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『SAW5』

2008年11月29日
ソウ5
知らない間に実は戦力外通告されていたアマンダが、不憫で不憫でなりません。


1作目だけ観れば納得。
しかし、2作目以降を観てしまったが最後、前作を観直さないと判らない、続きを観ないともっと判らないアリ地獄に陥ってしまうと評判の、ホラー界のマルチ商法こと 『ソウ』 シリーズ
毎年この時期になると、「つづき」というか「余談」というか「蛇足」というか「裏話」というか「もう言ってみりゃジグソウおじさんの思い出話みたいなもん」が延々作られてきましたが、なんと今年で5周年でそうです。
つもりに積もって放置されっぱなしの謎に、いい加減ストレスを感じ始めた今日この頃、一説によると今回は最終章なんだとの事。
最終章かぁ! じゃ、例のアレもコレもみんなハッキリしちゃうんですね!

ん・・・?
・・そういえばいつだったか、「最終章」ってラテ欄に書いてて、視聴者から「なんだよ最終回だと思ったじゃねえかよ!」と怒られてたドラマがありましたっけねぇ・・・。

・・・・

・・・まさかですよね?

・・まさかなのか!

若干イヤな予感も漂いますが、とにかく本編を観てみない事にはなんとも言えませんので、全ては鑑賞後のお楽しみと言う事で。

と、その前に、前作までの流れを把握していないと何が何だかさっぱりなシリーズですので、ザックリおさらいしてみましょう。

『ソウ1~4』のあらすじ
こんにちは、ジグソウの中の人ことジョンです。
嫁のジルが大好きです。
ある日、無法者に襲われたジルが流産しました。
長年待ち望んでいた子供だったんですよ・・・ギガントショックです。
近くに居ながら守ってやれなかったショックで、僕は荒れました。
荒ぶる50代です。
そんな僕に愛想を尽かしたジルに、三行半を叩きつけられました。
その上、健康診断でガンが見つかりました。
最悪です。
世の中の健康な奴らが憎くてたまりません。
健康な奴らの近所にあるコンビニは、全部潰れてしまえばいいんですよ。
あと、命を大切にしない奴らとか、子供を大切にしない奴らとか、とにかく悪い奴ら全般も許せません。
と言う訳で、余命をフル活用して世直し活動に乗り出す事にしました。
ただし、一応僕病人なんで、何人か弟子をとりました。
アマンダとホフマンです。
2人とも優秀な弟子ですので、安心して暖簾わけ出来そうです。
でも、アマンダはちょっと感情的になり易いキライがあるので、ちょっと心配だったり・・なんちて。
さて、そろそろ死期も近付いてきたので後は若い者に任せようと思いますが、残りの全てはここでは語りきれないので、続きはWEBで!
(←よくあるCMパターン)

いかがでしょうか?
大体の基本設定は掴めて頂けたでしょうか?
まぁ、細かいトコロは省きましたので、気になる方はこの辺の記事を見て頂ければと。
このへん→ 『ソウ』 『ソウ2』 『ソウ3』 『ソウ4』


では、これらを踏まえて今回のあらすじ・・・

※ この際なので、ラストのオチを除いて盛大にネタバレしてみました。 
(鑑賞前の方は、くれぐれもご注意下さい)







ジグソウ、アマンダ、リンの死体が散らばる部屋に乗り込んだストラム捜査官は、訳もわからず立ち尽くしていたジェフとの銃撃戦に勝利し、見事証人を抹殺する事に成功。
やったね僕らのダメ捜査官・ストラム!
と、その瞬間、外に居たホフマン刑事が部屋のドアを施錠。
驚いたストラムの前にはジョンからのメッセージが。
「ここでやめとく方がええと思うんやでぇ。 ここから先は、地獄やでぇ。」
しかし勿論やめないのがストラム流。
さらに先を目指そうとして敵に捕まった!
水攻めに遭った!
気管にペンをぶっさして、なんとか助かった!

九死に一生を得たストラムでしたが、現場での不手際を非難されて捜査から外される事に。
一方ホフマンは、現場を生き延びたただ一人の警官であり、現場から子供(リンとジェフの娘)を助けた英雄でもあった事から出世街道まっしぐら。
当然面白くないストラム。
「ジグソウの弟子って、お前ちゃうんか?」とストラム。
「なぁなぁ、教えてや!」とストラム。
「どんなパンツはいてんのや?」とストラム。(※うそです)

傷を負った体に鞭打って、“ホフマン=3代目ジグソウ”の動かぬ証拠を探ろうとするストラム。
そのホフマンはと言うと、生前のジョンに命ぜられていた新たなゲームに着手していました。
不動産買収の為に結託して悪事を働いていた5人組を、いつものように小汚い部屋に閉じ込め、
助かりたくば協力をしろ!
と命じる、斬新なゲームです。
新機軸です。
テーマは“一致団結”。
小学校の運動会かよ。

で、その頃、ジョンの元愛妻・ジルは、ジョンの担当弁護士から遺品を受け取っていました。
それは、でっかい木箱と意味深なビデオレター。
「キミならこの箱の中身の真の使い方がわかる筈だ」
恐る恐る箱を開けたジルは、驚愕の事実を知る・・・!
んですけど、勿論観客には内緒なんだお!
ジグソウ忍法☆思わせぶりの術。
にんともかんとも困ったでござるなぁ!


ほんでまたその頃、ストラムに変わって捜査を担当していたソニー・・じゃなかったエリクソンは、担当を外した筈のストラムが、再々捜査本部に出入りするのを目撃して困惑していました。
さらに追い討ちを掛けるように、ホフマンから
「ストラムって、今何してますのん? ・・いや、別にストラムが怪しいとかどうとか言うんやないんですけど。 ただちょっと・・ねぇ・・。」
などと耳打ちされ、ストラムに対する不信任決議案を提出しようかと言う勢いで、怪しむ勘ぐるヤキモチを妬く。(※ヤキモチは妄想)

ほんでほんでまたその頃、小汚い部屋で生き残りをかけたゲームに挑戦していた5人は、当然の事ながら疑心暗鬼に陥り、味方(なのに)を欺き、我先にと策を凝らし、順当に頭数を減らしていました。
「性根の悪い奴らが協力なんて出来る筈ないじゃん」という、ジョンのドス黒い期待が見事に実を結んだ瞬間です。
ていうかお前ら、もうちょっと頭使え。


さてその頃、ストラムはというと、捜査室にあったジグソウ関連資料をごっそり持ち出し、今までのジグソウ事件の現場をいちいち巡っていました。
そうそう、あの頃はダニー・グローバーなんかも出てたんだよねぇ・・懐かしいなぁ・・・。  アマンダもまだピチピチしててって失敬な!!(←お前がな)

過去の現場に立ち戻りその資料を見直す事で、ストラムの頭脳はどんどん冴え渡り、今まで見えなかったジョン(初代ジグソウ)の姿やその当時のホフマンの胸板までドバッチリ目に浮かんでくるではありませんか。
いや、違うから。
回想シーンの有効活用とかじゃないから。
3作目で死んでしまったジョンを、違和感なく登場させる為の苦肉の策とかじゃないから。
そんな汚い大人の事情は、この際知らなかった事にしておけばいいじゃない!

今や、ストラムは全ての裏事情を理解していました。
ホフマンが、長年に渡って身内(警察)を欺いていたと言う事を。
ジョンの愛弟子・アマンダすら、ホフマンから見ればだたの小娘程度だったと言う事を。
そして、ホフマンが脅威の工作スキルを習得していたと言う事を・・・。

ええと、その頃。
ホフマンからのさり気ない入れ知恵により、ストラムに対する不信感を募らせていたエリクソンの元に、ジョンの元嫁・ジルが泣きついてきました。
なんと、“誰とは言わないが某Sトラム捜査官”が、しつこく自分をストーキングしているというのです。
どうやらアガサがボヤっとしている間に、ジルもチーム・ジグソウの仲間入りしていたようです。
益々ストラムへの疑惑が濃くなるエリクソン。
そんなエリクソンの揺れる男心を知ってか知らずか、ホフマンがとどめの一発を講じます。
証拠品の中からストラムの携帯を持ち出し、それを使ってエリクソンにワン切り。
後は携帯をジグソウの根城に放り込むだけで、逆探知した国家権力がストラム目掛けてジグソウ屋敷に雪崩れ込む、と。そういう算段です。
なんでもいいですけど、FBIってこんなに使えない団体でいいんですか?
膝が笑うくらい、ホフマンに踊らされっぱなしですが。


かくして、ついに2人まで減ってしまった不動産関係の小悪党と、“ストラム怪しい”説に入れ込むエリクソンと、ひたすらにホフマンを追うストラムと、正式に3代目を襲名する事となったホフマンとが、アッチやコッチで一騎打ちする事に。
果たして生き残るのは誰なのでしょうか?
1作目から4作目までに提示された謎は、全て解明されるのでしょうか?
5年越しの観客を待ち受けていた、驚愕の結末とは・・・!


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みんな聞いて――! 
やっぱり「まさか」だったよ――!!+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚


ジグソウ先生、またですか?
また向こう1年おあずけなんですか?
どんだけ焦らす作戦なんですか?
この胸の高鳴りは恋?
ねぇ、これは恋なの?!
(じゃなかったら“憤慨”だろうな)

最終章だの謎の解明だのとゴチャゴチャ言っていた割には、結局話も大して進まない、謎も大して解かれない、グロもまぁそんなでもない、ないない尽くしの1時間33分。
ええ観ますよ?
勿論次も観ますよ? ここまで来ちゃったしね!!
しかし、3作目で観客の頭を悩ませた
「アマンダ・涙の手紙」
も完全スルー、
「ゴードンの足かせの謎」
もスルーしておきながら、新たに
「ジルが見た箱の中身はなんじゃらほい」
とか
「ホフマンの机の上にあった、何者かからの脅迫文」
などを追加とか、もういい加減にして下さい。
こちとら慈善事業でやってんじゃないんですよ。
生活が懸かってんですよ。(色んな意味でね)

結局、3作目の時点で、“究極の逆恨み師”ことジグソウ(ジョン)は死んでしまっていますので、それ以降に作る作品と言うのは全て、3作目までに起こった事件の裏事情説明会に成らざるを得ないのですよね。
ジョンを出す方法は、回想シーン以外無い訳ですし。
一応新たな“ゲーム”も披露されますが、
「実はジョンの生前にやってたゲームでした~!」
とか
「実はジョンの遺言に従ってやってたんでした~!」
と、要するにジョンが一枚噛んでいるモノばかり。

今回(というか前回から)正式に3代目を襲名したホフマンですが、未だに「ホフ版☆オリジナルゲーム」は実行出来ていない。
いや、厳格に言うと、ジョンに正式にスカウトされる前に、勝手に模倣した「振り子式胴体カッター」はあるのですが、それは所詮非公認バージョンであって、公式認定されていないのです。
むしろ、
「雑な仕事してんじゃねぇよ!」 「ただ殺せばいいってんじゃねぇんだよ!」 等々こってり叱られ、危うくホフマン処刑されるトコでした。
テヘ!(^∀・)=☆

今回の仕掛け(ゲーム)を以って、「ジョン版☆オリジナルゲーム」はネタ切れしてしまいましたので、いよいよ次回からはホフマンの真の実力が試される事になるでしょうね。
果たしてホフマンは、師匠の大雑把な様で計算し尽くされた工作を継承し、見事免許皆伝となるのか?
これもしも、「うわぁもうなんか考えるのめんどくせえよ」とばかりに、“手斧を一振り”方式とかになったらビックリですね。
というか、それもう別モノですけどね。

それにしても、工作大好き・黒のっぽさんことジグソウ無しで、本シリーズを続けて行く事の無意味さはスタッフもイヤと言うほど判っているでしょうが、これ以上回想シーンで繋ぐのは不自然極まりない。
だからと言って、トビン・ベル(ジグソウの中の人の中の人)を出さずに、ホフマン主体で話を展開させるのも無理がある。
なぜなら彼は、正直パっとしない。
迫力(存在感)もない。
スタローンに似ているくらいしか特徴が無い。(ただし今回は照英にも似ていた)
時々、捨てられた子犬のような目つきをしている。


課題は山積みです。


ホントに、スタッフは何処に行こうとしているのでしょうね。
もしかしたら、本作くらいで終わらせるべきだったのかもしれません。(いや、それを言うなら1作目だけでも充分だったかも)
しかし、走り出したジグソウは止められない。
ホフマンの中の人も、これをアテにしてマイホームとか新車とか購入しちゃってるかもしれませんしね。
と言う訳で、 『ソウ』 シリーズはまだまだ続くのでしょう。
出来る事ならば、そろそろゴードン先生を再登板させて貰いたいものですね。
それだけでも劇場に行く気力が湧いてきそうですし。

そんなこんなで、まだまだ言い足りない感はあるのですが(どんだけあるんだよ)、今回はこの辺りでお開きにしたいと思います。
出来る事なら是非、劇場でご覧になった皆さんと、ああだこうだと語り合いたいものですね。


では最後に、どうしてもツッこんでおかないといけない点を2点ほどご紹介。

・ 2~3作であれだけ頑張っていたアマンダが、実は野郎(ジョン&ホフ)の間で完全に戦力外扱いされていた。
まぁね・・ 確かにアレだけの大仕事(特に3作目)、女手一つで出来る訳はなかったんですけどね・・・。
でもなんでだろ・・ 目から水が・・。+゚(´Д`)゚+。


・ ジグソウの名を騙って、勝手に私怨を晴らしていたホフマンに憤慨したジョンが一言。 
「殺人という行為は、非常に不快だ!」

お 前 が 言 う な 。


今回も長文になってしまった事を、本当に申し訳ないと思っている。


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