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『亡国のイージス』

2006年05月10日
おすぎです!
寺尾聡が(一瞬)モーガン・フリーマンに見えました!
佐藤浩市・谷原章介・豊原功補・勝地涼・平泉成
今をときめく男達が、走り、跳び、血にまみれ、ぶつかり合う!
むせ返る様な男の匂い満載のアクション映画 『亡国のイージス』 !
本当にむせ返ります! ゲホ!ゲホ!! なんちって!
絶対観なきゃダメ! 
観ない人は絶対バツ!



すみません。
興奮しすぎて、いささか意味不明な文章を書いてしまいました。


私の命綱・WOWOWでやっていたのを、何となく観てみたら予想外に面白くて驚きました。
日本映画を見くびっててゴメンナサイ。


海上自衛隊の自衛官幹部の一部が反乱を起こし、かの国の工作員と共に最新鋭のイージス艦をジャックします。
艦に搭載した特殊兵器を首都・東京に向け、「隠匿されている極秘情報を世に公開しろ」と要求する反乱者たち。
シージャックを回避する為に、密かに艦に送り込まれていた当局の特殊部員と、艦を愛する自衛官・仙石は、孤立無援の中、艦を取り戻すべく戦いを挑みます。
しかしその頃、対応を迫られた政府はイージス艦もろとも特殊兵器を消滅させる為、艦に向けて爆弾を積んだ戦闘機を飛ばしていました・・・!
反乱者のリーダーが悲しみを抱いた自衛官だと言う事で、アクションだけではなく人間ドラマの魅力も兼ね備えた物語になっており、見ごたえたっぷりです。
いやー・・・見ごたえたっぷり。  ・・たっぷり・・  ・・・たっぷ・ 


・・・何かこんな映画、前にもあったような・・・


『ザ・ロック』?!


いえいえ、あれは陸の孤島が舞台でしたし、海洋サスペンスではありませんでした。
この映画の見所は、なんと言っても八面六臂の大活躍を魅せる真田広之(仙石)の魅力でしょう!
艦を熟知し、正義感が強い仙石は艦を縦横無尽に走り回り、現れる敵をバッタバッタと・・・   ・・バッタバッタ・・・  バッタ・・・


・・・何かそんな映画、前にもあったような・・・


『沈黙の戦艦』?!


いえいえ、あれは単純明快なただのアクション映画で、人間ドラマの側面なんてありませんでしたし、 ・・えーっと、だから・・・

とにかく、ぶっちゃけて言えば、独創性のあるストーリーと言う訳ではありませんが、こちらの作品には志村けんみたいな変なポニーテールのオヤジも出て来ませんし、主人公も助っ人も敵のリーダーもハゲばっかな訳でもなく、フレッシュな若手からチョいワルオヤジまでずらりとイケメンを取り揃えられているので、安心です。 (何が?)


特に先程も触れた真田広之。
この映画を観たのも、そもそものお目当ては 『けものみち』 から首ったけ状態の佐藤浩市(マイラヴ)だったのですが、真田広之が余りにオイシイ所を持っていっており、頭の中は今もって真田広之でいっぱいです。
・・・そういえば、昔 『里見八犬伝』 や 『影の軍団』 の真田広之は、とっても素敵だったよなー・・・。
彼の身長がもう15センチ高ければ、世界を制していたかもしれないのに・・・。
惜しい事をしました。
今作でも、周りの自衛官役がほぼ若者で今どきのスラッとした体格なので、余計に真田広之の体格のバランスの面白さが目立ってしまっていました。
誠に遺憾です。


それはさて置き、作品の内容なのですが、色々と説明不足&専門用語続出で、未だに頭をひねっている所もあります。
まずは、反乱者が行動を起すきっかけとなった、とある防衛大学生の論文。


「イージス」とはギリシャ神話に登場する最高神ゼウスが娘アテナに与えた、あらゆる邪悪を払う「無敵の盾」のこと。同時に、最新鋭の防空システムを搭載し、専守防衛の象徴ともいえる海上自衛隊の護衛艦をも指し示す。だが、語るべき未来も見えず、守るべき国家の顔さえも失った「亡国の盾」に果たして意味などあるのか。


・・・えーっと、つまり私なりに解釈させて頂くと、
戦争反対とか言いながら、アメリカの言いなりで戦地に介入したり、自衛隊がいるのに海兵隊に常駐されて、駐在費まで負担させられたり、他国での戦闘は決して他人事ではないのに、平和ボケして見て見ぬフリしている日本人に、国家がどうとか言う権利なんかなかばい! 
そんなおまいらに、わしがホンマの戦争ば見せちゃるばい!!


と言った感じでいいのでしょうか? 


イージス艦副艦長で、寝返った自衛官側のリーダーでもある寺尾聡がこの思想の下、亡国がどうとかこの国の未来がどうとか言っていますが、のちに実は“反思想”保持者だった為に当局に目を付けられ、事故死した息子の弔い合戦だった事が判明。
自分はそれでいいでしょうけど・・・。
その他の自衛官幹部は、国を裏切ってまでどうして寺尾聡についていったのでしょうね。
寺尾聡に同情したから?
本当に自分達の国の未来を憂いたから?
それでこんな事に加担するのでしょうか?
・・・???
明らかに壊れちゃっている豊原功補(「俺はもう疲れちまったんだ!(だったら退官すればいいのに)」)や、一人いい子ぶって最後は犬死の吉田栄作(「自分達は自分達なりの考えがあって付いて来ました!(それがどんな考えなのか聞かせて欲しい)」)や、どっちつかずの優柔不断さで最後は見事なダイビングを魅せる谷原章介(「これが正義なんだ!(でも明らかにビビりまくり)」)に、確固たる動機が感じられないのです。
まぁそれもまた日本人と言う事なのかもしれませんが・・・。


で、艦の運転担当である自衛官に対し、武力担当である某国の工作員はひたすら殴る・蹴る・撃つ!
工作員のリーダーである中井貴一は、事あるごとに 「本当の戦争を見せてやる」 とか「おまいらはまだ本当の戦争を知らない」 とかばかり言って、最後はわが身もろとも東京を壊滅させようとしますが、なにがそんなに不満だったのでしょうか?


自分の国の境遇を思うと、日本の平和ボケっぷりが許せなかったのでしょうか?
それってもしや・・・逆ギレ?
そのほかの工作員は、『バトル・ロワイアル』そのままの殺人マシーン役の安藤政信と、途中まで同じく『バトロワ』の前田愛だと信じて疑わなかったチェ・ミンソ以外は、個性も無ければスポットも当たらないその他大勢っぷり。
これもまた、あの国ならではと言う事なのかもしれませんが・・・。


一番疑問で、尚且つ最後まで判らなかったのは、
寺尾聡の家族構成と中井貴一の家族構成。
チェ・ミンソと中井貴一には、何か深いつながりがあったようなのですが、よくわかりません。
親子だったのでしょうか?
寺尾聡と勝地涼(当局の特殊部員)は親子のようなのですが、では勝地涼が回想シーンで目撃していた“自殺した女の子”は誰なんでしょう?
妹?   恋人?
最後にお母さん役の原田美枝子がけろっとした顔で登場するので、さらに理解不能です。
そういえば、勝地涼とチェ・ミンソの関係も、意味不明でした。
チェ側がやたらと勝地涼を集中攻撃していたのですが、戦闘の途中でチュウをしていたようにも見えました。
揚げ句あっさり見殺しにされるチェ・ミンソ・・・。
一体何だったのでしょうか?
もしや原作を読め、と言う事なのでしょうか。


こんな風に書きますと、まるで面白くなかったようなのですが、これで面白かったと思えたのは、佐藤浩市(マイラヴ)への愛の力だけではないはずです。


冒頭こそ緊張感に欠ける作りでしたが、真田広之の独壇場になってからと言う物、手に(そこそこ)汗握るアクションの連続です。
CGシーンが明らかにアニメなのはご愛嬌。
こうなったら、 『ローレライ』 も観ない訳にはいかないでしょうね。
早くやってくれないかなぁ、WOWOWさん
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