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『変人村』

2008年07月13日
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こぉんなにスタイリッシュなポスターが
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言葉ひとつでキワモノ映画に大変身!(いやあ愉快愉快)

昨夜のホラーチャットにご参加下さった皆様、どうもお疲れ様でした。
途中で寝オチ、さらに終盤も早々と睡魔に襲われて脱落してしまったヘタレのアガサですが、来月も懲りずに開催を目論んでいますので、その際はどうぞお付き合い下さいませ。

で、そのホラチャでもちょっと話題に上ったのですが、世の中には実に様々な変態モノが存在しているのですよね。
以前、ひょんな事から摩訶不思議な変態村に迷い込んでしまったアガサ。(村の詳細はこちらのレビューにて)
で、その際散々苦汁を舐めさせられた筈だったのですが、今回また新たな村に入村してしまいましたので、皆様にもご報告を兼ねたご紹介をば。

あらすじ・・・
やあ! おれヴァンサン・カッセル!
嫁はベルッチ!
そうそう、イタリアの司法のモニカね!って裁いてどうすんねん!
至宝、至宝!お宝の方!!
最近おれが一目置いてる将来有望な若手の映画制作者に、今度映画を撮らせる事になったんだ。
嫁? 嫁は出ないよ! 
出てみない?って聞いたら「知るかボケ」って言われたよ!

作品のアウトラインは、
田舎でひっそり暮らす悪魔崇拝者の家に色仕掛けで連れて来られたアホな若者が危機一髪
って感じ! ・・で、あってるよね?モニカ?
また「知るかボケ」って言われたよ♪モニカったらセクシーなんだからぁ(笑)
なにせおれが一目置いてる若者だからさぁ、ってコレさっき言ったっけ?
ええと・・、だからさぁ、おれも張り切って役作りして、映画史に残るような怪演をしてやろうと思ってんだ!
正直言って、この作品は一般受けする様なタイプの映画ではないと思うんだよね。
でも、おれは自信があるんだ!
きっとマニアの間で後々に語り継がれるような、カルトな人気を得る作品になるってね!
そうだよね、モニカ? 「知るかボケ」だよね、うん、言うと思った♪


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どエラいのを婿に貰ってしまいましたね、奥さん!!

と、きっとあちらこちらのパーチー会場で噂されているに違いないモニカ・ベルッチ(イタリアの至宝)。
いや、素晴らしい作品にも出演されてますよね、おたくのご主人。
ただ、ちょいちょい“けったいな作品”にも出ているのがたまに傷なんですよね。理解します。

今回“モニカの婿”ことヴァンサン野郎(←ヒドイ呼び方)は、元来の向こう見ずな性格が災いして、悪魔に目をつけられた農夫・ジョゼフを熱演。
ジョゼフはやんちゃが過ぎた余り実の妹に手を出し、なんと彼女は妊娠。
で、その赤子が産まれるまでに、生身の人体パーツを使用して作った人形が必要らしく、ヴァンサン野郎とその愉快な仲間たちが大活躍する羽目に。

ヴァンサン野郎の、妹だか娘だか姪っ子だかよく判らない若いギャルは、都会に赴きピッティピティな男子を誘惑。
口車にのせて、無事田舎の実家まで連れて来たら、今度はヴァンサン野郎が手を変え品を変えのおもてなし大作戦。
「温泉いかねぇか~」 「子ヤギの丸焼きくわねぇか~」 「エロゲーしねぇか~」 
と、健全な男子の心をくすぐります。(※エロゲはウソ)

ところが、あまりにヴァンサン野郎の目の奥が笑っていなかったせいか、男子連中は徐々に警戒心を募らせてゆき、作戦が頓挫してしまったヴァンサン野郎はヤケクソ戦法で、一気に男子のパーツを手に入れる算段に!
って、色々書きましたが、なんだかよく判らない映画でした。以上!

やだなぁ!ヤケクソな訳ないじゃないですか┐(´▽`)┌ ホントに判らないんですってば!

その原題が指し示すとおり、“悪魔=サタン”を題材にした映画なのでしょうが、その肝心の“悪魔”部分が待てど暮らせど出て来ない。
ヴァンサン野郎が待ち構える田舎の村そのものが悪魔信仰の村なのか、
それともヴァンサン一家の単独信仰なのか、
具体的にどんな信仰スタイルなのか、
ご本尊(悪魔)とはどんな取り決めをしているのか、
ブキミ人形の完成期日を出産までと決めているのには何の意味があるのか、誰も何にも教えてくれないじゃないですかお立会い。

そりゃ、あからさまにドバシャ―――ッと山羊頭の悪魔(しかもCG)に出てこられても興醒めな事この上なしですが、もう少し悪魔信仰なりこだわりポイントなりを描いてくれないと、ヴァンサン野郎がただのガイキチにしかみえません。
で、ただのガイキチならばそれはそれで成り立つだろうとも思うのです。

閉鎖的な村の中、近親相姦の果てに生まれた狂気の一家。
悪魔の存在を信じ、闇雲に若き生贄を捧げようとする一家の長。
恐いじゃないですか。おぞましいじゃないですか。
一番怖いのは、狂信的になった人間による常識では計りきれない行動なのだと、そういうオチならこちとら大歓迎ですよ。
しかし、この作品はそこに行き着く訳でもない。

なんだろうなぁ・・・ なんか気持ちがノリきれないんですよねぇ・・なんだろ・・脚本?脚本なのかなぁ・・ いや、そんな訳な・・あ、きっと今日食べたノリ弁に乗ってたナイルバーチのせいなんだYO! それでこんなにアンニュイな気持ちなんd(長くなりそうなので省略)

ブキミ人形を完成させる事だけが目当てならば、攫って来るのは一人で充分な筈。
ところが村にお招きされたのは、主人公バート・バートの友人(男)・クラブのバーテン(女)・クラブの常連(男)の計4名。
で、ヴァンサン野郎が熱視線を送る主人公・バート以外の数名は、仕掛け人のギャルを含めて2カップルで滅多やたに発情プレイ。
どちらのおにゃのこにも相手にされず、友達からはバカにされ、村のヘンテコな若者達からは殴られ、温泉と言う名のため池に落とされ、髪の毛を毟られ、ヴァンサン野郎からは熱烈なアピール光線を送られ、「これ何プレイ?」と聞きたくなる様な仕打ちだらけのバート。

でも大丈夫! ちっとも可哀想に思えないから!

てか、どんとこい!(何が?)

初登場シーンから、エンジン全開フルスロットルで性根の悪臭を振りまいてくれるバートは、その無軌道なご友人も含めてまったく同情の気持ちが湧いてこない、とても(ホラー的には)優秀なキャラなのです。
「さっさとボコられたらいいのに☆」 と観客の皆に思わせる実力派・バート。
ところが、ボコられたらボコられたで、こちらの気持ちが晴れる訳でもない。
それは、要所要所にいきなり挟み込まれる意味不明なエロネタのせいなのか、致命的なテンポの悪さのせいなのか定かではありません。
ただ、とにかくスカっとしない。

なんなのでしょうねぇ・・・  やっぱお昼に食べたノリ弁の上のナイルバーチがs(以下省略)

まぁ、唯一救いなのは、出てくるギャルがどの子も滅法カワイイ点でしょうか。
おまけに潔く脱いでくれてますし。(※筆者はおにゃのこです)

そんな訳で、孕ませてしまった妹との二役までこなすと言う大活躍を魅せてくれたヴァンサン野郎はスルーしておくとして、不気味な雰囲気を今ひとつ活かしきれなかった本作は、アガサにちょっぴり残念な思い出を残しつつエンドクレジットを迎えてしまったのでした・・・。
ホント、惜しかったです・・・ 悪魔うんぬんが無かった方が良かったのかもしれませんね・・。
なんかこう・・

・・なんか・・

・・・


・・・・?!

モ、モ、モニカ・ベルッチ出とるやないか―――!!

なんと最後の最後にエンドクレジットを眺めていたら、キャスト欄に嫁の名前が書かれていました。
どうやらイタリアの至宝は、カメオ出演で旦那さまをサポートしていらしたようですね。

ダメだこの夫婦・・・ なんとかしないと・・・

なんだかとても大きな「夫婦愛」を目の当たりにしたようで、とめどなく流れる涙がちょっぴり薄塩風味だった夏の夜だったのでした。
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その愛を、見逃すな・・・!!(なんだこのオチ)
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