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『アイ・アム・レジェンド』 (別エンディング版含む)

2008年05月15日
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伝説なんだそうです。 わーすげー。

先日我が家に、ホラーの伝道師こと紫の腹の人にレンタルをお願いしていた 『アイ・アム・レジェンド』 のDVDが届きました。
封を開けてほくそえんでいたアガサに、世帯主さまが例の一言。
世 「どうせまたゾンビなんだろ」
ア 「違うよ、これウィル・スミスのヤツだよ」
世 「ああ、そうなんだ」

その瞬間の、世帯主さまのホッとした表情をみたアガサには、とてもじゃありませんが
「違うよ、これウィル・スミスのゾンビみたいな吸血鬼のヤツだよ」
とは言えませんでしたとさ。

ま、ホントのトコも“ゾンビ”ではありませんしね!

てな訳で、今回は「通常版」のあらすじと、一部で評判の「衝撃の別エンディング版」あらすじの2本立てをお送りします。
長いです。そして完全ネタバレですのでご注意を。

「通常版」あらすじ・・・
この男の名はロバート・ネヴィル。
たった一人の健康なNY市民である。
何故たった一人なのかと言うと、長くなるので割愛させていただく。

彼は毎日、愛犬・サムと共にNYを駆け巡る。
「どっがに生存者いねが~」
という海賊放送を流す為である。
世界トップクラスの科学者でもある彼は、日夜ワクチンの研究に余念が無い。
何のワクチンかと言うと、これも長くなるので割愛させていただきたい。

ある日彼は、研究に使う検体確保の為に“闇の住人”と呼ばれる感染者を捕獲する。
しかし、その日を境に“闇の住人”の猛攻は激しさを増して行く事となる。
激しい闘いの中で、彼はたった一人(一匹)の家族・サムの命をも失ってしまった。
完全な孤独に包まれ、自暴自棄になりつつあったロバート。
そんな彼の前に突如現れたのは、いつぞやの海賊放送を受信してやってきた、数少ない生存者だった。

しかし彼は、待ち望んでいた生存者を目の前にしても、心が晴れる事は無かった。
何故ならば、その生存者が彼の睡眠中に気を利かせて調理していたのが、彼のとっておきのベーコンだったから・・・。

いかにも! 
それこそはスペシャルなベーコンだったのだ!


これが後、世に知られる事となるかの有名な 「ベーコン事件」 の真相である。

話を戻そう。
生存者との溝も徐々に埋まり、ワクチンの研究も佳境に入ったある日、ついに“闇の住人”の一斉攻撃が開始される。
激しい死闘の末に、地下の研究室に逃げ込んだロバートと生存者たち。
そこで彼が目の当たりにしたのは、奇跡的にも効を発揮していたワクチンと、それによって健常な姿を取り戻していた感染者の姿。
しかし、成功に酔いしれる間も与えず、雪崩れ込んでくる“闇の住人”たち。
最後の防壁も破られそうになった彼が選択した道は、生存者たちに完成したワクチンを託し、自らの命を以って“闇の住人”の攻撃を食い止める事だった・・・。

そんなこんなで、私たち生存者は無事に非感染者のコミュニティに辿り着く事が出来、これからロバートが遺したワクチンで、世界を救う作業に執りかかる事となるだろう。
残念ながらロバートは死んだ。
しかし、彼はこうして 「伝説」 の男となったのである。


あらすじ (衝撃の別エンディング版) ・・・
私の名前はロバート・ネヴィル。
感染率90パーセントのウィルスによって、世界の殆どが死滅(もしくは感染)してしまったのが3年前。
奇跡的にも免疫をもっていた私は、その日から今までたった一人で、ここ、NYを離れる事無くなんとかワクチンを完成させようと研究を重ねてきた。
何故ならそれが、最後に妻と交わした約束だからだ。

で、まぁ色々あったが、長くなるので割愛させていただく。

とある事件で、愛犬・サマンサを失い自暴自棄になった私は、玉砕覚悟で感染者の群れに飛び込んだ。
その時、絶体絶命の危機を救ってくれたのは、3年ぶりに巡り合った健常者の母子だった。
待ち望んでいた生存者に会えた喜びを、素直に受け止める事が出来ない私。
何故なら、彼女が私に何の断りも無くベーコンを焼いていたから 結局、彼らは私の愛する妻や娘ではなく見知らぬ他人であり、何よりそこに、3年間苦楽を共にしてきたサマンサの姿は無かったから・・・。

複雑な気持ちを整理しつつ、徐々に彼らと打ち解け始めた私だったが、ある日衝撃の発言が彼女の口から飛び出してしまう。
なんと彼女は、この一連の地球規模の災厄が全て、神の御心のもとに行われているというのだ。
ウィルスの発生も神の御心。
私の妻と娘が目の前で亡くなったのも神の御心。
ついでに、どこぞの山中に生存者たちのコミュニティ(村)があるらしい。というガセネタの根拠もイン☆ザ☆ネイム☆オブ☆ゴッド、すなわち神の御心。

あかんあかん、コイツ目の輝きが尋常やないで。

どうやら、私が流し続けたAMラジオの電波を辿ってやってきたのは、本物の電波ちゃんだったようだな・・・。

・・・うまい!

否! うまくない!!o(`Д´)ノ"


宗教がらみのネタはハイリスク過ぎるので、早々に彼女たちとは別行動をとらせて頂こうと心に決めたその瞬間、私はアパートの間近に大勢の怒号が迫り来るのに気付いた。
感染者の群れが、ついに私の所在地を突き止めたのだ。
激しい格闘の末、地下の研究所に逃げ込んだ私たち。
そこにまで迫り来る感染者の波。
なんと、期せずして研究室では、以前から開発中のワクチンを投与していた感染者の女性が、奇跡的にも回復していたのだが、暴徒と化した感染者たちにそんな実状が理解出来るはずも無い。
追い詰められた私たち・・・万事休す!
と、その時、私は気付いたのである。
感染者のリーダー格と見られる男が、私の治験用の感染者女性に向ける、必死な眼差しに・・・。
その眼差しこそは、私が妻と娘に向けていたのと、同じ意味を持っていた。

そうだったのだ。
彼らはゾンビでも魑魅魍魎でもない、ただの“病気の”人間だったのだ。
外見こそ違え、愛も孤独も怒りも嘆きも、全て持っている、哀しい“ただの人間”だったのである。
健康な自分こそが“善”で、凶暴で醜い容姿の彼らが“悪”だと思い、必死に治療薬を研究してきた私こそが、彼らにとっては恐ろしいマッドサイエンティストだったのだと気付いた私。
彼らは彼らで生活を築き、愛する者を守る為、必死に闘ってきたのだ。

彼らから見た私はさぞかし、恐ろしく凶悪なモンスターであっただろう。

全てを悟った私は、回復していた被感染者の女性に再びウィルスを投与し、その伴侶のもとに戻してやった。
驚いたことに、彼らは目的を果たすと、怒りをどうにか抑えつつ去っていった。
彼らは私のしてきた事を赦してくれたのだろうか・・・。
研究の名の下に殺めてきた、多くの命の事を・・・。

そして私は今、生存者の母子と共に、彼女が言っていた山間部のコミュニティを目指している。
果たしてそれが、本当に存在しているかはわからない。
しかし、感染者たちはここNYで、お互い支え合って暮らしている。
ならば私たちもまた、同じ特徴をもった者同士で守り合って生きてゆくべきなのだろう。

それが一番、幸せな選択なのではないだろうか・・・。


いやぁ・・ええ話やなぁ・・・

・・・?

あれ?肝心の「伝説」部分が見当たらないんだけd


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アガサは、残念ながら原作は未読です。
原作を読んだ方によると、この「伝説」とは
悪い怪物をやっつけたオレは、伝説のヒーローだぜ!
「伝説」ではなく、
感染者側から見れば、決して菌に冒される事無くひたすら感染者を狩りまくるオレこそ、伝説の怪物なのかもね!
という意味合いの「伝説」らしいですね。(←違っていたら教えて下さい)

劇場公開されたバージョンは、まさにこの“判りやすい方”の伝説達成版だった訳です。
で、ならば「衝撃の別エンディング」の方は後者なのかというと、これがまた全くの別物で、何とも中途半端。
向かいのホームも路地裏の窓も一生懸命探してみましたが、何を、誰を「伝説」と呼べばいいのか判らないまま、ウィル・スミスのキメ顔と共に暗転してしまったのでした。

原作のラストはかなりシビアな終末の様ですので、映画版は結局どっちにせよ、ハッピーエンドに落ち着く運命しか用意されなかったのでしょう。
ウィル・スミスが自らの命を賭して世界を救ったとさ、めでたしめでたし。
もしくは、
感染者との新たな共存の可能性を感じさせつつウィル・スミスもトラウマを克服出来たんだとさ、めでたしめでたし。
どっちがマシかと聞かれれば、断然共存の方なのですが、もしも私が先に原作を愛読していたならば
こんなんやったら最初(ハナ)から作んなよ
と思っていたかもしれません。
あぁ、読んでなくてよかった。

以前にも書いたことがあるのですが、アガサは一人では生き残りたくない派です。
愛する人や、守りたい人を失ったその後の人生が、以前と同じ位幸せになれるとは思えないからです。
ですから、日本が沈没する時は大好きな人と一緒に沈みたいし、レイジウィルスが蔓延したら一緒に猛ダッシュしたいですし、Tウィルスがパンデミックしたら一緒に脳みそに喰らいつきたい。
ゾンビ化した我が子を殺めるくらいなら、その子に喰われて事切れたいと、そう思ってしまうのです。

で、そんなチキンハートなアガサですので、本作に於いても早い段階で、ウィル・スミスの生き方に疑問を抱いてしまいました。
地球上の9割が感染者の世界で、その内のNYで言えば自分以外全員感染者という状況で、一体何をそこまでムキになっているのだろうと・・・。
だったらもう、そっちの仲間になっちゃえばいいじゃん。と・・・。

まぁ、実は脅威の免疫力を持ち合わせているので、仲間に入りたくても入れない可哀想なウィルたんだったりするのですが。
しかし、そんな可哀想な面よりも、感染源(グラウンド・ゼロ)にこだわり続けて、世界を救う薬を作る事に執着するウィルたんは、ただのわからずやのこんこんちきに思えて仕方なかった。
そもそも、妻と子供と離れてしまったのも、そこ(感染源)にこだわっていたから。
なのにお前は、まだNYじゃなきゃヤダとか言うか!と。
なんや、お前はプチセレブに憧れる新妻か、と。
マーク・ジェイコブスが好きか、と。
 (←判らないので適当発言)

ちょいと脱線しましたが^^; とにかく、“世界を救う”と言う英雄的行為に、若干酔っている感じがしないでもなかったのです。
ですから、その辺の下手なプライドを捨てて前向きに生きる道を選んだ「別エンディング版」が、やはり映画としては面白かった(というか納得出来た)様に思います。

名誉の爆死だー! 
わー助かったわー! 
薬もゲットだぜー!
いい人だったね・・あの人・・ 伝説になったんだね・・!

って、いきなりこんな画を見せられてしまったら、こちとらポカーンとするしかないじゃないですか・・・ ねぇ・・。 (←実際アガサはかなりポカーンとしてた)

とまぁ、とりとめも無く書き綴ってみましたが、草がボーボーになったタイムズスクウェアは圧巻でしたし、ウィル・スミスの細かい演技も素晴らしかったと思います。
何より、各方面で大絶賛されていた名犬サマンサの勇姿は噂に違わぬ愛らしさで、その悲劇的な結末には涙が止まりませんでした。
これで感染者がオールCGでなければ、そして原作の事を考えなければ、なかなか面白い作品だった様な気がします。

たまにはこういう大作もいいですね・・・。
「映画みたー!」と言う気持ちになりますものね・・・。
なのに・・あれ・・・? なんで涙が止まらないんだろう・・・・゚・(ノД`;)・゚・

てな訳で、明日あたりはゴリゴリのストロングなホラーを観る気満々のアガサだったのでした。
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