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『悪魔のえじき ブルータル・デビル・プロジェクト』

2008年12月19日
あくまの

あくまの2

あくまの3
(色んな意味で) すごいよ! マイスターさん!!


『新ゾンビ』 と時を同じくして某方が貸して下さっていた、 『悪魔のえじき』 を鑑賞しました。

で、この通称 『悪じき』 、なんとなく、過去にレンタル店で見かけた事がある様な気はしていたのですが(特に「ブルータル・デビル・プロジェクト」と言う字面)、改めてお店を巡ってみたら無いんですよねぇこれが。
置いてあったのがビデオソフトだったからなのかもしれませんが、最近はどこのお店もDVDに統一しようと企んでいて、実に感じ悪いです。

プンスコ。

こんな事なら 『ゾンビ3』 も 『新・死霊のはらわた』 も、撤去される前に観ておけばよかったです。
あの時躊躇してしまった自分のチキンなハートが恨めしくてたまらないんだぜ。
そうだよアガサ・・ もうお前には、失うものなど何も無いじゃないか・・・ (レンタル履歴だけ見ると完全に危険人物と思われ)

ま、こういう事を言っているとまた色々なトコロから忠告を受けますので、ほどほどにしておいて。


でも結局忠告を受ける事になりそうな あらすじ・・・
船旅に出掛けたまま行方不明となった3人組。
その後、彼らが撮影したとみられるフィルムが見つかったが、当局はそのあまりの凄惨さに、コレを作り物と断定。
そのまま3人の捜索も打ち切られた。
この映画は、そのフィルムを修復、再編集したものである・・・。


と言う冒頭のテロップは、とりあえず早々に記憶から消し去って於いて、と。

「よおし! この夏は南の島でバカンスだ!」 とヨットで漕ぎ出した3馬鹿トリオが、まんまと遭難。
おまけに漂着した謎の孤島には、ジャギ様というかウォーズマンと言うか、とにかく安そうなお面をつけた一団が!
どうやらこの島は、謎のカリスマ団長・マイスターが率いる謎のお面軍団が、謎のブートキャンプでワンモアセッ!しているらしいのです。
どうでもいいですけど、ビリーさんって今頃どうしているんでしょうね。
・・ごめん・・、ホントどうでもいいや。


3人組は、マイスターの敷地を荒らしたせいか、ただ単に中途半端なキャラだった事でご機嫌を損ねてしまったからなのか、直ちに処刑される運びとなりました。
ていうか、絶対ここお前の土地じゃないと思う。(多分国有地)

3人の処刑に先駆けて、まずは内部の裏切り者から処刑される事に。
なんかよく判らないけど、とにかくマイスターの逆鱗に触れたらしい団員が、フック責めとかフックゼメとかふっく☆ぜめとかに遭い、一人ずつ命の残骸と成り果てる。
マイスターは3度の飯よりフックがお好き。

カスッカスの特殊メイクによる処刑も終わり、いよいよ3人の運命もこれまで! と思われた時、マイスターの息子(通称マイむす)が予想もつかない提案をしてきた。
なんと、処刑を前にしてボルテージが上がりっ放しのお面軍団に特別ボーナスとして、狩りと称したおいかけっこをプレゼント。
獲物は例の3人で、見事軍団から逃げ切ったら生きて島から逃がしてやろうと言うのです。
3人のうちの一人は、「オレはそんなゲームごめんだ!」と漢(おとこ)気を見せましたので、まぁ軽い感じに即処刑。
残る2人は「うん、やるやる」とこれまた軽い感じに了承。
ちなみにこの時の処刑はフック責めではなく、ヤリでグサグサっと刺して終了。
うん・・・、おまえら統一感とかゼロなのな。


サクっと出掛けようとした2人に、マイむすは軍団を裏切ろうとした構成員をさらに追加。
計3人での狩りがスタートです。
構成員は中国人男性・レオンさん(23歳・初婚)。

このレオンさんの哀しい過去を、まぁ聞いてくれ。
軍団の構成員として、充実した毎日を送っていたレオンさん。
しかし、その愛妻ヘレナ(37歳・仮名)がマイむすの目に留まり、怪しげな儀式の生贄として選び出された事でレオンの人生は一転。
自分の目の前で、マイむすから辱めを受ける愛妻。
その上、幻の怪獣による性の秘儀まで始まり、ヘレナは哀れ海の藻屑にとなってしまったのでした。(←藻屑はウソ)
愛する者を喪い、さらに最大の屈辱まで味わう事となったレオンは、マイむすたちに復讐を誓ったのでした・・・。
ま、誓ってはみたけど、すぐ捕まっちゃったんですけどね!

とまぁ、ある事ない事言っている間に、マイむすは3人を追う為にゾンビの群れを放つ。
白人2人はさておき、滅法カンフーに長けていたレオンの活躍のお陰で、ゾンビの群れはなんとか撃退。
しかし、怒ったマイむすは秘蔵の精鋭チーム“黒い悪魔部隊”を送り込んだ!
なお、一応説明すると、“黒い悪魔部隊”とは黒装束に身を包んだニンジャ部隊の事である!
順番逆じゃね?(ゾンビがダメなら生身の人間て・・・)

ゾンビには打ち勝ったものの、悪魔部隊の予想外の戦闘能力に苦戦を強いられるレオン。(と白人)
すると、激戦続く野っぱらに、威勢のいい叫び声が響き渡った。
「ウーヤーター! オレの名はソン!!」
やった! ついにあのソンが満を持して参入だぜ!・・・で、ソンって誰やねん。

何でも、ソンとチャンの中国人兄弟は、レオンと共にマイむすに師事していたのだが、組織の横暴さに辟易して脱走。
その後島内のどっかでひっそりと修行を重ねて、最強のカンフースキルを手にしたのだそうです。
どっかって! アガサ的には、「もうどないとせぇ」って感じ?

かくして、最強のカンフー兄弟とレオンの3人はニンジャをまたまた撃退。
マイスター親子に積年の恨みを晴らすべく、2人で軍団の本拠地に殴り込みを掛けるのでした。
しかし、マイスター親子とて、ただ手を拱いて、呑気にアルミホイルのお面作りに励んでいた訳ではない!
ソンとチャンを迎え撃つべく、軍団の最終兵器を用意していたのだ。

果たして兄弟は、マイスターの野望を阻止し、島に平和を取り戻す事が出来るのでしょうか?!


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こ れ わ ヒ ド イ 。

衝撃のあまり、「は」が「わ」になってしまうくらいのヒドさ。
「こんな映画作ったの、どこのドイツだ?」 と、素面では言えない様なダジャレを口走ってしまって、余計にやりきれない気持ちになってしまった様なヒドさ。

あなたが今日までに観てきた映画は、きっとその全てが最高傑作と呼ぶに相応しい・・・

・・これに比べればね!


最近切株方面がドイツづいており、今回のコレもハンブルグ出身のキチガイ作家アンドレアス・シュナースによる作品なのですが、なんと言うか、ドイツってスゴイですね!
こういうの、自由って言うの?
それとも奔放なの? 小悪魔なの? ひょっとしてアゲ嬢なの?
(※それはない) 
と言うくらいのじゃじゃ馬パラダイス。
オレには乗りこなせねぇ・・・ お前を手懐ける事なんて出来ねぇよ・・・。+゚(つД`゚)゚+。

という事で、早々に白旗を揚げてしまったアガサだったのですが、別にキライな訳ではないんですよね。
無意味に続く処刑シーン。(とにかくやりたい事がハッキリしていて良い)
前世紀の香り漂う特殊効果。(ひたすらチープ)
幻の怪獣は、100円ショップで売ってるようなソフビ人形。(しかもコマ撮り)
アルミホイル(もしくはおり紙に入っている銀紙)を貼り付けた様なお面の数々。(わくわくさん大活躍)
アルミホイル(もしくはおり紙に入っている銀紙)を貼り付けた様な、マイスターの最強プロテクター。(またもやわくわくさん大活躍)
ゾンビの口から吐き出される息の、驚きの白さ。(多分撮影時は冬だったんでしょうね・・)
海で遭難した3人が主役なんだと思いきや、途中で参加する中国人にその座を取って代わられ、さらに中盤参加した中国人兄弟が再びその座を奪い取り、結局最終的にはシラーっとした顔で兄弟が主役の座に納まっていると言う、怒涛の主役争奪戦。(こういうの、「新ゾンビ」でもあったなぁ)
昼のシーンと夜のシーンが完全に混ざり合っていると言う摩訶不思議ワールド。
こんな連中に比べれば、服の柄がカットの切り替えの際に変わってしまうなんて、可愛いものですよねぇ・・・。 ほんとだよ・・ むしろ微笑ましいよ・・そりゃそうだよ.。*゚+.*.。(←自分に言い聞かせてみるテスト)


まぁ、アラを挙げればキリが無いのですが、むしろアラを集めたのが本作なのだと思えば気にもなりませんしね。
人生、考えても仕方ない事をウジウジ考えていても始まりませんよ。
それよりももっと、建設的に生きようじゃないですか!

と、言う訳で、アガサは本作の事を金輪際忘れてしまおうと思います。(←まさかの全否定)

いや、ホントにキライとかではないんですけどね。
「下には下がいるものだなぁ」とか、感心はしましたけどね。
とりあえず、マイスターが好みのタイプじゃないので・・・。(←そこなのかよ)

まぁとにかく、筋なんてものは二の次三の次だという事だけは確かでしょう。
あって無きが如しの「復讐物語」は話半分に聞いておいて、あとはひたすら小汚いグロ映像とか、稚拙な解体シーンとか、ありえない様な輪切りシーンとかに膝をうち、お腹を抱えて笑い転げるのが正しい鑑賞法なのだと思います。
(もちろん、この手の映画を生理的に受け付けられる方のみの鑑賞法ですよ)

伝説の「縦に構えた日本刀に自分から飛んで行き真っ二つにスライスされる」シーンや、その他にも「お尻に刺したフックを上に引き上げて、そのまま背骨をブッコ抜き」シーンだとか、もうありとあらゆる縦割り横割りが観られる、切株界のトップバリューと呼ぶに相応しいお値打ち感もなんとも魅力的。
納得の行く説明も無しに、いきなりゴア描写のつるべ打ちが始まる冒頭など、それはまさに助走の無いジェットコースターの様だとも言えるでしょう。
ただし、このコースターのスピードは超低速の為、ヘタしたらループの所で真っ逆さまに墜落する可能性があります。
よいこのお友達も、そこだけは気をつけようね! アガサとの約束だよ!
(※要するに、テンポがグダグダなので寝オチ必至)

作り手のやる気が、あちこちで盛大に空回りしているカラカラと言う音が耳に心地よい本作。
その画面のあちこちから滲み出る“切株愛”を感じ取る事が出来る切株ファンなら、きっと嫌いにはなれない筈です。
何故なら、そういう“ひたむきな愛”って、私たちの中にも必ず存在しているだろうから・・・。

ま、だからってここまでの最低映画は好きになれそうにも無いですけどね!


ある意味、アガサに『ネクロマンティック』に匹敵する程の衝撃を与えてくれた『悪じき』。
世界の広さ(もしくはドイツの底力)を痛感させられた一品でした。
貴重なブツを貸して下さった盆踊りさんには、感謝の気持ちでいっぱいでございます。
どうもありがとうございました!

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