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『ヘルレイザー/ヘルワールド』(シリーズ8作目)

2008年07月09日
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こんなん出てきたっけなぁ・・・(多分出てない)


思い返せば2006年の11月から、足掛け2年で観続けて来た 『ヘルレイザー』シリーズ。
大晦日もピンヘッド。
お正月もピンヘッド。
そんな腐りきった充実した生活を送っていたアガサでしたが、行動範囲内のレンタル店にシリーズ7・8作目のみが無かった事から、随分長い間鑑賞続行を中断していたのでした。

ところがなんとこのたび、天下のWOWOWさまでその7・8作目のみを放送するという。

なんというアガサ・サービス企画!
受信料を払い続けてきてよかったなぁ!!

と言う訳で、めでたく鑑賞を再開したアガサだったのですが、こんな事なら観ないままでよかったかもね!! コンチキショウ!!ヾ(`Д´)ノ

あらすじ・・・
「ヘルワールド」と言う、謎のネットゲームにのめり込み、一人の青年が謎の死を遂げた。
彼の恋人や友人たちは、彼の死に釈然としない思いを抱きつつも、悲しみを乗り越え元の生活に戻ってゆくのであった。
ところで、彼の父親は何故かお葬式にも現れなかったのだが、まぁいっか。

2年が経ち、友人たちは彼の死をきっかけに卒業していた筈の「ヘルワールド」に、まんまと舞い戻っていた。
やっぱネトゲはオモロだもんね。
なんでも「ヘルワールド」では、なんだかよくわからない仕掛けを解くと、オフ会への招待状がゲット出来る祭りが開催されているらしい。
で、友人たちはルールはよくわからないけど適当に画面をクリックして、見事招待券をゲットした。
“特別オフ会”と言う名の「ヘルワールド」プレイ大会に参上した友人たちは、お酒を呑んでご機嫌だぜベイベー。
正体不明の主催者から、その会場の説明を受けたけど、正直話半分だったのでよくわからなかった事を補足しておこう。

ところで、友人グループを冷ややかな目で見つめる若者がいたのだが、そいつは彼の親友だった。
親友だった割には、あっさり「ヘルワールド」に再加熱していたらしい。
マブダチだった割には、会場でおにゃのこを引っ掛ける気満々だったらしい。
親友の死に関しては、何故かそんなに執着していないのかもしれない。
だけれども、友人グループに対しては不思議と侮蔑の眼差しがデフォなのだ。
ちょっと確認しておくが、お前何様だ?

“オフ会”と言えども、メインは「ヘルワールド(ゲーム)」会場の筈。
ところが、どいつもこいつも延々酒呑んでエロ活動に勤しんでいるだけなのが不思議でたまらないのだが、まぁそのうちゲーム自体も開始されるのだろう。
でないとこれは、ただの乱交パーティだ。
まさか、そんな訳ないよね。クリスタル湖じゃないんだから。

さて、いつまで経っても始まらない「ヘルワールド」に業を煮やしている間に、友人グループの一人が立ち入り禁止の部屋に入ってしまった。
すると、部屋の中には何故か拷問用の椅子があり、不可解な事に彼女は椅子に腰掛けてしまった。
すると、どこからか主催者が現れ、拷問装置をスタートさせてしまった。
どうでもいいが、もう少しフラグを立てるのは遠慮がちにすべきだと思う。
屋敷に着いた時から、最初の犠牲者はコイツだとまるわかりだ。

彼女を皮切りに、次々と謎の死を遂げてゆく友人グループ。
ところが何故か彼の恋人だったチェルシーと親友だったジェイクだけは、ちまちまとした悪夢を見せられるものの命までは奪われない。
現れては消えるピンヘッドと青年の幻影。
一体この屋敷で何が起きているのか?
訳ありな主催者の正体とは?
そして、青年の死の真相とは?!


まぁ・・・よくありがちですよね・・ にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ  謎が謎を呼ぶ・・・ってね・・アハハ・・

こんなもの! こうしてくれるわ!!

【あがさ は DVDぷれいやー をたたきこわした】

と言うのは冗談ですが、壊さないまでも、プレイヤーの中にレンズクリーナーの代わりに草加せんべいか何かを入れて、内部を醤油まみれにしてやりたいくらいの憤りを感じてしまったアガサ。
なんなのさ! これは一体なんの悪ふざけなのさ?!

クソ映画些か出来の悪い映画にありがちな、謎が謎のまま放置されっぱなしの脚本や、死に物狂いで逃げてる筈のヒロインのヘアーがどんな時でもサスーン☆クオリティなトコや、緊迫感の感じられない殺害シーンはいいとしよう。
いや、いくない!

・・・話が先に進まないよう (つд`)うぁぁぁぁん

これくらいのアラは、世にわんさか溢れかえっているホラー映画に於いては、なんら珍しくない現象であり、それくらいでちゃぶ台をひっくり返すような、器の小さい人間ではアガサはない。

し か し だ !
『ヘルレイザー』と言う名を正式に継ぐ映画に於いて、誇り高きセノバイトたちをただの殺人鬼にしてしまった事に関しては別だ。
これだけは絶対に赦されるべきでは無い! 断じて無い!!
ピンヘッド様が鎖フックも使わずに手斧で首チョンパしてくるとかって何?
ピン夫はそんな事をする為に、地獄の魔道士になったんじゃなくってよ!
彼らの使命とは、凡庸な人間どもに究極の快楽をご提供する事。
ただただストイックに“快楽=痛み”を追い求める姿・・・そこにシビれる!あこがれるゥ!

なんて憤って観ていたら、なんと夢オチだった と言うおはなしです。(←究極のネタバレ)

もうねぇ・・・ なんかもう疲れたよ・・・オレ・・OTL

要は、自分の息子がゲーム脳になって自殺したのを、友達のせいだと勝手に思い込んだ父ちゃんが、有り金はたいて屋敷を買い取ってその友達を招待し、一服持って皆殺し。という今回のヘルレイザー。
一服盛られたせいで皆が見る幻覚の中で、セノバイトさんたちも大暴れ。
それじゃあ昔からのファンが怒るだろうと言う事で、ラストに幻覚ではないリアルなセノバイトさんもちょっぴり登場。
と、恙無い編集で皆様のご機嫌を伺ってみましたとさ。
はいめでたしめでたし。(←投げやり)

実を言うと、冒頭に出てくる設定に関してだけは、少し興味を惹かれたりしました。
物語の舞台である世界で、若者たちが夢中になっているネットゲーム。
その内容は、
中世の玩具師マルシャンが作ったパズルボックスの謎を、解いた者のみが開ける事の出来る究極の快楽への扉。 プラス呼ばれて飛び出す地獄のセノバイト(ピンヘッド他数名)
と言う事で、私達が知っている『ヘルレイザー』そのままの世界観なのですね。
で、一応ゲームの中の作り話とされてはいるものの、一部の人はそれを実話だと信じており、乱交パーティーが行われる屋敷の設計主も、おっさんの説明によると他ならぬル・マルシャンその人なんだそうで。

まずアガサが興味をひかれたのは、この“ネット媒体”という点。
約20年前の第1作目では、デビー・ギブソンみたいなヒロインがケミカルウォッシュのジーンズを穿いて駆け回っていた『ヘルレイザー』シリーズなのに・・・。
その作中にまさか“インターネット”なんてハイカラな手段が登場しようとは・・・。
数年ぶりの最新刊で、いきなりカメラ付き携帯が出てきた『ガラスの仮面42巻』を読んだ時くらいの衝撃です。
ばあや、お茶を入れてくださる・・・?
そう、クイーンメリーがいいわね・・Σ((=д=ll§)))ガクガク
(←衝撃のあまり亜弓さんが憑依)

ガラかめ連載再開おめでとう!

話が逸れました。どうもすみません。
そしてもう一点は、私達が知っている「ヘルレイザー」を、登場人物も口にしているという、メタ・フクション的な面白さ。

この辺りの設定が、もう少し作品全体で活きていれば・・・。
そうすれば、ただのビデオ映画レベルの、ただのB級色溢れる、ただのちょっとしたティーン・ホラーと言う事でまかり通ったのではないかと思います。(←若干イヤミ)
ま、だからと言って 多くの謎がさっぱり解明されないまま という点は、どうにもならないんですけどね!

さて、そんなこんなで、結局クソ出来映えに大いに疑問が残る結果となってしまった本作。
何を隠そう、はた迷惑な復讐に燃える父ちゃん役は、ビショップことランス・ヘンリクセンが熱演しています。
顔のつくりがダグ・ブラットレイに若干似ている為、実はエリオット(※)もこいつだったんじゃないかとの誤解を招きかねないキャスティングが、確信犯的でステキです。
(※ピンヘッドの生前の名前)
ていうか、今回ここまでセノバイトがぞんざいに扱われてしまったのは、ランスさんを主役に持ってきてしまったせいなんじゃn(モゴモゴ

とりあえず、これで未見の新作が無くなった事に、無い胸を撫で下ろすアガサ。
オリジナルの1作目がリメイクされるとかされないとか言われていますが、手を出さない勇気も必要なんじゃないか、と一言物申して今回のレビューを終了させて頂きたいと思います。

最期に、(たぶんこれで見納めであろう)セノバイトの皆さんの勇姿をとくとご堪能下さい。hellworld.jpg
若干スリムになったピン夫と、やっつけ仕事的な佇まいがステキなチャタラーたん。(目隠ししてるヤツ・・誰だお前?)
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