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『ネクロマンティック』

2007年09月13日
どうもこんにちは、アガサです。
日頃、ホラーやスプラッターを主食にしている割には、リアルグロには滅法弱いのが特性だったりしまして、魚をおろす時などは結構ビクビクしつつ目を合わせないように奮闘しております。
で、魚ならまだしもレバニラなんぞを作ろうものなら、必ず鶏肝を調理しないといけないんですよねぇ。
もう、完全に心を無にしてやるっきゃない、・・・それがレバニラ。

気を付けろ 意外としっかり グロい肝 (アガサ心の川柳)

グロとかゴアとかは100%作り物だからいいのであって、例え映画の中とは言え、モノホンのグロシーンを使うなんて
「それはちょっと違うんじゃないの?」
と一言物申したくなってしまいませんか?しまいますよねぇ??

そんなこんなで、先月のホラーチャットで名前が挙がっていた 『ネクロマンティック』 を偶然発見したので借りてみましたら、これが一言も二言もブーブー言いたくなってしまうようなシロモノだったのでさあ大変。

あらすじ・・・
死体回収業者のロバートは、何を隠そうゴリゴリのネクロフィリア。
回収した死体からパーツをチョイチョイくすねては、同棲中のベティ(同じくネクロフィリア)とあんな事やこんな事を楽しむ毎日でした。
しかし、ある日職場のいざこざから解雇されてしまったロバート。
「死体の切れ目が縁の切れ目」とばかりに、愛しのベティはとっとと部屋を出て行ってしまい、やけっぱちになったロバートは娼婦を絞殺。
ついでに、マズイ現場を見られた墓地の管理人もスコップで惨殺。
さらに何かが吹っ切れたロバートは、お花畑で「アハハウフフ」とヘンテコな妄想を楽しんだ後、自宅で割腹自殺してしまうのでした。

数日(数ヶ月?)後。
ロバートが埋葬された墓をあばく女(これまたネクロフィリア)が一人。
女は新聞記事で、モノホンのガイキチ(ロバートの事ですね)がハラキリしたと知り、その生き様に惚れ込んだあまり、ロバートを我が物にしようと企んだのでした。
何とか掘り起こしたロバート(故)を自宅に持ち帰り、ちょっとオェッとなりつつも、愛の巣を築き始めた女。
しかし、ひょんな事から知り合った男性と普通の恋に落ちた事で、脱・ネクロフィリアを決意する女。
果たして女は変態道を捨て、ノーマルに生まれ変わる事が出来るのでしょうか・・・?


メーデー!メーデー!総員配置に付け!
敵は史上最大級のガイキチである!
繰り返す!
これは演習ではない!

これは演習ではないっっ!!

観終わって初めて気付く、レンタル屋のおばちゃんの意味深な視線の訳・・・。
なるほど・・・コレは・・コレは非道い!!

間違いなく、あのレンタル屋でアガサは「要注意人物名簿」の仲間入りでしょうね。
まぁこれ以前に、『ブレインデッド』とか『したたり』とか買っちゃってますし。
我が家の近所で、猟奇殺人とか起きない事を切に祈ります。(真っ先に事情聴取されそう

題材が題材(ネクロフィリア)なだけに、相当な覚悟をもって鑑賞に挑んだのですが、それでも最後まで鑑賞するのがかなり辛かったです。
とにかく映像が汚い。
グロシーンがひたすら長い。
尚且つストーリーが無い。

鑑賞中に、手元のリモコンの「早送り」ボタンをチラ見したのは、2~3回ではきかないでしょうねぇ。
前半約一時間、延々と続く真性ガイキチのロバートによる死体愛好ショーは、あんまりといえばあんまりなグダグダっぷり。
で、そんな合間にロバートの脳内イメージとしていきなり投入される、可愛いうさぎの解体シーン。

・・・てコレ、ほんまもんやんけ━━━━!!

リアルうたたんが、非情にも捌かれてゆくシーンが延々と・・・。
いらねぇ! こんなのいらねぇよ(泣)。・゚・ヽ(゚`Д´゚)ノ゚。・゚・。

たしかに、たしかに私たちは自分達以外の生き物を殺して生きています。
普段口にしているバラ肉や刺身は、全てどこかの誰かが捌いた末のモノ。
それは勿論重々承知していますが、しかし「その現場を見ていないから食べられる」と言うのも情けないですがコレ事実。
自分の(食べる)肉は、自分で確保。 なんていう時代が来たら、迷わずベジタリアンになりたいチキンな私ですので、このリアルうたたん屠殺シーンは直視不可能でした。(手で隠しながらスルーしました)

何と言うか、きっとこのシーンには色んな意味が込められている(グロがやりたいだけではない)のだと思うのですが、それでも思いっきり気分を害されましたねぇ・・・。
正直、ここまでは要求していないです。

で、そんな前半の「わくわく変態家族」的な内容から一転、ロバートが死んでからの後半は、主役も女性に変わり、若干サスペンスタッチな内容に。

彼女は自分の嗜好を、恋の為に捨てる事が出来るのか?
ストレート(普通の人)な彼は、この女性の部屋の腐乱臭に気付かないのか?
そして、ついに彼女の部屋の冷蔵庫から、謎の物体X(ロバートのピー)を見つけてしまう彼。
女性の秘密を知りつつある彼は、一体どうなって(どうされて)しまうのか?

この後半部分は前半と比べ、余りに作風も出来も違う為、なんだかチグハグない印象を受けますが、それもそのはず。
日本公開の際、自主制作っぽい『1』と立派にスタジオ製作された『2』のイイトコだけをくっ付けたんだそうです。
つまりこの後半は、オリジナルでは『パート2』部分。

まぁ、それ(要は2本分鑑賞したという事)が判った所で
「こんなん観ちゃったんだ・・・アタイ・・」と言う、何とも言えない後ろめたさは、ちっとも薄れはしませんが。

これを撮った監督は、一体何を考え、何を表現したかったのでしょうか?
余りに難解かつ容赦ない死体いじりに、「もしかすると物凄く崇高なメッセージが込められているのかも」と錯覚してしまう、ちょっぴり危険な作品でした。
いえ、錯覚じゃなかったとしても、やっぱりアガサは好きではありません。コレ(特に前半)。

一般の方は、ぜぇぇぇぇったいに観てはいけない映画だと思いました。
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