れ動く。 と言うと、どうしても『シャイニング』を連想してしまうのですが、本作も随所にアレっぽさを感じさせてくれます。
前任の警備員が精神に異常をきたして自殺・・・とか、
自己の不始末から職を失った男がアルコールに溺れて・・・とか、
徐々に病んで行く(設定では)筈の主人公が最初からキチガイっぽい・・とか、
おまけに怪しげな地下室まであったりと、もう
タイプライターはいつ登場するんですか?! 
「勉強ばかりで遊ばないと、ジャックはそのうち気が狂う」んですか?! まぁ、ジャックなだけにね!(ジャックはジャックでもバウアーの方)

と、ヘンな期待で胸が膨らんでしまうくらいのそれっぽさ。
いいですねぇ! さすがはフランスが生んだ切株王子・アジャ! けっこんしてくれ!

ところが、そんないい感じにそれっぽい舞台装置を用意してはいるのですが、どっこいどうしてなかなか怖くならない。
要するにお化け屋敷映画ですので、いかにおどろおどろしい雰囲気と陰に何かが潜んでいそうな緊張感を醸し出すかが勝負の付け所だと思うのですが、なんと言うか・・全体的に緊張感に欠けるのですよねぇ。
雰囲気は確かにあるのですが、そこに漂う空気が間延びしている。
この原因は、様子を伺うことなくいきなり盛大に始まる怪奇現象にあるのかも知れませんし、
いきなり鏡を見てキレまくりなキーファー・サザーランドのテンション配分にあるのかも知れませんし、
恐怖がもたらされる舞台が後半2箇所に分かれた為、散漫な印象を受けてしまうトコトにあるのかも知れませんし、
もしかするとアジャがホームシックになっていたとか、
キーファーとメタボ談義に花を咲かせすぎたとかかも知れませんが、とにかく盛り上がりに欠ける作りなのですよねぇ。

で、その代わりにと言うのではないのでしょうが、恐怖を演出する手立てはもっぱら“脅威のドルビーサラウンド”頼み

キーファーが鏡に映った自分の歪んだ顔を見て ジャーン!
物陰から鳩が飛んで ドジャーン!
あっちで バーン! こっちで ドガシャーン!
どうだい、南蛮渡来のデジタルサラウンドシステムは.。*゚+.*.
と言う程の大盤振る舞い。

どうもこうもあるか! 心臓止まってまうわ!! ドアホ!!ヾ(`Д´)ノ

物語がホラーの古典とも言える“お化け屋敷”モノですので、脅かし方も古典的に・・・と思ったのかどうなのか定かではありませんが、アジャにこれをやられるとは思いませんでした。
そして、ラストはいかにもハリウッドっぽい大爆破。
しかも何通りも角度を変えて、5~6パターンの爆破映像。
なんやねん。
なんカメやねん。
バラエティ番組のドッキリ成功シーンか。 アホか。

確かに芸術的とも言える爆破シーンでしたが、ここまで繰り返し映像を使われると後半はゲンナリしてしまいます。

アジャ・・・ ハリウッドって怖いトコロだよね・・・。 
わかるお!アジャのホントの気持ちはわかってるお! 
きっと次回作への足がかり的作品だったんだよね。
ぼくらの反応を伺ってみただけなんだよね。
大丈夫! だからこの際思い切ってけっこんしてくれ!(どの際なのかがさっぱりわからない)


とまぁ、貶したいだけ貶しておいてアレなんですが、一般的なホラー映画に比べても決して遜色ない作品ではあると思います。 『ヒルハブ』の興奮度を期待しなければ。
全ての怪現象のツケをオカルトに擦り付けて、しかも悪魔憑きでパワーアップしたスーパーヴァーさんが壁やら天井やらを縦横無尽に走り回ると言うトンデモ展開になりますが、それも微笑ましく観れると思います。 『ハイテンション』の緊張感を期待しなければ。
なんと言っても、オチはなかなか救いが無くて素晴らしかったですしね。

アガサにとっては 「劇場でアジャの新作を観る」 という事自体が、非常にありがたいイベントの様なものですので、観た事に悔いはありません。
おまけにパンフレットの中では、他の映画ではありえないくらいの比率で、アジャ監督の写真が大フューチャーされていましたもの!

さすがはイケメン変態仮面・アジャ! けっこn(省略)

という事で、涙あり、笑いあり、呪怨ありのビックリムービーだった 『ミラーズ』 。
思う存分ビビりたい方は是非劇場へ。
そうでない方は、是非DVDでお楽しみ下さい! (ああでもアジャの為には是非劇場へ><)

アジャの次回作がもっとえげつない傑作になる事と、アジャの体型がベッソンみたいな残念な状態にならない事を切に願って、今回レビューを括らせて頂きたいと思います。

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