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『ハロウィン』 (1978年オリジナル版)

2007年11月01日
今年もやって参りました。
アガサ家恒例、ジャック・オ・ランタンの降臨です。
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いやぁ、一年が経つのってホント早いですよねぇ。
思い起こせば去年の今日は、カボチャちょうちんを作って 『デモンズ』 観てましたっけ・・・私・・ウフフ。
いいさいいさ、そんな自分が大好きさ。
てな訳で今年は、今日の名にちなんで 『ハロウィン』(オリジナル版) を鑑賞です!!


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しむらうしろうしろ
【志村後ろ後ろ】(形)
①自らの身に迫っている危険に気付かない人への注意喚起。②もしくは気付かないフリをしている人へのエール。
例:「志村!うしろうしろ!」「あんだってぇ?!」

あらすじ・・・
1963年、一人の悪魔がその真の姿を顕にした。
悪魔の名はマイケル・マイヤーズ。
楽しいハロウィンの夜に実の姉をメッタ刺しにした彼は、まだ6歳の少年であった・・・。

時は流れて1978年。
精神病院に収容されていた筈の悪魔が、不幸な偶然から解き放たれてしまう。
悪魔が目指したのは、己が生まれ故郷。
何の為の帰郷か・・・?
その理由は、直ぐに明らかになる事になる。
多くの罪無き魂の叫びと共に・・・。


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ジェイソン・ボーヒーズくんも、フレッド・クルーガーさんも、チャッキーくんも、フィッシャーマンさんも、みーんなここから誕生した。
ありとあらゆる“どっこいオレは生きている”系ホラーの開祖となるのが、このマイケル・マイヤーズくん(21歳・独身・フリーター)。

この作品よりも先にそれらの“後輩殺人鬼たちの超人っぷり”を観てしまっていると、マイヤーズくんの姿はもしかしたら物足りなく感じてしまうかもしれません。

ここぞ!と言う所で、暗闇からバーンと飛び出して来ませんし、
イチャコラしているカポー(※カップル)を刺しまくりませんし、
まぁもうぶっちゃけ“華”がない。

ただ、そういう地味な所が他の作品にはない“リアルな殺人鬼像”なのではないかと、アガサは思うのです。

ホッケーマスクのあの人や、しましまセーターの変態男のような“超人パワーを持つ不死身の怪物”ではなく、ただの異常者。
生まれつき、痛覚が無く、良心も持たず、人間の死にしか興味が湧かない、ただの異常者。
近所に居たら本気でイヤな、ただの異常者。
それがマイケル・マイヤーズくんなのではないかと。


この後にわんさかと作られた続編は未見ですので、このマイヤーズくんの行動にどういう動機付けがなされるのかは判りませんが、この1作目だけを観るとマイヤーズくんは完全に病人です。
不幸な病人です。

てな事で、餅は餅屋とばかりに精神科医・ルーミス医師のご登場となる訳ですが、収監当時から「こいつぁあガチの臭いがするぜ・・」と、マイヤーズくんの本性を的確に見抜いていた為、マイヤーズくんが病院から脱走した直後から執念の追い込みをみせかけるものの、どこかピントがずれているので、ちっともマイヤーズくんの犯行阻止に結びつかないルーミス医師。

「アヤツは必ず生家に帰ってくる・・・」
と、旧マイヤーズ家に張り込む・・・張り込む・・・まだ張り込む・・・。
トリックorトリートをしに来た子供たちを、脅す・・・また脅す・・・ちょっと楽しそう
で、その(楽しそうに脅す)現場を巡回にきた警官に見られて、焦る・・・焦る・・・ルーミスおぢさん、危機一髪!

オレ、高名な精神科医なのに、補導されちゃうかと思ったヨ。 テヘ

・・・ってコラおっさん(怒)

最後の最後に、なんとかマイヤーズくんの居場所に辿り着き、襲われていたヒロインを助ける事に成功したルーミスおじさんでしたが、結局マイヤーズくんに致命傷を与える事は出来ず、目を放した隙に逃げられる有様。
このヘタレ医師めが。(←暴言)

まぁ、ルーミスおじさんの使えなさっぷりはさて置き、アホな青春スラッシャー映画とはかなり一線を画す本作は、ヒロイン役のジェイミー・リー・カーチスがどこをどうやっても女子大生には見えない点も含めて、とても緊張感溢れるサスペンス(ホラーと言うよりは)なのではないかと思います。
未見の方は、是非一度お試しあれ!

と言う訳で、全て書き終わった時点で既に、ハロウィンの夜を過ぎていた事に気付きました。
そういや去年も、日付変わってからハロウィン記事載せてたっけなぁ・・・。
成長・・・してないって事か・・私・・ウフフ・・・゚・(ノ∀`;)・゚・

いいさいいさ、そんな自分がチョッピリ大好きさ。
そういう事にしておいて、今夜は寝ようと思います。
皆様、よいハロウィンを! (だからもう過ぎてるって)
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