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『チーム★アメリカ/ワールドポリス』

2007年12月10日
チーム
『パールハーバー』はクソだね。ホンマごめん。

最近、立て続けに血みどろ指数の強いモノ(ソウ&ケッチャム)を摂取したので、息抜きのつもりで借りて参りました 『チームアメリカ ワールドポリス』 。
蓋を開けてみると、こちらも見事に血みどろ映画でした。
どうもありがとうございました。

あらすじ・・・
今日も、世界の某国で蛮人相手に大活躍するは、我らがチームアメリカ。
世界の治安は彼らにお任せ!
にっくきテロリストも、知能指数の低いターバン野郎も、たちどころに抹殺!
それが頼れる兄貴・チームアメリカなのだ!!
え?  チームアメリカの爆撃のせいで、世界遺産が壊れたって?

うん、あの・・あれだ ・ ・  気にすんな。

ある日、チームアメリカは新たな悪の枢軸を発見した。
北にある某国の独裁者が、大掛かりなテロを画策しているらしいのだ。
早速、新人メンバー・ゲイリーと共にかの国を叩こうとした彼らでしたが、今までのちょいオーバーだった治安維持行為がマスコミの標的となってしまった。
その上、ハリウッドの自称モラリストの連中が国民を扇動して、大掛かりな反対デモが勃発。
もともと役者だったゲイリーは、憧れだったハリウッドの演技派たちが次々にチームアメリカを批判するのを目にし、すっかり意気消沈。

ポッキリと出端をくじかれてしまったゲイリーを残し、他のメンバーたちは一路北の独裁者が待つかの国へ。
しかし、そこで彼らを待ち受けていたのは予想もしなかった面々だったのです。

果たしてゲイリーはやる気を取り戻す事ができるのでしょうか?
そして、我らが正義の守り神・チームアメリカは、世界をテロの恐怖から救う事が出来るのでしょうか?


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未だかつて、ここまでエロい映画が存在したでしょうか・・・人形のね。
『サウスパーク』 の製作者(トレイ・パーカー&マット・ストーン)が、平面には飽きたし、役者はなんのかんの煩いので、人形で作ってみた(らしい)本作。
何から何まで “アンチハリウッド” に終始した本作は、派手なぶっ壊しシーンのみならず、不必要なエロシーンまできっちりと再現してくれています。

わぁ、お母さん!エロだよ! すごいエロ!!

と、いたいけな小学生が観てしまうとトラウマ(もしくは開眼)必至なんじゃないかと思われるような、濃密かつアクロバティックなベッドシーン。

しかも、そのエロシーンの取っ掛かりとなるキスシーンは完全に「口と口とがズレた状態」と言う、拙い人形さばき。
で、「ま、人形だし仕方ないか」 と思わせておいた直後の、完璧な合体(エロ)シーンな訳です。

監督の、そこはかとない悪意を感じます。

映画の本筋となるのは、明らかにブッシュ批判。
頼まれてもいないのに他所の国に出かけていき、
「やあやあ我こそは、世界の治安を維持する世界警察さまだぁ!」
と破壊の限りを尽くし、テロの種をバラ蒔いて去ってゆく。

そんなアメリカの“ホントにあった怖い話”をベースにしつつ、政治家はもちろんの事、日頃から反戦運動に情熱を捧げているハリウッドセレブまでも、ありとあらゆる偉い人をこてんぱんにいてこましてくれる所が、見境無くって実にイイ!

共和党も民主党も戦争賛成派も反対派も、なんか偉そうに言ってるヤツなんて馬鹿ばっかりだ!
という大いなる中二病映画。て事で、どうすか?

さて、なんと言ってもこの映画の見所は、そんな中二病の捌け口に使われてしまった有名俳優の皆さんなのですが、これがまた中東のテロリストよりも北の独裁者よりも凄まじい肉体破壊の憂き目にあってしまいます。
ジョージ・クルーニーリブ・タイラーは手榴弾で爆死、
イーサン・ホークは臓物をばら撒き、
ジャニーン・ガロファロは脳髄をぶちまけ、
ダニー・グローバーショーン・ペンは猛獣(ネコちゃん)に喰い散らかされ、
スーザン・サランドンはベランダから突き落とされ、肉の詰まった袋と成り果て、
ヘレン・ハントは日本刀で胴体真っ二つ、
サミュエル・L・ジャクソンはとび蹴りで頭をカチ割られ、
マット・デイモンは首の骨をへし折られ、
ティム・ロビンスは火あぶりにされる。

あぁ・・、これ実写で観たかったなぁ・・。

そして、名だたるオスカー受賞者・ノミネート者の中でも、最もコケにされ重要な役を与えられていたのが、アレック・ボールドウィン
“世界的名優”アレックは、俳優組合の代表として北の独裁者のパーティに出席。
スピーチに失敗した揚句、マシンガンで頭をこっぱ微塵に吹き飛ばされる羽目に。
しかもその決定的シーンは、3方向からのカメラショットが使われるという念の入り様。

そんなにお嫌いですか?アレックの事・・・。゚(゚´Д`゚)゚。

世界平和を求めるが為に、同じく世界平和に尽力するチームアメリカを殺そうとする俳優組合。
追い求めるモノは同じはずなのに、その目的を達成する為に殺し合うとは、なんと矛盾しているのでしょうか。
しかし、その矛盾が今の世界の有り様。
自分が信じる正義と、隣人が思う正義が違えば、そこには必ず“確執”の2文字が浮んでしまうのですね。哀しい事ですが。

頭の先から尻尾の先まで、悪意と毒と青臭い反抗心と人間愛に満ちた本作。
寛容な気持で全てを笑い飛ばせる態度が最も求められる映画ですが、もしも笑い飛ばせず不快な気持ちになってしまっても大丈夫。
それ(不快にさせる事)が、トレイ&マットの狙いでしょうから。

で、アガサはどうなんだ? というと不快どころか愉快この上なしでしたが、何か?(←何故か逆ギレ)

最後に、本作ではドス黒い歌詞に彩られた、痛快なオリジナルソング(によるミュージカルシーン)の数々も見所の一つ。
チームアメリカを讃える、「ファ○ク!イエー!アメリカ!」に始まり、
ゲイリーが仲間を救うために立ち上がると時に唄われる「モンタージュ」、
そして傷心のゲイリーが口ずさむ、「パールハーバーはクソだ」などなど名曲が揃い踏み。

♪ パールハーバーはクソだね キミを失った僕以上にクソだ
  マイコー・ベイは よくも映画を撮り続けられるもんだ
  パールハーバーはクソだよ 本当にゴメンなさい ♪


・ ・ ・ うん、わしもそう思う。 
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