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『地獄の門』

2007年09月02日
20070901224057.jpg  小さな事からコツコツと。

お久しぶりです、アガサです。
所要を無事済ませて京都から岡山に帰ってみると、世の中はすっかり秋めいてしまっていました。
朝晩の涼しさ、鈴虫の大合唱、サンマの大安売り・・・。
もはや、晩のお供はアイスコーヒーよりも熱ーいエスプレッソな季節に突入していたのですね。

ホラーが似合う夏よさらば・・・。
これからは、秋の夜長に切ないラブストーリーを・・・。

 言う訳で、早速行きつけのTSUTAYAでグロの帝王ルチオ・フルチの 『地獄の門』 をゲットして参りました!

どういう訳?ですって?!
なぜって・・・
アガサのホラー愛は、年中無休だからだぜ!! 

あらすじ・・・
田舎町・ダンウィッチ。
一人の神父が首吊り自殺。
なぜかは聞かないでくれ。

大都会・ニューヨーク。
一人の霊媒師がショック死。
その後、埋葬中に息を吹き返す。
なぜかは聞かないでくれ。

奇跡の生還劇に立ち会っていた新聞記者・ピーターは、生き返った霊媒師・マリーと共に、霊媒師組合のリーダーから衝撃の事実を聞かされる。
なんと、件の神父の自殺のせいで、ダンウィッチにある地獄の門が開きっぱなしになっていて、その門を今度の月曜日までに閉じないと、世界がゾンビに支配されてしまう。
と、4000年前の古書・イノクに書かれていたらしいのだ。
で、とりあえずお前が閉めて来い。と命令されるピーター。
なぜピーターが?とは聞かないでくれ。

一方その頃ダンウィッチでも、死者が消えたり、ショック死が連発したりと言う怪奇現象が相次いでいた。
度々目撃される、首吊り神父の姿。
精神科医のジェリーは、患者のエミリーが怪死した事から事件に巻き込まれ、はるばるNYからやってきたピーター&マリーと意気投合。
何とか神父の墓を探し当てるものの、時既に遅し。
夜中の12時を過ぎ、時計の針は月曜日に突入していたのだ。
しかし、ラッキーな事に死者はそんなに激増しない模様なので、一行はその間に地獄の門を探す事に。
月曜過ぎても、世界はゾンビに支配されないじゃん、とかは聞かないでくれ。

そして、ピーターをゾンビに喰われつつ、墓所の地下深くに辿り着いたものの、どれが地獄の門なのか、どう閉じれば解決するのか判らず、途方に暮れるマリーとジェリーの前に、ラスボスの首吊り神父が満を持して見参。
話して分かり合える相手でも無いので、とりあえず身近にあった杭で神父の腹を刺してみたジェリー。
すると神父は勢いよく発火。
周りに迫っていたゾンビの群れも仲良く炎上し、ついに地獄の門は閉じられたのであった・・・。
ただし、地獄の門がどれだったのかは聞かないでくれ。


世の中判らない事だらけ・・・。

・・それが大人の世界と言うものよ。
(byフルチ)

おいおいおっさん・・・
・・・それぢゃあマズイだろ(´Д`;)


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エグイ、エグイ、と噂だけは大量に聞いていた“フルチ作品”。
何となく遠慮してきたのですが、先日の「ホラーチャット」で再び興味が沸き、ついに初鑑賞してしまいました。
つまり、これがアガサのフルチ・デビュー!

・・

・・・永遠に未フルチのままでもよかったかも
モゴモゴ

徹底的に小汚いグロ映像中華包丁でぶった切ったように唐突な編集意味ありげなままで消え去ってゆく登場人物たちなどなど、ワンサカ出て来る「突っ込ませたいのか見守って欲しいのか判らない中途半端シーン」のオンパレードに、ラスト10分間アガサの口は開きっぱなし。

・・人間って、本当に開いた口が塞がらなくなる生き物なんですね。
いやぁ、発見発見。(そんな発見なくていい)

結局の所、問題の神父は何故首を括ったのか・・?
悪魔崇拝者だったのか、はたまた借金苦か何かだったのか?
そして、地獄の門の正体とは何だったのか?
肝心な点は何も明らかにならない、神秘のヴェールに包まれたストーリー。

そこではただなーんと無く、酒場のオヤジがゾンビになり、
なーんと無くギャルが恐怖で内臓を嘔吐し、
なーんと無く民家に侵入した不審者の頭蓋骨を、家主のオヤジがドリル攻めにし(←しかもココ本筋と無関係)、
なーんと無く微風に乗って窓からウジ虫が降り注ぐ。

いまだかつて、これ程までにカオスなホラーがあったでしょうか!(イヤ無い。)

(ねちっこいグロ映像の割には)ヤマが無く
(大風呂敷を広げた割には、大した)オチも無く
(意味ありげな登場人物やエピソード全てに)イミが無い
フルチおじさんはもしかすると、ホラー界のやおいキングだったのかもしれませんね。(まぁやおいなだけに、観る人を選んでしまうかもしれませんが)

しかしきっと、心あるホラーファンはそんなフルチおじさんの事をキライになんてなれないでしょう。
なぜならそこには、作品の出来・不出来を差し引いても余りある程、
「グロへの想いの丈を、全力でぶつけてみたんだお(^ω^)!」
と言うフルチおじさんの熱意が溢れかえっているから・・・。
ホラー畑ではよく見かける情景です。
そして、その気持ちは痛いほど判りマス。・゚・(゚`д´゚)・゚・。

最後に、本作の肝の部分である「地獄の門」について。
他の映画でも、何度か似たような門を見かけた事がありますが、大体役目としては
一度開こうものならあの世の魑魅魍魎が大挙として流れ出し、たちまちこの世を支配してしまう。
と言った感じの、おっそろしいシロモノの様です。
で、この作中の「門」もまた、神父の謀りによりドドーンと開いてしまうのですが、なにぶん
地図にも載っていないような田舎町・ダンウィッチ地区
限定オープンな為、極めて小編成の魑魅魍魎(ゾンビ)しか現れてくれません。
ざっと数えてみても、5~6人といったところでしょうか。
例によって例の如しの“小じんまりとした世界征服作戦”が、またもやアメリカの田舎町で展開されてしまうとは・・・。

なんですかねぇ・・・。
コイツはもしかしたら、地獄からの支配者たるもの、すべからく「キー坊タイプ小さな事からコツコツと。)」であるべし。と言う事なのかもしれませんね。

世界を制するには、まず田舎から。
地獄の門が次に開くのは、あなたの町かもしれませんよ・・!!

と、夢の溢れるメッセージを送りつつ、今回のレビューを終わらせて頂きたいと思います。
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