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『遺体安置室-死霊のめざめ-』

2007年12月23日
トビー
そうさ、フーパーさんは悪くないさ。むしろ頑張ってるさ。 ただ、脚本がクソなのさ。

さあ、いよいよクリスマス連休ですよ!
普段と同じ帰り道なのに、木々で煌くLED電球のお陰で幻想的な雰囲気が味わえる、クリスマスですよ!
普段と違う点は天辺に乗っかったサンタの砂糖菓子だけなのに、1.5割り増しの料金設定になるケーキが味わえる、クリスマスですよ!
今年のクリスマスも、皆さんにとってステキなクリスマスになるといいですね!

ちなみに、アガサの人生に於けるクリスマスのエピソードと言うと、
プレゼントに渡そうと数ヶ月かけて編んでいた手袋を、いよいよ仕上げようとしていたイヴの4日前に、別れの電話を頂戴した。
と言う、血塗られた記憶がありますが何か?

あらすじ・・・
① いわくつきの土地で葬儀屋を開業すべく、とある母子家庭がアメリカを横断。
② 前は墓地。後ろは高速。地中からは腐臭。 と言う、幼い娘を育てるには最適な廃屋に到着。
③ 念願の新生活を前に、母ちゃんハイテンション。
④ 居間には棺おけ、地下には遺体処置室、と言うこれ以上ないほどホラーテイストな家に、息子と娘はテンションだだ下がり。
⑤ 新参者に甘くない街の不良どもは、息子に絡むものの成果が得られず、仕返しとばかりに、家の前の墓地で乱痴気騒ぎ。
⑥ 目の前でバカ騒ぎをされてるのに、息子気付かず。
⑦ 不良といえば乱交。
⑧ 乱交と言えば背後から殺人鬼。
⑨ 変わり果てた姿の不良、息子のダイナーに乱入し、黒いゲロを吐き散らす。
⑩ その頃、手引書を片手に遺体の処理を施していた母ちゃんがゾンビに襲撃される。
⑪ 息子、ゲイに遭遇する。
⑫ ゾンビに変身した母ちゃん、娘と息子とその友達に説教する。
⑬ 家が4~5人のゾンビたちに包囲されもうアカン。
⑭ たまたま塩がかかったゾンビが、溶け出してゆくのを目撃。
⑮ 敵の弱点見つけたりぃっ!とばかりに塩まきをしている間に、謎のおっさんが娘を拉致。
⑯ 地下に秘密基地を作っていたおっさんと娘が、ひと時の交流。
⑰ おっさんの加齢臭がキツかったのか、娘が脱出。
⑱ 救出に向かった息子と友人が娘と合流して、地下に集まった4~5人のゾンビに塩をまく。
⑲ 諸悪の根源である地中の妖怪(?)にも塩をまく。  
⑳ 妖怪が溶解して一件落着。


ダジャレでどうもすみません。

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あの、 『悪魔のいけにえ』  『ポルターガイスト』 のトビー・フーパー監督が、満を持してゾンビモノに挑戦!
と言う事で、ホラーファンの期待を大いに煽ってくれた本作。
蓋を開けてみると正統派ゾンビではなく、地中に巣食っていた悪しきモノが、吐瀉物を介して人に感染。 と言う今までに無い斬新なアイデアにお目にかかれたのでした。
噛み付いて感染。なんてもう時代遅れ。
時代は嘔吐。 しかも顔面にね。
細かいディテールに感心しきりの邸内。
繊維状のカビに埋め尽くされた壁のおぞましき事よ ・・色んな意味で。
最新のCGで表現されたカビの繁殖風景は、身震い必至です ・・・色んな意味で。
親近者が感染する。と言う使い古された──もとい、深いテーマが観る者の涙を誘い・・

・・さそい・・・

・・・・さそ・・

ゴメン・・・
もうこれ以上
自分にウソはつけないや。・゚・(゚ノД`゚)・゚・

はっきり言います。
あたいに言わせりゃ、これはクソです。
トビーの演出には問題ないのです。脚本がクソなのです。

例えば、伝説の怪人・ボビー。
物語の舞台となる葬儀屋のもともとの持ち主だったボビーの両親は、幼いボビーを虐待。
8才のとき失踪してしまったボビーを、近所の人たちはてっきり殺されたのだと思っていました。
しかし、失踪から10年後に両親は何者かにドタマをカチ割られて死亡。
この一件から、住人たちはボビー生存説を唱えるように・・・。
で、このいわくつきの葬儀屋に主人公一家は引っ越してきますので、当然ボビーは物語のキモとなる筈。 なのですが、ほとんど関係してきません。
ゾンビ蔓延の役割を果たすでもなく、あっちをチラリこっちをチラリ。
で、可愛い幼女に一目惚れの揚句、最期は彼女を庇って死亡。
伝説の怪人は、実はただの寂しがり屋で引きこもりのロリコンおやじでした。
・・・って あのなぁ・・・(←脱力)

他にも、ゾンビ蔓延の実行犯となるカビがもずくにしか見えなかったり、
濃いキャラであるカフェオーナーは、ゾンビに感染するきっかけだけが描かれていて、その後が全く出てこなかったり、
自分が恋する乙女が始終べったりのイケメンを、てっきり彼女の恋人だと思っていた主人公が、気を決して探りを入れてみたら「んな訳ないない!僕ゲイだもん」と、衝撃のカミングアウトを受け、それなのにその後の展開でゲイの設定が全く活かされていなかったり、
不良が墓場で酒盛りの際、昔の担任の墓石に小水を引っ掛けるシーンが意味ありげに挿入されるのに、結局その担任はゾンビになっていなかったり、
とにかくもう、差し出される伏線がどれもこれも放りっぱなし&投げっぱなし。

念の為に調べてみると、この本を担当したのはなんと、トビーのヌルーい前作 『ツール・ボックス・マーダー』 と同じコンビじゃないですか。

お前ら・・・ 巨匠の顔に2連続して泥を塗りやがって・・・!
そんなに大味な本が書きたいのなら、ベイさんがブラッカイマーさんトコにでも行きやがれ!コンニャロー!

トビーさんは・・  トビーさんはなぁ・・

ハズしたらもう、後が無いんだよ・・゚・(゚`Д´゚)・゚・(←失言)

とまぁ、アガサの心にちょっとした殺意を抱かせてくれたアダム&ジェイス(※脚本コンビ)。
とりあえず一番彼らに言っておきたいのは、
ゾンビは人を齧らんといかんでしょう。
と言う事でしょうねぇ。

齧ってなんぼの商売ですよ、ゾンビってやつは。


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