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『プラダを着た悪魔』

2007年09月05日
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※ 上記のメリル・ストリープがおっさんみたいな件には、出来れば触れないでやって下さい(泣)。

おばんでやんす、アガサです。
先日、堪りにたまった「ホラー熱」を収める為 『地獄の門』 なんぞを観てしまいましたが、決して女力アップを諦めてしまった訳ではありません。
日中の暑さはまだまだ“真夏”の勢いですが、夜に窓辺から聞こえてくる軽やかな鈴虫の歌声は間違いなく、すぐそこまで近づいている“秋”の証明そのものだから。

・・・秋

・・秋と言うとアレですなぁ・・


スプラッターと言うより、猟奇サスペンスが似合う季節ですなぁ・・

じゃない!  じゃないぞ!私!!Σ(゚ロ゚;)

秋といえばオシャレの秋ですよ! ねぇ!全く・・・
フゥ・・危ない危ない。

そんな訳で、女力アップ企画第3弾にして真打ち、 『プラダを着た悪魔』 の鑑賞です。

あらすじ・・・
ジャーナリストを夢見る才女・アンドレアは、夢を叶える為に受けた出版社に見事就職を果たします。
しかし、彼女が配属されたのは何故かファッション部門。
そこでは、ファッション界の生ける伝説である鬼編集長・ミランダの過酷な要求に耐え切れず、毎日の様に新人アシスタントが辞めており、アンドレアはとりあえずのその場しのぎ要員だったのです。

自分とは全く住む世界の違う、華やかで虚栄心溢れるファッション界。
そして、「お前は竹取の翁んトコの一粒種か」と突っ込みたくなるような無理難題を、いとも簡単に投げつけてくる鬼のミランダ。
最初はそんな別世界を拒絶し、自分の信念を曲げる事無く、とりあえず与えられた仕事のみを全うしようと考えていたアンドレアでしたが、「やっつけ仕事」ではなく本当の意味で「仕事をやっつけよう」と一念発起。
やり手のファッションディレクター・ナイジェルに教えを乞い、まずは見た目からオシャレにグレードアップ。
そもそも才女の気があるアンドレアは仕事面でも才能を発揮し、みるみるうちにミランダから一目を置かれる存在になってゆきます。

しかし、仕事が順調になれば破綻するのが私生活というモノ。
同棲中の恋人や、長年の親友からは
「お前って、なんか変わったよネ」
と冷ややかな視線を送られ、時を同じくして、ミランダの第1アシスタントとしてパリコレに同行するチャンスまで到来。
恋を取るか仕事を取るか、自分の信念を曲げてまでチャンスを掴むのか、イヤイヤそもそも信念ってなんなのさ?なんてな。

人生の岐路に立たされたアンドレアが選んだ道とは・・・


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コレですよコレ!!
アガサが求めていた“女力アップ”の作品とは、こういう映画の事だったのですよ!!

『マリー・アントワネット』 だの 『さくらん』 だのと、上っ面ばかりのチャラチャラした作品を観てしまいましたが(←ヒドイ言い様だなしかし)、オサレもあり恋もあり仕事もありパリもあり、と女の子が求める全ての要素を詰め込み、さらにハリウッド一の“出来る女”メリル・ストリープまで配置した 『プラダを着た悪魔』 は、まさに死角なし!
こんな鉄板な映画を製作した20世紀フォックスそのものが、他の映画会社から見れば一番の悪魔な存在なのではないでしょうか。

ストーリーを振り返ってみれば、出てくる要素がコレまた鉄板。
 ガリ勉タイプの女の子
 オサレを伝授してくれるヨーダ(的ポジションの脇役)
 ネチネチ言うウザイ彼氏(例・オレと仕事とどっちが・・(以下略))
 キャリアも見た目も彼氏に優る色男
 華の都パリ

・・・どうです、この安定感!

過去に、あらゆる「キャリアガール的映画」で使い回された、鉄板要素がてんこ盛り。
で、世の女性たちはコレを観て、
不本意な仕事に甘んじているけど・・・、
普段はオサレに縁遠い私だけど・・・、
イヤミな上司がウザイけど・・・、


わてが本気みせりゃぁコレくらい行けますのさ!!

と、溜飲が下がる思いをする訳ですね。
まぁ、現実的に考えれば、
圧倒的な美貌の下地

圧倒的な仕事のスキル

圧倒的な強運
を兼ね備えていなければ、こんな展開には絶対にならないのですが、そんな事はさて置きましょう。

しかし、この様に既視感に満ち溢れた作品ですが、ただのオサレ地獄に終わらない、心に何かチクっと刺さるモノを残す作品に仕上がっているのが心憎い所。

最初は“女女(おんなおんな)した世界”に嫌悪感を抱き、「オシャレに人生懸けるなんて頭カラッポな証拠だわ」とか「あたしは中身で勝負するんだわよ」という態度だったアンドレア。
しかし、自分が無関心なジャンルを「~なんて」と貶すのは、最も手っ取り早い逃げ口上でしかないのですよね。

文字が多ければ良くて、絵ばっかりだと悪いのか?
経済誌は高尚で、ファッション誌は低俗なのか?
社会派ドラマはオスカーで、血みどろスプラッターはラジー賞なのか?
この世には色んな「いい」「悪い」が、何となくの印象や先入観だけで決め付けられており、多くの人がそれに惑わされているように思います。
しかし、本当に肝心なのは「そこから何を感じ取るか」だったり、「その仕事にどれだけ本気で人生捧げられるか」なのではないでしょうか。
自分の趣味と違うからと言って、それを「こんなモノ」と貶す必要などないのです。
ただそこから立ち去って、違う人生を歩めばいいだけの事。
この作品の主人公・アンドレアの様に。

そして、この作品の一番の立役者について。
オスカー受賞式会場では、いい加減見飽きた感もある女帝・メリルですが、スクリーンに於いてはその絶対的演技力を遺憾なく発揮。
“業界一の敏腕編集長”という役柄を何の違和感も無く演じており、その強さのふとした合間(マクロ単位)に魅せる“女としての弱さ”がまた、コレでもかと言う程リアル。
「女帝・メリル・ストリープ」という問答無用の説得力があったお陰で、この作品に「自分らしい生き方とはなんぞや」「信念とはなんぞや」と言う深いメッセージを感じる事が出来るのですねぇ。

アガサが思うに、信念とは周りが本人に思い込ませるモノでも無いし、自分自身が固定概念から自らを縛りつけるモノでも無い。
「ここまでは出来るけど、ここからは無理!」と、ハッキリ決断出来る力の事なのではないでしょうか。
結局自分の人生を決めるのは自分自身。
何が正しいか、何が間違っているかなんて、選んで、進んで、歩んでみないと判らないのに、周りに「お前の信念は間違っている」とか何とか言われたか無いですよね。

ちょっと話が逸れましたが、要はメリルはスゴイって事で。(←丸投げ?!)

女性なら問答無用で夢中になれ、男性の方も飽きる事無く観られる、すこぶるテンポの良い、胸のすく様な成長物語。
なんだか久しぶりに、オサレをしてデパートに出掛けたくなったアガサだったのでした
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もう、鬼上司メリルがめちゃくちゃカッコイイ~{/ee_2/}  シルバーヘア、強烈にお似合い☆さすがの貫禄!先日の予告通り、六本木ヒルズで行われたマスコミ試写会に行ってきました{/kirakira/}こんなにブランドの固有名詞がタイトルにハッキリついた作品って今までなかった
      今更ですが、「プラダを着た悪魔」、やっと見ることができました。 (あらすじ)アンディはジャーナリスト志望。洒落っ気はないが、彼氏のネイトとも上手くやっている。そんなアンディがジャーナリストへの....
「プラダを着た悪魔」についてのレビューをトラックバックで募集しています。 *出演:アン・ハサウェイ、メリル・ストリープ、スタンリー・トゥッチ、エミリー・ブラント、サイモン・ベイカー、エイドリアン・グレニアー *監督:デヴィッド・フランケル 感想・評価・批評
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