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『殺人遊園地』

2008年11月10日
殺人
“遊園地”っつったって、出てくるのはビックリハウスだけなのよ。

好きな映画雑誌は“映画秘宝”のアガサです。
取り上げるネタといい、突っ込むポイントといい、爽快な切り口といい、特種映画ファンのツボを押しまくりの素晴らしい雑誌だと思います。
本当はね、年間購読したいくらいの気持ちなんですよ。
気持ちなんですけどね、一冊が1000円もするんですよ。
1000円って、結構いい数字なんですよ。
ぶっちゃけ、アガサの月のお手当て(おこずかい)から捻出しようと思ったら、レビューの本数を増やせな(映画が借りれない)くなるくらいの、いい数字なんですよ。

ていうか、貧乏なんて大嫌いだ!・゚・(ノД`;)・゚・

ああ・・  焼肉食べたいなあ・・・!

で、そんなアガサ憧れの雑誌“映画秘宝”を、書店員さんにハタキをパタパタされながら眺めていた時、なんとホラー専門のレーベル“ホラー秘宝”というモノが立ち上げられているとの広告を発見。

秘宝が太鼓判を押したホラーやて・・・?!

・・・それは借りなあかん!!  一食抜いてでも借りてこなあかんやないの!


と言う訳で、ジェイソン、レザーフェイス、 マイケル・マイヤーズを超える殺人鬼”ダークライドマン”が大暴れすると評判の 『殺人遊園地』 を、準新作扱いにも関わらず颯爽と借りて参りました。
だって超えてるんですもんね!
わー楽しみだなー。(←棒)

あらすじ・・・
1989年、アメリカの某田舎。
移動遊園地の中にあったビックリお化けハウスに入場した双子の姉妹が、見るも無残な姿で発見された。
犯人は精神障害を持つ大男。
彼はなんと姉妹以外にも、10数人もの命を奪っていた猟奇殺人鬼だった。
裁判で言い渡されたのはもちろん終身刑。
しかし、時は流れて14年後。
精神病院に収監されていたハズの犯人は看守を殺し、再び街に舞い戻るのであった。

ま た か 。 (精神病院から脱走ネタ)

一方その頃、問題の移動遊園地にあったビックリハウスが、シラっとした顔で営業を再開しようとしていた。
で、そのまた一方、たまたま夏休みに突入し帰省しようとしていた大学生5人組は、移動途中でテンションが若干おかしいチャンネーをピックアップ。
露骨に嫌そうなリアクションをする女性陣(2名)。
露骨に嬉しそうなリアクションをする男性陣(3名)。
空気の読めない感じのチェンネー(推定23歳)。
しかし、チェンネーが今巷で大人気の大麻を所持していたお陰で、車内に団欒の輪が広がった。
ありがとう、大麻!
ドラッグ最高!! 
(※アガサの個人的感想ではありません。あくまで映画内での設定です。「すきなものだけでいいです」は若者のドラッグ汚染と環境破壊には断固反対です。ここまで書くなんて逆に怪しい、とか考えすぎです。だから有害サイトに指定しないで下さい。ビバ国家権力!!)

魅惑の大麻吸引で一同がリラックスしているその時、仲間の一人が意外な提案をした。
「最近、あのビックリハウスが営業再開するらしい」

うん。 ・・で?

「俺たちの世代って、何でも中途半端で情けないって言われてる」

うんうん。 ・・・だから?

「だから一度くらい、何かをやり遂げようじゃないか! このビックリハウスに一泊するみたいな事をさ!」

キ チ ガ イ か よ 。

冴えない容姿をしたその彼は、普通の思考状態だったら上記のような反応しか得られそうに無い提案をぶち上げたのだが、何と一同はハッパでいい感じなテンションになっていたので、「じゃあ行ってみっか!」みたいなノリになった。

しかし彼らはまだ知らなかったのだ・・・。
その遊園地ビックリハウスで、とんでもない怪物が待ち受けている事を・・・。

ま、コッチは知りすぎててシャックリだって出やしないんですけどね!


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うんうん、ジェイソンも超え、レザーちんも超え、MMも超える殺人鬼なんだってね。
”ダークライドマン”ってね。
責任者ちょっと表出ろ。

確かにそのスタイルは80年代スラッシャーの定石通り。
殺人鬼が出没するポイントにナウでヤングなアホどもがやってきて、ヤクでいい塩梅になったり色気づいたりしているうちに、あれよあれよと切株三昧。
という、すっかりお馴染みのパターンがそこにあります。
登場人物はと言うと、身勝手な下半身(に決定権を持たしている)男や、可愛くないサセ子、映画オタクの中デブなどなど、共感も同情も湧いてこないメンバーが大集結。
お陰でビックリハウスに不法侵入するのが待ち遠しいのなんのってね。
いやぁ愉快愉快。

しかし、いざビックラハウスに入ってみても、その後の展開が全く以ってパっとしない。
精神病院を抜け出して、既にハウスに潜伏済みだった“ダークライドマン”が、暗がりをワーキャー言いながら歩くアホどもを血祭りにあげて行くのですが、肝心の襲撃シーンを省いたり、前後の繋がりがおかしかったり、ヘンなトコでグダグダになったりするので、ちっとも緊迫感が感じられません。

で、この“ダークライドマン”そのものにも問題がある。
精神病院で拘束服を着せられたまま閉じ込められていたのですが、看守に虐められて一念発起。
ちょっと力を入れただけで、バリバリと千切れる拘束服。
もっと早よやっとけよ。 (14年も我慢せずに)
精神薄弱なトコロがあるらしい“ダークライドマン”は歩き方も独特で、ヒョコタンヒョコタンとゆっくり噛み締めるようにしか移動出来ない。
・・と思ったら、中盤からは猛ダッシュ。
なんや、気分次第か。
偉大な先輩方との違いを出そうとしたのか、仕留めた獲物をビッツラハウス(巨泉)のマネキンと同じポーズに仕立ててリアルお化け屋敷みたいにしようとするのだけど、じゃあってんで全部のご遺体を飾り付けする訳でもない。
なんやねん。
まだキャラが手探り状態か。
見切り発車なんか。
ほんで、到着しないうちに終わってもうたか。

ていうか、“ダークライドマン”って読みにくいんじゃ――!アホ――!!  (何度見ても「ダー・クライドマン」に見える)

あまりに磐石過ぎる展開に、途中から「これはよっぽどのオチを持って来ないと、並みのスラッシャーにすら追いつけないぞ」と心配していたのですが、これまた手垢のついた感じのオチがドバーンと登場。
追いつく気すらなかったのか、それとも追いついた気でいるのか・・・。
一つだけ確かなのは、華麗な足跡を残した先達たちには、肩を並べるどころかつま先を舐める光栄すら許されないであろうと言う事。

あやまれ! ホッケーマスクの人とかにあやまれ!ヾ(*`Д´*)ノ

余計な事を言わなければ、もうちょっと素直に観れてたモノを・・・。
折角、縦割り・横割り・ブッ刺しなどなど、バラエティに富んだ光景が出てくるのになぁ!
惜しいですホントに。
ま、惜しいからって点は甘くなりませんけどね。
そんな甘ちゃんじゃねえんだよ!
こちとらなけなしのおこづかい突っ込んでんだからよ!(←なんか言ってて切なくなってきた)

てな訳で、“ホラー秘宝・レーベル”には落とし穴も潜んでいるようなので、以後過信はしないよう気をつけないといけませんね。
アガサの心をくすぐっていた同レーベル作 『ネズミゾンビ』 は、当面見送りたいと思います。
で、でも、旧作料金になったら、借りてあげてもいいんだからね!o(`ω´*)o


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