ブログパーツ

『恋空』

2008年09月23日
こいそら
その1200万人とやらに、小一時間話を聞いてみたいものですな。


こんにちは、アガサです。
以前記事の中で、『恋空』に関して大変失礼な言い回しをしてしまったにも関わらず、実は自分が未見だった事を、今更の様に反省しております。
全国の女子高生のみなさん、どうもすみませんでした。
ナマ言ってすみませんでした。

という訳で粛々と鑑賞。

あらすじ・・・
・ 高校に入学したてでウッキウキの美嘉は、親友アヤの意中の人から声を掛けられる。そして、その意中の人の親友からも目をつけられる。
声高には言わないだけで、じっとりとモテ系な事をアピール。 クラスに居た居た、こういうタイプ。
・ 夏休みの3日前、美嘉は携帯電話を無くしてしまう。そして探索の果てに図書館で発見された携帯は、何故か全てのアドレスやメール内容が消去されており、さらに追い討ちを掛けるかのように、見知らぬ人物からの着信が・・・。
「あなた誰なの・・?!」
「・・・ナイショ。 またね、美嘉ちゃん。」
普通に怖いよ。  『スクリーム』の冒頭シーンかと思ったよ。
・ 夏休みに入ると同時に、美嘉の携帯に“ナイショの人”から怒涛の着信ラッシュ。 
要するにストーカーですよね。 てか、何故携帯の番号を変えないんだ?
・ 結局ひと夏をその彼との電話だけで過ごした美嘉は、いつしか恋心を募らせて行く。
要するにストックホルム症候群ですね。(←ちょっと違う)
・ 新学期になり、念願叶って出逢った彼はアヤの好きな人の親友だった!髪が金髪で不良みたいだったので逃げ出す美嘉。しかし、その直後彼の優しさに触れ交際をスタート。
「優しさ=花壇を大切にする」 ・・・昔の不良かよ!
・ 授業中、彼(ヒロ)からメールで呼び出しを喰らう美嘉。待ち合わせ場所の図書室から抜け出し、学校も抜け出し、ヒロの家で初めての情事。
美嘉、フットワーク軽すぎ。 ヒロ、図書室を私物化しすぎ。
・ ロスト・バージンの感想は 「優しい痛み」 だそうです。
やってる事は、かなりイタ痛しいですけどね・・・ 違うか?!
・ 数日後、ヒロと待ち合わせ中の美嘉を、突如荒くれ者の集団が拉致する。
ヒャッハー!!ここは通さねぇぜ!!!
・ 美嘉を乗せた車は、何故かお花畑に到着。すかさず逃げ出すものの直ぐに追いつかれ、お花に囲まれて輪姦される美嘉。
ちなみに、着衣も乱れず外傷も見当たらないのですが、流れ上「強姦された」と解釈しておくアガサは空気の読める女です。
・ すっかり日が暮れ、ようやく自転車で現場に辿り着いたヒロは、美嘉が強姦されたことを知り激昂。
ちなみに、着衣も乱れず外傷も見当たらないのにも関わらず瞬殺で「強姦された」と察知したヒロもまた、そこそこ空気の読める男です。
・ 美嘉、ヒロの姉(ヤンキー)に「強姦なんてさぁ、女に生まれりゃよくある事よ。あたしもヤラれた事あるし。」と励まされる。
ふざけてんのか?お前。 (お前=原作者)
・ 強姦事件の首謀者はヒロの元カノだった。 一応女の子なので、ヒロの姉から鉄拳制裁。
髪切りリンチで一件落着。
・ 家に帰った美嘉を見た両親は血相を変え、翌日病院へ連れて行く。
ちなみに、着衣も乱れず外傷も見当たらないのにも関わらず、これまた「強姦された」と判断した両親もまた、よくよく空気の読める人たちです。
・ 気を取り直して登校した美嘉。 しかし、学校中に彼女を「ヤリ○ン」と中傷する落書きが・・・。
これまた激昂したヒロがクラスメイトを一喝して一件落着。
・ 落ち込んだ美嘉を、いつもの図書室に連れ込むヒロ。そして、ツラい事件を乗り越え更に絆を深めた2人は、そのまま図書室で結ばれるのであった。
なんでもいいけど家でやれよ。
・ 夕食中、わかりやすく「オエー」ってなる美嘉。
「具合悪そうだな!よし、オレが病院連れてったるよ!」と息巻く父ちゃん。 ここは空気読めなかったんですね。残念。
・ 喫茶店で妊娠を打ち明ける美嘉。 いきなり店外に脱兎の如く飛び出すヒロ。そんな態度にショックを受け美嘉が店を出ようとしていたら、380円くらいのサンタブーツ(お菓子入り)を手に戻ってくるヒロ。
さっぱり意味がわからない。 (※多分喜びを表しているのだろうと推測)
・ 親になる喜びに浮き足立つバカップル。 「よし! ここらでケジメつけっか!」と腹を括ったヒロは、自分の両親に妊娠&結婚報告。
お前んちかよ! (順番、おかしくね?)
・ ところがヒロの元カノがまたしても横やり工作。 軽くどつかれた美嘉は、クリスマスイヴの夜に流産してしまう。
病院に運び込まれた美嘉を置き去りに、またも飛び出していったヒロ。コイツは反応がいちいちおかしいのな。
・ この日を記念に、2人は毎年イヴには赤ちゃんのお参りをする事を決意。
ちなみに、流産してしまった赤ちゃんを「女の子だったんだって」と言うシーンがありますが、胎児の性別が判るのは妊娠約4ヶ月あたりです。 (劇中の様子ではおよそ2~3ヶ月程度)

・ 年が明け、春になり、ヒロが学校を休みがちになる。不安に思っていた美嘉だったが、ヒロが乱交パーティを開くと言うので喜び勇んで駆けつけた。 すると、酔っ払ったどっかの野郎にキスをされてしまう。ショックを受けつつヒロを見ると、なんとヒロもまた美嘉に見せ付けるように他の女とキスをしていたのであった。
どうでもいいけど、美嘉、唇洗いすぎ。 ちょっと失礼だろ。(相手に)
・ あくる日、お馴染みの図書室に呼び出された美嘉は、ヒロから別れを告げられる。
だ~か~ら~、ここはお前の部屋なのか?そうなのか?
・ 納得行かない美嘉だったが、「もうお前の涙を拭いてやれない」と言われ、スゴスゴと退散。

なんか、つっこむ気力がなくなってきました。
てか、あらすじ長いよな!!
(←ホントすみません)

・ 滅多に登校しなくなったヒロ。 たまにすれ違っても無反応のヒロに見切りをつけ、親友アヤが開いてくれた“合コンと言う名のクリスマス会”に参加する美嘉。
頭上にましました三角帽子がグレイトな昭和テイスト。33276.jpg(←こういうヤツ)
・ 合コンに参加していた大学生から猛烈アタックを受ける美嘉。
どうみてもかませ犬です。ありがとうございます。
・ 今日がイヴだった事を思い出し、クリスマス会を無言で抜け出す美嘉。
実際にいたら感じ悪いタイプですね。 
・ 赤ちゃんのお参りをしに行くと、なんとそこには先客の痕跡が。 ヒロが来てくれていた事を知り、愕然とする美嘉。でもまぁする事もないので、尾行して来たらしいたかませ犬(通称・犬)と一緒に帰宅。
どうやらこの犬も美嘉のストーカーになる事を決意したようです。
・ また春が来て、ヒロは益々登校しなくなっていた。 一方美嘉は、犬を友達以上恋人未満にキープ。
なんかちょっと犬が可哀想になって来ました。
・ 実は前半でも伏線らしきものがあったのだが、美嘉の両親は不仲になっていた。 ある日、その両親が「離婚」するとかしないとか言っているのを小耳に挟み、ショックで犬の家に逃げ込む美嘉。
相手が自分に気があるのを承知の上で訪問する美嘉。 しかも傷心。 襲ってくれと言わんばかりな状態だけど、手は出させない。 さすがはトップブリーダー☆美嘉。
・ 一夜明けて、犬がスーツに着替える。「「よし! ここらでケジメつけっか!」と腹を括った犬は、美嘉の実家へ。
初めての外泊の翌日に、いきなり両親へのご挨拶ですか。 ま、自分ちに行くよりは随分マシですが。
・ 2人が家に着くと、美嘉の両親(のどっちか)がビリビリに破いたらしき、家族写真の山を発見。
『呪怨』にもあったよね、こんなシーン☆ て事は、次あたり天井裏から浅野ゆうこが四つん這いで降りて来る展開に違いn(※浅野ゆうこは美嘉の母役)
・ 犬が写真をセロテープで修復したお陰で、両親の不仲も修復された。ついでに交際宣言もしておいた。
外堀から埋める作戦ですか。 意外と策士な犬野郎。
・ 順調に交際を続け、美嘉は犬と同じ大学に合格。 
・ その年のクリスマスイヴ。 例年通りお参りに行こうとする美嘉に、犬が指輪をプレゼントする。
いよいよ“かませ犬”の汚名返上なるか?!
・ しかし、犬を待機させておきお参りに来てみると、そこにはヒロの親友の姿が! 困惑する美嘉に親友は「ヒロは末期ガンだ」と衝撃の告白。 2年前の突然の別れの真相を知り立ちすくむ美嘉。 
・ 1時間経っても戻らない美嘉を心配した犬が登場し、病院に行こうとする美嘉を阻止しようとするが、さっきあげた指輪が落っこちたので諦める。
「あたし、やっぱりヒロのトコに行く」
「何言ってんだよ! 先立たれるだけじゃないか!」
(押し合い圧し合い)
(ポロッ) ←指輪が落ちる
「わかったよ、美嘉。 行けよ・・ オレが泣き出す前に・・+。:.゚(つ´∀`。)゚.:。+」
かませ犬、終了のお知らせ。


・ 病院に駆けつけた美嘉は、すっかり変わり果てたヒロと再会。
・・ま、ぶっちゃけ相違点はニット帽くらいだけなんですけどね!
・ 美嘉を傷付けたくない一心で身を引いていたヒロに、変わらぬ愛を誓う美嘉。
末期ガンの割に、3年近く踏ん張っていたヒロに完敗。って言うか、そもそも何癌なんだよ?
・ 一応“末期”だそうなので、毎日病院でヒマそうにしているヒロ。美嘉はそんなヒロを介護する為、大学を休学する事を決意する。
経済上の理由で家庭崩壊の危機に瀕していた両親。 そんな彼らに折角入った大学の休学を申し出るとは・・・美嘉、てめえの血は何色だ?!(←多分ピンク)
・ 献身的にヒロのお世話をする美嘉。 とは言ってもあんまりする事も無いでの、編み物をしたり、菓子喰ったり、居眠りしたりと、ゆとり生活を満喫。
する事ないんなら大学へ行け。 
・ 美嘉のゆとり介護のお陰で、ヒロの外出許可が下りる。 久しぶりに自転車でピクニックに出掛けるバカップル。
癌で闘病中って事はかなりの抗がん剤を投与されている筈で、だとすると免疫力も低下しているはず。
どっからどう見ても、ニット帽を被った色白な人にしか見えないヒロと、呑気に川辺でお弁当を広げる美嘉の姿に、一抹の殺意を抱いたのは私だけですか?

・ 死への恐怖から激しく慟哭するヒロ。 優しく抱き締める美嘉に、初めて「あいしてる」と告げる。 美嘉はそれを聞き、幸せでいっぱいになる。
「初めて言ってくれたね♪」とニヤニヤが止まらない美嘉。 いや、この状況でその言葉を聞いたら、嬉しさよりも悲しさで涙が止まらなくなるんじゃないか?
今までは照れ臭くてどうしても言えなかった言葉を、死に直面した事で言い残さざるを得なかったヒロ。
その心中を思えば、ニヤニヤしてる場合じゃないと思うんですが・・・。

・ 美嘉におつかいを頼み、「また明日!」と手を振るヒロ。
立った立った!やっとフラグが立った!!
・ 案の定、おつかいを済ませた美嘉の元に、ヒロ危篤の知らせが。 慌てて病院へ全力疾走する美嘉だったが、途中で転んだり携帯でゴチャゴチャしている間にヒロ死亡。
どうでもいいですけど、危篤で救命処置をしている時くらいニット帽とろうよ。ま、どうでもいいんですけどね!

・ ショックの余り、ヒロの葬儀に参列出来なかった美嘉に、美嘉の母がヒロの日記を手渡す。
ショックの余り参列出来ませんでしたが、勿論髪型とナチュラルメイクは完璧です。
・ 日記を開く気にもならず、心を閉ざす美嘉。
まずはとにかく開いてみよう、と言う気にならんのか? 
・ ヒロとの思い出の場所を彷徨う内に急に絶望的になった美嘉は、橋の欄干に足を掛ける。 すると、その瞬間足元から鳩が2羽飛び立ち、美嘉は自殺を思い止まる。
『男たちの挽歌』キタ―――!
欄干(らんかん)なだけに挽歌(ばんか)ってか?! 違うか?!

・ 思い止まったついでに日記を開いてみると、そこにはヒロが綴った美嘉へのストーキング記録が事細かに・・・。
なんとガンで闘病中も、美嘉の周りをこそこそ嗅ぎ回っていたヒロ。 そんなに好きだったんなら、病気を打ち明けて「看取ってくれ」って言えばよかったのに。 ほんと鬱陶しい奥ゆかしい奴らですね。
・ 日記とハトで、見事悲しみを乗り越えた美嘉。 きっと彼女は何年経っても、ヒロと一緒に過ごした時間を忘れる事はないでしょう。 そして今年のイヴも、ヒロと赤ちゃんの分のお供え物を持った美嘉の姿が、全国のあちこちで目撃される事でしょう。 もしも皆さんがそんな美嘉に遭遇した時は、即座に指を交差させて大きな声で「からあげ」と唱えれば、美嘉は退散すると伝えられています。
か~ら~あ~げ~。
(※途中から都市伝説っぽくなっていますが、まぁ、どうでもいいですよね)

よろしかったら一押し→ にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ 応援おねがいしてみます。

いやあ!泣けた泣けた!!

これがスイーツ(笑)ってやつの底力なのか!
すげぇな! スイーツ(笑)って!!
すっかり薄汚れてしまった汚い大人のアガサには、眩しすぎて噴飯ものだぜ!

何を隠そう起源を辿ってみれば、そんなアガサも元は純粋なおにゃのこでしたので、実際鑑賞し始めた時点では、『恋空』に対して大きな反感は抱きませんでした。
住む世界の違う(タイプの)人へ、初めての恋・・・。
“勢いだけは有り余るほどある”若さゆえの恋・・・。
親に怒られながらも、布団に潜り込んでこっそり続けた長電話の、スリルと興奮。
別々の場所から一緒に撮った、美しい空の写真。
それは甘酸っぱくはない。
フルーツ100%から酸味を除いた、甘ったるいだけのネクターみたいな恋。

アガサにも身に覚えが無いとは言いません。
そして、誰にもきっとあると思います。
まぁ、それが黒歴史かどうかはさておき。

ところが、冒頭の馴れ初めシークエンスが終わると同時に、溢れんばかりの突っ込みと、笑って済ませない程の違和感を感じる展開が目白押し。
もう散々あちこちで書かれていますので、今更アガサが言うまでもないのですが、服着たままのベッドシーンって、それなんのコントだよ。
ベッドシーンがNGなんだったら、こんなエロ主体映画の主演なんか断れよ。
あと、これまたあちこちで叩かれまくっていた“お花畑での輪姦シーン”。

アガサはこれを、とても綺麗なもの(カラフルなお花畑)と、とても醜悪なもの(強姦)を同じフレームに収める事で、その行為のおぞましさを引き立たせたいのだと思っていました。
悪趣味だけど、そういう趣旨なんだろうなぁ・・と。
ところが、エンドクレジットでミスチルの感動的な主題歌と共に、美嘉たんの思い出写真集が映し出された瞬間驚愕。
美しい空や楽しかった文化祭の写真と共に、なんとこのお花畑の写真まで登場するではないですか。
ふざけてんのか?お前。(お前=監督)

きっとアレなんでしょうね・・。 
ロケ地(大分だそうです)のフィルムコミッションから、このお花畑を是非とも使用してくれるよう頼まれたのでしょうね。
地元で売り出し中の観光スポットだったとか。そういうオチです、きっと。
あぁアホくさ。

それと、同じくその問題の輪姦シーン。
先述のベッドシーンに引き続き、まるで何の露出も無い強姦なので、“重要な事件”と言うよりは“面白エピソードのひとつ”くらいにしか感じられないのです。
何も、裸前提で超リアルな暴行シーンを撮ってくれだなんて言いません。
そこに力を入れられても、それはそれで胸くそ悪いですし。
しかし、この強姦にしても、美嘉のドッキドキ初体験にしても、流産にしても、陰湿なイジメにしても、闘病生活にしても、どのシークエンスに関しても全ての描写が中途半端で薄っぺらい為に、登場人物に感情移入が出来ないのです。
これでは
いや、おれら本気で生死や愛について描こうと思ったんだぜ?
と言われても、まるで納得出来ません。
いやむしろ
ウソつけコノヤロー! 劇的な急展開させたかっただけじゃねえか!
と、著者の美嘉(自称)と製作者を一列に並べて竹刀で小突いてやりたくってウズウズしちゃいます。

死を宣告された患者の苦しみや、それを支えようと必死に闘う家族(周囲の人間)を、“泣かせる為の舞台装置”としてしか扱わなかった関係者は、罰としてこの先一生、
あぁ・・ あの「恋空」の人ね・・`;:゙;`;:゙;`(;゚;艸;゚;)(プッ
と、蔑みと哀れみの混じった眼差しで見られればいいんですよ!


はぁ・・・疲れた。

と言う事で、もし今回のレビューに反論がある、純粋な心の持ち主のみなさんは、どしどしコメントをお寄せ下さい。
汚い大人のアガサが、バンバンお答えして行きますので!

そうでない(特に反論の無い)汚い大人の皆さんや、元々観る気がまるで無かった汚い大人の皆さんは、次回切株レビューをお楽しみに!!

「すきなものだけでいいです」は、これからも汚い大人が耐えうる映画を、心から応援して行きます!!



     ♪♪どちらのバナーでもどうぞご遠慮なく♪♪ →   にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ

Trackback
備考・この映評の注意点。 この映画は非常に、人間性を欠いた作品であり、この映画をご覧になる方の中におそらく、非常に不愉快な思いをされ...

※当ブログで使用しているイラスト等の著作権は、全てはアガサにありますので、転載、二次加工、再配布の際は一言ご連絡下さいませ。