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『フロストバイト』

2008年11月07日
フロスト
だが、それでいい・・・。(だって可愛いもんな!)

先日観た 『ルーシー・リューin才能の無駄遣い』 があまりに期待ハズレだったので、wataruさん盆踊りさんお薦めの 『フロストバイト』 を借りてみました。
血がいっぱいでよかったとおもいました。 (←小学生レベルの感想)


あらすじ・・・
・ ロッタちゃんがお母さんの都合でおひっこし。
・ お母さんの勤務先にアホ。
・ アホが偉い教授の薬を持ち出す。
・ アホの女友達がその薬をちょろまかす。
・ アホの女友達の仲間がドラッグパーティでその薬をばらまく。
・ なんだかみんな血が欲しくなる。
・ なんだかみんな壁とか登りたくなる。
・ ロッタちゃん危機一髪。
・ ロッタちゃん危機脱出。
・ あとは・・まぁ・・・若い人たちにお任せして・・ねぇ・・。


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まずお断りしておかなければいけませんが、ロッタちゃんと言うのは本作の主人公の役名ではありません。
ならば何故、アガサはあえて役名以外の名前を記述したのか。
それを説明するには、主人公を演じるグレテ・ハヴネショルドのデビュー作に触れない訳には参らすまい。

今を遡る事15年前、スウェーデンの児童文学作家・リンドグレーンの名作『ちいさいロッタちゃん』が、その世界観をそのままに実写映画化されました。
絵本から抜け出してきたような金髪蒼眼の美少女・ロッタちゃんの姿は、世界中の幼女ファン映画ファンの心を鷲づかみにし、ここ日本でも2作品がオサレな単館系で上映。(製作されたのは全4作)
ポスターに奈良美智の絵を採用し、ファッション誌でも大きく取り上げられた事により、流行に敏感な女子の注目を集め、ロングヒットとなったのでした。

lotta-01.jpg ←在りし日のロッタちゃん


ちなみにアガサはリンドグレーン作品の中では、「ロッタちゃん」よりも「長くつ下のピッピ」が好きでしたが、それよりも好きだったのは「名探偵カッレくん」でしたねぇ。
初めて夢中になった探偵は、ホームズではなくカッレくんに決まっとろうもん!
どうでもいい報告ですね、あいすみません。


ま、そんな事はさておき、そんなこんなで一世を風靡したロッタちゃん(グレテちゃん)がその後どうなったかと言うと、あまりパッとしない地道な芸能活動を経て僅かながらの映画に出演、そしてついにその美貌と“元ロッタちゃん”という意外性を活かした本作 『フロストバイト』 に至ると言う訳なのですね。

つまり、グレテがどんなに頑張ろうと、よっぽどの事がない限り、“ロッタちゃんの人”と呼ばれ続けるであろう事はやむを得ない、と。

・・・ん?
説明になっていませんか?
ほら、要するに『ホームアローン』のあの人とか『シックスセンス』のあの人とか『ターミネーター2』のあの人とか・・そういう感じですよ! てか、もうそれでいいじゃん! (←投げやり)

さてそんなロッタちゃんが、ヤバいドラッグによって薬中どもが吸血鬼に変貌を遂げて行く渦中に放り込まれて、孤軍奮闘を余儀なくされると言う青春ヴェンパイアムービだった本作。
そこに出てくるのはとても古典的な吸血鬼像で、アガサなんだかとってもノスタルジック。

被害者の首筋に開いた2つの不吉な穴。
呪われた者の手が神父に握られた瞬間立ち上る煙。
漆黒の闇に浮かぶ2つの朱眼
十字架に恐怖し、ニンニクに嘔吐する異形のモノ。
血の気の無い青白い体に打ち込まれる木の杭。
まさに、 吸血鬼はこうあるべし! というゴスゴスに由緒正しい表現方法にロマンティックが止まりません。

舞台が一日中陽の昇らない極夜(白夜の反対)と言うのも実に魅力的。
アホな若者によって瞬く間に蔓延してしまった吸血鬼化現象は、いつまでたっても昇らない太陽のせいで淘汰される事が無い。
正義・善・希望・寛容・・・ あらゆるものの象徴である朝日に射抜かれ、ドバサーっと灰になるべき邪悪なモノどもは、明けることの無い深い闇の中でその力を存分に蓄え、増殖し、その死んだ体の中の“生”を満喫し続けるのです。  ・・当面の間は。(極夜期間は約2ヶ月)

ただ、惜しむらくはそのクライマックスが非常に尻切れトンボだった事でしょうか。
手の施しようが無い程増殖した、ナウでヤングな吸血鬼ども。
到着した警官隊も、その圧倒的戦力に成すすべなく追い込まれます。
頼みの綱のお日様も昇らないし、さあどうする?! 
というトコで華麗にエンドクレジット。
ちなみに、ロッタちゃんはどうしたのかと言うと、駆けつけたお母さん(実は吸血鬼化済み)と新たに家族の仲間入りした“妹(生粋の吸血鬼)”と共に、スタコラサッサと逃走。

・・・丸投げかよ。

まぁね、そもそも設定自体にも穴が開きまくりですしね。
吸血鬼の親分が部屋のライトくらいではなんともないのに、車のライトだとギャーってなったりね。
伏線(っぽい)のがチラホラ出て来るのも結局放置ですしね。
ゴスメイクの女友達とか喘息の友達とかね。(薬を飲まない伏線があるのに、何だか判らない間に飲んでしまっている)

あと、この設定(薬の蔓延手順)をどっかで観たことあるなぁと思ったら、『バタリアン5』がほぼ同じ展開でした。
もしくは最近観た『ストリッパーVSゾンビ』。
ま、どっちにしてもよくある話って事ですね・・・「アホがヤクを持ち出して勝手にばら撒いてどんどこしょ」なんて話はね。
ですよね、よくありますよね!ね!(こういった世界ではね!)

という訳で色々書きましたが、それでも先日の『ルーシー・リューin逆さ吊りで大奮闘』よりはかなり面白かったと思います。
特に「自分の意志とは裏腹に吸血鬼になってしまった」者の悲哀に関しては、
やたらメソメソしては浮浪者の手を齧ってオエーってやったり、欲求に抗えず一般人を襲ってはまたオエーってやったりする
と、かなりカチンと来る往生際の悪さを見せていたルーシーさんよりも、
気がついたら吸血鬼になっていたんだけど、その時丁度訪ねていた彼女の家が牧師さん一家で一苦労。十字架ばっかで一苦労。食事もニンニクだらけで一苦労。我慢できずにペットのわんこに噛み付いちゃって一苦労。慌てて帰宅するも途中で電柱登りたくなって一苦労。
と、人間味溢れるてんてこまいを見せてくれる感染者第一号のアホの方が、よっぽどか魅力的ですし共感も出来ます。

やっぱり映画のオモシロさを決めるのは、有名人が出ているうんぬんではないんですよねぇ。
ルーシーさんも、次はもっと自分を大切にしてくれる人のトコに行きなよね!(←何様だよ)

あと、ロッタちゃんが果てしなく“棒”だったので(※演技がね)、彼女の今後に一抹の不安を感じてしまいましたが、まぁ可愛かったので大概の事は許して貰えるのでしょう。

なにせ可愛かったらね。

ホント可愛かったから。

チクショウ! “可愛い”って天賦の才能だよな!!。+゚(ノД`)゚+。

ええと、他にもマッドな教授の露出凶秘話とか色々お話したい点はあるのですが、挙げるとキリがない事に気付き始めましたので、もし興味が湧かれた方は是非一度ご賞味下さい。
多少の出血に耐えられる方なら多分大丈夫ですので。(たぶん)

それでは皆さんまたの機会に!


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