ブログパーツ

『オトシモノ』

2008年08月25日
おとし
※本作に屋敷しもべは出てきません。
(よく似たのは出てきますが)


あらすじ・・・
ある時は駅のホームで。
またある時は車両の座席で。
偶然見つけた誰かのオトシモノを拾い上げた時、あなたの人生は恐怖のズンドコへと叩き落される・・・!
合言葉は唯一つ・・・   「八重子に気をつけろ」

・・・ま、ラスボスは八重子じゃないんですけどね!


いつも応援ありがとうございます。 にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ   今日も応援よろしくお願いします


映画 『オトシモノ』 はスゴイ!
棒読みの台詞。
出演者の虚ろな表情。
辻褄の合わない脚本。
投げきったオチ。
何もかもが破綻しまくっている!
そして、それなのにおもしろい!!

本作がどれだけ面白いか?
それは寝ぼけ半分でテレビをつけたアガサが、1時間半の長丁場を居眠りすることなく乗り切った事からも窺い知る事が出来るだろう。
そして、この作品の一番凄いところは、かったるい展開が続く序盤~中盤のgdgd感を一気に吹き飛ばすようなラスト15分!

かの名作 『ブレインデッド』 での芝刈り機シークエンスへの、現代邦画界からの回答がここにある!
血糊は皆無だが、きっとそうだ。そうに違いない!

映画ファンの皆さんは、この空前の最高傑作を観ずして邦画を語ることは許されないだろう。
何故なら本作こそが、今後のJホラーの一つの試金石となる事は明白なのだから。


・・・と、ここまで書いて寝間に入ったアガサ。
で、次の日、書きかけだった事を思い出して、ここまで読み返したアガサ。

なんじゃコリャ――Σ(´Д`;)

何書いとるんスか? この人は!
『オトシモノ』 に関しての記憶ですか?ええ、ええ、そりゃ確かにありますとも、でもこんな内容じゃなかったとは思いますけどね!

睡魔って・・・ 睡魔って最高のドラッグなんだね!ママン!(KOEEEEE)
いやぁ、危ない危ない。
危うく勢いで、ブログタイトルを「すきなものだけでいいです」から「オトシモノだけでいいです」に変えてしまうトコでした。(そんな内容を指示するメモが残っていた)


と言う訳で、完全にラリったような状態で観れば最高傑作だった様な気がする本作。
バッチリ覚醒した状態で観ると、100円払うのも惜しまれる様なクソ残念作なのかもしれませんので、くれぐれもこれから鑑賞予定の方は熟考の上ご決断下さい。


とまぁ、褒めているのか貶しているのか判らない(どうみても後者ですか?)文章を書きましたが、実は睡魔ーズ☆ハイ状態の文の中にも言い過ぎでは無い箇所があるのですね。
それは “ラスト15分”の奇跡 について。

確かに本作はハッキリ言って、邦画の欠点の粋を結集させた様な駄作です。
テーマは(聞くところによると)、エリカ様&麻婆豆腐が飲み物だった若槻さんとの友情物語だったそうなのですが、その肝心の友情部分が一番感情移入出来ないという罠。
妹がオトシモノを拾ってしまったが為に行方不明になったエリカ様と、
彼氏が拾ったオトシモノを貰ってしまったが為に生命の危機に瀕する若槻さん。
一見共通項があるようで、実は無い様な気もするこの2人が、駅で偶然出会った事から一致団結する事に。
そこでそのお2人が、何故我が身を危険に晒してまで駅の魔物に立ち向かおうとするのかを、それぞれ棒読み独自の台詞回しで語ってくれるのですが、これが既に何を伝えたいのかさっぱりわかりません。

要約すると、とにかく負けない!逃げない!と、そういう事になりそうな予感です。
なるほど、ZARD+大事MANブラザーズバンドですね、わかりました。

そんなこんなで、なんだかよく判らない間に協力体制が整っていた2人が、互いを励ましあいながら魔物退治に出掛けるのですが、早々に行動がバラバラになります。
何故なら、ヒロイン・エリカ様には、ヒーロー・小栗旬との見目麗しい2ショットが必要とされるからです。

・・・ええと、・・じゃあ若槻さんはどうするよ?
うーん・・。 一人じゃアレだし、誰かくっつけとくか?
えー? でもこれ以上若手男優増やせねぇよ?
・・んじゃ、杉本彩でもつけとくか?
って杉本彩かよ!流れ(展開)が急すぎて溺れちゃいそうだよ!・゚・(ノД`;)・゚・

そんなこんなで、降って湧いたように若槻さんの相棒となった彩姐さんですが、彼女もまたオトシモノを拾ってしまった我が子が行方不明になってしまった過去を持つ、哀しい女性だったりします。
一人息子を喪い、諸事情から片目も失ってしまった彩姐さん。
こうなりゃ息子の弔い合戦じゃー!とばかりに、魔物退治に参戦表明しますが、実は姐さんの出生事情には、本筋に関わる重大な秘密が隠されていた・・・!
・・筈だったのですが、その秘密が明らかになるシーンがもの凄く適当にあしらわれているので、全くと言っていい程ストーリーに絡んできません。
本当なら、大オチなっても良さそうな美味しいネタなんですが・・・ま、ありがちな内容と言えばそうなんですけどね。
てかコレ、彩姐さんじゃなくてもよくネ?(ポロリも無いしね!)

・・・ええと・・・ どこまで触れましたっけ・・・? そうそう、エリカ様と小栗旬が魔窟に突入って話ですね!(そうだっけ?)

そんなこんなで(←3回目)、今をときめく美男美女カポーが、噂の八重子出没地点と目される地下トンネルに電車で突入するのですが、ここからが先述の “奇跡の15分” への入り口なのです。
予想通り八重子に遭遇するエリカ様。
ところが、いざ会ってみると、八重子もまたその昔、オトシモノを拾って事故に巻き込まれていた悲しき被害者だったのだという事が判明。
では、一体何が“諸悪の根源”なのか?
まさかとは思うけど、まさかだよね?!
(もう古いよな?そのネタ)

と、ここで我々の想像の遥か斜め上をゆく、とんでもない展開が。
なんとこの地下トンネルの奥には、フルチさんもビックリの地獄の門が隠されていたのですよ!お客さん!!
地味に繰り広げられていたJホラーの定番っぽい“黒髪おばけ”との攻防が、一体なんだったのか判らなくなるような、めくるめく死霊(ゾンビ)ワールド。
道端に置いてある山羊頭の悪魔像。
一見屋敷しもべみたいなその悪魔像の先には、無造作に積み上げられ石化した死体の山。
エリカ様もビックリですが、一番ビックリなのはここまで忍耐強く鑑賞してきた観客でしょうとも。

カレーライスだと思って食べていたモノが、なんとあんこ入りパスタライスだったかの様なその裏切り!
意味わからんな!  うん!オレもわからんよ!


とにかく、そこから先は怒涛のイミフワールドのつるべ打ち。
うず高い死体の天辺で、何故かこざっぱりと生存していた妹と共に脱出を図るエリカ様と、それを縦横無尽に追い回す死霊の群れ。
大変! 仕組みはわからないけど、エリカ様の足元が崩れて奈落の底にまっ逆さまよ!
エリカ様の背後に怪しく浮かぶ屋敷しもべ・ドビー山羊頭の邪神像!
そこに唐突に現れるマブダチ・若槻さんの霊。

・・・なんかもう、自分が何ジャンルを観ていたのかさっぱり判らなくなってきましたよ!゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚

とにかく、映画として壊れまくっているにも関わらず、この不条理で予想不可能なクライマックスは、そこに至るまでの全ての生温い展開を吹き飛ばしてくれる事でしょう。
この際勢いで書いてしまいますが、ラスト15分の為にあると言っても過言ではないのです・・・ この映画は。 (勢いなのかよ)

出来る事なら、劇場で是非鑑賞したかったですねぇ・・・。
そして、皆さんと一緒に味わってみたかったです・・・“オトシモノ☆ムーヴメント”を!

死霊の群れから辛くも脱出した後、小栗旬が巻き起こす珍騒動や、
(周囲の無実な人が山ほど死んでいるにも関わらず)何事も無かったかのように日常生活に戻るエリカ様や、
そんなエリカ様を「森の木陰からルークたちを優しく見守るジェダイマスター」の如く、ヌルい笑みを浮かべて見つめる若槻さんのフォース共々、
記憶に焼き付いて離れない、新しいタイプのJホラーだったと思います。

そうそう、冒頭でトリップ中に書いた「ブレインデッド云々」の件ですが、トンネルからエリカ様と小栗さんが脱出する際に、スゴイ切株が披露されますので、多分その事が言いたかったのであろうと思います。
血糊も肉片もまったく映らないのですが、その代わりに立派な切株擬音が惜しみなく響き渡りますので。
是非、あなたのその聴力に、“妄想”というスパイスを振りかけてお楽しみ下さい。
アガサは充分、血沸き肉踊りましたよ!

さて、明日あたりは本物の切株である 『片腕マシンガール』 に行けたらいいなぁ・・☆


     ♪♪どちらのバナーでもどうぞご遠慮なく♪♪ →   にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ

Trackback
オトシモノ沢尻エリカ、若槻千夏 他 (2007/02/23)アミューズソフトエンタテインメント この商品の詳細を見る 監督:古澤健 出演:沢尻エリカ ...

※当ブログで使用しているイラスト等の著作権は、全てはアガサにありますので、転載、二次加工、再配布の際は一言ご連絡下さいませ。