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『ニア・ダーク 月夜の出来事』

2008年07月19日
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オレ、オレ!パクストンだよ! 「誰?」じゃないよ~!やだなぁもう!!

アガサが仲良くさせて頂いているブロガー(って呼び方にはなんだか抵抗があるものの)の皆様の間で、非常に評価の高い 『ニア・ダーク』 。
過去のホラチャでも何度か話題に上がってはいたものの、どっこい近所のレンタル屋に置いていなかった為、長らく鑑賞が出来なかったのですが、この度親切な御婦人がブツを貸して下さったお陰で観る事が出来ました。
ありがとう○○さん・・・ あんた、本物のレディだぜ・・・★。.::・'゚☆。

あらすじ・・・
二人が出会った夜、闇は輝き、ざわめいていた。
謎を抱えた美少女・メイに一目で恋をしてしまった青年ケイリブ。
そしてメイもまたケイリブに・・・。
しかし、短い夜に終わりが近づいた頃、メイの態度は豹変した。
《早く・・・ 朝日が闇を切り裂く前に・・・ その前に私は戻らないと・・・!》
《えー、いいじゃんよ!でもまぁ、どうしても帰るってんならその前にオレにキスくらいしてYO!》

・・・やかましいわ! このブタ野郎!!

と言う筆者の心の声とは裏腹に、ためらいつつもケイリブに唇を重ねるメイ。
しかし、その唇はいつしかケイリブの首元へ。
一瞬の激痛と共に流れる一筋の鮮血。
戸惑いと混乱の表情を浮かべ、走り去るメイ。
そして、ケイリブの体にはある異変が・・・。

眩しい朝の日差しの下、ケイリブの体から立ち込める煙。
激しい痛みに耐え、家路を急ぐケイリブの前に立ちはだかった一台のヴァン。
そう、彼らが現れたのだ。
生き血だけを糧にし、夜にしか生きられない、悲しきクリーチャー達が。
そしてその中には、他ならぬメイの姿があったのであった・・・。

長くなるので中略。

闘いは終わった・・・。
呪われた血を洗い流し、明るい日差しの下に戻った二人の顔は、光り輝いていた。
《あたしたち・・・ あたしたち、どうなっちゃったの・・?》
《大丈夫。 もう心配なんてしなくていいんだよ・・・これはただの日の光なんだ・・・!》

The End


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もう、アレだ。二人とも燃えちゃへばいいのに。(ぼそっ)

なあんてね! ウソウソ!! 勿論冗談ですよ!!やだなぁもう!

少々省きすぎましたので、もう少しあらすじを解説いたしますと、
・ 美少女吸血鬼・メイが、ケイリブに噛み付き仲間にしてしまう
・ 吸血鬼一家(寄せ集め)はケイリブ(よそ者)に対し猜疑心むき出し
・ ケイリブ、吸血鬼の習性に馴染めず苦悩
・ メイ、人間を狩れず空腹のケイリブに、自分の血を与える
・ どこまでいっても狩れないケイリブ
・ 怒る一家
・ 庇うメイ
・ ケイリブの失態から警察に囲まれる一家
・ ケイリブの機転で窮地を脱する一家
・ 一家団結
・ ケイリブ、里心がついて逃亡
・ 追う一家
・ ケイリブ VS 一家
・ ケイリブ完全勝利
・ 秘策で吸血鬼から人間に元通り
・ めでたしめでたし

という、とてもやるせないハッピーな結末が待ち構えているのでご用心。

さて、先にも書きましたが、世の中の評判はかなり高い本作。
実際念願かなって鑑賞させて頂いたのですが、確かに映像も美しく、メイの美貌も噂に違わぬモノでした。
一方的に“夜に生きる者”にされてしまい、それを受け入れる事が出来ず苦悩するケイリブ。
そんなケイリブを何とかフォローしようと身を犠牲にするメイ。
その2人の哀しくも切ない愛の行方に、ハラハラキュンキュン必至です。

なんですが、今回鑑賞してみてアガサが一番感情移入してしまったのは、そんなハラキュン・カップルではなく、闇の中で永久に生き続けていかなければならない、哀しき一族の姿だったので、正直バカップルの事はどうでm(モゴモゴ)

古くは南北戦争の時代から呪われた習性と共に生き長らえて来た一家の長・ジェス。
そんなジェスに寄り添い、すべてを受け入れるダイアモンドバック。
無軌道な振る舞いが目立つものの、一家の結束を誰よりも重んじるセブレン。
幼い体のまま永遠の命を与えられてしまった哀しき少年・ホーマー。
彼らは、それぞれ違う時代から今日に至るまで、己の運命に慟哭し、それを受け入れ、本能のままに生きてきた。
これが正しい生き方かどうかは判らない。
ただ、与えられた命を全うする為に狩りを続ける。

弱い存在だからこそ一家で助け合い支え合って、人知れず生きてきた彼らの中に、チキンなナンパ男・ケイリブが放り込まれた事で、一家は今までに無い危機に陥ります。
あのねぇ、ぼくら日光には弱いからね。ジュってなっちゃうから。
あと、血ね。 生き血を飲まないと死んじゃうから、そこだけ気をつけて何とかして?

と、いきなりルールを説明されても納得できないケイリブ。
同情しないでもないが、いかんせん往生際が悪すぎる。
大体、ケイリブを勢いあまって仲間に引き入れてしまったメイも、その後のフォローが甘すぎるし。

自分の手で人を殺めてその血を手にする事を、一家仲間入りの条件とするジェスたち。
ところが、どこまで行っても、どんなにお膳立てされても、どうしても命を奪う事が出来ないケイリブ。
苛立つものの、メイの必死の説得に再三(条件達成の)期限を延ばすジェス。
で、結局「やっぱ無理┐(´ー`)┌ 」とばかりに実家に帰るケイリブ。

お前なぁ・・・…o(-゛-;))ワナワナ

兄さん方がどんな気持ちで己を見守ってたと思うてんのや!
どんな気持ちで期限まで・・・ あんなに延ばしてもろて・・・!!
郷に入りては郷に従えて言うやろ! ちいとは兄さん方を見習わんかい!!
大体兄さん方も兄さん方やわ! 結局殺しが出来へんかったコイツを、ちょっと機転を利かしたくらいで仲間に入れたるやなんて!甘い!あもうおますわ!兄さん!! 
にいさぁぁ―――ん・・・・゚・(ノД`;)・゚・

・・・すみません、感情的になってしまいました。

終盤、ケイリブの裏切り(一家からの離脱)のせいで、物語は悲劇へとまっしぐらに転がっていきます。
一人ぼっちの孤独を埋めようと、ケイリブの幼い妹に狙いをつけるホーマー。
当然のごとく、それを阻止しようとするケイリブは、セブレンやジェスと対決する事に。
自分が属していた一家に付くか、愛するケイリブに付くか悩むメイ。
闇夜に始まった彼らの闘いを、容赦なく昇る朝日が照らし始めます。
ひたすらに同族を求めるホーマーが火に包まれ、それを目にしたジェスとダイアモンドバックもまた、自らの運命を悟ったかのように日差しの中に飛び込んで行く・・・。

ごめ・・・ もうケイリブとメイはどうでもいいや・・・( ノД`)ウワアアアン

むしろ、お前らのせいでジェスやホーマーたちは悲劇的な最期を・・・

・・・

・・いや、 もう言うまい・・・(-_-メ)

誰もが望んだ道では無かった。
そして、その血塗られた道の辿り着くべき場所も判っていた。
ただ・・・、ただひたすらに哀しいですけどね。
どうにかして、彼らが幸せに暮らせる方法は無かったのだろうか? と思うとね・・。

さてさて、追手(吸血一家)の猛攻を見事蹴散らし、2人きりになったケイリブとメイちゃんはどうなったのか?と言いますと、

やあ、ぼくケイリブ! 体の中の吸血鬼の血を “輸血” で健常者の血と交換したら、すっかり元の人間に戻ったよ!
ついでにメイのも変えといてあげるネ☆


・ ・ ・

・ ・

(ノ`ロ´)ノ ┫:・'∵:.┻┻:・'.:∵ドリャアアアア!!

やっぱ(輸血の効果が切れるとかなんとかで)、太陽に灼かれて二人とも燃えちゃえばいいのn(モゴモゴ)

余談ですが、本作のビル・パクストンはアガサが今まで見たパクストンの中で、一番パクストンだった。
言うなれば、パクスティスト(※最上級)だった事をお伝えして、本作のレビューを終わりにしたいと思います。
いやぁ、なんだかんだ言いましたが、とても美しく哀しく、心に深く刻まれるいい作品でした。

○○さん、ホントにほんとにありがとうございました!


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