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『ラスト・ホラー・ムービー』

2007年12月25日
ラスト
ホントにラストになるのかも。

大体いつもは、一人でこっそり映画を観ています。
もとい、ホラ-を観ています。
我が家の世帯主さまは大の嫌ホラー家ですので、ゴアがキツイそうな時は停止ボタンに指を乗せたままの鑑賞になります。(瞬時に止めれる様に)

ところがですねぇ、クリスマスイブのこの日、うっかり気を抜いて鑑賞してしまっていた訳ですよ。この 『ラスト・ホラー・ムービー』 を。
ゴア描写がとことん無い映画だったのでつい。
すると、世帯主さまが部屋に入ってきて数秒後、本編初の流血シーン。
で、ムムっ? と思っていると、すかさず今度はめった刺しシーン。
あふれ出す血潮。 
うなだれるアガサ。


そして、虫ケラを見るような眼差しで部屋から出て行った世帯主さま・・・。

・・・母さん・・・  これが僕の、今年のクリスマスイブです・・・。

あらすじ・・・
ハーイ、僕マックス。
今日君が借りてきたこのホラー映画、これクソだからさぁ。僕が撮ったとっておきのヤツを上からダビングしておいたよ。
それも正真正銘モノホンの殺人映画だよ。
人間ってさぁ、どうしてこうも生に執着するんだろうねぇ。
どうせ生きてても大していい事なんて無いのにさぁ。
生と死の間の境界線なんて、ホンの一歩なんだよ。
だからオレが、その背中を押してやろうって訳。

あ、今オレの事ムカツクって思ったでしょ?
でもさぁ、こんなスプラッター借りてきて楽しんでる君と、実際のスプラッターを生産しているオレと、一体どれくらいの違いがあるって言うの?
君はオレよりも、正常だって言うの?
異常と正常の区別なんて、誰が決めるっての?
そう思わないかい?


てな具合で、大いに勘違いを施したオレ様野郎が、次々と一井の頑張る人たちを殺して行く映画です。

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実際の事件でもたまにありますが、
世間や人生に嫌気が差して、商店街にトラックに突っ込むバカ野郎や、
小学校に刃物を持って乱入するクソ野郎や、
片思いの相手を道連れにするカス野郎たち、

お前らそんなに人生終わらせたいのなら、勝手に死ね。

と思わずにはいられませんよね。

人生に価値があるかないかなんて、それは自分で決める事であって、勝手に絶望しているアナタに決められる筋合いは無いのです。
あなたから見て、みっともない、希望も無い人生であっても、私にとってはそれはかけがいの無い大切な人生なのです。


とまぁ、そんな問い掛けも虚しくなるほど、自己中心的で人間性の欠片も併せ持っていないマックスは、自称50人殺しだそうで、このビデオ(上書きしたもの)をレンタル屋にセッティングしては、借りて帰った人を尾行し、
「フムフム、最後までちゃんと観ておるな」
と窓の外から確認ののち、家に押し入り感想を強要する。
と、どこまでもオレ命なクズ野郎です。
当然、作り物だと判っているものの、観ているコチラも最高に気分の悪いシロモノです。

しかし、じゃんじゃんホラーを借りてきて
「ホステル最高!」
とか
「やっぱゾンビは齧ってなんぼ」
とか、ウハウハ言っている自分が世帯主さまから見て異常に映っているように、マックスの問い掛けにどう答えればギャフンと言わせられるのか、判りかねてしまうのもまた事実。

作り物と現実は違うに決まってら!
ホントに人を齧りたい訳ないじゃん!

と当然思っていますが、正常な人ならそんな作り物のグロすら見たくないと言うのが現実なのかもしれませんし・・・。

でも全く違うモノ (映画として楽しむのと実際に犯罪思想があるのとでは) なのですがねぇ・・・ 
・・・判ってくれと言うのは土台無理な話なのかもしれませんが。

低予算&短い上映時間という割には小キレイな映像で、マックス役の俳優さんが非常にギラついた眼をしていたのが印象的です。
“ホラー好きな人限定”で、少し自問自答したくなる様な映画かもしれません。
不快な気持にさせられる映画です。
しかしそれは、つまらないという意味ではなく。

世帯主さまにキッツい一瞥をくれられたアガサにとって、本当の意味でラスト・ホラー・ムービーにならないか、それだけが気がかりです。
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