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『ハリー・ポッター 炎のゴブレット』

2006年04月22日
世界が待ち望んでいる原作シリーズと、待ち望んでいるのかどうかビミョーな感じの映画シリーズ。
4作目まで続けられようとは、一体誰が予想出来たでしょうか?(出来たんですか?)
しかも、当初はキャストの成長が早すぎて同じ俳優を起用するのは困難、と言われていた筈なのに、なし崩しで早や4年。
物語は、ハリーの成長や宿敵の復活と共に“暗さ”が加速。
ついでにハーマイオニーの大人化も加速。
ロンの身長の伸び率も加速。
ハリーの大根っぷりも加速。  ・・いや、停滞かな。


原作を読んだのはかれこれ3年ほど前だと思いますが、おぼろげに覚えていた色々なシーンのみが見事に数珠繋ぎで再現されていて、驚きました。
何せ上下巻ですから、はしょり方は尋常ではなかった筈だと思うのですが・・・。
違和感無かったのは、私の記憶力が無いせいですね。


こんな事を書くと、本気のファンの方に怒られるかもしれませんが、私は常々クィディッチ(魔法のほうきにまたがって行われる空の格闘技(の様なもの))関係のくだりが原作を読んでいても正直面白くなく、クリス・コロンバスが張り切って映像化してくれたものの、『SWエピソード1』を観ているようでやっぱり面白くなく、どうにかならないのかなー・・・と思っていたのですが、今回観てみたらクィディッチシーンが殆ど出て来ませんでしたね。
・・・もしかして、皆んな同じ気持ちだったのでしょうか?


とにかく、今回はハリーが思春期を迎え初恋を経験し、信頼できる友人を亡くし、宿敵と初めて生で対峙したりと、シリアス一直線です。


密かに力を増し、復活を目前に控えるヴォルデモート卿
シリーズ当初は「例のあの人」と言う隠語を使わないと、クラスの皆んなや先生までが「キャーキャー」と恐怖におののいていた筈だったのですが、今回は「ヴォルデモート」「ヴォルデモート」と連呼しても、皆んな平然としています。
何度ハリーにちょっかい出そうとしても、意外とサックリやっつけられちゃうので、
「なんだ、アイツ口だけじゃん」
と言われているのかもしれません。
ハリーが通うホグワーツ校では、魔法の他校交流試合が行われる事になり、応募資格は17歳以上の筈なのに何故かハリーが代表選手に選ばれます。
先生は皆んな「怪しい・・・」と感付いているのに、「あわよくばヴォルデモートを確保できるかも・・・」という事で、試合続行です。
大人って汚い生き物ですね。


案の定、次から次へと危険にさらされるハリー。
試合の審判(らしき人)までもが謎の死を遂げるのに、役所のお偉いさんは「ここで止める訳にはいかん」とゴリ押しです。
そしていよいよ、最終喚問に辿り着いたハリーは、何とかもう一人の選手と共に優勝トロフィーを手にします。
と、その瞬間、二人は別の場所にテレポーテーションします。
なんとそこでは、宿敵ヴォルデモートの復活の儀式が、今まさに行われんとしていた所だったのです。
いらん子ちゃん扱いで、速攻殺されるもう一人の選手。
(殺され要員だとは)判ってはいましたが、ちょっとショックです。


ハリーの生き血を得て、中途半端な半漁人みたいな容姿で復活したヴォルデモート卿。
散々引っ張ってきたその素顔が、こんなだったとは・・・。
子供(ハリー)を相手に暴力をふるって悦に浸る、暗黒の支配者(現在ニート)
そりゃ、ハリーもパッと見は17,8才くらいに見えるけど、設定ではあくまでまだ14才なんだよ・・・。
手加減してあげようよ。
「赤子の手をひねる」ってよく言われるけど、本当にひねったら逮捕されるんだよ?
そんな大人気ない山海塾もどきのような暗黒の支配者(ニート)から、またもや危機一髪のところを辛くも逃げ出し、無事生還したハリー。
次回への期待を膨らませつつ、鑑賞終了です。


期待を・・・と書きましたが、期待というより“義務感”と言う方が合っているかも知れません。
ここまで来たら・・・  ねえ・・・。


それにしても、次回は益々ハリーの反抗期突入に伴う逆ギレ回数が増えるはずですし、より一層繊細な演技が求められる所なんですが、ラドクリフ君の方はどうなんでしょうか・・・。
今さら配役変更は有り得ないでしょうが、そろそろ本格的な演技指導とかワークショップとか、必要なんじゃないでしょうか。
どうしても、観ていて3,4パターンの表情しか判別出来ないんですが・・・。
話が進むごとに、これでもかと言うくらい英国演技派俳優が続々参加しており、今や脇は演技派達のゴッタ煮状態なだけに、より一層浮いてしまうハリーの抑揚の無い演技。
大変残念な事になっております。
もはやカメラワークや編集では誤魔化しきれないですよ・・・。


そんな本格演技派俳優の筆頭、アラン・リックマンが今回もとってもいい感じに場をさらって行っている一方、前作から重要なキャラクターで起用されている“シリウス・ブラック(ハリーの名付け親)役”のゲイリー・オールドマンが、今回はほとんどカメオ出演になっていてとてもガッカリしました。
ホントにワンシーンだけで何の活躍もせず、しかもCG処理での出演。
エンドクレジットに名前が出ていますが、それすらもイヤミに感じるほどのかなりどうでもいい出演でした。

本人は嫌じゃなかったのかなぁ・・・。

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(↑注:演技派俳優ゲイリー・オールドマン  本当にこれだけの出演)
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