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『HOT FUZZ ホットファズ-俺たちスーパーポリスメン!-』

2008年05月10日
ほっと
一緒に飛ばないか ・ ・ ・ 君も!


もう、映画ファンなら知らない方はいらっしゃらないとは思いますが、あっちこっちで大評判だったにも関わらず、不運な星の下に生まれたが為に、あわや日本未公開(未リリース)の惨劇を迎えるトコだった 『HOT FUZZ』 というイギリス映画がありまして。

で、ホラーファンなら知らない方はいらっしゃらないとは思いますが、あっちこっちで名作の誉れも高い(でも日本未公開)イギリス製ゾンビ・コメディ 『ショーン・オブ・ザ・デッド』 のスタッフが、何を隠そうこの 『HOT FUZZ』 の製作者でもありまして。

つまり、何が言いたいのかというと、
『HOT FUZZ』 最高だ!ドこんちきしょう!

あらすじ・・・
ロンドン警視庁のニコラス・エンジェル巡査部長は、超エリートの超すご腕のスーパーお巡りさん。
検挙率は、なんと普通のお巡りさんの4倍だ!
そんなエンジェル巡査の存在が、当然上司も同僚も面白くない。
そこで、ある些細な怪我をきっかけに、
「お前ちょっとサンドフォードでのんびりしてきたら?」
と辞令を言い渡されてしまった。

どこスか?それ? イギリス国内なんスか?
動揺が隠せないエンジェルくんだが、職場の仲間も恋人も誰も引き止めてくれないし、仕方ないのでド田舎のサンドフォードにいざ転勤。

でもってそこはそれ、元々やる気の塊みたいな男だったので、例えド田舎だろうがキビキビ働こうと決意。
しかし、新しい職場の同僚は、選りすぐりのボケのんびりやさんばっかり。
エンジェルくんが重箱の隅を突くがごとく逮捕してきた軽犯罪者たちを、なんだかんだと理由をつけて野放しにしては、呑気に昼間っからパブでギネスをくらうばかり。
ていうか、都会っ子のエンジェルくんにあからさまな敵対心を剥き出しで、
「お前ガツガツしててなんかウザい」
とばかりに冷ややかな目つき。

パートナーを組むことになった署長の息子ダニーはというと、平和な田舎で育ったせいかコッテコテの刑事モノが大好物で、第一線で活躍してきたエンジェルくんに
「リーサルウェポン観た?」 「じゃダイ・ハードは?」 「ハート・ブルーとかは?」 「じゃ、バッド・ボーイズ2は?」 「ちなみに銃撃戦やったことある?」 「カーチェイスは?」 「空に銃向けて撃ったことある?」 
などど怒涛の“教えて君”攻撃。

そんな脳みそが溶け出しそうな日常に呑まれそうになった頃、サンフォードで事件が起きた。
インチキくさい舞台俳優とその恋人(兼女優)が乗った車が大破し、切株的な姿で見つかったのだ。
エンジェルくんの脳内コンピュータは、いち早く事件性を察知。
しかし、署内の仲間たちは
「あー・・・、ただの事故っしょ?」
と、とりつく島もない。
そしてその後も、不自然な関連性を持って立て続けに発生する不審な切株死体。
一人発奮するエンジェルくんと、チョコケーキを喰らってばかりの署員たちを嘲笑うかのような死体の山は、果たして本当にただの事故なのか?

一見平和なサンフォードに蠢く巨悪を、エンジェルくん(とダニー)が撃ち砕く!!


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アガサ、ハッキリ言っちゃいます。

映画と言うものに点数があるとするならば、
本作こそが100点満点に違いない。
と ・ ・ ・ !

・ ・ ・

・ ・


・・・ゴメン、言い過ぎた。

いや、少なくとも私には100点満点でした。 (どっちだよ)
 
ただ、本作の唯一の弱点と言うか、足りない点として 
「女っ気が皆無」
と言う点がありまして、つまり色恋(エロも含め)が全く介入して来ないトコロが、もしかしたら物足りなく感じる方もいらっしゃるかもしれません。
同じく、そんな漢(おとこ)祭りですので、当然おにゃのこがトキメく様なエッセンスも皆無です。
乙女心をくすぐる様なメガネ男子は出てきませんし、今をときめく最新ファッションも、甘げなスイーツも、パリの遊歩道も、わんこはおろかハムスター一匹出てきません。(いや、ネズミは出てきたか)
ですので、映画に対してそういった要素を重要視される方も、物語の半分くらいで脱落される可能性は大です。

しかし、この作品はそういった 「万人にウケる要素」 をあえて排除しているのだと思うのです。
漢(おとこ)臭いだぁ? 上等じゃねぇか!
と言う強気の姿勢と、
だって俺たち、好きなものは好きなんだもん♪
と言ういじらしさを併せ持って誕生した作品、それが 『HOT FUZZ』 なのではないかと!
・ ・ な!
 (な! って言われても)

とにかく本作は、 『ショーン・オブ・サ・デッド』 を上回る程の映画愛がそこかしこに溢れ、監督やスタッフ、そして演者の熱意に満ちている。
私たちはただ、この美しく、愛すべき2時間に酔いしれるしかないのである。

・・・「ないのである」て!  お前誰やねん!

でまた、本作は主役であるサイモン・ペッグについても特筆すべきでしょう。
『ショーン・オブ・・』 でも主役のショーンを演じていたサイモン。
眠そうな眼、やる気のない足取りで、愛すべきダメ男を説得力たっぷりに演じていたサイモンが、本作ではなんとロンドン警視庁きってのやり手刑事に変身。
これが信じられないくらい、ホンマもんの凄腕刑事に見えるのです。
映画とは、演技力とは恐ろしいものですね・・・。
所々でサイモン・ペッグが、ダニエル・クレイグに見えてしまうんですものねぇ。
あ、ちなみに 『ショーン・オブ・・』 に引き続き、サイモンの相棒に扮するニック・フロストは、イメージそのままです。(笑)
愛らしいバカっぷりに、更に磨きがかかっていて最高です。

成功・裏切り・友情・報復という王道中の王道な展開と派手な銃撃戦を、都心でも湾岸でもなく信濃路チロリアンビレッジみたいな癒しの風景下で行うというハズしのテクがまた、小憎たらしい程はまっているのも素晴らしい!
まぁ、そんなビレッジがあるかどうかは知りませんが。 (←適当発言)
そんな漢たちが対する巨悪が日曜礼拝を欠かさない様なじいばば集団(←一応ネタバレなので反転)と言うのも、毒っ気たっぷりで面白い。
ママチャリ(ばばチャリかな?)を漕ぎまわすおばあちゃんが二挺拳銃の鬼と化して、両手放しで銃を乱射する画なんて・・・。
なんと罰当たりで、なんとカッコいい事か!
で、それを躊躇うことなく追撃するサイモン&ニックの鬼畜っぷり。

こんな爽快な銃撃戦観た事ないよね!!

狙い済ました小ネタ、パロディだけではなく、散りばめられた伏線を全てキッチリ回収する、優れた脚本。
計算し尽くされた映像の美しさ。
技が光る編集。
普通のアクション映画ではありえない程、やりすぎ感たっぷりな(←褒め言葉)切株ショット。
この作品を観た後は、きっと誰もが
「なんかさぁ、バーンってなって、ボーンってなって、ダダダーって追いかけたんだけどドーンてなって、最後はボガーンてなって、スゲーんだよ!」
と言う、中学生並のボキャブラリーでまくし立ててしまうハズです。
そういう、魂にダイレクトに訴えかける熱いモノがぎっしり詰まっているから・・・。

この作品が、スルーされたかもしれない現実を思うと、思わず日本人に生まれたことを後悔したくなる様な気持ちになりますね。
しかし、これは間違いなく日本でも公開される。
なんと素晴らしい事ではないか!
例えそれが 『俺たちスーパーポリスメン!』 などと言う、窓口で口にするのがこっ恥ずかしい様な駄タイトルだったとしてもだ!


だから私たちは、躊躇うことなく「スーパーポリスメン・大人1枚くれよ!」とコールすべきなのでしょう。
今年の7月に、劇場のチケットカウンターで・・・。
・・・私も間違いなく、もう一度観に行きます。 (英語版では理解に限界がありすぎる><)

そして観終わったら、皆さんで叫ぼうではありませんか。
『HOT FUZZ』 最高だ!ドこんちきしょう!
と!
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Trackback
ホットファズ-俺たちスーパーポリスメン!-(原題:HOTFUZZ) 当初は別の映画を観る予定だったのですけどね! 「スカイクロラ」を鑑賞し劇場を出て、ふと横を向いたら←のポスターが! と、いうわけで観てきたわけですが・・・ 多くは語りません。 『数多のポリ
いろんな映画レビューで、好評で観たかった『ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-』が、WOWOWで録画したので、見ました。              あらすじは ロンドン警視庁のスーパー警官エンジェル巡査は、その高すぎる検挙率から組織内で妬まれ、

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