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『レイン』

2008年03月06日
レイン
私の声はあなたに届かない・・・想いはどうだろう・・・?

参りました。
今年もアレが一気に大爆発ですよ。
・・そう。 花粉ですよ、K・A・F・U・N☆(←文字を大きくする程の事でも無い)

そらもう昭和初期の子供のごとく鼻が垂れてくる自分にほとほと嫌気が差したので、今日耳鼻科に行って来ました。
その病院は、この花粉シーズンだと言うのに駐車場ががら空き。
診察室に鎮座ましまするは、かなりのご長寿先生。
「・・・ばい、どぼしました?(どうしました?)」

先生、鼻詰まってるし――っ!∑(`□´/)

それでは次のコントは、毎度お馴染みもしもシリーズ 「もしも耳鼻科医が鼻炎だったら」
って、長さんにダメ出しされるでしかし!

ところが、アガサが不安(と大爆笑)に胸を振るわせた瞬間、ご長寿先生は目にも留まらぬ俊敏さで診察&処置を終了!
オラの・・オラの鼻が通ってるぅぅぅ!!

やっぱベテランをなめちゃいけませんね!
戦火を潜り抜けて、人々の鼻炎を鎮火させてきたご長寿先生に、ありったけの敬意を表したいと思います!!
それにしても効きますねぇ、この鼻炎薬。
先生も使ったらいいのにネ☆

では本題に。(前フリ長いなぁ・・)

あらすじ・・・
聾唖の青年・コンは、たまたま知り合った暗殺者に才能を見出され、今では彼とタッグを組む程の凄腕の暗殺者。
彼の世界では、何の音も聞こえない。
空を裂くような銃声も、死に行く者の断末魔の叫びも、残された者の悲痛な嘆きも。
人の命を奪うと言う事が、さしたる意味を持たなかったのが、コンの人生だったのです。

そして、ある日風邪薬を買う為に立ち寄った薬局で、親切な店員・フォンと出逢った事により、そんなコンの人生は変わり始めます。
特別扱いせず、真っ直ぐに自分の目をみて接してくれるフォン。
フォンといると、遊園地や映画館でのたわいない一時が、かけがえの無い宝物の様に感じられるコン。
しかし、そんな2人が強盗に絡まれた事で、事態は一転してしまいます。
フォンの身を守る為、コンの体に染み付いた暗殺テクが火を噴き、強盗を殺してしまったのです。
しかもさりげなく。

当然、ショックの余りコンから遠ざかってしまうフォン。
何とか彼女に弁明の機会を持ちたいコン。
そんな中、コンの相棒である暗殺者が、何者かに殺されると言う事件が発生します。
その裏で蠢く闇組織の大きな影に、コンはたった一人で捨て身の報復に出かけるのですが・・・。


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最近ジェシカ・アルバ産リメイクが公開されたタイ製ホラー、『the EYES』 の創造者であるパン兄弟。
アガサが観た彼らの作品は、その 『the EYES』シリーズ3本のみなのですが、正直言って評価は続編→続々編と下がる一方。
そこでアガサは考えました。
ならば彼らのデビュー作はどうなのよ? と。(若干上から目線)

と言う事で、その長編デビュー作 『レイン』 を借りてきた訳なのですが、これがまた正直言って・・・うーん・・どうなのよ? と。(またもや上から目線)

音の無い世界に生きる主人公の感覚と合わせて、極力セリフを廃した物語。
死を感じさせる青を貴重とした画面上で、黙々と標的に弾丸を撃ち込む主人公の姿は、無感情なだけに単調さすら感じてしまいます。
暗殺業にスカウトしてくれた相棒との、ちょっとした友情エピソードもいいでしょう。
愛の無い世界に咲いた一輪の花の様な、可憐な美少女との初恋もいいでしょう。
相棒の恋人が暴行された事から、巨大な組織との弔い合戦へとなだれ込む展開もいいでしょう。
しかし、何故かどのくだりもどこかで観た事があるようであまり新鮮味を感じられず、
悪くも無いけど取り立ててよくも無い
と言う印象しか抱けなかったアガサ。(もちろん他の方が観たら全く違う印象かもしれませんが)

パン兄弟かぁ・・・。
まぁ、今回もご縁が無かったと言う事で・・・。


と~こ~ろ~が~!!

音の聞こえない主人公が相棒の仇を討ち、周りを取り囲む警官隊の前に踏み出た瞬間、全てのアガサの印象が吹き飛んでしまいました。

敵のアジトの外は、降りしきる雨。
銃を構えて投降を促す警官たち。
全ての為すべき事を終え、自らの命を絶とうと決意するコン。
そこへ、何もかもを知った上で駆けつけるフォン。

この4組が、まるでストップモーションアニメのように、緩やかに終結に向かって進む姿の、なんと美しい事か・・・!
スーパースローカメラで撮ったような雨粒は、その一つ一つが宝石の様にキラキラと光り、死を迎えようとするコンの上に降り注ぎます。
そんなコンの死を止まらせる為に必死に走り寄るフォンと、そのフォンを制止しようとする警官たちの上にも、いくつもの雨粒が当たっては砕け散る・・・。

この映像が、本当に今まで観た事が無い程の美しさなのです。
美しいけれど、哀しい。
届かなかった想いも、通じなかった想いも、全て雨に打たれて流されてゆくラストシーン。
泣けました。

きっと監督は、このシーンがとっても撮りたかったのでしょうね。
いえ、他にも気合の入ったカットは何箇所もあったのですが、このラストの圧倒的な映像美には到底敵いません。
なんだったらアガサは、このラストを観る為にもう一度最初から観直す気力が持てそうです。(気力が要るのか?)

とにかく、この作品は当分の間忘れられない一本になりそうです*:.。..。.:*・゚(‘∀‘)゚・*:.。. .。.:*

・・・さて、そうこうしている間に、やっと先日wataruさんにお借りした輸入モノの鑑賞手段が整ってきたようですぜ、旦那。
日本未公開シリーズ、いよいよ近日公開! お楽しみに!!

・・・あと、余談ですが、アガサの鼻は病院から帰宅直後に元通りの状態(ズビズバ)になりましたとさ。

ダメだこりゃ。
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